ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

二刀シエスタ

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礼拝堂にて対峙するワルドとシエスタ。
シエスタの右腕にはアヌビス神、左腕にはデルフリンガー
が握られていた、二振りの剣が互いに罵り合う
アヌス「だから俺が体を乗っ取って、動かしているんだから
俺がメインで決まりだろ!」
デルフ「だまれ若造!たかだか500歳ごときで俺様に意見するん
じゃねぇ、魔法吸収がある俺がメインだ!」
アヌビス「うるせーなー6000歳のボケ老人は黙ってろよ」
二振りの痴話喧嘩をシエスタが遮る。
シエスタ「お二人とも静かにして下さい、今はこの裏切り者に
ウェールズ様とルイズ様の仇を取らねばなりません」
婚礼の儀式の途中、二人は殺されてしまった、シエスタは怒りに
燃える双眸をワルドに突きつける
ワルド「平民のメイドごとき何が出来る?」
五人のワルドが魔法を振るう、だがシエスタは魔法の軌道が
見えるかのように回避していく
デルフ「おでれーたな、相棒!魔法の軌道まで覚えちまうとはな!」
アヌビス「・・・・・ない」
デルフ「あ゛っなんだって?」
アヌビス「俺は操って無いんだ、しかもさっきから支配を受けつけねぇ」
デルフ「ななな、なんだってぇー!!」

シエスタは思い出す、まだトリステイン魔法学院に奉公しにくる前の事だ
そのころ故郷の周辺では貴族くずれの野盗が辺りを荒し回っていた。
ついにはシエスタの故郷、タルブの村にもやって来た。
だが突然現れた鋼鉄のゴーレム達に野盗は倒された、ゴーレム達は村人に
自衛の手段を教え去っていった、その中で最も覚えが良かったのがシエスタ
だった。
シエスタ「この業は決して貴族には使うまいと決めていました。でもそれも
今日で終わりです」
ワルド「何を見せてくれると言うのだね?」
ワルドは余裕を崩さなかった、平民にしてはやる方だったが、スクウェアメイジ
である自分をどうこうできるとは思っていなかった、その考えが後々命取りとな
るのであった。

シエスタ「天空○心拳・・・・二刀一刃・・・」
言葉を呟くとシエスタはアヌビス神とデルフリンガーの柄を合わせた。
アヌビス&デルフ「おれとアヌビス(デルフリンガー)がくっ付いてるぅう!!」
チャララララ~チャッチャッチャッラ~
アヌ&デルはどこからともなくノリの良いBGMを聞いた。
シエスタ「トァァッァァァァァァァァ!!!」
二刀一刃が旋風の如く回転すると同時にシエスタは疾走する。
四方から来る魔法を回転したデルフで吸収し、偏在たちを木っ端微塵にしワルドへ
一直線に向かう、防御を施すワルドだがアヌビス神の透過、デルフの魔法吸収により
ワルドの体が刻まれる、左腕は斬り落とされ、他の四肢はズタズタになる
シエスタは剣の柄でワルドを空中に叩上げると、決着の必撃の構えをとった。
シエスタ「運命両断剣○イィンブレェェェェェドォッ!!」
ワルドの心臓を突き刺し両断するはずだった、二刀一刃はゴーレムを手の平に
受け止められていた。
シエスタ「ギャフゥ・・・」
ゴーレムの右腕で殴られたシエスタは礼拝堂を転がる

フーケ「ちょっと!?大丈夫?」
フーケは予想以上の深手を負っているワルドに驚いた
ワルド「問題ない、止血はした。だがあの女は危険だここで始末する!」
ワルドは弱ってはいたが偏在2体はまだ出せた、レビテーションでゴーレム
の上へフーケの隣りへ座る。

シエスタ「ゴホ・・・ゴホ・・・ガハッ」
シエスタは血反吐を床にぶちまけた、魔法学院を襲いラ・ローシェルで仲間
達を襲った土くれのフーケがそこにいた、いつの間に追いついたのだろうか
ミスタ・グラモン達は大丈夫だろうか別れた仲間の事が気にかかった。
シエスタは痛む体に鞭を打ち立ち上がった、だが魔法とゴーレムが襲い何度も
襲いその度に、倒れるが決して諦めない意志で立ち上がるのだった。
デルフ「相棒何とかしろよ!シエスタが死んじまう!」
ゴーレムの手の平に刺さったままのデルフが叫ぶ
アヌビス「お前が刺さっているからな、俺の方だったら透過して何とか出来るん
だが!」
そうこうしている内にも、シエスタはなぶられていく。だがシエスタの目は
死なないボロボロのになっても戦う事をやめない
エジプトで戦ったあの者たちと似た、“黄金の意志”を感じた
アヌビス(クソ、諦めるな何か・・・何か手はあるはずだ!)
ANUBIS(平行世界の私よ!圧縮空間移動だ!!)アヌビスは6枚の羽を持つ
自分に話かけられていた、幻覚かと思っていたが、あまりにハッキリ
したビジョンに納得した。理論だのは分からなかったが今のアヌビスは
シエスタを助けたい一身だった、昔では考えられない事だがそして
今、成長性Cのアヌビス神が成長する。

フーケ「なに!?」
ゴーレムの左手が歪んだと思うと二刀一刃はシエスタの前に現れた。
ワルド「どうした?」
フーケ「ありのままに(ry」

アヌビス「圧縮空間移動と思ったら兄貴、スデに行動は終わっているんだな!」
新たな能力を得たアヌビスが、興奮気味にわけの分からない事を言う
シエスタ「もう、遅いですよ!女の子を待たせてはいけないんですよ」
そういうシエスタの瞳には涙が滲んでいる。
デルフ「さあお嬢ちゃん相棒!コレでフィナーレだ!」
シエスタ「行きます!」
アヌビス「圧縮空間移動!」
空間が歪むとシエスタ達はワルド達の眼前に現れた。
フーケ「くぅ!」
土の壁を作るもアヌビス神の透過により、二人の首は跳ね飛んだ。
シエ&アヌ「天空○剣・・・かさね鎌鼬・・・」
偏在は消え、ゴーレムも消えシエスタも意識を失った
シエスタ「ウェールズ様、ルイズ様・・・仇は討ち・・・ました・・・」
アヌビスは倒れたシエスタの胸に挟まれながら、この感触が
たまらないんだよな~とつぶやいた

その後シエスタはコルべールと共に平民を率いて革命を起した
その手には二振りの刀があったという


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