ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

偉大なる使い魔-5

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匿名ユーザー

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 見たこともない景色!した事も無い体験!わたしは夢を見ている!
 また、あの使い魔の記憶だろう・・・はっきりと判る!

 無駄な事しやがって!ブチャラティーーーッ!
 落ちて行けェェーーッ!!

 ま・・・まさか・・・ツイてないのはオレの方か!?

 おかしい事だったんだッ!

 バカなッ!

 ブチャラティィイッ!

「ゴバッ!!」
 わたしはベットから身を起こした・・・なんだっけ?・・・
 ・・・また、凄まじくひどい夢を見た気がする、夢なのに死ぬほど痛かったような・・・
 ・・・何かの拍子で思い出したりするんだろうか・・・やだなあ
「おきたか、随分うなされていたみたいだが怖い夢を見たのか?」
 先に起きてたのであろうプロシュートが声を掛けてくる
 わたしはプロシュートの記憶を夢としてみるが、彼はどうなんだろう?
「ええ、悪夢だったわ。あ、あなたは此処にきて夢とかみないの?」
 うん、自然に聞けたわ
「そうだな、見たと思うが起きた瞬間に忘れちまうな」
 それをきいてほっとする・・・まて何でほっとする
 べつに、わたしは見られて恥ずかしい記憶なんてない、断じてない!
「それより起きなくていいのか?」
 もう、こんな時間!
「ちょ、早くいいなさいよね」
「俺のせいか?」

 朝食を食べに食堂に行く。ここの料理長マルトーさんにプロシュートは
大変気に入られ「我らの勇者」などと呼ばれ食事をご馳走になっていた。
 あのメイドが中庭の出来事を厨房の人達に話したのだろう。
 朝食の後、教室に向かい授業を受けに行く。
 プロシュートもわたしの隣に座り黙って授業を受ける。
 彼は魔法を使えないのに授業を熱心に聴いていた
 そういえば、彼は魔法とは違う別の何かを使ってた、アレは一体何なのか?
 アレは誰も見えていなかった様だ、自分だけに見えてた。
 彼は別の世界からきたと言っていた、召喚魔法はこの世界からモンスターを
使い魔とする儀式。だが、夢で見た建物、風景、まったく見覚えが無かった。
 彼の能力は別世界の魔法?

「授業はここまでです。各自、予習を忘れないように、以上」
 先生の声にはっと我に返る、いつの間にか授業が終わったようだ

「今日の授業の内容、覚えてる?」
 部屋に戻りプロシュートに質問してみた
「たしか、魔法の四大系統。火、水、土、風の四つ。失われた魔法、虚無を合わせ
 五つつの系統。また、それらの扱える数により、ドット、ライン、トライアングル、
スクウェアといった名称でで呼ばれる」
 淀みなく答えが返ってくる。この男、結構頭が良いのかもしれない
「それで、ルイズお前はどのレベルだ?」
 話の流れから来る質問に嫌な汗が流れる
「ドットよ、それよりもこれ解る?」
 誤魔化すように、わたしは教科書をプロシュートに見せる
「いや、悪いが字が読めねえ」
 意外な答えが返ってきた
「読み書きできないの?」
「いや、そう言う事じゃねえ。俺は今イタリア語を話しているんだ」

「イタリア語?」
 いきなり知らない単語が出てきたのでオウム返しに聞いてみる
「俺の祖国の言葉だ、にも拘らず会話ができている。ここにいる全員が
 イタリア語を話しているワケじゃねーよなー」
 わたしはコクリと頷く。そんな言葉は喋ってない。
 それに関しては心当たりがあるので言ってみる
「使い魔としての能力じゃないかしら、犬や猫を使い魔にすると話せるように
 なるって聞いたことがあるわ」
「なるほど・・・どうせなら字も解る様にしてくれても良いのによー」
「ま、別にいいんじゃないの、今は特に困らないし」
「そうだな。それより寝なくて良いのか、明日も早いんだろ?」
 そうね・・・今日も夢のせいで寝不足だし
「プロシュートは良いわね、ぐっすり眠れて」
 途端にプロシュートの顔が険しくなる
「テメー嫌味か?こんな固え椅子と薄っぺらい毛布でグッスリ寝れるワケネーだろ」
 彼は彼で我慢していた様だ
「今度の虚無の曜日にソファーを買いに行くわ、それまで我慢して頂戴」
「いいだろう」
 今夜は悪夢を見ませんように、わたしは静かに眠りについた

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