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555 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/10/17(火) 20:12:03 [ suo72BDk ] 遂に東方の夢を見た。 ちと痛々しい夢なので、キャラが傷付くのが嫌な人はスルーを。 気が付くと船の上。 すぐ隣、寄り添うように立っている[[メランコ>メディ]]。 身長は140cmだったかと。 驚いたら「どうしたの?」とかなんだか笑われて、 その船が旧日本海軍の重巡羽黒である事を教えてくれた。 そんなメランコは旧海軍の水兵服に身を包んでいた。 天気は雲ひとつ無い快晴で、それを映したようなメランコの蒼い目が 印象的でとても綺麗だったのを覚えている。 他に見えた人員は、対空砲砲座に雑魚であろう妖精。 艦橋前の機銃座に[[チルノ]]と[[レティ]]が居たと思った。 で、気付いたのはこの軍艦が羽黒ではなく、阿賀野型の軽巡じゃないかって事。 立ち位置は第二砲塔の側面辺りだった。 んで見てみると、一隻の駆逐艦も随伴していた(旧ドイツ海軍のZ級に見えた) 波は穏やかで島が遠くに点在する大海原、雰囲気的に太平洋の南辺りに思えた。 風景に見とれていると、やがて損傷して大傾斜した小型空母が漂ってきた。 その甲板に座り込んでいたのは[[小町]]だった。 いつもの衣装をズタボロにし、片目を血で濡らして鎌を抱えて座り込んでいた。 呆然と彼方を見つめ、此方には何の反応もしなかった。 機関は生きているようで、静かに波を立てながら、空母は艦隊と擦れ違って行った。 メランコは何も言わない。 その直後、随伴の駆逐艦のすぐ側に巨大な水柱が立った。 場は騒然となり、けたたましい警報が響く。 「我が艦隊は敵の砲撃を受けた、総員戦闘配備!」 スピーカーから流れる声を聞いて、何故だか[[四季映姫>映姫]]だと確信できた。 メランコは敵の戦艦の名前を教えてくれた。(忘れたが、米戦艦の名前だったと思う) その間にも、おそらく40cm砲の物であろう攻撃は、二撃、三撃と駆逐艦に集中し、 木の葉の様に揺れている駆逐艦が、反撃の魚雷の第一弾を発射したまさにその時、 駆逐艦は直撃を受け、ものの見事に爆沈した。 大爆発と共に、吹っ飛んでいた赤い人影、直感で[[橙]]のように見えた。 メランコはいつの間にか居なくなっていた。 水平線にぼやける敵に向かって反撃が始まった。 主砲、魚雷に何故だか機銃までが火を吹き、自分自身も第二砲塔に滑り込む。 砲を操作していたのは旧海軍の水兵だった。 そこに自分の仕事は無い様だったので、外に戻ったその時。 友軍の水上機(九五式水偵)が被弾した様子で着水。 パイロットは[[美鈴>中国]]で、意識を失っているようだった。 後部座席にはこれも旧海軍のと思われる軍人が、同じく項垂れていた。 看護兵姿の[[てゐ]]が、目を覚ますよう必死に訴えるも、 眠ったような表情の美鈴は、水上機と共に、ゆっくりと海中へ沈んでいった。 非常に悲しくなり、胸を締め付けられる感情を抱いたその時、 艦橋が敵弾の直撃を受け、大爆発を起こした。 爆発が終わると、何かにとらわれる様に、艦橋へのタラップを駆け上がる。 傷つき斃れ、折り重なる兵士の中に金髪のキャラが制服を赤く染め、横たわっていた。 更に上を目指すと、天蓋が吹っ飛んだ艦橋に、四季映姫が立っていた。 映姫は口の端から血を垂らし、出血を起こした脇を抑えていた。 その、恐らく最高に似合うであろう純白の艦長服を、 血の赤と、煤の黒に、無残に染めていた。 ・・・んで、この続きもあるのだが、正直、書くのが辛くなってきた。 