ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

使い魔は刺激的-6

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匿名ユーザー

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 マリコルヌめ……私にこんな服着せたのってやっぱり趣味なんじゃない。
 まさか私を着せ替え人形みて~に考えてるんじゃあないでしょうね……ありえるのが怖いわ
 それでも、自分で着ないってだけまだマシね。それだったら本当に最悪だわ。キモすぎ。
 やっぱり彼も貴族ってことかしら?でも、彼って他の貴族と違ってとっても紳士だわ。
 私を奴隷扱いしないってだけ、まだマシね。彼に呼び出されてラッキーって事なのかも。
 でも、こう言う趣味ってどうなんだろ?普通に考えたら変態よね。OTAKUってヤツだわ。
 それでも彼は紳士だし、それでいて変態って……紳士…変態…変態…紳士……?
 変態紳士。なにか矛盾してる気がするけど、なかなか良いネーミングね。彼のニックネームにしよう。
『私のことを呼んだかね?』
 呼んでないわ。アンタ誰よ?

 それにしてもこの子…名前何て言ったっけ?たしか…ルイ・ズゥ?だったかしら。
 ミス・エリエール?とかマリコルヌが言ってたわね。じゃあこの子のフルネームって
 ルイ・ズゥ・エリエールなのかしら?変な名前ね。なんだか可哀想だわ。こんな変な名前で。
『ところで、さっきから尻の穴が痒いんだが掻いてもらえないかね?』
 ナイフでも突っ込んどきなさい。
 それにしてもこの子、さっきから私のことチラチラ見てるけど何なのかしら?
 私なにか彼女にしたかしら?記憶にないわ。
 それにしても、涙目で上目使いにこっちを見るの止めてほしいわ。私が泣かしたみたいじゃない。
『私ならもっと啼かしてあげるがね』
 字が違うわ。

 あら?床から手が伸びてるわ。あの子の使い魔じゃない。あ、あの子が気付いた。
 あの子使い魔を蹴っ飛ばしたわ。うわ、昼ごはん抜きだって可哀想に。
 ………なんだか判らないけど、ナランチャのことを思い出すわ。
 ナランチャが残飯漁りしてて、それを見かねたフーゴが食事を与えたって。
 それからギャングに入ろうとして…ブチャラティに怒られて…私のことを自分と同じだって言ってくれたわね。
 頭は悪かったけど……優しかったわ。でも…最後はあんな酷い死に方で……
 彼、幸せだったのかな?そうよね、みんなに囲まれて笑ってたわ。きっと幸せだったのよ。
 天国に…学校があるのか判らないけど……もしあったなら、きっと…行ってるわ……
 友達も一杯できて…悪さしてアバッキオに怒られたりして……でも、幸せに……
 ……マズイ……なんだかウルってきたわ………
「どうしたんだい?トリッシュ」
 何でもないわ。人の泣き顔見てんじゃあね~よ。
「これで涙を拭きなよ」 
 ……ありがとう、マリコルヌ。ところで、どうして私が鼻をかんだハンカチを大事そうに仕舞うの?
 凄く不気味だわ。

 そう言えば、私ってコイツにキスされたんだっけ。……ファーストキスだったのに…最悪だわ。
 どうして私がこんなのと……ああ…また泣きたくなってきた……
 あの変なヌメッとした感触……気分が悪くなってきたわ。
 口の中にも何か突っ込まれたし……ひょっとして……まさか……舌、まで、入れ、られた?
 ………きっとそうね。そうなんだわ。ファーストキスがこんなので、オマケに舌まで……
 何だか死にたくなってきた…………
『なにトリッシュ?ファーストキスで舌まで入れられた?逆に考えるんだ、トリッシュ
 「女としての悦びを教えてもらった」と考えるんだ。ところで私とキスしないかね?』
 嫌よ。

 あら?向こうが何だか騒がしいわね。あの赤い髪の女のところに人が集まってるわ。
 男ばっかりね。鼻の下を伸ばしてだらしがないわ。
 あの女も生徒みたいね。歳は20過ぎってとこかしら?オバサンね。化粧もケバいわ。
 胸が大きいのが癪だけど。
 隣の子はあの女と正反対ね。髪も青いし背も小さいわ。あの髪って染めてるのかしら?
 歳は幾つかしら?十歳くらいに見えるけど。
 あら?あの女が小さい子の口を拭ってあげてるわ。結構優しいのね。
 ひょっとして親子かしら?ありえるわね魔法があるんだし、歳を誤魔化せるのかも。
『私は巨乳も貧乳も、ロリも熟女も大好きだ』
 聞いてないわ。

 それにしてもあの子よく食べるわね。いったいどこに入るのかしら?
 ん?何、あのぬいぐるみ。小さい子に近づいてくわ。あ、固まった。怒られてるみたいね。
 あの子、何か言ってるわ。なんて言ってるんだろ?
「おねえさまばっかりおいしいものたべてずるい!わたしもたべたい!きゅいきゅい!」
「後で食べさせてあげる」
「ほんとう?!うれしいな!うれしいな!きゅいきゅい!!」 
 ぬいぐるみが帰っていくわ。あの子の使い魔かな?良かったわね優しいご主人で。
『もっとも食べるのは私の真っ黒な息子だがね』 
 腹の中まで黒いわね。

「トリッシュ、授業が始まるから先に行ってるよ」
 判ったわ。 授業ね、どうしようかしら?
『それなら私とギシギシアンアンしないかね?』
 とりあえず食堂を出るとするか。スパイス・ガールお願いね。
『テメェーッ、サッサトあの世へ行キヤガレェェェェ、コノクソガアアアァァ』
『ちょ、ちょっと待ちたまえ!』 
『イツマデモコノ世ニヘバリ付イテンジャアネェェーーーッ、コラァァァーーッ』
 歩きながら考えましょ。


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