ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

外伝-7 コロネは北風を迎え入れた

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
あ、ありのまま今見たことを話すぜ!
お、俺達はこの街の界隈じゃちょっとは名の知れた人間だった。

アルビオンから出てきた糞共やゲルマニアから来て商売を始めた田舎者と商売の世界で日夜戦っていた。
勿論負けるわけがねぇ…!

だが、奴ら汚い手を使ってジリジリ手を広げていやがる…!
俺達はついに実力で奴らと決着をつけることにした。
日の浅い連中と違ってこっちは役人とも繋がりがあるからもみ消すのは簡単なこと!
メイジ殺しの傭兵や貴族崩れのメイジだって多数揃えていた…それこそ、トライアングルだっていたんだぜ?
だがしかし、しかしなんだ!
この一週間でもう十人以上仲間が殺された…!
今俺の目の前でまた仲間の死体が転がっている…!

護衛として連れ歩いていた部下がそいつらを調べ、残りの奴らは杖や剣を抜いて辺りを窺う。
今夜は二つの月がまん丸になってるせいで、十分すぎるほど明るい…お陰でどうやって殺されたのかもよくわかる。
一撃だ。
たったの一撃で急所を貫かれたり潰されてりして殺されている。
これまで消息を絶ち、翌朝川に浮かんでいる所を一般人に見つけられたり、路地裏で発見した連中と同じく…だ。

手下の悲鳴が聞こえた。死体の傷を見ていた俺が顔を上げると、それをやった奴が今…目の前にいた。
牛頭人身…ミノタウロスが何故かこのトリスティンの夜にナイフを構えて立っていた。

夢を見ているのか?
いや、夢や幻覚症状なんてちゃちなもんじゃねぇ…ビビッちまった俺がそう思いたいだけだ。俺は顎から伝う汗を手の甲で拭った。
自分達の縄張りで無様に死んだ手下共の血の臭い、この息苦しくなるような圧迫感がそんなちゃちなもんなわけがねぇ。
押さえ込まれているが、今にも奴から溢れ出しそうな魔力の渦に酔っちまいそうだ。
微かに、規則的な息遣いに合わせて漏れてくる魔力は桁違いだった。

「相棒はいつも肝心な時に暴走するよなぁ…」

牛野郎がぼやいた。
至って冷静な声だ。これから俺達とやろうって言うのに野郎には全く気負う所がない。
それが逆に俺達に恐怖を植えつけていく。
何せこの冷静さ、どう考えても俺達を皆殺しにする覚悟があると受け取らざる終えない。
同じ感想を持ったんだろう。
俺の背後じゃあ我先にと部下達が逃げていくが、こんな怪物が相手じゃあ仕方ねぇ…自嘲気味に哂う俺の背中に突然悲鳴が叩きつけられた。

何事かと振り向けば、そっちにも牛野郎がいる。

もう一匹!?

いや!まさか…牛の面なんぞ判別がつくわけがないが、そいつから発せられる雰囲気が似すぎていた。
それに、服や叩きつけられる魔力の感じも全く同じ…俺は思い当たる事が一つだけあり、愕然とした。

「風の偏在。昔使った奴が得意でよお。スペルだけは覚えてたんだが、案外やってみるもんだな」

やはり…!
歯軋りする俺を他所に、恐怖に押しつぶされて残っていた手下が自棄に最近手に入れたばかりの銃を撃ち、炎や氷の矢を放つ。
無駄だと止める間もなかったそれらは、やはり無駄だった。

「さて、死ぬか? それともうちのボスに従うかだ」

ボスという言葉は初めて聞いたが、こんな時に出す名前だ。
なんとなくそれが奴らの頭目のことだというのは解る…事実上の死刑宣告を受けて、部下達が次々に武器を捨てていく、俺は棄てなかった。
捨てられなかったと言う方が、正しいかもしれない。
捨てようと思わなかったわけじゃねぇ…武器の傍に転がる手下共の死体を見て、カッとなっちまったんだ。

