ドラ○もんの道具を悪用してエロ小説 まとめWiki内検索 / 「あいつが来る/本編/第62話」で検索した結果

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    .../本編/第61話 あいつが来る/本編/第62話 あいつが来る/本編/第63話 あいつが来る/本編/第64話 あいつが来る/本編/第65話 あいつが来る/本編/第66話 あいつが来る/本編/第67話 あいつが来る/本編/第68話 あいつが来る/本編/第69話 あいつが来る/本編/第70話 あいつが来る/本編/第71話 あいつが来る/本編/第72話 あいつが来る/本編/第73話 あいつが来る/本編/第74話 あいつが来る/本編/第75話
  • あいつが来る/本編/第20話
    「佐藤刑事…」 米花警察署の廊下で、現れた美和子と高木に蘭は眼差しを向ける。 「疲れてる所悪いんだけど、もう少し話、聞かせてくれるかしら」 「先輩三年生ですから最近はほとんど部活にも出て来てませんし、 でも、先輩が麻薬なんて嘘ですよね」 「とてもじゃないけど否認出来るような内容じゃないわね」 取り調べに当たっている刑事が声を荒げた。 「こんだけネタ上がって、素っ裸で走り回ってどうやってシラ切ろうってんだ、 喋ったら出た後でコークにありつけないって、分かってんだよそんな事。 色々あったみたいだけど、どうせヤクとはながーいお別れになるんだ。 やり直すんだったら早い方が…」 「ムシ」 その一言を、刑事たちは静かに見ていた。 「何これ?虫?虫がいる虫が何これ虫が這ってる何これ? 皮膚の中で虫がうじゃうじゃ虫が皮膚の中食い荒...
  • あいつが来る/本編/第22話
    「都大会で優勝した毛利蘭さんですね!?」 「今回の事件に就いて一言お願いします!」 「毛利さんも知ってたんですかっ!?」 「やめて下さい!」 「生徒への取材はお断りしていまーすっ!」 「行くよ蘭っ!」 「ごめん、先行ってて」 「うん」 廊下で、蘭は園子と分かれてトイレに入る。 女子トイレに入った蘭は、個室に鍵を掛け、壁に背を預けて両目に掌を当てた。 「全裸で生中継・コカイン逮捕女子高生は名門空手部前主将」 「女子高生全裸で生中継・広がる薬物汚染」 「コカイン逮捕部室で乱交・インハイ出場空手部爛れた実態」 「男子部員・クラスメイトは皆兄弟・コカイン逮捕美少女前主将・ 一斉尿検査・名門空手部不祥事底無し」 「コカイン逮捕美少女前主将 名門高校空手部・乱交パーティー盗撮DVDが売られていた!」 「見たかったなー...
  • あいつが来る/本編/第04話
    「いやああああああっ!!!」 「どうしたの蘭姉ちゃんっ!」 朝日が差し込む中、絶叫に気付いたコナンは蘭の寝室へと駆け込む。 「蘭、姉ちゃん?…」 寝室では、床でガタガタ震える数美が蘭を振り解こうとしていた。 「数美先輩っ?」 「あいつが来た、あいつが来たんだよ!あいつがあいつがぁあいつが来たんだよぉ あいつがあっ!」 「数美さん、数美さんっ!?」 「コナン君ごめんね!守ってあげられなくてごめん!あんな事して私私私いいいっ!」 “…何だ?…これは、やっぱり…” 「誰もいませんよ先輩」 ハッとした数美が、荒い息を吐きながら周囲を伺った。 「…いない…痛くない…」 呟いた数美が、パジャマの中に手を突っ込んで色々と探ってみる。 「また、夢?…」 「夢、見たんですか?あの時の…」 「…ごめん…コナン君…」 ...
