ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

D0C-04

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匿名ユーザー

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朝、薄ぼんやりと大統領の瞼が開く
ムクリッ(朝か・・・ルイズはまだ起きてないらしい)
遅くまで考え事をしていたせいか、少しだけ気だるそうにしながら
ルイズを起こそうとする、
「ルイズ、そろそろ起きたほうがいい、もう朝だ」
「う~ん、・・・あと五分だけ・・・」
「そう言う奴は大概起きない、それに私が待っても学校は待たないぞ」

む~、と不満げにもらしながらルイズは起き上がり、顔を洗う
その間に大統領はルイズのベッドをキチンと直していた
「服~」大統領は無言でクローゼットの制服を取り出す
「着せて~」五歳児かお前は、と言いそうになるが飲み込む、
女が男に着替えさせる非常識は昨日、目の前で服を着替えたことから大して驚かない
「普通自分でやらないか?」
「貴族は下僕がいるときは自分で服は着ないのよ」
そうか・・・と呟きながら慣れない手つきでどうにか着せる事に成功した
「さて、服も着替えたし、朝食に向かうわよ」
ルイズがドアに手をかけた瞬間ドアの向こうからノックの音が聞こえた

「どちらさま?」
ルイズがドアを開けるとそこにいたのは赤い髪にそこらの女優顔負けのスタイルを持った女性だった
「ゲッ、キュルケ」
「あ~らルイズったら人の顔見るなりゲッ、なんて不躾じゃなくて?」
「フン!なんの用よ」
「普段お寝坊さんな人を起こしに来たってのもあるけど・・・こちらが貴方の使い魔?」
キュルケと呼ばれた女性は大統領の方を値踏みするように見ている

「そうよ!」
「本当に平民だったのねえ、流石はゼロのルイズ、
でも・・・ふ~ん、なかなか良い感じね、貴方名前は?」
「ファニー・V(ヴァレンタイン)だ」
「素敵な名前ね、私の名前はキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーよ」
ルイズといいこのキュルケといい一々長い名前だと思いながら大統領はキュルケを見る
「ちょっと!キュルケ!他人の使い魔に色目使わないでよ!
アンタもキュルケを見つめてんじゃないわよ!」
「あらあら、別に色目なんて使ってないわよ、
それにねルイズ、使い魔って言うのはこういうものを言うのよ、フレイム~」

使い魔の名前だろうか、言った後にデカイトカゲが来た、
デカイだけならスケアリー・モンスター(ズ)で恐竜を見たが、
それらとは少し違い見るからに火噴きますって感じの色合いと体だ
「これサラマンダー?」
「そうよ、それも火竜山脈の!この大きさだと好事家垂涎ものよ」
「アンタ火系統だものね微熱のキュルケ」
「うふふ、じゃあ、“ゼロ”のルイズ、失礼するわ、行くわよフレイム」
キュルケは颯爽と、フレイムは巨体を揺らしながらルイズの部屋を後にした
「キ~!あの女自分がレアな使い魔引いたからって自慢するような真似して~!」
相当不機嫌になっているらしく、大統領は話を変えることにした、
「そう言えばルイズ、微熱とかゼロってのはいったいなんだ?」
「・・・二つ名よ、メイジは属性が決まるとそれにちなんだ二つ名を呼ばれるの」
「そうか・・・じゃあそろそろ朝食に行こうか」
「ん、そうねはやく行かないと食堂に間に合わないし」
(ゼロの二つ名の意味は・・・聞かないほうが良いな、自分達が卑下してる平民を呼び出して
流石ゼロのルイズとか言われていた、それにゼロと言った時のルイズの表情の変化・・・
恐らくはゼロの二つ名は不名誉なものなのだろう)
ゼロがなぜ不名誉なのかは理解しかねるものの、大統領は気にせずルイズと一緒に食堂に向かった。


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