ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

法皇は使い魔~法皇の使い魔第二章~

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法皇は使い魔~法皇の使い魔第二章~

「我が名は花教院典明」
なぜ僕は生きているのかという疑問はもはや頭の中に無かった。
DIOのことだから能力は時間を止める事だけでは無いかもしれない。
殺してからも相手に死を与え続ける、そんなえげつない能力があってもおかしくは無い。
とても恐ろしい能力だ。しかし、だからこそ彼は誇り高く名乗った。
スタンドでは負けても心で負けないために。

そしてDIOの恐怖に打ち勝つために。

「ハイエロファントグリーン」
彼のスタンドが現れ臨戦態勢に入る。

するとなぜだろう、
「なに叫んでるんだ?」
「変な髪形だなあ」
「あんな服見たこと無いぞ」
見下されている感じはあれど殺意もなさそうだし、スタンドも見えていないようだ。

「カキョーイン?発音しにくいわね、何でも良いけど動かないでね」
名前を聞いてきた少女が近づいてきた。
相手がスタンド使いで無いと思って油断していたそのときだった

唇を奪われた

いつもは冷静な花教院だがこのときばかりは動揺した。
髪型は独特だがイケメンといってなんら差し支えの無い彼だが、
承太郎達と出会うまで真の友達いなかったのである。彼女などいるはずが無い。
つまりファーストキスだったのである。

「な、なによ、私だって初めてなんだからね」
少女が赤面して叫んでいる。
彼はとりあえず話題を変えようとした。普段の冷静なイメージを崩したくなかったのである。
「そういえば、あなたの名はなんというのですか」
口調はあくまで冷静だった。
「私はルイズ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ」
ルイズ、自分のファーストキスを奪った相手なのか。
こんな事を考えていると急に体が熱くなっていった。
これは恥ずかしいというれぜるじゃ無い、これはもう明らかな痛みだ。
「まずい・・・意識が・・・遠・・・のい・・・て・・・いく・・・」
油断していた、キスで動揺していたとはいえこんなに簡単にやられてしまうとは・・・

夢を見た。承太郎たちと日本へ戻る夢だ。
承太郎はいつものように静かで、ジョースターさんとアブドゥルは仲良く酒を飲み、、
ポルナレフはいつものように騒がしく、イギーもこころなしか幸せそうな顔をしていた。
そして僕は・・・
「こ、ここはどこだッ」
いいところで夢から覚めるとそこは西洋風のベッドの上だった。
なぜ僕はこんなところにいるんだ・・・そうか、DIOの第2の能力で・・キ・・ス・・をされて・・・
彼は少々赤面しながら彼は大体の事を思い出した。
「もう手遅れかもしれないがとにかく逃げるしかないッ
ハイエロファントグリーンッ壁に穴を開けろッ
エメラルドスプ・・・」
「もう起きたの?それに何叫んでるのよ」

ピンク色の髪をした少女ルイズが部屋にはいってきた。
「お、お前はッDIOのスタンドだか手下だかわからないが、
さっきのキスで君を敵と確信した、女の子だが倒させてもらおうッ、
ハイエロファントグリーン、エメラルドスプラッシュだッ」
彼のスタンドの手から宝石が放たれる。
「な、何なのよ、何で急に空中から宝石なんかが出てくるのよ?」
「何?やはり君にはハイエロファントグリーンが見えていないのか?」
そういえば彼女がDIOの仲間なら寝首をかく事だって容易だったはずなのになぜ自分を殺さなかったのか。
冷静になって考えればこちらの勘違いかもしれない。

「一応聞くが、君はDIOという男は知っているか?」
「DIO?だれよ?それと君って呼ぶのはやめなさい、使い魔のくせに無礼よ!」
「使い魔だと?いったい何なんだ?それは。」
花京院という男は冷静である。
「使い魔」と呼ばれに明らかに目下に思われているのに現状把握に努めている。
その結果ルイズから、この世界の事、使い魔とは何か、などを聞き出すことに成功した。
「つまり、僕は君、失礼、ルイズの執事となればいいのだろう?

            だが断るッ


といいたいところだが、DIOの仲間と間違えて攻撃してしまった以上、
謝罪の気持ちの表れとして当分はルイズ、あなたの言う通りにしよう。」
もちろん、彼の心の中には、まだDIOの手下である可能性はぬぐいきれなかったが、
元の世界に帰るためにルイズの近くにいることが最善であるのも確かだ。

「それじゃこの下着洗っといてね」
早速ルイズが仕事を申し付けてくる。
それにしてもあまり親しくも無い男に下着を洗わせるのは恥ずかしくないのだろうか?
承太郎で無くてもこういうだろう。

                「やれやれだ」


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