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「ル・クルーゼのような重い鍋」(2008/01/16 (水) 02:12:55) の最新版変更点
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&u(){&bold(){アルザスのル・クルーゼ~Turckheim}}
マニアック度★☆☆☆☆
行きにくさ★☆☆☆☆
フランス製の重たい鍋と言えば、ル・クルーゼを連想する人が多いでしょう。
そのルクルーゼと同じフランス製で、同じようなホーロー加工を施した重たい鋳物の鍋であることから「ルクルーゼのバッタもん」などと呼ばれることもある一方で、料理研究家やプロの料理人から愛される鍋があります。
その名はStaub。
南部の県庁所在地・Colmarに程近いTurckheimという村に工場を構える、知る人ぞ知る鍋メーカーです。
#image(http://www22.atwiki.jp/enalsace?cmd=upload&act=open&pageid=31&file=staublogo.png)
1899年にこのアルザスの地で創業し、アルザスのシンボルであるコウノトリをロゴに用いたStaub。愛用者から「男のル・クルーゼ」と呼ばれる通り、見るからに女性ウケしにくそうな無骨なデザインをしています。
一見すると蓋と本体との噛み合わせが悪く、蒸気が逃げやすいようにも見えますが、実際に使ってみると意外にも蒸気を逃がしにくいことに驚かされます。そして、重たい鍋蓋のおかげで内部に若干の圧力がかかるために、煮物が早く、おいしく煮えるのです。
Staub鍋の最大の特徴は、蓋の裏にあるダッチオーブンのような複数の突起です。これがなかなかの優れモノで、調理中に食材から蒸発した旨みを含む水分がこの突起を伝って何度も食材に降り注ぐことになり、鍋自体の密閉性と相まって旨みを逃さず食材をジューシーに仕上げてくれます。使ったことがないと、
最近は日本でも購入できるようになってきましたが、購入を検討中ならば工場併設の直売所を覗いてみることをお勧めします。理由は2点、そこは鍋のカラーバリエーションが驚くほど豊富で、若干おトクな難有品の扱いもあるからです。
#image(http://www22.atwiki.jp/enalsace?cmd=upload&act=open&pageid=31&file=color.JPG)
通常、見かけるのは黒と赤、そして黄・青・オレンジがせいぜいといったところ。ですが、直売所には茄子、オリーブ、茶、白、グレー等、他ではあまり見ない色もあります。また、メジャーな赤でも単一色にグラデーション、メタリック風と3種類あるなど、バラエティに富んでいます。他のStaub専門店でさえ、ここまで揃っているところは知りません。
そして、難有品。
ストウブの鍋は工場直売価格でもそこそこのお値段がするのですが、色ムラがあったり、蓋の取っ手が曲がっている、表面に凹凸のあるなどの品が割引価格で並んでいます。
モノによって難点や場所が違うので、目立たないものなら正規価格品と見間違うこともあるほどです。もちろん、見た目に問題があるだけで、鍋の機能としては全く問題のない品です。激安というわけではありませんが、「興味はあるけど高いから」と躊躇している人にはオススメです。ただし、出ているだけしかないようで、全カラーの全サイズを網羅しているわけではありません。
時折、箱に記載されているサイズと鍋のサイズが違う場合があります。
購入する際は必ず中身を確認してください。
鍋のサイズは、蓋の裏に浮き出ています。
&u(){おまけのニ言}
○バーゲンには要注意
年に一度(大体秋頃)、特に「難有品」が安くなるセールがあるそうですが、10日ほど前に地元広告で告知されるらしく、住民でないと情報を入手しにくいようです。
また、ソルドsoldes(1・7月に開催されるフランス全国一斉バーゲン)で若干割引になるせいか、ソルド終了前後の品揃えは宜しくないという印象があります。色の好みは個人の感性によるでしょうが、訪れるつもりなら念頭に置いておくと良いかも。
○錆止め
