ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

第3章 伝説は蘇り、歴史は繰り返す ①

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
第3章 ①


冒頭シーンは…… キング・クリムゾンッ!


実はすごいハゲ「このルーン!凄そう!!」
エロヒゲジジイ「そうだね!kwsk!kwsk!」
                      ……以上ッ!


すご~いハゲ!「―――あれ?美人眼鏡ねーちゃんは?」
セクハラジジイ「ロングビルいない!不思議!不思議!」

……この二人のこと、凄く好きだぜ? 嘘じゃないよ?



――がらがらと石くれを片付けるスクアーロ。
そういえば、イタリアには石工(いしく)が沢山いたな……。
あっちは芸術とか補修とか。
こっちは只の罰掃除か―――。

ルイズの”ちょっと”失敗した責任を、教師たちは罰掃除でとらせることにした。
但し、魔法無しで。
ところが、ゼロのルイズには罰になっていない。魔法が成功しないのだから。
さらに、使い魔独りで掃除している……。


爆発も確かに教室を破壊したが、その後が悪かった。
使い魔大決戦が突如始まり、教室がほぼ壊滅状態になってしまったのだ。

サラマンダーは火を噴き
猫や犬は足元を走り回り
バグベアーはもがき飛び
鳥の使い魔は窓から逃げ
大蛇はマリコルヌを食み
マリコルヌは大脱出成功
デビルイヤーは地獄耳。  ……?

外の大物使い魔たちは何事かと覗き込み、乱入してきた。
おかげですっかり教室内部は瓦礫の山と化した。
流石に大きな瓦礫は皆の魔法で運び出したが、細かいモノはルイズの担当とした。


――木製の作業用一輪車に石くれを集める。
中々量が多い。だがこれは罰なのだ。きつくなければ罰にならない。
だが罰を科せられた本人がいない。
これには訳がある。話は罰掃除が言い渡された直後に戻る―――。


「大丈夫だな?」
「だ、大丈夫って言ってるでしょ!」
「”ベネ”。 じゃあ着替えてきな。オレがやっとくからよ」
「?」
「いい女ってのは、常に見られてることを意識するんだぜ?」
「それが一体…」
「そんな格好じゃ美人が台無しだ」
爆発のせいで、服はボロボロに、そして全身は煤で黒く汚れていた
使い魔は御主人様の回答も聞かず、最後まで残っていたキュルケに話しかける。
「キュルケさん。すまないが、ルイズを部屋まで連れて行ってくれないか?」
急に自分へ話しかけられ、キュルケは驚き、目を丸くする。
「頼むよ。 オレは、君ほど頼りになる美人を他に知らないんだ」
――やれやれ。と一呼吸おいてから、自分のマントをルイズにかける。
「キュルケ?」
「あんたの使い魔さんにお願いされたの。 珍しいのよ?男の人の”お願い”聞くの♪」
「そちらのお嬢さんも……初対面ですみませんが、よろしく頼みます」
「了解」
キュルケの隣にいた、自らの背よりも大きな杖を持った、青い髪の少女にも頼む。
あっけにとられ、動こうとしないルイズに向かい、わざとらしく言う。
「早く行きな。他の男に見られる前にな! ルイズの肌はオレだけのものだぜ!?」


鮫の白い歯がきらりと光り、少女の顔が真っ赤に染まる。 鮫を倒せと輝き叫ぶッ!
「~~~~ッ!! だだだ、黙れぇぇぇッ!!!」 

ボ ギ ャ ァ ァ  ウ ン (ノミ同類よォーッ!といわんばかりの膝蹴り)

…まだまだ短い付き合いだが、この蹴りでルイズの調子がわかる。
大丈夫だ。スゲ―利いた。 連続殺人鬼も倒せる。
「元気じゃない? 思ったより。 ね、タバサ?」
「人間賛歌は『勇気』の賛歌」
……この眼鏡っ子はタバサって言うのか…… お ぼ え た ぞ!
「ほらっ!行くわよ!…ってこっち来なさい!」
使い魔に止めを刺さんとするが、キュルケに豪快に引きずられていくルイズ。
途中でめんどくさくなり、ルイズをマントで包んで結ぶキュルケ。
巾着状態のルイズをレビテーションで運ぶ頭脳的なタバサ。
意外と仲良いのかもな。と、そんな三人を見送るスクアーロ。
さて、とりあえず…… どうしたもんかなぁ……。
それなりに―――結構広い教室をみて天井を仰ぐ鮫。
こんなときは、近距離パワー型のスタンドが羨ましくなる。
……それにしても、オレってこんなに優しい男だっけ?
泣く子も黙るギャングのエリート、『親衛隊』だった男だぞ?(…表現古いか)
少し腑抜けたか? 情けねぇな! S・H・I・T!
こんなに優しくて礼儀正しいギャングは、ティッツァーノぐらいだぜ!?
……。
……まあ、ティッツァの分まで、こっちの誰かに優しくすんのも悪くねぇか。
どうせ帰れるまで時間はかかるんだ! 楽しくいかなきゃ、もったいねぇ!



何かが教室に近づく気配を感じる。
何の用だ? こんな荒廃したところに。
「……貴方一人ですか? 他には誰もいないのですか?」
緑色の髪を持つ美女が入ってきた。眼鏡がよく似合う。
美女率が高けぇな。ここ。
落ち着いた口調が、清楚なカンジでいい。
ホント!いろんなタイプがいるなぁ! ヨダレずびっ!

……誰か鮫を止めてくれ。俺(作者)じゃ無理だ……。



「―――あんた、使い魔さんに感謝しなさいよ?」
「キュルケうるさい! なな、何であんなスケベで! 軽くて!
 へへへ、変な髪型の使い魔にィ! ああ、あんたの投げキッスだって忘れてないッ…」
余りにもやかましいので「サイレント」をかけるタバサ。
変わりにレビテーション係をするキュルケ。
それでも構わずマントの中でハッスルするルイズ。
「……! ……!! ……!!! !!!!!」
「…だめだ、こりゃ」
「次行ってみよう」
――それにしてもこのタバサ、ノリノリである。



「The Story of the "Clash and Zero"」

第3章 伝説は蘇り、歴史は繰り返す ① 終了


To Be Continued ==>

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

記事メニュー
目安箱バナー