ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

ゼロの兄貴-2

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匿名ユーザー

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起き上がった男から名前を聞き出そうとルイズがため息混じり男に問う
「はぁ・・・何で平民なんか・・・あんた名前は?」
「・・・・・ザ・グレイトフル・デッドッ!!」
「ザ・グレイトフル・デッド?・・・変な名前」
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だが、プロシュートがその名を叫んだ瞬間周辺の空気が変わる。
しかし、今の時点でその微妙な違いに気付くものはいない。
「ふぅ~ん、これがゼロの使い魔か」
「平民の割りに妙な格好してるな」
と、プロシュートを近くに見に生徒が数人こっちにやってきた。
「ちょっと俺にもよく見せてくれよォ~~~」
「あ?こんな近くで見えないってお前何時から近眼になったんだ?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
「だからさぁぁぁぁよく見えないんだよぉぉぉぉ目がかすんでよく見えないんだよぉぉぉぉぉぉ」
「ひ、ひぃぃぃ、一体どうなって・・・・」
「俺の髪がぁぁぁぁぁぁどんどん抜けていくよぉぉぉぉぉぉ」

「こ・・・これは皆・・・・『と・・・年をとっている!!』」
この場で唯一老化していないルイズがコルベールの方へ振り向く。
しかし、その瞳に映ったものは枯れ木のように朽ち果てていく教師の姿ッ!
(まさか・・・まさかこれはあの男がやってる事なの!?)

まだ比較的老化が進んでいない生徒達が半狂乱になりながら召喚したばかりの使い魔に命ずるッ!
「あ・・・あの平民を攻撃しろぉぉぉぉサラマンダーーーーー!!」
だが、その召喚したての使い魔は動かない。
いや、動きたくても動けない。
何故ならサラマンダーもスデに老化しきって死に掛けの状態だったからだッ!
彼らがグレイトフル・デッドの高い熱を持つ生物程老化が早いという
         性質を知っていればサラマンダーをけしかける事も無かっただろうが彼らにはそれを知る由もない。
そして、サラマンダーという高熱を持つ生き物を呼び寄せた事によりその周辺の老化速度が一層早くなるッ!
「おおごおおおおおおおっ」

その阿鼻叫喚とも言える状況をプロシュートは『養豚場の豚』を見るかのような冷静な目で見ている。
だが、すぐさまその状況における異変を見つける。
(何だ・・・?あの女、何故オレのグレイトフル・デッドの能力下にありながら老化しやがらねぇ!?)
男女の違いで体温の上昇差を区別し老化の速度に違いが出るグレイトフル・デッドとはいえ全く老化がないというのはプロシュートにとってはありえない事だった。
(氷を持ってるわけでもねぇ・・・・それに、この快晴で氷一つ持ってたとこで老化が止まるはずがねぇ!)
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明確な殺意を持ちプロシュートがルイズに近付いていった。

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