メリー様御一行手記集@wiki

02-130

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dreamself

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だれでも歓迎! 編集
130 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/09/16(土) 08:07:32 [ bxNUlEes ]
いつもの様に博霊神社に遊びに行く。
相変わらず気だるそうに掃除してる霊夢がいた。適当に挨拶してお茶にしてもらう。
文句をいいつつお茶の用意をしてくれる霊夢はいいヤツだ。
だが「ガシャン」という音をたてて霊夢が倒れた。
酷い熱でうなされてる。慌てて布団の用意をして霊夢を寝かせる。
濡れた手ぬぐいを額に当てて、しばらくすると霊夢が気が付いた。ぽつりぽつりと話し始める霊夢。
「実は私は不治の病でもう長くない。だからあまり誰かと深く仲良くなったりしなかった
 下手に仲良くなると、相手を悲しませるから」と
唐突な告白に頭が真っ白になる。
永琳?に見てもらったらどうかとも聞くが、既に見てもらったらしく、手遅れと言われたらしい。
段々霊夢の息が上がってくる。本当にもうダメらしい。
何も出来ない悔しさから涙がボロボロと出てくる。それでも霊夢は笑いながら、
「ありがとう」と言って
そのまま事切れた。
本気で泣いた。いい年して泣きじゃくった。そして自分にとって霊夢がとても大きな存在だと今更気が付いた。
でも遅すぎた。だからよけいに悔しくて悲しくて、信じられないぐらいに泣いた。

そこで目が覚めた。寝ながらでも泣いてたのか、枕が濡れてた。
なんだか嫌な感じがして、博霊神社に急いで行った。
そこには気だるそうにあくびをしながら掃除してるいつもの霊夢。不治の病なんてどこへやら。
夢の話をすると
「そんな訳無いでしょ?アンタ私を殺したいの?」と笑われた。
なんだか一気に安心して、また涙が出てきた。
「ほら、ヘンな顔してないで顔洗ってきたら?どうせ朝ご飯も食べてないんでしょ。食べてく?」
そんな言葉を聴いて、何故か『霊夢には勝てそうも無いな』と思った。
「おう、もちろん食べていくぜ」
と、自分の口から発して、初めて自分が魔理沙だという事に気が付いた。


そこで本当に目が覚めた。枕が濡れてたから、やっぱり泣いてたんだろう。異常なまでにリアルだった。
夢を見た夢を見るなんてよくわからない。うーむ…何か悶々としてるぜ。


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