皆が知りたいってなら書くかも知れんが、なんだか哀しくなっちゃって・・・。 つーか、目覚めたら目の端に涙が浮かんでるんだもんな。 もしかしたら呻きの一つでもあげていたかもw ちなみにキャラによって、いつもの姿だったり軍服だったりした。 とりあえず、メランコの水兵服は反則だとおもいますた。 ---- 568 名前:555 投稿日:2006/10/18(水) 21:03:07 [ CncAGL0g ] 先回の続き 敵の砲撃は続いていた。 砲弾の飛翔音、弾着間近の金きり音、それに炸裂音は絶える事を知らない。 気が付けば、晴天は徐々に夕暮れに傾き始めていた。 映姫は此方に一瞥をくれると、自分の名前を呟いた。 出血を起こしながらも、気丈さは失っていなかった。 その端正な顔立ちが、僅かにだが自嘲気味に歪む。 映姫は大勢の部下を失った事を悔やみ、己の無能さを嘲笑った。 その間にも、映姫の顔色は確実に悪化していく。 船にも死相が浮かんでいた。 あれから数発の命中弾もあり、既に艦尾は水面下に没していた。 艦上の構造物は軒並み破壊され、残った二番砲塔と数門の機銃が 思い出すかのように砲火を上げるのみだった。 そこへ後ろからてゐが現れた。 その肩には、手当てを受けた金髪([[メリー]]?)が寄り掛かっている。 てゐは映姫へ寄ろうとしたが、彼女はそれを拒み、てゐに総員退艦を命じた。 彼女の強い意志に逆らえなかったのか、てゐは艦橋を去ろうとした。 てゐは自分にも脱出を促すが、自分はそれを拒んだ。 それを確認したてゐは、残念そうに艦橋を去っていった。 再び二人きりになると、映姫は夕暮れの空を見上げた。 そして、作戦が成功した事を呟く。 敵方を見ると、数多の黒煙が揚がっている。 自分達の誘き寄せた敵艦隊に、[[プリズムリバー]]の航空隊が殺到しているのだと言う。 確かに、その上空には七色の飛行機雲が渦巻きあっていた。 そして、船はゆっくりと傾斜を増してゆく。 映姫がバランスを崩した時、耐えられずに駆け寄り支えた。 彼女はそのまま自分を抱いてきた。 自分は答えるように彼女を抱き寄せる。 映姫は泣いていた。心の奥底から来る様な嗚咽だった。 自分の頬にも涙が伝った、この惨状に、堰を切ったように泣いた。 暫く嗚咽に浸っていると、一隻のカッターが視界に入った。 映姫を助けたい一念に、彼女を抱き上げ艦橋を後にする。 彼女は痛がったが、そんなのはお構い無しだった。 傾斜したタラップを必死に降り、艦舷のカッターに向かう。 そのカッターに乗っていたのは、メランコただ一人だった。 メランコは何も言わず、カッターの先に立つと此方に手を差し伸べる。 藁にもすがる思いでその手を掴もうと、駆け寄った。 だが何故か、メランコは諦めたような不思議な表情をしていた。 そしてカッターの数メートル手前で船は大爆発を起こし、 自分と映姫は漆黒の海へと放り出された。 そこからの視界は一切閉ざされたままだった。 ただ、ああ、海の中か、これは助からないか。等と思っていた。 だが、その手にはまだ、映姫の感触が残っていた。 それを抱き寄せてみると、映姫が確かにそこにいた。 そのまま彼女を強く抱き続けたまま、意識は深く沈んでいった。  -おわり- ・・・とまあ、気が付いたら結構な長文にorz ノート用紙両面に書かれたメモを、一日経った頭で紡いで見たらこうなりました。 そして、己の文章力の無さを見せ付けられますたorz まあ、おいらの一番好きな映姫様の夢だったのが救いかな。メランコにも興味が出てきました。 兎に角、ここまで駄文を読んでくれた皆さん、ありがとうです。 今度はもっといい夢が見れるように精進しますww できれば、最愛の映姫様とネ(ry ---- [[ムーディ]] ----
