「嘘だろ…成功したぞ」
「いくらゼロでも召喚までは失敗しなかったか」
「いや、しかし……あれ、なんなんだ?」
「いくらゼロでも召喚までは失敗しなかったか」
「いや、しかし……あれ、なんなんだ?」
周囲の生徒達がざわつくなか、ルイズは喜びに打ち震えていた。
(やった……やったわぁ~!!召喚成功!これでもう誰も私をゼロと呼べないッ!
それにこいつ本でも見たこともない幻獣だわ。
人型だし知能も高いのかもしれない。最高よ!最高にハイ!ってやつよォー!!)
それにこいつ本でも見たこともない幻獣だわ。
人型だし知能も高いのかもしれない。最高よ!最高にハイ!ってやつよォー!!)
そんな心中を少しも表に出さず、ルイズは次なる呪文を唱え始めた。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司るペンタゴン。 この者に祝福を与え、我の使い魔となせ!」
五つの力を司るペンタゴン。 この者に祝福を与え、我の使い魔となせ!」
そしてその使い魔に口づけをする!
ドギャアッ
ファーストキスは頭蓋を打ち抜かれるような衝撃を伴っていた。
契約を終えたばかりの使い魔は、主人をポイッと放り投げると
よく通る声で言い放った。
よく通る声で言い放った。
「この『魂』、『選ばれるべき者』では………、なかった!」
結論から言うと、契約は失敗だった。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール 死亡