  • あいつが来る/本編/第01話
    (三人称モード) “…何よこいつ…” 満員の東都環状線の車内で、塚本数美の怒りは爆発寸前まで高まっていた。 下校ついでの買い物のために環状線を利用したのだが、これまでこのタイミングでは考えられない人口密度は何かイベントでもあったかと言うくらいだったが、 後ろから回されている右手がしつこくしつこく乳房を揉みしだき、左手がスカートの中の下着の中に滑り込んでいるとなるとそれは話は別だった。 ぐいっと痛いくらいにお尻を、それも直接掴んだ掌がするりと滑って前の硬い草むらを掴み、その下まで指を伸ばしてこすり出すに及び、苛立ちのガソリンと羞恥のニトロは激怒に変化し大爆発した。 「何やってんだこの痴漢や、ろ…」 ガバッと最小の動きで振り返り、既に肘をコンパクトに後ろに引いていた数美の体から不意に力が抜ける。 「よう」 数美が見上げる先で、先ほどま...
  • あいつが来る/本編/第29話
    「関西事業本部第一営業部長ですか」 ゴルフ場で一汗流した後、目の前の男に俺様は言った。 「まあ、出だしはこんなもんですやろ」 ゴルフスタイルでガッチリとした体格、柔和な表情で言う目の前の男は、一見紳士と言うに相応しい物腰。 その経歴を知っていれば、「闇の紳士」と言うに相応しい。 「最初っから取締役に推挙する言われましたが、それは待ってもらいました」 「そうですね」 そう、食い尽くすためには調子に乗る事なく、位打ちにはまる事なく掌握しなければならない。   *  *  * 「とにかく、完全に信頼を勝ち取るんです。いくらかかっても構いません」 ゴルフ場の駐車場に移動した俺様は、 同行している某中堅商社関西事業本部第一営業部長に言いながら乗用車のトランクを開ける。 「こりゃあ…」 声こ...
  • あいつが来る/本編/第02話
    プロローグ 若き財務官僚の「俺様」が量子ちゃんへの痴漢行為の報いとして 毛利蘭、塚本数美、佐藤美和子にボコにされて警察に突き出され、 その後偶然例のポケットを手に入れて逆恨みを誓うと言うお話。 エピソード・ゼロ 「俺様」が秘密道具の悪用の限りを尽くしての帝丹高校学園ジャックを実行。 陵辱の限りを尽くした挙げ句にそれを全国テレビ放送して逆恨みの限りを尽くし、 ダミーの操り人形を始末し完全犯罪を成功させた俺様だったが、 犯行前の自分が、未来から来た自分から、それでも幸せを掴んでいると言う話を聞かされて路線変更を誓うと言うお話。 本編(進行中) 「俺様」が秘密道具を駆使して大量のエキストラと共に、東都環状線の満員電車内で塚本数美に陵辱の限りを尽くし、その上、敢えてその顔を数美に見せながら完全なアリバイを成立させる事で、数美を精神的に追い詰めている最中です。 こ...
  • あいつが来る/本編/第48話
      *  *  * 「機械トラブルにより停止操作が受け付けられなかったとの報告が」 「あれだけの時間をか」 「その様に報告が。 BPOが審議入りを避ける事はあり得ない状況。 総務大臣から即座に出頭する様にと、停止以上の処分は避けられないとの…」 「他には?」 「警視庁による強制捜査が始まっています。既に任意と言う形で連行されています」   *  *  * 「東都テレビが昨夜のニュース番組で児童の淫らな姿を含む映像を放映した事件で、 警視庁少年育成課は今朝、新たに東都テレビプロデューサー…………容疑者など五名を 児童買春児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕。 昨夜に引き続き東都テレビ本社など関連箇所の家宅捜索を行いました。 調べに対し…………容疑者は取材中に入手した映像データを取り違えて再生させた、 停止しようとしたが機械トラブルで停止しなかっ...