逆に銃を拾いあげて、火の秘薬を抱えて俺は特攻する。
俺も自棄になってたのかもしれないと思う。
だが牛野郎は全く取り合おうとはせず、冷静にレビテーションで俺を持ち上げ、壁に叩きつけた。

「自爆覚悟ならいけるなんて考えが甘えな」

野郎の発火が、俺の持つ火薬に火をつけた。

俺の意識が途絶える。そして大きな爆発が市内で起きた。
これで翌朝路地裏で見つかる死体の仲間入りを果たすこともなくなった。


王都トリスタニアでは今、表ではネアポリスというゲルマニア貴族が元からある店を傘下に入れながら新たな店を開き、白い石造りの建物が目立つ美しい街を徐々に塗り替えようとしている。
市民受けがよく役人も買収されておりさして抵抗もなく受け入れられていくその裏では、ボスと呼ばれる男が率いるパッショーネの進出を受けて大規模な抗争が行われていた…




その頃、ミノタウロスを首都に放ったジョルノはというと…未だ魔法学院へ向かう道中、馬車の中で揺られ続けていた。
ゆったりとした速度で進む馬車の中に漂うのは微かに甘い穏やかな時間だったのだが、イザベラを拾った馬車内は今騒がしくなっていた。

イザベラは何かにつけて文句を言いたがって、構って欲しそうに見えたがジョルノが無視しているせいだった。
その分がテファに向かっているようだが、良い機会だからと彼女のしたいようにさせている。
帽子を取る事は防ごうと思うがそれ以外に関してはイザベラ一人位とはうまく付き合って行けるようになってもらわないと困るからだ。

ジョルノは今日も馬車の中で本を読み、イザベラに呆れられるほど組織から、あるいは表の交友関係からの手紙や書類に目を通し、返事を書くなどしていた。
その日は仕事関連はいつもどおりだったが、珍しい相手からの手紙が届いていた。

ヴァリエール公爵家からの手紙。
公爵からの礼。元気になりつつあるカトレアからの手紙。カトレアを治療した事を聞いたエレオノールからの手紙…

そして二通の手紙。テファと暮らしていた子供達のうちたった二人だけ、ジョルノ宛てに手紙を出してきたのだ。
残りは皆テファに向けて出されており、それを読んでからテファが悩みを一つ抱えたようなのでジョルノは丁寧に目を通す。
横では胸の事でテファがまたイザベラに弄られていて、胸を隠しながらテファが目で助けを求めてきたが無視した。
これは”試練”だとジョルノは考えていた。自分へのではなく、テファニアへの。

二通の手紙は同じ言葉で始まっていた。

助けて欲しいです。
ここにはいたくありません。

貴族になったと聞きました。貴方の下で僕は働きたいと思っています。
すぐに異端異端って言う大人が威張ってるし僕達を苛める奴らもいます。

小さい子達に悪い影響を与えてます。
昨日司祭様にエマだけが呼ばれていきそうになりました。
ここでは昔の事、お姉ちゃんの事を話さないように小さい子達やジムに言い聞かせるのに忙しいです。

そこからジム達が何度言い聞かせてもあっさりと神官たちの言う事を真に受けたりするとか愚痴っぽいことが書き綴られ、徐々にロマリアを批判するような内容になっていく。
煌びやかな教会の周りは貧民で一杯だとか神官のくせに金儲けのことしか考えていないとか…書きなぐったような字で書かれているそれらをジョルノはとりあえずすっ飛ばして読む事にした。

ジョルノさんにまた数学や、色んな事を教えて欲しいです。
ここでは神様がどこにでも顔をお出しになります。
単純なジムはいつかテファお姉ちゃんの事を悪く言うんじゃないか心配です。
一通目の手紙を丁寧に直し、ジョルノは二通目を開く。