ル・クルーゼの日本向け製品は、特別に防錆加工を施しているのだそうです。ストウブは?というと・・・残念ながら知りません。要調査項目です。
ただ、フランスでさえすぐ酸化してしまうようなら商品として売れないはず。日本で錆が生じやすいとしても、錆びる条件を見極めて上手く付き合っていけば大丈夫ではないかと私は楽観視しています(現海外乾燥地帯在住で、実体験ゼロ)。実体験としての異論が有る方は、私に渇を入れてください。お願いします。
&bold(){Staub}
2 rte St Gilles 68230 TURCKHEIM
tel :03 89 27 77 77
[[Staub HP>http://www.staub.fr/fr/]] 英仏
※全てのカラーが載っているわけではありません
&bold(){OPEN}
月~土
10:00~12:30, 14:00~18:30
&bold(){行き方}
車
Colmar市街をぐるりと迂回するN83に乗り、Colmarの西あたりからD11をTurckheim方面に入って道なりに真っ直ぐ進む。
線路を越え、そしてすぐ川を渡ると(この辺から道はD10になる)T字路の信号にぶつかります。これを左折し、川を左に見ながら並走しはじめたら、川にかかる2番目の橋を渡ります(1番目の橋は歩行者専用)。そのまま道なりに進むと、ほどなく左側にお店が現れます。
店構えは一見小さいですが、中は奥行きがありかなり広くなっています。
※D10に入ってすぐのT字路を右折すると、その先にはジャム屋のある街Niedermorschwier。
バス
調べてない
鉄道
Turckheim駅を出たら、正面のQuai de la Gareを左方向に進む。二本目の橋の前まで来たら、左折(川と反対方向)。そのままてくてくRoute de Saint-Gillesを歩いていくと、右側に店が現れる。
ちなみに、ル・クルーゼは1925年の創業です(於仏北部St-Quentin郊外Fresnoy-le-Grand)。「フランスで200年以上も愛され続ける鍋」と書かれていることもありますが、「北フランスでは200年以上前から鋳物が作られている」とのことで、広義には間違いとは言い切れないかもしれません。
&u(){&bold(){アルザスのル・クルーゼ~Turckheim}}
マニアック度★☆☆☆☆
行きにくさ★☆☆☆☆
フランス製の重たい鍋と言えば、ル・クルーゼを連想する人が多いでしょう。
そのルクルーゼと同じフランス製で、同じようなホーロー加工を施した重たい鋳物の鍋であることから「ルクルーゼのバッタもん」などと呼ばれることもある一方で、料理研究家やプロの料理人から愛される鍋があります。
その名はStaub。
アルザス南部の県庁所在地・Colmarに程近いTurckheimという村に工場を構える、知る人ぞ知る鍋メーカーです。
#image(http://www22.atwiki.jp/enalsace?cmd=upload&act=open&pageid=31&file=staublogo.png)
1899年にこのアルザスの地で創業し、アルザスのシンボルであるコウノトリをロゴに用いたStaub。愛用者から「男のル・クルーゼ」と呼ばれる通り、見るからに女性ウケしにくそうな無骨なデザインをしています。
そんなStaub鍋最大の特徴は、蓋の裏にある複数の突起です。「男のル・クルーゼ」の名に相応しいダッチオーブンを連想させるこの突起、実は料理をおいしく仕上げる重要な役目を担っているのです。
一見すると蓋と本体との噛み合わせが悪く、蒸気が逃げやすいようにも見えるStaubの鍋。ですが、実際に使ってみると意外にも蒸気を逃がしにくいことに驚かされます。この程よい密閉性と重たい鍋蓋のおかげで、内部に若干の圧力がかかる形になり、その結果として煮物が早く、そしておいしく煮えるのです。
その際、食材から蒸発した旨みを含む水分は、蓋の部分で凝縮し、この突起を伝って何度も食材に降り注ぐことになります。それはまるで、ローストチキンを焼いている時、肉に何度も肉汁をかけるかのように。この循環効果によって、旨みを逃さず食材をジューシーに仕上げてくれるのです。
最近は日本でも購入できるようになってきましたが、購入を検討中ならば工場併設の直売所を覗いてみることをお勧めします。理由は2点、そこは鍋のカラーバリエーションが驚くほど豊富で、若干おトクな難有品の扱いもあるからです。