  • あいつが来る/本編/第14話
    「Oh!」 自主性を尊重したガキ共をプールサイドに残して 大人同士さっさとシャワーを浴びて更衣室に引っ込んだ俺様は、 目の前の「うそつ機」脳内ポルノムービースターパッキン巨乳美人英語教師にして今現在の忠実なる助手の 僅かな布地その他をさっさと取り去り全裸に剥き、 両手を壁に着かせて後ろから思う存分アメリカンな迫力バストを揉みしだく。 俺様が「皮膚から吸収した女は体の芯から疼いて来て男が欲しくて欲しくてたまなくなる媚薬だ」と 解説された「アワセール」を照射されたローションに塗れた我が黄金の両手で 豊かな膨らみをぐにぐにと堪能すると、 この牝はそれだけで浅ましい声を上げて俺様を求める熱いコールを響かせる。 故に、慈悲深い俺様は、おもむろに俺様の硬く逞しき男をもって、 ビキニボトム一面から滴る程に潤いきったジューシーな牝の肉に会心の一撃を食らわせ ...
  • あいつが来る/本編/第42話
      *  *  * 「…いっ……あ…ああっ、ん、あ、あっ…」 しんと静まった病院跡に、貴和子のかみ殺す様な声だけが響き続ける。 当初、全身を撫でる様な手つきだった鉢巻き男の指が、そして手が、 段々と力強く、そして一歩一歩核心へと近づいていく。 それに連れて、貴和子の全身はやたらと熱を帯びて白い肌が赤みがかり、 息も乱れて、何より貴和子自身が内からこみ上げる熱いものを持て余して心も体も身悶えしている。 「…あ…う…あぁ…やっ、あ…」 懸命に何かから逃れようとする貴和子だったが、鉢巻き男の指は吸い付く様に貴和子の全身から 狙いの中心部へと強く弱く埋め込まれて離れようとしない。 その度に、貴和子の食い締めた唇が解れて熱い吐息と甘い声がたまらない様に溢れ出す。 「…や…やぁ…ああっ」 そうしている内に、両足の間に置かれた洗面器が、又、パタ...
  • あいつが来る/本編/第52話
      *  *  * 「この契約書の事、聞かせてもらいましょうか?」 「これは、私の名前?いや、知りません。見た事もない」 「ほお、知らない…いつまでてんご抜かす気ぃや、ああっ!?」 大阪府警某警察署の取調室で、それまで落ち着いた口調で事務的な話をしていた刑事が、 書類の乗った挟み、史郎の目の前で豹変した。 「見た事聞いた事ない委任状から何で自分の筆跡自分の指紋出て来てるんや? 伊西田みたいなモンにに会社の持ち株叩き売ってや、 それでどうしたその代金どこしまいこんだとっととうとうて楽になろうや、なぁ」 「会社の株、鈴木の持ち株をそんな、私がそんなバカな事を…」 刑事の咆哮と共に、ばあんと机が揺れた。 「自分前は会長だか何だか知らんけど警察甘もう見るのも大概にしとけよああっ!」 「い、いや、私は、京都でも検事さんからその様に、しかし、本当に...
  • あいつが来る/本編/第16話
    「ただ今ー」 「お帰り、コナン君」 コナンが毛利探偵事務所に顔を出すと、 「灰原?」 「お帰りなさい」 淡々と言って哀が立ち上がる。 「珍しいな」 「ええ、これ」 「ああ、修理に出してた探偵バッジ」 「ええ。博士がバ○ダイと急ぎの打ち合わせが出来たとかで」 「サンキュー」 「今、ケーキ出すね」 「あ、いえ、お構いなく」 「遠慮しないで」 蘭がにこにこ笑って言った。以前程ではないにしても、哀には何となく避けられている印象。 元来子供好きの蘭には、わざわざの訪問が何となく嬉しかった。 「はい、もしもし…あ、園子…うん、ちょっと待って…」 ティータイムの最中、蘭は携帯電話を使いながら住居へと移動してしまった。 「それで、何の話だったの円谷君?」 蘭の退場を伺った哀が口を開いた。 「ああ、“逃げ三矢”だよ」 ...