助けて欲しいです。
ここにはいたくありません。
ゲルマニア貴族になったと小耳に挟みました。
貴方の力が僕には必要です。
僕のような孤児がここで這い上がるには貴方の力がどうしても必要です。
先日、教皇聖下にお会いする事が出来ました。
狂信的な方で…ジョルノはその部分は後回しにする事に決めて飛ばした。
出会った高い地位にいる者がどういう風に見えたのかこと細かに書いてくるのはこの子供の悪い癖だなと感じた。
教皇の事が終ると、教皇にとても頼られている神官と新しい枢機卿のことが書かれていた。
そして―力の篭った字でこう書かれていた。

僕はここで神官になることに決めました。
お姉ちゃんの事もぼかして話さなきゃいけないのは嫌だからです。
その後すっ飛ばしていた部分を軽く読んだジョルノは丁寧に手紙を仕舞う。
いつの間にか静になっていた横を見ると、イザベラが自分の胸を触りテファが必死で隠そうとしている胸を掴んで確かめるように手を動かしていた。
そういえば読んでいる時に「作り物じゃあないっていうなら確かめてやるよ」とかなんとか聞こえた気がしたジョルノは何も言わなかった。
言いながらテファの胸を鷲づかみにしてショックを受けたらしいイザベラと顔を真っ赤に染めたテファを見て一度瞬きをすると紙を取り出して返事を綴っていく。
手紙を出す相手は3名いる。
二人の孤児への返事。アルビオンを脱出してロマリア入りした部下へだ。
ロマリアでは他国の貴族達と同じような客や、神と邂逅できるとか言って幻覚を見たりするのが好きな神官もいて案外順調だと聞いているからちょっと位無茶を言ってもどうにかできるはず…
現地調達じゃない部下が欲しいとか言ってきた気もするので、育ててもらうのも案外悪くないだろう。
まだ負荷をかけても問題は無いと判断したジョルノはこの手紙を書いてきた子供を支援してやるよう手紙に書いておくことにした。

「しかし、二人共普通だったら削除モノの手紙だってわかってるんですかね」

簡単に買収できたと知っているからここまで書いたのだろうが、もう少し警戒させたほうがよいかもなとジョルノは苦笑した。
それを伝書鳩で出してからまだ呆然としているらしいイザベラを見る。
ジョルノ達と共に行動することにしたイザベラは、今はクリスと名乗っている。
ガリア王が用意した戸籍用に考えたもので戻るまではその名前で呼び身分も伯爵令嬢だと本人が言ったおかげで、扱いもそれなりのものでよくなっている。
王女扱いを希望したならジョルノは適当に連絡を取り近場の街に置いていくのではないかと、イザベラが危惧したからだった。
敵を退けたジョルノの手腕が、今のイザベラには必要だった。
ジョルノの方もその事は、イザベラを拾ってから既に一度…手紙を読む数時間前に最初の襲撃者とは別の傭兵を倒していたのでよくわかっている。
本当の事を言うと、今信じられないような口調で何か呟いているイザベラを外に放り出そうかって考えもジョルノにはあったが、それは今は行動に移す事が出来そうにない。
そのイザベラが指差す相手、テファが放り出すのには反対しそうだからだ。
そんなイザベラは自由気ままに振舞っており、今はセクハラに精をだしているようだが。

「クリス、貴方さっきから何やってるんです?」

イザベラはまださっきまでテファの胸を掴んでいた手を握ったり開いたりしながらジョルノに言う。

「…ネアポリス。これ、あ…ありえないわ」

そう言ってイザベラはテファの胸を指差した。指差されたテファが身を引き、その胸らしきものが揺れる。
コイツもかとジョルノはため息をついてどうにか胸を隠そうとして隠しきれていないテファに忠告する。

「テファ、嫌なら嫌と言った方がいいですよ?」
「う、うん…く」

テファは意を決したように言う。

「クリス、で、できればもうむ、胸の事は」
「胸? 私はベリーメロンを取ろうとしたんだけどねぇ…アンタの胸が無駄にでかいから間違えちまったよ」

意地悪く言ってイザベラは唇を片方吊り上げる。

無論そんな果物は目に付く場所にはない。単にジョルノが全く相手にしないので暇つぶしに弱い者虐めをしようとしているだけだった。
恥ずかしそうに俯くテファを見ると更にその笑みは大きくなる。
底意地の悪い笑みを浮かべたイザベラは顔を近づけてテファを見下ろすと、ジョルノには聞こえないよう小声で言った。

