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770 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/07(火) 04:12:15 [ LWk/7nhY ] 昔母親から聞いた話だ。 「あなたが生まれてくる前日の夜、私は天使様からあなたを受け取ったのよ。  天使様が暖かい光を持ってきて、それを私のお腹の中に入れてくれたの。  びっくりして飛び起きたらいきいなり陣痛が始まって、そして産まれたのが貴方なの」 そんな話を、昔母から聞いた。 深夜過ぎに妻が俺をたたき起こした。 「痛い。お腹が痛いの。救急車呼んで」 額に脂汗を浮かべ、必至の形相だった。 トランクス1丁という恥ずかしい格好ながら、慌てて119番をし(最初110番を押しておいた)、ほどなくして救急車が到着。 救急隊員が妻をタンカに乗せ、俺も救急車に乗る。 救急車の中で妻の手を握り、必至にはげました。 「大丈夫だよ、予定よりちょっと早いけど、大丈夫。立派な子が産まれてくるさ」 「うん、私もそう思う。だってさっき夢を見たから」 「夢?」 「そう、夢。  長い金髪をなびかせたすごいキレイな人が、私に話しかけてくれたの。  かわいい女の子が産まれるわよ、って」 「ああ、きっとかわいい女の子が絶対産まれるよ」 産婦人科の病院に到着し、妻は分娩室に運ばれていった。 こうなると男は何もできない。いや、ただ祈ることしかできない。 30分、1時間、そして2時間が経とうとしたとき… 「ゆぁー!ゆぁー!ゆぁー!」 元気な女の子の声が分娩室の中から聞こえた。 扉が開き、手術着を着た狐耳と猫耳の看護婦さんが出てくる。 その手には白い毛布に包まれた… 「御覧なさい、元気な女の子ですよ」 白い、毛布に 包ま れた おんなのこ が ニヤ リ とほほえんだ               ゆあー ここで悲鳴にもならない声で飛び起きた。 心臓がばくばくして、背中にはびっしょり汗をかいている。 慌てて隣で寝ている妻を見たら、なんてことない、いつもどおりに普通に寝ていた。 軽くウェーブのかかった金髪をすくい          金髪…? 大きく膨らんだお腹を優しくさすってあげる       俺はまだ独身だぞ…? んんっ…と身じろぎをして、妻が起きてしまった    妻、って誰だ…? 「ごめん、起こしちゃったかい?」と俺が言うと     目の前にいるのって、まさか…? 「大丈夫よ。 あ な た♪」 と、[[紫>ゆかりん]]が僕ににっこりと微笑んだ。 って夢を見てすごい勢いで飛び起きた午前4時。 いったいなんだったんだ…夢の中で夢を見るなんて初めての経験。 なんか怖えー。眠気がバッチリ無くなっちゃったよ。 ---- 771 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/07(火) 04:20:28 [ eKfhIHsI ] ちょwwwマジこぇーwww ---- 772 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/07(火) 11:44:35 [ b3snTQUY ] 産声噴いたww ゆあーてwww ---- 774 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/07(火) 12:53:28 [ M.eJQ.zI ]  >>770 「昔母親から聞いた話」も夢設定?それとも聞いたのは本当? それにしても紫に気に入られたようだな……気をつけろ ---- 775 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/07(火) 15:48:41 [ LWk/7nhY ] そのまま起きて大学行ってきたけど眠たくてしょうがなかった…  >>774 母親から聞いた話は本当。言い回しはちょっと物語っぽく書いたけどね。 俺には姉貴いるんだが、姉貴が産まれる前日(というか陣痛が始まる前)にも、 母親は夢を見てたらしい。姉貴はコウノトリに運ばれてきて、俺は天使だったそうだ。 正直紫様になら気に入られても嬉しいけd(スキマ ---- [[不思議・ホラー]] ---- 7
770 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/07(火) 04:12:15 [ LWk/7nhY ] 昔母親から聞いた話だ。 「あなたが生まれてくる前日の夜、私は天使様からあなたを受け取ったのよ。  天使様が暖かい光を持ってきて、それを私のお腹の中に入れてくれたの。  びっくりして飛び起きたらいきいなり陣痛が始まって、そして産まれたのが貴方なの」 そんな話を、昔母から聞いた。 深夜過ぎに妻が俺をたたき起こした。 「痛い。お腹が痛いの。救急車呼んで」 額に脂汗を浮かべ、必至の形相だった。 トランクス1丁という恥ずかしい格好ながら、慌てて119番をし(最初110番を押しておいた)、ほどなくして救急車が到着。 救急隊員が妻をタンカに乗せ、俺も救急車に乗る。 救急車の中で妻の手を握り、必至にはげました。 「大丈夫だよ、予定よりちょっと早いけど、大丈夫。立派な子が産まれてくるさ」 「うん、私もそう思う。だってさっき夢を見たから」 「夢?」 「そう、夢。  長い金髪をなびかせたすごいキレイな人が、私に話しかけてくれたの。  かわいい女の子が産まれるわよ、って」 「ああ、きっとかわいい女の子が絶対産まれるよ」 産婦人科の病院に到着し、妻は分娩室に運ばれていった。 こうなると男は何もできない。いや、ただ祈ることしかできない。 30分、1時間、そして2時間が経とうとしたとき… 「ゆぁー!ゆぁー!ゆぁー!」 元気な女の子の声が分娩室の中から聞こえた。 扉が開き、手術着を着た狐耳と猫耳の看護婦さんが出てくる。 その手には白い毛布に包まれた… 「御覧なさい、元気な女の子ですよ」 白い、毛布に 包ま れた おんなのこ が ニヤ リ とほほえんだ               ゆあー ここで悲鳴にもならない声で飛び起きた。 心臓がばくばくして、背中にはびっしょり汗をかいている。 慌てて隣で寝ている妻を見たら、なんてことない、いつもどおりに普通に寝ていた。 軽くウェーブのかかった金髪をすくい          金髪…? 大きく膨らんだお腹を優しくさすってあげる       俺はまだ独身だぞ…? んんっ…と身じろぎをして、妻が起きてしまった    妻、って誰だ…? 「ごめん、起こしちゃったかい?」と俺が言うと     目の前にいるのって、まさか…? 「大丈夫よ。 あ な た♪」 と、[[紫>ゆかりん]]が僕ににっこりと微笑んだ。 って夢を見てすごい勢いで飛び起きた午前4時。 いったいなんだったんだ…夢の中で夢を見るなんて初めての経験。 なんか怖えー。眠気がバッチリ無くなっちゃったよ。 ---- 771 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/07(火) 04:20:28 [ eKfhIHsI ] ちょwwwマジこぇーwww ---- 772 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/07(火) 11:44:35 [ b3snTQUY ] 産声噴いたww ゆあーてwww ---- 774 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/07(火) 12:53:28 [ M.eJQ.zI ]  >>770 「昔母親から聞いた話」も夢設定?それとも聞いたのは本当? それにしても紫に気に入られたようだな……気をつけろ ---- 775 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/07(火) 15:48:41 [ LWk/7nhY ] そのまま起きて大学行ってきたけど眠たくてしょうがなかった…  >>774 母親から聞いた話は本当。言い回しはちょっと物語っぽく書いたけどね。 俺には姉貴いるんだが、姉貴が産まれる前日(というか陣痛が始まる前)にも、 母親は夢を見てたらしい。姉貴はコウノトリに運ばれてきて、俺は天使だったそうだ。 正直紫様になら気に入られても嬉しいけd(スキマ ---- [[不思議・ホラー]] ----

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