  • あいつが来る/本編/第32話
    「ご、ごめんなさい」 ぶんぶんと頭を振ってその脳裏の片隅に取り憑いた悪しき妄想の邪念を振り払う美和子の、 その潤んだ瞳と言い、短いながらも黒いほつれ毛と言い、新一の胸をもう一撃するには十分だった。 「ちょっと、疲れてるみたい」 美和子が腕を解き、自分も腕を解きながらその腕に未練を感じているのが自覚出来る、 そんな自分に新一は微かな嫌悪を覚える。そんな場合ではない筈。 今、他の女性に浮ついた心を持っている、今の新一にとって、これ以上自らに恥じる事は無い。 新一がとっぷりと自己嫌悪に浸っている間に、美和子はどさっとベッドに腰掛けていた。 「それ、持って帰っていいわコピーだから、CDも付けておいた。 ああ、ここ、工藤君が取った部屋だったわよね。これから私は部屋を出るから、 五分間は後を追わないで、一緒に行動しない方がいい」 「分...
  • あいつが来る/本編/第03話
    (三人称モード) 「数美、先輩…」 ある放課後、小雨の中自宅近くでたたずんでいた数美は、蘭から見て別人の様にやつれていた。 「ごめん、ちょっと泊めてくれるかな?家、帰りずらくてさ」 数美が痛々しい笑みを浮かべる。 「ただ今ー」 「お帰りコナン君」 “…本降りになって来やがった。久々に興奮しちまったなー…小学生の相手も悪かねーや…” 途中小雨に降られながらも、この肉体にしてはなかなかのサッカーを満喫して、 泥だらけのまま、帰宅途中に土砂降りに降られて毛利探偵事務所ビルに駆け込んでいく。 「サッカーだったって?どうだった?」 「バッチリ!」 リビングでにかっと笑ったコナンは、そのままぱたぱたと奥へ進んだ。 「ん?」 「…」 目が点になったコナンは、見る見るゆでだこの様な顔色になっていった。 「ごごごごめ...
  • あいつが来る/本編/第30話
    ビジネスホテルの一室で、コナンは携帯を取り、公衆電話からの電話に出た。 「もしもし」 「もしもし、コナン君?」 「佐藤刑事?」 コナンの声には、驚きの響きがあった。 「この件は私が目暮警部から任されたんだけど、工藤新一君と連絡取れるかしら?」 「う、うん、今、ちょっと出かけてて、すぐ帰るからお部屋で待っててって、お部屋の番号は…」   *  *  * 「コナン君」 「えへへー」 部屋のドアを開けた美和子は、コナンの出迎えを受けた。 「あのね、新一兄ちゃん、買い物でちょっと近くのコンビニに行ってるから。 今電話したからすぐに戻って来るって」 「そう、分かったわ」 コナンがそのまま美和子をシングルの部屋に招き入れ、お茶を入れる。 「じゃあ、僕お邪魔だから、下で博士達と約束してるんだ...
  • あいつが来る/本編/第07話
    再びとんでもなくヘビーで恥ずかしくていやらしい「夢」を見たと思ったら、体も酷く熱っぽかった。 あれだけ雨に当たったからかと、頭の中の混乱を自覚しつつ、数美は現実的な対応をする。 余りに体調が酷かったので親の車で出向いた病院の診断結果は風邪、 あの忌まわしい事件での診察も受けた主治医なので、念のためもう一度検査をしたSTD(性感染症)の結果は陰性。 39度を突破して病院から動く事すら出来なかったので、和美は点滴を打ってもらい、帰宅した。 病んだ体を休めようとしたが、目を閉じるのが恐ろしかった。 「こぉ~んばぁんわ~~」 「…また来たんだ」 丸一日うなされながら寝たり起きたりを繰り返していた数美をとっくりと観察した俺様は、深夜に「ゆめふうりん」を鳴らしてそんな数美と挨拶を交わした。 「この畜生の夜這いをお待ちでしたかなお姫様?」 「嫌だって言っても...
