ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

不死の使い魔 召喚7回目

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空に輝く二つの月が一本の木を照らし出している
木には一本の剣がロープで吊り下げられていた

「おーい、降ろせー」

剣が喋っている、彼(?)は魔法によって知性を得た剣‐インテリジェンスソードで銘をデルフリンガーという
何故学院の裏庭で木に吊り下げられているかというと、ルイズが鉄をも切り裂くという剣の試し切りがしたいと言い始めた為だ

昼間の武器屋での騒動の後、ルイズは店主に「貴族の使い魔を殺すなんて…」だの「事が公になれば縛り首ね…」だの
様々な文句で脅し付け、店主の持ってきた数々の剣をロハでせしめていた
(ルイズが出て行く時、店主は涙目で今にも倒れそうだった、今頃枝振りのいい木でも探しているかもしれない)

「って訳だから、はい、ちょっとぶった切ってみなさい」
ルイズはデルフリンガーを指しながらディアボロに剣を渡す
「うるせー、なにがちょっとぶった切ってみなさいだ、ぶった切られた様な胸しやがって」
デルフリンガーの言葉に額に血管を浮かせながら、周りに置いていた剣を木の方に向かって投げつける
「あっごめんなさい、いや、ちょっと、やめて」
「呪うなら、その口の悪さを呪うがいいわ」
親指を下に向けて拳を振り下ろしディアボロを促す
これが本当に鉄をも切り裂くというのならデルフリンガーの運命は風前の灯だが、
適当に振るわれた剣は甲高い音と共に弾かれた
「へへーん、このデルフリンガー様はな、そんななまくらに切られる様なやわな体はしてねえってんだ」

振り子の様に戻ってくるデルフリンガーをディアボロは手で止める
これで急に足が動かなくなってとか何かに気をとられている内に後ろから突き刺さると言う事は無い

不意に月が翳った
ディアボロが振り返ると全高30メートルはあろうかという巨大なゴーレムがこちらに迫って来ている
あれが月の光を遮ったのだ

「おい、危ねえぞ」
デルフリンガーが警告を発する
確かにこのままでは踏み潰されかねない
ルイズはとうに離れて此方に向かって剣を回収しろと叫んでいる
急いでこの場を離れようとした時、いつの間にか足元に転がっていた妙な形の石に足を取られ転んでしまった
倒れた後に見えたのは巨大な足の裏だった


■今回のボスの死因
巨大なゴーレムに踏み潰されて圧死

■おまけのデルフリンガー
ボスと一緒に踏まれた時にへし折れて死亡?


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