#image(http://www22.atwiki.jp/enalsace?cmd=upload&act=open&pageid=31&file=color.JPG)
通常、見かけるのは黒と赤、そして黄・青・オレンジがせいぜいといったところ。ですが、直売所には茄子、オリーブ、茶、白、グレー等、他ではあまり見ない色もあります。また、メジャーな赤でも単一色にグラデーション、メタリック風と3種類あるなど、バラエティに富んでいます。他のStaub専門店でさえ、ここまで揃っているところは知りません。
そして、難有品。
ストウブの鍋は工場直売価格でもそこそこのお値段がするのですが、色ムラがあったり、蓋の取っ手が曲がっている、表面に凹凸のあるなどの品が割引価格で並んでいます。
モノによって難点や場所が違うので、目立たないものなら正規価格品と見間違うこともあるほどです。もちろん、見た目に問題があるだけで、鍋の機能としては全く問題のない品です。激安というわけではありませんが、「興味はあるけど高いから」と躊躇している人にはオススメです。ただし、出ているだけしかないようで、全カラーの全サイズを網羅しているわけではありません。
時折、箱に記載されているサイズと鍋のサイズが違う場合があります。
購入する際は必ず中身を確認してください。
鍋のサイズは、蓋の裏に浮き出ています。
&u(){おまけのニ言}
○バーゲンには要注意
年に一度(大体秋頃)、特に「難有品」が安くなるセールがあるそうですが、10日ほど前に地元広告で告知されるらしく、住民でないと情報を入手しにくいようです。
また、ソルドsoldes(1・7月に開催されるフランス全国一斉バーゲン)で若干割引になるせいか、ソルド終了前後の品揃えは宜しくないという印象があります。色の好みは個人の感性によるでしょうが、訪れるつもりなら念頭に置いておくと良いかも。
○錆止め
ル・クルーゼの日本向け製品は、特別に防錆加工を施しているのだそうです。ストウブは?というと・・・残念ながら知りません。要調査項目です。
ただ、フランスでさえすぐ酸化してしまうようなら商品として売れないはず。日本で錆が生じやすいとしても、錆びる条件を見極めて上手く付き合っていけば大丈夫ではないかと私は楽観視しています(現海外乾燥地帯在住で、実体験ゼロ)。実体験としての異論が有る方は、私に渇を入れてください。お願いします。
&bold(){Staub}
2 rte St Gilles 68230 TURCKHEIM
tel :03 89 27 77 77
[[Staub HP>http://www.staub.fr/fr/]] 英仏
※全てのカラーが載っているわけではありません
&bold(){OPEN}
月~土
10:00~12:30, 14:00~18:30
&bold(){行き方}
車
Colmar市街をぐるりと迂回するN83に乗り、Colmarの西あたりからD11をTurckheim方面に入って道なりに真っ直ぐ進む。
線路を越え、そしてすぐ川を渡ると(この辺から道はD10になる)T字路の信号にぶつかります。これを左折し、川を左に見ながら並走しはじめたら、川にかかる2番目の橋を渡ります(1番目の橋は歩行者専用)。そのまま道なりに進むと、ほどなく左側にお店が現れます。
店構えは一見小さいですが、中は奥行きがありかなり広くなっています。
※D10に入ってすぐのT字路を右折すると、その先にはジャム屋のある街Niedermorschwier。
バス
Colmarから出てます。まだ調べてないじょー
鉄道
Turckheim駅を出たら、正面のQuai de la Gareを左方向に進む。二本目の橋の前まで来たら、左折(川と反対方向)。そのままてくてくRoute de Saint-Gillesを歩いていくと、右側に店が現れる。
ちなみに、ル・クルーゼは1925年の創業です(於仏北部St-Quentin郊外Fresnoy-le-Grand)。「フランスで200年以上も愛され続ける鍋」と書かれていることもありますが、「北フランスでは200年以上前から鋳物が作られている」とのことで、広義には間違いとは言い切れないかもしれません。