  • あいつが来る/本編/第11話
    明け方、火災報知器としか思えないベルの音に、コナンは跳ね起きた。 「何だぁ?」 「何ですか?」 「江戸川君?」 「コナン君」 元太と光彦がまだ寝ぼけ眼でいる中、廊下に飛び出したコナンが隣室の哀と蘭に出くわす。 「別に、煙の気配は無いけど…」 哀が生あくびと共に言う。蘭と同室していた哀は、ひどい寝不足を自覚していた。 「事故発生、速やかに一階待合室に避難して下さい、危険です、速やかに一階待合室に避難して下さい」 「おいっ、元太、光彦っ!!」 放送にハッとしたコナンがドアを開けて怒鳴り、ようやく二人も廊下に駆け付けた。 「なんだなんだ?」 人でごった返す待合室で、コナンは首を傾げていた。 明らかにおかしい。そもそも、一体何が起きたのか、未だもって全く把握出来ない。 「コナン君?」 ...
  • あいつが来る/本編/第47話
      *  *  * 「オジサマぁ、あ、ああっ、オジサマはあっ、また、お願いぎゅっと又ああっ…」 「アワセール」によって媚薬成分たっぷりとなったティータイムにすっかり当てられ、 ベッドに座ったまままさぐられているお嬢様風美少女が、熱に浮かされる様に口走り続ける。 ふっくら膨らみ始めた乳房の先端はピンク色にピッと尖り、 俺様の指の攪拌を受けて、うっすらと生え始めた向こうがぴちゃぴちゃと音を立てる。 「ああっ、オジサマぁ…」 若干高めの精神年齢に裕福でも冷たい家庭とやらにやや屈折した思いを抱くと言う、 実年齢よりは高めのいわゆる厨二と言う類らしき少女は、 その切れ長の瞼から熱く潤んだ瞳で俺様を見上げてやまない。 無論、もてる男と言うのは俺様のためにあるべき言葉なのだから、熱い眼差しなど当然の事。 「はううっ!」 テーブルの側では、テーブ...
  • あいつが来る/本編/第10話
    どこか心ここにあらずと言う表情で家を出た数美は、声を出す事も出来ず足が勝手に動き出すと言う怪奇現象に驚き戸惑っていた。 その原因は彼女のすぐ側で「石ころぼうし」を被っている男が着火している「シナリオライター」にその様に行動が記載されているからなのだが、果たして数美は足の向くまま近くのコンビニのトイレに入り、足の向くまま手の向くままブラジャーを抜き取りショーツを脱いでその場に置く。 「な、何なの?」 「石ころぼうし」と「かくれマント」を身に着けた俺様は、まずは洋式便器の蓋に置かれたままの下着を回収し、 「シナリオライター」を消されトイレの中できょろきょろ周囲を伺う数美に「メモリーディスク」を飛ばし、家を出てからここまでの数美の記憶を抜き取り、ディスクの記憶を書き換える。 それから、「タケコプター」で天井近くに浮上して「タイムベルト」を作動させ、記憶を抜き取られた直後...
  • あいつが来る/本編/第31話
    「あの、佐藤刑事?」 美和子が持ち込んだ資料に目を通していた新一は、先ほどから美和子がうなだれたまま 丸で動かない事に気付いた。 よく聞いてみると、息遣いが早すぎる。何か嫌な感じだ。 「佐藤刑事?」 美和子の両肩を掴んで声を掛けた新一は、ドキッとその胸を騒がせた。 新一を見上げる美和子の熱く潤んだ瞳は、それだけの破壊力を隠さなかった。 「あ、あの、佐藤刑事?」 息を呑む自分を自覚しながら、新一は声を掛ける。 「あ、工藤君?ああ、ごめんなさい、ちょっと、疲れてるみたいで…」 「あ、ああ、そうですか」 耳に掛かったほつれ毛を払い、ふーっと熱い吐息と共に言う美和子の言葉に、 新一は納得する姿勢を見せながらも、この状況では不謹慎過ぎる所の疼きすら覚えてしまう。 “…おいおい…やっぱ、今までの分たまっ...
