ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

おれは使い魔になるぞジョジョー!-3

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匿名ユーザー

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ルイズは自分のベッドへ行き二時間眠った。そして…目をさましてからしばらくして
使い魔が逃げ出したことを思い出し……
………泣いた……

おれは使い魔になるぞジョジョーッ!第三話

ディオがルイズの部屋に入ると昨日散乱した下着がそのまま散らかっていた。どうやらあの後ルイズはそのまま寝てしまったらしい。
まだ朝は早い。使い魔として信頼を得る為ならば心底嫌だが掃除、洗濯くらいはやってやらなければいけないだろう。
日の光を浴びて小川はきらきらと輝いてまるでダイヤモンドが流れているようである。
ディオは洗濯場らしき場所を見つけると腰を下ろし、洗濯を始めた。
ディオ・ブランドーといえば常に上に立ちながら都合よく部下を使っていた印象が強い。
だがディオはジョースター家に養子として入る以前、具体的には母が死んでから父を殺害するまでの間、
家事の一切を切り盛りしていたのである。
故に洗濯も一通りこなせるのだが、それは同時にダリオとの辛い生活を思い出す事でもあった。
よってディオは早々に「この洗濯、昔の生活を思い出すッ!」と不機嫌になると、下着の端をつまんで小川の流れに暫く浸すだけにした。
「それじゃあ汚れは取れませんよ」
気がつくと後ろにメイドが立っていた。その笑顔はディオに一瞬だけ遠い昔、元気であった頃の母の笑顔を思い起こさせた。
「君は誰だい?見たところこの学院のメイドのようだが」
「私はシエスタと申します。あなたはミス・ヴァリエールが召喚した平民の方ですね?」
「ああ。ぼくはディオ・ブランドーだ。よろしく」
どうやらゼロのルイズが平民を使い魔にしたという噂はあっという間に校内に広がったらしい。
「それよりディオさん。そんな方法じゃちゃんと綺麗になりませんよ。」
と言うとシエスタはディオの籠を手に取り、慣れた手つきで洗いはじめ、あっという間に洗濯を終えた。
「ふぅ、できました。」
笑顔で洗濯済みの籠を渡すシエスタ。
「すまないね。ぼくは女物の下着を洗った事がなくてね、どうしたらいいのかわからなかったんだ」
そう言うとシエスタは今更ながら女物の下着を洗っているディオを思い出して赤面する。
「でっでもっ酷いですよね!他の方は使い魔がいても自分で掃除も洗濯もするのに…」
やはりルイズはおれを奴隷かなにかと勘違いしていたようだ。怒りの感情が込み上げてくる。
「…。」
気が付いたらシエスタが少し引いていた。気付かないうちによほど凄い顔をしていたらしい。この感情がすぐ顔にでるのもなんとかしないとな。
「あの…」
やがてシエスタは怖ず怖ずと提案をした。
「よかったらこれからは私が洗濯しましょうか?」
「本当かい?しかし君も忙しいだろう。大丈夫かい?」
「はい。あの程度の洗濯ならすぐに終わりますから♪」
フフ…この言葉を待っていたぞッ!人が困っていれば手助けしてしまうようなお節介野郎めッ!

「ありがとう、ミス・シエスタ」
「そ…そんな…ミスだなんて…///ただのシエスタでいいですよ」
「でもそれじゃあぼくの気がすまないな」
「いいんですよ、困った時はお互い様です」
「ありがとう、いつかお礼をするよ」
そういうとシエスタに背中を向けて部屋に戻るディオ。その顔つきはまさに『計画通り!』とでも形容できるような表情だった。
ディオにとってシエスタは都合よく動く駒の一つを見つけたぐらいでしかなかったのだろうか…。

                                 to be conthinued…



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