ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

グイード・ミスタ登場 その①

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ディアボロとチーム・ブチャラティとの抗争から1年。
パッショーネはジョルノをボスとしてその勢力をひろげる一方
麻薬部門の縮小と麻薬のルートの厳しい管理を行い、
イタリア各地から麻薬は確実に減ってきていた。
幹部となったグイード・ミスタはその日レストランで一人で昼食を取っていた・・・
「ワギャアアアアーッ クレーッ」 「アギャギャギャギャーッ クレェーッ」
「うがぎゃぎゃぎゃぎゃ」  「うぎゃあーうぎゃあー」
「ぎゃああー」 「ああああきゃあ~」
「仲良く食えッ!」
いや違う。『7人』で昼食をとっていた。
本来幹部はこんなに目立つところでノンキに昼飯を食ったりしない。
襲われる危険などがあるからだ。しかし
ミスタは「まあ~なんとかなるだろ」と言ってよくその辺のレストランで食べたりするのだ。
「しかし・・・ジョルノがボスになってからは目立った抗争もねーし・・・
なんだかひまだぜェーッ!組織の運営はジョルノがほとんどやってるし、オレはすることが
ねーんだよな・・・」
ぼやくミスタに、
「ミスターッ勝手ナコトイッテンジャネーッ!」
「ソウダ!サンザン死ニカケタジャネーカ!」
「アンタモソロソロ悪運尽キタッテ!次ハ死ヌゼ!」
「あぎゃぎゃー」
「うえええ~ん」
と口々に反論するピストルズ。
「まあ、平和なのに越したことはねーな。そしてNO.3! NO.5を泣かせるんじゃねェー!!」
昼食を取り終わったミスタは装備を整え、外に出ようとする。
忘れたものはないかと振り返り、前に向き直ると、
『鏡』が目の前に出現していた。
「な!まさかスタンド攻撃・・!『セックス・ピストル・・・』 」
言い終わらないうちに『鏡』に吸い込まれていく。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
叫びも空しく、『鏡』はミスタの全身を飲み込み、ミスタの意識は暗転した・・・

グイード・ミスタ登場 その①

「宇宙の果てのどこかにいる私のシモベよ…
神聖で美しく、そして、強力な使い魔よッ
私は心より求め、訴えるわ
我が導きに…答えなさいッ!!」



ドッグォオォン!!!

ここは魔法使いたちの学校、トリステイン魔法学院。
そして今、第二学年に進級するために生徒一人一人によるサモン・サーヴァントの儀式が行われていた
『ゼロ』ことルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラヴァリエールも儀式中だったが
召還の呪文を咏唱した直後いつも通り爆発が起きた。
魔法成功率0パーセントのルイズ、周囲はまた失敗か、と思っただけだった。
しかし、爆煙が晴れ、そこにいたのは・・・『男』だった。
しかもどうみても貴族にはみえない、つまり平民である。
「ルイズ、『サモン・サーヴァント』で平民を呼び出してどうするの?」
誰かが言うと、周囲に笑いの波が広がる。ルイズは顔を赤くして怒鳴った。
「ちょ、ちょっと間違っただけよ!」
ルイズは契約をしようと『男』に向き直り、近づいていくが・・・

男』が目を覚まし、
「『鏡』に吸い込まれて・・・そして・・一体・・・何が・・?ここは・・・どこだ?」
ゆっくりと起き上がった後、突然叫びだす。
「ハッ!思い出したぞ!スタンド攻撃か!ピストルズ!周囲を警戒しろ!」
「アンタ・・・誰?」
「おまえらははなんなんだ?カタギか?離れてろガキども!」
「名前を聞いているのよ!」
「ピストルズ!敵の『本体』は見つかったか!?攻撃に備えろ!」
会話が通じていない。それも当然、契約がすんでいないのでお互いの言葉が理解不能だからだ。
「ああもう、らちがあかないわ!ミスタ・コルベール!もう一度やらせてください!」
ルイズは中年のハゲ男性になにやら必死に頼んでいるが男性は首を横に振るばかりである。
「まったく!なんで私の使い魔がこんな平民なのよ!・・・感謝しなさいよね。
貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから」
少女は杖を振り、呪文のようなものを唱え始める。



「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」


「てめー、なにやって・・・」
『男』はルイズに近づく。するとルイズは突然『男』の唇を奪った。
「な・・・なんだ?てめェーッ!!」
『男』の左手にルーンが浮かび上がり、痛みに叫びだす。
「うおおおおおおおおおおおおお」
「きィさまああああああ」
拳銃をルイズに向かって構えるが、檄鉄を起こす前に痛みは引いた。
「もう一度聞くわ。あんた誰?」
「・・・ミスタ。グイード・ミスタだ。」

妙だ・・・スタンド攻撃にしては効果が薄すぎる。二度も先手をとられたっつーのに・・・
俺には外傷もないし、ピストルズも発現している。『敵』ならもうとっくにオレを攻撃してるはず
だからな。だとすると・・・なんらかのスタンドによる『事故』だということか?状況がわからねー
うちはむやみにスタンドを出すのは安全策じゃねえ)
「ふむ……珍しい使い魔のルーンだな。さてと、じゃあみんな教室に戻るぞ」
中年ハゲが言い、宙に浮く。
「なにィ!?」
そして他の面々も宙に浮いて城のような建物に飛んでいった。
(なんだこれは?全員『スタンド使い』だとでもいうのか?だが・・・オレを無視してるところを
みると、やはり『敵』じゃあねーってのか?)

ミスタが考えていると
「……あんた、何なのよ!」
と、少女が絡んできた。
少女を見おろす。
(ガキみてーだが・・・油断はできねー。さっきの痛み・・・こいつはなんなんだ?理解できねーぜ
『尋問』してみるとすっか・・・)
「てめーこそ何だ? ここはどこだ?お前達は何者だ?飛んでるやつらはなんだ?なにが目的だ?」
拳銃を突きつける・・・のはやめて(まだガキだ)質問していく。
「ったく。どこの田舎から来たのか知らないけど、説明して上げる。
ここはかの有名なトリステイン魔法学院よ!」
「・・・はあ?なんだって?」
「あと、使い魔のぶんざいでその口のききかたは何?敬語をつかいなさい!
あと、私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールだけどあんたはご主人様
と呼びなさい。」
「・・・」
「それと、さっき飛んでいった人たちは『フライ』の呪文をつかったの。そんなこともしらないの?」
「何言ってんだ?おまえ?会話がよォ~さっぱり通じてねーぞ・・・」
「わかんない奴ね!『おまえ』呼ばわりはやめなさいっていってるでしょ!」
「わかんねーのはてめーのほうだ!さっきから魔法だの呪文だの訳わかんねー!」
意思疎通ができないことに疲れ、ふと空を仰ぎ見る。もう夜だ。月が二つ出ている。
      • 二つ?
「げっ!!なっ なんじゃあれはあああーッ」
あきらかにひとつ『多い』。
「うおおおおッ!おいッ!なんなんだよォ~ッなんでこんなのがあるんだよォォ―」
「なにいってんの?会話がみえないのはあんたのほうよ!」
「もうわけわかんねー!」
こうしてミスタは『異世界』で暮らす『使い魔』となったのだった・・・

To Be Continued・・・

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