  • あいつが来る/本編/第43話
      *  *  * 貴和子は、二つのバケツの水を使ったタオルで、表向きの汚れを一通り拭われた。強姦魔達の手によって。 そして、雅彦も戒めを解かれ、立ち上がる事を許されていた。 だが、既に様々な録画データは別のパソコンに転送済みであり、 携帯電話一つ、あるいは時間内にパスワードを入れなければインターネット上に公表される、 と、釘を刺されていた。 そうでなくても、元々異常な格闘能力を見せつけられた事もあり、 そして、最早それぞれに大切な被害者同士各自の疲弊状態が掴めない状態では、 とてもどうにかしようと言う気力すら起きなかった。 促されるまま、貴和子と雅彦は生まれたままの姿でベッドの上に上げられた。 「ひっひ、たまには正統派カプってのもいいもんだからなぁ」 鉢巻き男がニヤついて言い、貴和子の顔に僅かに力、反発力が戻る。 どうやら、聞かされているの...
  • あいつが来る/本編/第05話
    「目暮警部」 現場近くで高木が目暮に駆け寄った。 「マル害(被害者)は中村実里、杯戸小学校の養護教諭です」 「じゃあ、子供たちは、自分の学校の先生をあの様に見せられたのかね。 あれだけの事件があって、その上…」 目暮が絞り出す様に言う。 その一方で、美和子が運転手の聴取状況を報告した。 「…この様に、金を貰って助手席のトランクを指定の場所、時間で渡して欲しいと頼まれたと。 トランクの中身はビニールパックされた化学調味料でした。 車は偽造ナンバーの盗難車、タイヤのパンクと幌の分解を遠隔操作する装置がセットされていました。 どこかから様子を伺っている可能性が高いと見て所轄も機捜も探しています…」 言いかけた美和子が携帯電話を取り出し、通話する内に顔つきが険しくなる。 「犯行声明が出ました、“逃げ三矢”です」 「じゃあな」 「また...
  • あいつが来る/本編/第27話
    3時差調節ダイヤル付き「どこでもドア」で手近にある独裁国家に移動した俺様は、 「フリーサイズぬいぐるみカメラ」で大昔の人間に化け、 「ほん訳コンニャク」と「ニクメナイン」を服用し、「うそつ機」を装着して悠々と工場に入っていた。 「チッポケット二次元カメラ」の写真から取り出したリヤカーを「かるがる手ぶくろ」で引きながら。 「…閣下よりの紹介状である事をご理解いただけたと思う…」 工場の責任者に示した紙切れをしまいながら俺様は堂々と語る。 「…と、言う訳で、お譲りいただきたい。無論、只でとは言わない」 俺様は、リヤカーに積んだ二つの麻袋を開き、中身の米とビーフジャーキーを見せる。 そして、とどめに、ムシロから金の延べ棒を覗かせた。   *  *  * 本州を遥か北に、俺様は潮風に吹かれながら甲板に立っていた。 「タ...
  • あいつが来る/本編/第12話
    今更ながら、このポケットの道具と言うのは便利なものだ。 「米花総合病院にクラスの大半と一緒に入院するも結果は全員全く支障も無い程に軽症」であり 「翌朝分娩台に拘束された姿をクラスの大半に晒し者にされる」と「あらかじめ日記」に書いておけば ちゃんと日記に従い辻褄が合う様に世界が動く。 「階級ワッペン」でも「シナリオライター」でも「友情カプセル」でも、 「メモリーディスク」と組み合わせれば、 知りたい事を口頭や文書で聞き出して聞き出した事自体の記憶を消すのも雑作もない事。 そして今、俺様はこの秘密道具を駆使して、 集められた帝丹高校のむさ苦しい男共の上に君臨しようとしている。 「起きろおおおおおおっっっっっ!!!」 「モンタージュバケツ」で顔を変えた俺様が麺棒で鍋を叩いて怒鳴ると、 大量の寝台で牡ガキ共が一斉に跳ね起きた。 「貴様らも知って...
