ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

絶頂の使い魔-11

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匿名ユーザー

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フーケを倒し、学院に帰ることとなったドッピオとルイズですが
「・・・・っ」
「・・・・・・」
ドッピオの足はとても酷いことになっていました
何か支えが無いと歩けないほど酷く、ルイズに少し寄り掛からないと歩けないのです
「・・・・・・」
ルイズは自己嫌悪を起こしていました
結局は今回自分は邪魔なだけで自分がいなければこの使い魔はすぐに勝てたと言うのに
「・・・・あの」
自分の責任で負傷した使い魔に謝ろうと、ルイズはたまらず声をかけてしまいました
「今回は・・・その・・」
謝ろうとしても謝罪の言葉が見つからずモゴモゴしていると
「謝らなくていいですよ」
「え?」
まるで自分のことを見透かされたかのように声をさえぎられたのでした

「今回はあの場でルイズさんを取り残したのが悪かったんです
 ・・・本当にすいません」
事実ドッピオはロングビルがいるから大丈夫ということを考えてルイズを残しました
結果そのあとの戦いに支障がでました。ドッピオは自分が甘いと考えていました
「・・・なんで?」
その後、主からでた言葉は疑問でした
「なんでそんなに自分ばっかり責めるの?ディアボロだって私を邪魔って言ったのよ?
 なんでアンタは・・・私を責めないの?」
なんで、そんなの考えるまでも無い。自分の不注意で招いた結果だったのにルイズを責める道理は無い
そう思っていたドッピオは
「全部僕が悪いんです。力を持たない主を守れなくて何が使い魔ですか?
 ・・・もしルイズさんが自分のことを悪いと思っているなら」
一区切りおいてドッピオは
「成長してください。自分の未熟な過去に打ち勝って強くなってください
 今回のことに対する謝罪はそれで十分です。まずは・・・」
ドッピオは笑って
「その泣きそうな顔をどうにかするところから始めましょうか」
そう言いました。ルイズはあわてて顔を隠します
・・・今は寄りかかる訳にもいかないのでドッピオは座っています
目をゴシゴシしてから向き直るともうその顔はいつもの顔です
「・・・今回は助かりました。次回もまた期待していいですね?」
微笑みながらそう聞いてくる使い魔に
「もちろんじゃない!」
なんの臆面もなく答えられたルイズの顔には憂いは浮かんでいませんでした

「・・・頼りにしてくれてありがとう」
聞こえたか聞こえなかったかわからないほどの小声でしたがドッピオはしっかり聞こえていました
ですがあえてそれには何も言いません。しばらく無言で歩いた後
「そろそろ学院が見えてきますね」
「さぁ、さっさと帰るわよ」
「もちろんです」
辺りはだんだんと暗くなり2つの月が見え始めていました
帰った後ドッピオはすぐに保健室へ運ばれました。傷だらけですがどれも致命傷ではありません
二日ほどで完治したドッピオはいつも通りに家事をこなしていました
その後、破壊の杖を取り戻したコンビとして周囲から注目の的となったルイズは困惑しドッピオはあまり取り乱しませんでした
そんな毎日を少し楽しみながらドッピオは家事にいそしんでいました。


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