ルイズは城下町の通りをディアボロを従えて歩いている
目的地は武器屋、ディアボロに武器を持たせようというのだ
ディアボロからすれば扱えない武器など邪魔になるだけなのだが、ルイズにはルイズの考えがあった
(ディアボロの都合や意思は関係ないのだ)
目的地は武器屋、ディアボロに武器を持たせようというのだ
ディアボロからすれば扱えない武器など邪魔になるだけなのだが、ルイズにはルイズの考えがあった
(ディアボロの都合や意思は関係ないのだ)
決闘騒ぎでの思惑が外れたルイズはディアボロの評価について半ば諦めていた
(ちなみにギーシュが人の使い魔を殺したことについては貸し一つという事で話がついた
生きているところを見られたら物凄い頑丈で実は生きてたと誤魔化す心算だ)
たとえ力があろうとも振るう前に死んでしまうのでは意味がない
だから見た目だけでもそれらしくする為、武器を持たせようと考えたのだ
幸いディアボロの体格は悪くはないから、物によってはそれなりに映えてくれるだろう
(ちなみにギーシュが人の使い魔を殺したことについては貸し一つという事で話がついた
生きているところを見られたら物凄い頑丈で実は生きてたと誤魔化す心算だ)
たとえ力があろうとも振るう前に死んでしまうのでは意味がない
だから見た目だけでもそれらしくする為、武器を持たせようと考えたのだ
幸いディアボロの体格は悪くはないから、物によってはそれなりに映えてくれるだろう
貴族とは縁遠そうな路地裏を進んだ所に武器屋は在った
中に入ると慌てた様子でまくしたてる店主を無視して、ディアボロに合う武器を見繕うよう言いつける
店主が店の奥から何振りかの剣を持って来てあれやこれやと口上を述べ立てる
ルイズはその中から特に立派な一振りに目をやった
「これは?」
「ああ!若奥様、御目が高い。
これはかの高名なゲルマニアの錬金術師シュペー卿の鍛えた業物で、鉄さえ切り裂く代物でさぁ
御値段の方は相応に張りますが、貴族の従者に持たせるんであればこれ以上のものはございませんぜ」
振るどころか抜くのも苦労しそうな大剣だが、ルイズにしてみれば見た目重視で実用性などどうでもいいのだ
「これにするわ、おいくら?」
「エキュー金貨で2千、新金貨なら3千」
中に入ると慌てた様子でまくしたてる店主を無視して、ディアボロに合う武器を見繕うよう言いつける
店主が店の奥から何振りかの剣を持って来てあれやこれやと口上を述べ立てる
ルイズはその中から特に立派な一振りに目をやった
「これは?」
「ああ!若奥様、御目が高い。
これはかの高名なゲルマニアの錬金術師シュペー卿の鍛えた業物で、鉄さえ切り裂く代物でさぁ
御値段の方は相応に張りますが、貴族の従者に持たせるんであればこれ以上のものはございませんぜ」
振るどころか抜くのも苦労しそうな大剣だが、ルイズにしてみれば見た目重視で実用性などどうでもいいのだ
「これにするわ、おいくら?」
「エキュー金貨で2千、新金貨なら3千」
「おい親爺、ボリすぎだろソリャ」
唐突に声が響いたかと思うと抜き身で壁側に積んであった剣が一斉にディアボロ目掛けて崩れ落ちた
「………………………………………………………………………………」
「あれ?これってオレのせい?」
■今回のボスの死因
崩れ落ちてきた剣に全身を串刺しにされて死亡
崩れ落ちてきた剣に全身を串刺しにされて死亡