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13 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/09/08(金) 23:24:12 [ WlX1lTx. ] 何だか長くなってしまって申し訳。おまけにカオスな夢につき注意。 俺は中学校の教室にいて、クラスメイトは東方キャラが勢揃いだった。 50人くらいの賑やかな雰囲気。おい俺、東方キャラは総勢50人でいいのか? あと俺の後ろ、教室の後ろの隅にはベッドがあって、[[慧音]]が寝てた。 なにやら大がかりなゲーム企画に取り組んでいるようで、みんなして頭をひねってる。 ウミガメのスープ的なクイズっぽい問題らしい。 その時、眠る慧音がなにやら寝言を呟きだした。 「うーん……アパム……アパム……」 む、コレは重要なヒントに違いない。俺はみんなを代表し、起きた慧音に聞いた。 「あなたは寝言でアパムという単語を口にしました。あなたはそれについて知っていますか?」 けーね微妙に照れながら答えて曰く、 「はい、知っています。それが地名であることも知っています」 やった、重要な情報が得られた。「とりあえず最初の目的地はアパムだな」「アパムかー」 アパムって四国までくらいの距離だっけ? 大がかりな企画だなまったく。 事態の進展に活気付く一同。クラス中に「おめでとう今日の分はやりとげたなー」的空気が漂う。 そのとき、教室の外から「ドサッ」という人が倒れるような音が。 何だ今の音は……? 俺は廊下に出て、すぐ向かいにあったベランダから外を見渡した。 校庭に、血まみれの死体が三つ。それと、ベランダにはささやかな血溜まり……。 死体の一つは、ベランダから飛び降りたら届きそうな位置じゃないか。 「ウィルスだ」 同じくベランダに出た友人が言った。 発病して全身から出血し、事態に絶望した男が飛び降りる……そんな光景が容易に浮かぶ。 ”アウトブレイク”という映画のタイトルを思い出した。まったく簡単に自殺してくれる。 「この学校はもう駄目だ。俺は焼き払われる前に逃げさせてもらう」 恐るべき冷徹さで言う友人。外にウィルスを持ち出す事に、などという遠慮は無いとみえる。 俺はその割り切りが半分羨ましいと思った。もう半分は絶望で、怒りや失望は沸かなかった。 友人は何気なく足下の血を指ですくうと、その場にいたチルノと大妖精の頬にそれを塗りつけた。 「お前も気にせずスタコラサッサすることだ」 ……え? 待て、今何をした。血液が肌に触れたりしたら、確実に感染……。 キョトンとする[[チルノ]]と[[大妖精]]。校庭に散らばる、血まみれ死体。 ベランダ。血を塗りつけた。ウィルス。友人。そもそもこの友人は誰だ。俺はいったい、 そこで目が覚めた。 ---- [[カオス]] [[カフカ]] [[不思議・ホラー]] ----

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