ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

偉大なる使い魔-7

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匿名ユーザー

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 わたしは今、馬車に乗っている。ミス・ロビンクルが御者を務め、キュルケと
 タバサ、プロシュートの四人で荷台に乗っている。
「フーケってのは何者なんだ?」
 プロシュートは知らないらしい、今から捕まえにいく『土くれのフーケ』の説明をする。
「通称、土くれのフーケ。マジックアイテムが好きな盗賊よ。フーケは深夜に
 こっそり忍び込んだり、白昼堂々ゴーレムと現れたり。神出鬼没、男か女かも
 分からない。ただ、盗んだ後にフーケのサインがしてあるだけ」
「名前から察するに土系統のメイジか?」
「そうね、少なくともトライアングルクラスのメイジね」
「これは、罠の気がする」
 プロシュートが聞き捨てならないことを言い出した
「気?気がするですって、何で?」
「俺の勘だ」
「勘ですって?」
 馬鹿馬鹿しい、わたしは何を期待したというんだろ
「悪くないんじゃないの、女の勘とか言うし」
 キュルケ、こいつは男よ
「勘、馬鹿には出来ない」
 タバサも同意らしい、滅多に開かない口を利いた
「今まで、捕まらなかったフーケの情報が何で今回入手できたんだ?
 それは、目撃されたのでは無く、ワザと見つかったと考えるべきだ」
「ダーリン、冴えてる」
 プロシュートの仮説にキュルケが目を輝かせ、タバサがコクコク頷いている
「確認しとくぜルイズ、フーケは生け捕りにして破壊の杖をゲットすりゃいいんだな」
 一々物騒なのよね、この使い魔は
「ミス・ロングビル、後どれくらいで着くんだ?」
「もっ、もうすぐですわ」
 プロシュートに声を掛けられたミス・ロビンクルはうっすらと汗を掻いていた
「どうした、暑いのか?」
「ええ、なんだかこの辺りは蒸しますし」
 ミス・ロングビル・・・なんだか怖がっているように見えるのは気のせいだろうか?

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