ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

吉良

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―――どうしてこんな事に
学生服のようなコートを着た男は思っていた
時は少し遡る

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!」
彼以外の人間が動かない世界でスーツ姿の男にラッシュを叩き込む彼――承太郎
これで杜王町にいるドス黒い悪との決着がつく。そんな事を考えながら承太郎はラッシュを終えこう呟く
「そして時は動きだ―――!!承太郎は驚く
止まった時の中でキラリと光る鏡が突然現われこちらに近づいてきたのだ
スタンド?!バカな、そんなはずは無い
鏡に対処も出来ないまま時は動き出しスーツ姿の男が吹っ飛ぶ
バックしてくる救急車に向かって、否
救急車の前に移動していた鏡に向かって
男は鏡に吸い込まれそして消えた

―――どうしてこんな事に
そう考える男はもう一人いた
少しだけ時をバイツァ

ラッシュを叩き込まれたスーツ姿の男――吉良吉影
吉良が目を開けると澄み切った青空が見える
バイツァダストが成功した!喜ぶが吉良はふと気が付く
青空?戦っていたときは雨が降っていたはずだ、雲ひとつない青空のはずが無い
それに何故私は空を見上げている?
立ち上がろうとして手に触れる芝生にさらに違和感を感じる
「あんた名前は?」
何かがおかしいと考え込む吉良に少女が高圧的な口調で質問してきたが無視を決め込む

ん?少女なんて居たか?
パッと顔を上げた吉良に少女は驚いたがすぐにさっきと同じような態度を取る
「あんた名前はって聞いてるでしょうが!!答えなさいよ!!!」
目の前の少女――ルイズは顔を真っ赤にしながら叫ぶ
「私は…吉良吉影だ」
あまりに煩くそして壊れたおもちゃのように喚くルイズにうんざりした様子で答える
わけのわからない事が多すぎる、ここで吉良はようやく辺りを見回した
そこに広がっていた光景は自分が目指していた平穏な生活とはかけ離れていた物だった
魔法使いが羽織るようなマントを着けた少年少女が吉良を中心に取り囲みこちらに視線を向けていた
その足元や空中に生物学上で分類不可能な生物がうじゃうじゃいた事にさらに驚く
そんな呆気に取られてる吉良の額に何かが当たる
気が付いた時にはルイズの唇が眼前に――

「契約終わりました」
契約?何のけいy
考える間もなく左手に何かが押し付けられるような感覚に襲われる
「うぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!!」
自分の手首を切り落とした事があったがそれと同レベルの痛みを覚えていた
やがて痛みは引いていき手の甲にわけのわからない文字が刻まれた
「ふむ、珍しいルーンだな」
中年の男性が観察しそれが終わると授業の終了を告げふわりと浮いてどこかへ飛んでゆく
「スタンドでもマジックでもない……何なんだココは…」
吉良吉影の平穏な生活はまだまだ遠い…


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