ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

おれは使い魔になるぞジョジョー!-幕間

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匿名ユーザー

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ところで、ぼくは仮面を持っていなかったかい?
あれはぼくのお守りでね、ないと少し困るんだ。
だが返ってきたのはそんな仮面は知らないし、最初からなかったという答えだった

おれは使い魔になるぞジョジョーッ! 幕間 侵略者ディオ

二つの月が輝く夜…学院の庭の椅子に一人の青年が腰掛けていた。だが気配を感じる事ができるものなら気がついただろう。
満天の星明かりに加え二つの月が辺りを照らしているのに、その青年の周りだけは闇夜よりも濃い漆黒の雰囲気に包まれている事を…
ディオはこれからの計画について考えていた。
何はともあれ考えなくてはならないのが石仮面の存在だ。あの後ルイズに聞いたところ石仮面はあの場所に来ていない事がわかった。
だが、おれはあの鏡に吸い込まれる瞬間まで石仮面を持っていた。ならば答えは一つッ!
石仮面もこの世界に来ているのだッ!

恐らく向こうとこちらの間を通る瞬間におれは手を放してしまい、石仮面はあの場所ではない所に落ちたのであろう。
街道の真ん中かもしれないし、森の奥深くかもしれない。だがおれには奇妙な確信があった。

           間違いなくいつかおれは石仮面に出会う。

運命とでもいうのだろうか、普段は一笑に付して否定するような解釈だが、人間の感情以外のところでディオと石仮面の繋がりが感じられた。
故にルイズッ!このディオはいま暫く貴様の下に居てやろうッ!
とある種のハチが卵を産んだ芋虫を食い尽くして孵化するように、いつか石仮面を見つけこの身が人間を超越したら
貴様は真っ先に血祭りにあげてやる。

ゆらり、とディオは立ち上がる。辺りの重苦しい空気が動く。
だが万が一という事がある。完璧と思える策を弄しても、しばしば自滅してしまうのが人間だからな…。
その場合、いかにルイズを上手く利用して地位や財産を手に入れるかが重要となる。
その為にもまずはこの学院内に『友達』を作らねばッ!まだこの世界には文字や地理、風習などわからないことが多い。
だから貴族、平民の垣根なくこのディオを支えてくれるような『友達』を作る必要があるのだ。
気がつくと周りは明るくなり、鳥の囀る声が聞こえていた。
「朝か……奴の様子でも見に行くか…ハクション!」
そう一人ごこちつくとくしゃみをしながらディオはルイズの部屋へと行った。
生身の身体に夜の寒さはきつかった。

                                       to be continued…



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