555 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/10/17(火) 20:12:03 [ suo72BDk ] 遂に東方の夢を見た。 ちと痛々しい夢なので、キャラが傷付くのが嫌な人はスルーを。 気が付くと船の上。 すぐ隣、寄り添うように立っている[[メランコ>メディ]]。 身長は140cmだったかと。 驚いたら「どうしたの?」とかなんだか笑われて、 その船が旧日本海軍の重巡羽黒である事を教えてくれた。 そんなメランコは旧海軍の水兵服に身を包んでいた。 天気は雲ひとつ無い快晴で、それを映したようなメランコの蒼い目が 印象的でとても綺麗だったのを覚えている。 他に見えた人員は、対空砲砲座に雑魚であろう妖精。 艦橋前の機銃座に[[チルノ]]と[[レティ]]が居たと思った。 で、気付いたのはこの軍艦が羽黒ではなく、阿賀野型の軽巡じゃないかって事。 立ち位置は第二砲塔の側面辺りだった。 んで見てみると、一隻の駆逐艦も随伴していた(旧ドイツ海軍のZ級に見えた) 波は穏やかで島が遠くに点在する大海原、雰囲気的に太平洋の南辺りに思えた。 風景に見とれていると、やがて損傷して大傾斜した小型空母が漂ってきた。 その甲板に座り込んでいたのは[[小町]]だった。 いつもの衣装をズタボロにし、片目を血で濡らして鎌を抱えて座り込んでいた。 呆然と彼方を見つめ、此方には何の反応もしなかった。 機関は生きているようで、静かに波を立てながら、空母は艦隊と擦れ違って行った。 メランコは何も言わない。 その直後、随伴の駆逐艦のすぐ側に巨大な水柱が立った。 場は騒然となり、けたたましい警報が響く。 「我が艦隊は敵の砲撃を受けた、総員戦闘配備!」 スピーカーから流れる声を聞いて、何故だか[[四季映姫>映姫]]だと確信できた。 メランコは敵の戦艦の名前を教えてくれた。(忘れたが、米戦艦の名前だったと思う) その間にも、おそらく40cm砲の物であろう攻撃は、二撃、三撃と駆逐艦に集中し、 木の葉の様に揺れている駆逐艦が、反撃の魚雷の第一弾を発射したまさにその時、 駆逐艦は直撃を受け、ものの見事に爆沈した。 大爆発と共に、吹っ飛んでいた赤い人影、直感で[[橙]]のように見えた。 メランコはいつの間にか居なくなっていた。 水平線にぼやける敵に向かって反撃が始まった。 主砲、魚雷に何故だか機銃までが火を吹き、自分自身も第二砲塔に滑り込む。 砲を操作していたのは旧海軍の水兵だった。 そこに自分の仕事は無い様だったので、外に戻ったその時。 友軍の水上機(九五式水偵)が被弾した様子で着水。 パイロットは[[美鈴>中国]]で、意識を失っているようだった。 後部座席にはこれも旧海軍のと思われる軍人が、同じく項垂れていた。 看護兵姿の[[てゐ]]が、目を覚ますよう必死に訴えるも、 眠ったような表情の美鈴は、水上機と共に、ゆっくりと海中へ沈んでいった。 非常に悲しくなり、胸を締め付けられる感情を抱いたその時、 艦橋が敵弾の直撃を受け、大爆発を起こした。 爆発が終わると、何かにとらわれる様に、艦橋へのタラップを駆け上がる。 傷つき斃れ、折り重なる兵士の中に金髪のキャラが制服を赤く染め、横たわっていた。 更に上を目指すと、天蓋が吹っ飛んだ艦橋に、四季映姫が立っていた。 映姫は口の端から血を垂らし、出血を起こした脇を抑えていた。 その、恐らく最高に似合うであろう純白の艦長服を、 血の赤と、煤の黒に、無残に染めていた。  ・・・んで、この続きもあるのだが、正直、書くのが辛くなってきた。 皆が知りたいってなら書くかも知れんが、なんだか哀しくなっちゃって・・・。 つーか、目覚めたら目の端に涙が浮かんでるんだもんな。 