ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

愚者(ゼロ)の使い魔-6

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
フーケ騒ぎも一段落して、おれの生活も落ち着いてきた。
まあ慣れてきたとも言うがそんなことはどうでもいい。
今回はそんなおれの一日を紹介しよう。

まず朝。おれはルイズの使い魔(まだ認めてないが)なのでルイズを起こさなければならない。
そんな訳で床で寝ているルイズに奥義暗黒吸魂輪掌破を叩き込む。
ルイズが起きたのを確認し、
「おはようございますご主人様。では食事にいってきます」
何をされたか分かってない内に逃げ出す。さあ朝飯だ。

「はい、どうぞ。よく味わってくださいね」
朝飯は最近シエスタからもらっている。ギーシュを倒した事への感謝らしい。
普通に使い魔用の食事より美味いのでこっちからもらう。

朝飯が終わったらルイズに合流するのだが、合流する場所は他の使い魔と同じく食堂の入り口だ。
「よっす」
「……」
無言で睨んで来る。おれはそれを無視してルイズの後ろについて行く。

教室でおれはルイズの斜め後ろに陣取る。ここなら蹴られることも無いからだ。
基本的に授業中はおれは横になって過ごすのだが、たま~にマズイことになる。
いつかみたいに大怪我するかもしれない危険があるのだ。

それはルイズの魔法だ。前にも言ったと思うがルイズは爆発の魔法が使える。
いや、正確にはそれしか出来ないのだ。
もっと言わせてもらえば爆発する魔法なんてものは無く、すべて失敗らしい。
失敗すれば爆発するってのもおかしな話だがそんな事も言ってられない。
逃げなきゃ爆発の衝撃を受けるからな。そして今日もそうだった。

「先生!わたしがやります!」

おっとルイズが実技をやるらしい。それを聞いたおれはルイズの机の下に隠れる。
これで準備完了。いつでも来いってんだ。

そしてまあ案の定爆発騒ぎを起こすルイズ。
あんな棒切れ一本でテロ行為が出来るんだからたいしたもんだ。

だがおれはそう呑気にしてられない。次の行動に移らなければ。
ルイズに近寄り、こう言う。
「ご主人様!今の爆発で怪我をしたので治療してきます!」
そして教室を抜け出す。こうしないと片付けを手伝わされる。そんなの嫌だ。

さて、思いがけず暇になったので学院をうろつく。

おろ?アレはオスマンだ。アイツは声がむかつく。
なので走り寄って頭に飛びつき、髪をむしりながら屁をこく。
満足した。

しばらくうろつく。
廊下を歩いているとマリコルヌを見つけた。やっぱり休講になったらしい。
走り寄って頭に飛びつき、髪をむしりながら屁をこく。
満足した。

またしばらくうろつく。
階段を下りているとコルベールを見つけた。髪がないので無視する。
畜生。

もっとしばらくうろつく。
厨房のちかくで厨房の主、マルトー親父を見つけた。たまに餌をくれるので挨拶だけして通り過ぎる。
仕方ない。

まだまだうろつく。広場に出た。
あ、ギーシュだ。
問答無用でザ・フールをブチ込む。
最高だった。

昼食の後は午後の授業なのだが今日は気分じゃないので中庭で手下探しだ。
お、なんか良さそうなヤツ発見。鳥だ。
空を飛べるのはシルフィードがいるがこいつは鷹だからそう大きくない。
偵察や連絡など凡庸性はこちらが上だろう。
早速声をかける。

「おい、お前おれの弟になれ」

直球。おれが女なら惚れてるね。
ちなみにシルフィードはこうやって落とした。

「…お前がイギーか?手下を増やしているという?」
「ああ、そのイギーだ」
「仲間を集めて何をする?」
「この世界に知らしめるんだ。おれの存在を
使い魔の頂点たる者がいるって事を!!
誰もおれに逆らえなくなる
確実に世界は(おれにとって)良い方向に進んでいく」

   「そしておれは使い魔界の神となる」

「まあ、目標が大きいのは良い事だが…おれは自分より弱い者につくつもりは無い」
「なら勝負しようぜ。お前の能力は欲しいからな」
「…いいだろう」

そして戦闘が始まった。

まあ予想していた通りだがなかなか強い。
空を飛ぶ相手との戦いが厄介な事は知っている。
あの時は片足を失ったが別にこいつはスタンド使いじゃあない。
あの氷野郎よりは楽だろう。
と思っていたのだが、氷とかの能力が無い分確実にヒットアンドアウェイを繰り返してくる。
それも中々速い。ザ・フールで倒すには加減が難しそうだ。
こっちも空中戦に切り替えるか。

「ザ・フール!」

スタンドで地面を蹴り、大ジャンプ。
そのまま飛行形態にして飛ぶ。

「そんなことが出来たとはな…」
「スゴイだろ?部下になるか?」
「まだ勝負は終わっていない!」

空中戦は専門でないため流石にヤツのほうが速い。

「空での戦いは風を味方につけた方が勝つのだ!」

もっともだ。だがそんな器用な事はおれには出来ないので、狙いは一撃必殺のみ。

左からの攻撃。まだだ。
右斜め前からの攻撃。これでもない。
背後からの攻撃。これも違う。
正面からの攻撃。これだ!

「ザ・フール!」

砂の檻を作り正面から来た奴を捕獲し、グルグルぶん回しながら下に突っ込む。
高度は50メイルくらいなのでザ・フールで防御するのも忘れない(もちろん鳥公も一緒に)。

「イギー・トルネード!」

地面に叩きつけられるヤツとおれ。
落下のダメージは砂で吸収したのでそれほどではないがかなり回転させたので意識が朦朧としてるらしい。

「おれの勝ちだな。」
「まさか…風を味方につける…どころか突き破るとはな。…おれの負けだ。」
よし、三人目の仲間だ。それはそうと落ち着いてから話せ、聞き取りにくいぞ。

気分がいいまま部屋に戻る。今日はいい仕事をしたぜ。

「バカ犬。ど・こ・に。行ってたのかしら?」
あ、ルイズの事忘れてた。
なんとかごまかさねば

「テヘッ☆」
可愛い仕草。おれなら間違いなく落ちるね。

結果?傷が増えたよ。


To Be Continued…

鷹のリョウ―イギーの仲間になった


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