「それでネアポリスも垂らしこんだのかい?」
「た、垂らしこむなんて、私そんなことしてないわ」

決して広くは無い馬車内で聞こえないわけがないのだが、イザベラはヘェェとまるっきり信用していない口調で哂う。
別の帽子を取るわけでもなさそうなのでジョルノは放っておく事に決めると亀から出しておいた本を読み始めた。
守ろうという気持はあるが、夫婦や親子でさえ四六時中一緒にいるわけではないのだ。
テファを縛り付けることなどできようのないのだから、イザベラの虐め位気にしない程度にタフになってもらおうと考えていた。

「違うってのかい? それ以外にどんな使い道があるって言うんだいこんな無駄無駄にでかいのをつけてさぁ…」
「これは、自然とそうなったの…そんなこと、考えた事もないわ」
「フゥゥン、じゃあ血かねぇ? アンタの母親も男をたらし込んでたんじゃあないのかい? どっかの貴族に囲われたりとかさあ…!」

言われた瞬間、俯いていたテファはイザベラを見返していた。
テファにとって両親は大切な存在。それを汚すような言葉を言われて黙っている事は出来なかった。

確かに父にはちゃんとした相手がいたかもしれない。
妾ってことはそういうことだ…二人の関係は決して許されぬ不義の関係だった。
有力な貴族としては珍しくないが胸をはって言えるような関係ではない。

だが、テファの両親は確かに愛し合っていた。
それはテファにとっては大切な真実だった。ジョルノが(たとえテファを慰める為の方便だったとしても)羨ましいと言ってくれた…神聖なもの!
テファは今まで感じたことがないほどの怒りを覚えていた。

「お、お母様の事を悪く言わないで! お父様とお母様は愛し合ってた…か、体でどうとか、そんな事はなかったわ!」

強い口調で反論されたイザベラは嬉しそうに表情を歪めた。
反抗されるのは気に食わないが、急所を見つけた喜びがイザベラの胸には湧き上がる。

「でもアンタのその反応。まさかとは思うけどねぇ? 母親は、『さるお方の愛人』だったんじゃあないのかい?」
「そ、そうだけど…母は「ははッ、汚らわしいね! そんな親母親から生まれたから胸にばっかり栄養が行くんだろ?」

言われた途端調子を落とすテファをイザベラは満足そうに舐め付けるような目で見下ろす。
それなりにブリミル教の教えを受けて育ってきたイザベラにとってはそういう関係は実際穢れたモノだった。

それが存在するのも解る。
父親のジョゼフには愛人のモリエール夫人がいるからだ(それも、イザベラの潔癖な部分は穢れていると感じている)

二人は愛しあっているかどうかという問題ではない。法やブリミル教などで否定されている関係だから穢れている…!
始祖ブリミルと立会人達、それに当の相手へ愛することを誓いながら別の女と関係を結んだことも、愛し合っていたことも一般的な倫理観に照らし合わせれば罪であるから…

妻との関係は終っていたのか?
それとも苦しませていたのか…誰にもわからないが、愛し合っていたことも本来は汚らわしいことなのだ。
勿論暇つぶしにその結晶であるテファへネタとして使うような問題ではないが、イザベラは相手の(特に弱い相手の)デリケートな問題を気にするような人間ではなかった。

むしろ、いつか父がした事の報いを受けるかもしれないという不安や認められない事に対する鬱屈した感情を召使などを苛めて紛らわせてきた人間…
そのイザベラにしてみれば、今のテファの態度はその苛めていたメイド達の態度と同じ類のイザベラが苛めても大丈夫と思えるものだった。

