ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

お熱い使い魔(キッス)を受け取りなッ!-2

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 ・お熱い使い魔(キッス)を受け取りなッ!



ゴッ

「「~~~ッッ!!!!」」
頭部に走った余りの激痛に二人してのた打ち回る。
周囲が笑いの渦に飲まれていたが二人ともそんな事気にしては居られない。そして見事に同じ事を考えていた。
(何だこの石頭はッッ!!!!)


腕を組みいかにも威厳たっぷりに此方を見下ろすピンク頭。
「で!あんた一体誰?!」
しかしその額は心なしか少し赤く腫れ上がっている気がしないでも無い。威厳はその腫れで帳消しになっており…どちらかと言えばマヌケだ。
恐らく明日には青くなっているだろう。

「…エルメェス…エルメェス・コステロだ」
取りあえず名前を答えておく。



…ん?
「エルメェス?変な名前」
私の名前は『それ』だったか?


もう!もう!!何なのよこいつは!!!
いきなり頭突きしたり私を無視して俯いたり!
何よ何よ変な髪型!

「ミスタコルベール!やり直しを!やり直しを要求します!!」
こんなの冗談じゃない
「流石はゼロのルイズ!」
「また失敗かよ!」
「平民だ!平民を召還しやがった!!」
うっせ―黙らっしゃいこのピザが
取りあえずマルコメヌは
「ピギィ!」
蹴っておいた

「ミスタコルベール!やり直しを!!」
全く冗談じゃ無いわよ
マルコリヌうっさいのた打ち回らないで
「ミスヴァリエール、それは無理だ。
呼び出してしまった以上ゥ君の使い魔は彼女…?だ。残念ながらやり直しは出来ないのだよ。」
「糞ったれこのコッパゲが残りの毛全部むしってやろうか」
(そんな…ミスタコルベールあんまりです)
「「…」」

間違ったァ――!言ってることと思っている事が逆でしたァ―!!

コホン…
「さ、さぁさっさと儀式の続きをを」
多少口元がひくついてるけど大丈夫でしょ
大丈夫大丈夫もーまんたい
のた打ち回らないでってばマルコリヌ
何?股間?股間が痛いの?見苦しい見苦しい見苦しい三回言った

ちらと後ろに目を向けるとまだ地面に座り込んでいる平民が居た。
性別は恐らく…女?厳つい顔をしている。
後、変な髪型。それに石頭。更に石頭。石頭。
ちょっと!何で私より胸があるっていうのよ!舐めてるわね!?クソッ!クソッ!

と、言うかさっきから微動だにしないんだが大丈夫なのかしら
まさかさっきの頭突きで色々吹っ飛んだなんて事無いでしょうね

「ねぇちょっとあんた一体どこの平民?頭(の中とか)大丈夫?」

「えっあっああ…うん大丈夫だ」
何よ周りをキョロキョロ見回して
そっか平民だからこんなの見慣れてないのね
それにしても…ああ、さようならルイズのファーストキッス
せめて男が良かったわ
見た目男っぽいけど
行くのよルイズ!がんばっ!ルイズ!

平民の額(あ、赤くなってるわザマーミロ)に杖を向け呪文を唱える
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司るペンタゴン。
この者に祝福を与え 我が使い魔となせ。」
そしてそのまま顔を近づけぇ―――
ドカッ!
「まそっぷ!」
後ろに吹っ飛ばされた
「なっ何をするだぁ―!!痛いじゃないの!」
「それはこっちのセリフだボケが!」
平民の癖に口答えするわけ!?頭に来た!
「ファイヤーボール!」
チュドーン!
よっしゃ当たった!この際ファイヤーボールが失敗したとかどうでも良いわ 気絶した隙に契約する!なんて頭がいいの私!

ズキュ――z___ン!!

契約完了
to be continued…->

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