  • あいつが来る/本編/第17話
    「ただ今…」 「お帰り、蘭姉ちゃん」 「ごめんねーコナン君遅くなっちゃって。ご飯食べた?」 「うん。蘭姉ちゃんは?」 「うん、私食べて来たから」 「石ころぼうし」を装着し「タケコプター」で飛行しながら毛利探偵事務所の住居スペースに潜伏した俺様は、 毛利蘭の些か無理な作り笑いに失笑し、その後の毛利蘭の入浴も入念に観察する。 どこか心ここにあらずと言った感じの蘭がコップを手にし、冷蔵庫から麦茶を取り出すと、 隙無く伺っていた俺様はその機を逃す事なく、「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押し、 すぐ近くで麦茶の瓶が傾いているコップの底にスポイトに入った液体を垂らす。 それでも湯上がりでほこほこ湯気を立てている体には美味なるものなのか、 何れもっともっと熱く火照って来るとも知らず、毛利蘭は、 「ソノウソホント」で「これを飲んだ女は性感帯が敏感にな...
  • あいつが来る/本編/第25話
    ここまでのお話 プロローグ 若き財務官僚の「俺様」が量子ちゃんへの痴漢行為の報いとして 毛利蘭、塚本数美、佐藤美和子にボコにされて警察に突き出され、 その後偶然例のポケットを手に入れて逆恨みを誓うと言うお話。 エピソード・ゼロ 「俺様」が秘密道具の悪用の限りを尽くしての帝丹高校学園ジャックを実行。 陵辱の限りを尽くした挙げ句にそれを全国テレビ放送して逆恨みの限りを尽くし、 ダミーの操り人形を始末し完全犯罪を成功させた俺様だったが、 犯行前の自分が、未来から来た自分から、 それでも幸せを掴んでいると言う話を聞かされて路線変更を誓うと言うお話。 本編(進行中) 東都環状線の満員電車内で実行された塚本数美徹底陵辱は、 「俺様」にとってほんの触りに過ぎなかった。 毎夜の「悪夢」の陵辱。 洗脳、記憶操作が生み出した「AV女優塚本...
  • あいつが来る/本編/第23話
    穏やかに人の行き交う平日の午前、 「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押した俺様はビジネスホテルの一室に向かう。 「通りぬけフープ」を使って部屋に入った俺様は、 目の前で硬直する本日の生贄一号を右手に握った「ウルトラストップウォッチ」で触れ、 相手に振り返る間を与えず左手で握った「ネムケスイトール」で銃撃する。 くたっと頽れた生贄一号の頭を数分間にセットした「ワスレンボー」で撫でてから、 その姿を「瞬間固定カメラ」と「チッポケット二次元カメラ」で撮影する。 「どこでもドア」でホテルの部屋から隠れ家としているとあるマンションの一室に移動した俺様は、 「きょうじき」で室内の一年が外の一時間になる様に時間を設定する。 壁に張られた「かべ紙秘密基地」の扉を開いて中に入り、 基地内も同じ時間設定にしておく。 先ほど、生贄一号を...
  • あいつが来る/本編/第15話
    とっぷりと陽も沈んだ後、俺様の隠れ家の一つであるマンションのベッドでは、 パジャマ姿のAV女優塚本数美がうなされながら目を閉じている。 まあ、ガキ共のプールサイドのラストに関しては、 大方「分身ハンマー」で叩き出した我が分身のプロデュースに任せておいた。 別にそれで文句は無いのだが、あんな所であの人数の総員中出汁輪姦の上 爽やかに泳ぎ切って見せた日には、それはそれ相応の後始末が必要な事もある。 下腹部については「タイムふろしき」を被せて痕跡を消しておいたのだが、 流石にこの体力バカも限度と言うものがあったらしい。 「お医者さんカバン」で診察した所では過労と細菌性の発熱。 幸い面倒な耐性菌も検出されなかったため、「お医者さんカバン」の処方した薬剤を飲ませて眠らせている。 結論を言えばこの後AV女優塚本数美はここで十時間以上熟睡していたため、 「うそ...