格好の、それもディモールト後ろめたい(かもしれない)怒りを見せるテファがとても滑稽で「ブリミルの教え」に反する汚らしいものに見える。
むしろ、イザベラには苛めても構わない、苛めていい存在に見えてきた!
どういった経緯でそうなったのかテファ自身わかっていないという点もディモールトベネ!
幾らでもテファを苛む方向で邪推することが可能でありそれをテファも否定できないということだからだ。

宮廷の中で自然とそういう考えをする人間に囲まれて暮らしていたイザベラは、そう理解して嬉しそうに嘲笑った。
一方、蔑みを顔に表すイザベラにテファは悔しさで体を震わせた。

テファは愛し合っていたからいいんだと言えるような人間ではなかった。
イザベラがただ暇を潰すために両親を侮辱しているのはわかっている。
だが、だからこそ悔しかった。両親の関係は、一般的には汚い言葉を吐かれても当然の関係には他ならないからだ…!
エルフであることを抜きにしても、どれだけ悔しくても世間にはそう言われてしまう関係から生まれたのは事実だった。
父の奥さん公認だとでもわかっていれば、まだ開き直れたかもしれないが…そんなことはわかるはずもない。

「でも愛し合っていたわ…ほんとに。母はとても思慮深くて優しい人だった。父上もとっても優しくて、だから二人を侮辱しないで!」

それだけは本当だと言うテファを、今のところ暇をしていたイザベラはやはり格好の獲物だと再確認した。
宮廷でもタバサを呼びつけて罵っていたが、全く相手にしようとせず魔法の腕も遙かに自分より優れたタバサを恐れてもいたイザベラにとって、とても好ましい相手だと今とてもよくわかった。
舌で唇を舐めてイザベラはテファの顎を掴む。
生意気な顔をもっと苛めて泣き顔にしてやろうって言うやる気がムンムンと湧き上がってきていた。

「それが悪いことだってわからないのかい? 腐ってるみたいだねぇ、! 親娘揃ってそうだなんて…この上異教徒なのかい…?」

追い討ちをかけるようにイザベラがそう言い、テファの我慢が限界を超えそうになると同時に、ジョルノが読んでいた本をわざと大きな音を立てて閉じた。
その行動と、ジョルノの冷めた目を見てイザベラはテファから離れる。
楽しみを邪魔されて面白くなさそうな表情、自分は悪くないと言いたげにイザベラはふてぶてしい態度で二人とは離れた位置に座る。

テファに目を向けると、今にも泣き出しそうな顔で怒っていた。
今にも食って掛かっていきそうにも見えるが、今行ってももっと汚い言葉で嘲られてしまうだけだ。
嘆息する代わりにジョルノは飲み物を用意して渡してやる。

テファがイザベラを上回るようになればいいのだが、注意して見守らなければならないようだった。
ジョルノが何も言わない事を悪い方に勘違いしないよう後で言っておく必要もあるかもしれない…だがそれ以上は、ギリギリまでテファ一人でイザベラより上になってもらわなければならない。
それも早くだ…(イザベラがもう少し淑女らしく成長できなければ)一緒にいるのが我慢できなくなってしまい、機会をなくしてしまう。

だって思ったより横で聞いてて気分が悪い。何度目かでこの世界で初めて、かつ全数ページに渡る無駄無駄ラッシュをイザベラに叩き込んでしまいそうだ。

”堅気のテファをギャングの世界に立ち入らせる気はない”

ジョルノのヒーローであるギャングから学んだ事の一つだ。
だからいつかは、例えばポルナレフと合流して相談してからでも、テファとはゲルマニアに用意している屋敷にでも連れて行って別れなければならない。
むしろ長く居すぎた位だ。それを思えば、イザベラがちょっかいをかける状況は置いておいた方が良い…

雰囲気を変える為に今度宮廷や街などのファッションにうるさい女性達の協力を得てファッション雑誌を作ろうと考えている、という話をしながらジョルノはそう考えていた。


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