もしかしたら呻きの一つでもあげていたかもw ちなみにキャラによって、いつもの姿だったり軍服だったりした。 とりあえず、メランコの水兵服は反則だとおもいますた。 ---- 568 名前:555 投稿日:2006/10/18(水) 21:03:07 [ CncAGL0g ] 先回の続き 敵の砲撃は続いていた。 砲弾の飛翔音、弾着間近の金きり音、それに炸裂音は絶える事を知らない。 気が付けば、晴天は徐々に夕暮れに傾き始めていた。 映姫は此方に一瞥をくれると、自分の名前を呟いた。 出血を起こしながらも、気丈さは失っていなかった。 その端正な顔立ちが、僅かにだが自嘲気味に歪む。 映姫は大勢の部下を失った事を悔やみ、己の無能さを嘲笑った。 その間にも、映姫の顔色は確実に悪化していく。 船にも死相が浮かんでいた。 あれから数発の命中弾もあり、既に艦尾は水面下に没していた。 艦上の構造物は軒並み破壊され、残った二番砲塔と数門の機銃が 思い出すかのように砲火を上げるのみだった。 そこへ後ろからてゐが現れた。 その肩には、手当てを受けた金髪([[メリー]]?)が寄り掛かっている。 てゐは映姫へ寄ろうとしたが、彼女はそれを拒み、てゐに総員退艦を命じた。 彼女の強い意志に逆らえなかったのか、てゐは艦橋を去ろうとした。 てゐは自分にも脱出を促すが、自分はそれを拒んだ。 それを確認したてゐは、残念そうに艦橋を去っていった。 再び二人きりになると、映姫は夕暮れの空を見上げた。 そして、作戦が成功した事を呟く。 敵方を見ると、数多の黒煙が揚がっている。 自分達の誘き寄せた敵艦隊に、[[プリズムリバー]]の航空隊が殺到しているのだと言う。 確かに、その上空には七色の飛行機雲が渦巻きあっていた。 そして、船はゆっくりと傾斜を増してゆく。 映姫がバランスを崩した時、耐えられずに駆け寄り支えた。 彼女はそのまま自分を抱いてきた。 自分は答えるように彼女を抱き寄せる。 映姫は泣いていた。心の奥底から来る様な嗚咽だった。 自分の頬にも涙が伝った、この惨状に、堰を切ったように泣いた。 暫く嗚咽に浸っていると、一隻のカッターが視界に入った。 映姫を助けたい一念に、彼女を抱き上げ艦橋を後にする。 彼女は痛がったが、そんなのはお構い無しだった。 傾斜したタラップを必死に降り、艦舷のカッターに向かう。 そのカッターに乗っていたのは、メランコただ一人だった。 メランコは何も言わず、カッターの先に立つと此方に手を差し伸べる。 藁にもすがる思いでその手を掴もうと、駆け寄った。 だが何故か、メランコは諦めたような不思議な表情をしていた。 そしてカッターの数メートル手前で船は大爆発を起こし、 自分と映姫は漆黒の海へと放り出された。 そこからの視界は一切閉ざされたままだった。 ただ、ああ、海の中か、これは助からないか。等と思っていた。 だが、その手にはまだ、映姫の感触が残っていた。 それを抱き寄せてみると、映姫が確かにそこにいた。 そのまま彼女を強く抱き続けたまま、意識は深く沈んでいった。  -おわり-  ・・・とまあ、気が付いたら結構な長文にorz ノート用紙両面に書かれたメモを、一日経った頭で紡いで見たらこうなりました。 そして、己の文章力の無さを見せ付けられますたorz まあ、おいらの一番好きな映姫様の夢だったのが救いかな。メランコにも興味が出てきました。 兎に角、ここまで駄文を読んでくれた皆さん、ありがとうです。 今度はもっといい夢が見れるように精進しますww できれば、最愛の映姫様とネ(ry ---- [[ムーディ]] ----

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