メリー様御一行手記集@wiki

03-036

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匿名ユーザー

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36 :名前が無い程度の能力:2006/12/13(水) 08:02:44 ID:zFkc.jqE
咲夜さんのメイド服が一般メイドの不手際で汚れてしまった。
テーブルについていたレミリアが提案する。
「咲夜。丁度いいわ、今日は休暇をあげる。
その服が洗濯されて乾くまで、里にでも下りて遊んでらっしゃい」
「ありがとうございます。そうですね……では美鈴を同行させてもよろしいでしょうか?」
「美鈴? ……まあいいわ。そこの、美鈴を呼んできなさい」
「かしこまりました」
腕利きのメイドの一人が呼ばれて飛んでいって、美鈴が戻ってくるのが5分後。

「お呼びでしょうか」
「私はどうでもいいのだけれど、咲夜がお前を休暇の巻き添えにしたいそうよ。お前も休んできなさい」
「お姉様。それなら美鈴は私と弾幕ごっこして遊ぶのがいいわ。主に40%ほど剣道を交えて」
「妹様。それだと37%の確率で美鈴の武器が松葉杖になるわ」
辞書のページをカッターのような硬度にして飛ばして遊ぶパチュリー小悪魔の額に一枚刺さった。
さっきまでシリアスだったのにこの辺カオス。

「ともかく、美鈴は咲夜と休むこと。いいわね」
そこで咲夜さんが手を上げる。
「お言葉ですが……もう服は綺麗になってしまいました」
見ると、先ほど汚れたはずの服がピカピカになって、客に見せても非の打ち所のないさまになっていた。
「あらそう……でも、休暇を出すのは変わらないわ。行ってきなさい」
「では美鈴だけでも」
「なるほどねえ。愛されてるじゃないの美鈴。なら美鈴が遊んでらっしゃいな。」
「いえ! 咲夜さんを差し置いて休暇などくぁswでfrgtyふじこlp」
「日本語でおkよ美鈴。当たり前のことだから言わないでいたけど、私はお前にも感謝しているの。
せっかくだから咲夜と遊んでらっしゃい」
お嬢様、10数秒もしないうちにおっしゃってる事が変わってます。
「お嬢様……」
咲夜さんと美鈴はそれぞれ極まった声を出した。
そして二人で力強く握手する。
「お嬢様! 咲夜さん! 私紅魔館に骨を埋めることに決めました!」
「そうね美鈴! 共に命の尽きるまでお嬢様と館をお守りしましょう!」
咲夜さんと美鈴は体を寄せ合いポーズを決める。
「我ら紅魔戦隊メイドレンジャー!!」
一連の状況がカオス寄りになってると気づいた小悪魔が、苦笑いしながら疑問を呈する。
「あの……これって、どういうネタですか?」
咲夜さんはあごの先に人差し指を軽くつけ、小首を傾げた。
「どこからどこまでがネタですか? ってネタでしょうか」
全員が吹き出したところでつられて笑って目が覚めた。

37 :名前が無い程度の能力:2006/12/13(水) 11:23:56 ID:LRRcCcvY
 >>36
紅魔館の少々アグレッシヴな日常の一コマという感じで和んだ(w


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