  • あいつが来る/本編/第09話
    夜、格技場の入口で、昨夜もここに来た三人の空手部男子一年生が顔を見合わせる。 「全員来たってか」 「まあ、先輩の性格上、本当に殺る気だったら即死だしな」 「………」 「よっ」 格技場に入った三人が、その一角にある、二つのブロック塊の上に乗った巨大な氷の塊に視線を向けていると、更衣室から出て来たAV女優塚本数美が手を上げて気さくに声を掛けた。 “…や、やっぱりノーブラ生乳…” 数美が、自分の空手着姿への視線に気が付いたかの様にニッと笑うと、少年たちは慌てて上を向く。 「で、昨日、見てた?」 「は、はいっ、ごめんなさいっ!!」 つかつかと近づく数美に、三人はガバッと頭を下げる。 「ま、いーけど。見て貰った方が張り合いあるし。で、又見たいの?どーなの?」 「見たいですっ!」 内一人が素っ頓狂な声を上げ、残る二人...
  • あいつが来る/本編/第53話
      *  *  * 「白鳥君」 現場近くの駅の男性用トイレで、KEEPOUTをくぐって現れた白鳥に美和子が浮かない表情を見せる。 「状況は?」 白鳥の言葉に、高木が小さく首を横に振る。 「近くを流していた機捜隊が、マル被の人着に近い挙動不審者が駅に入るのを発見して、構内に入った。 今聞いた限り機捜は慎重に行動してたわ。 だけど、マル被は振り返った所にいた複数のサラリーマンにテンパッて、 拳銃を抜いて喚きだした。 機捜も拳銃を抜いたけど、二人ではパニックの中撃つも追うも思うに任せず、 それでもここまで追い込んで…」 破壊されたドアの向こう、大便所の壁に特徴的な赤い飛沫が見える。 「自殺ですか?」 「見た所はな、自殺で矛盾はないなぁ」 無駄に渋さダダ漏れな刑事調査官が、死体のベテランとして返答する。 「各種の位...
  • あいつが来る/本編/第44話
      *  *  * ベッドの上に呆然と座っていた雅彦が、ふらりと立ち上がった。 「ああっ、雅彦さんっ、雅彦さんの、雅彦さんの、 雅彦さんの逞しいおち○ぽ、貴和子の淫乱おま○こに又ぶち込んでぇ」 「ああんっ、お兄ちゃんのぉ、お兄ちゃんのおち○ちん、 お兄ちゃんのおっきぃおちん○ん、はるみのいけない濡れ濡れおま○こに一杯一杯突っ込んでぇ」 本来、限界を迎えていてもいい筈だったが、 スタイル上々な美女二人。 それも、例え普通レベルの金を払っても決して見る事が出来ない、見てはならないそんな二人が、 目の前でてらてらに輝きぬるぬるにぬめり絡まり合いながら牝としての絶頂の限りを尽くす。 そして今、目の前に二人揃って四つん這いになり、 ぷりぷりと形のいい尻を二人並べてとろとろに溢れ返ったピンクの花弁も鮮やかに、 こうして悩ましく尻を振って甘すぎる程に甘い言...
  • あいつが来る/本編/第06話
    目の前で、男が自分のパジャマを引き裂いている。 それを、数美は半目を開いてぼーっと見ていた。 そう、これは夢なのだから。 されるがままパジャマを引き裂かれショーツをむしり取られ、生まれたままの姿を晒す。 そう、これは夢なのだから。 そうしたい衝動に駆られる事はあっても当面鉛玉で吹っ飛ばすつもりのない数美は、 自分の頭なのだから付いてくるのはどうにもならない、そう考えた。 それなら、夢でもなんでも他の人を巻き込みたくない、 どこまでも付いてくる自分の脳味噌ならば自分で受け止めるしかない。 どうせ、夢なのだから、朝目が覚めたら何も無くなっているのだから。 稽古にはちょっと邪魔めだったが豊かに実った胸を左手で掴み、右手で頭の中で汚し尽くされた所をまさぐる。 自分の喉から漏れる喘ぎ声も、くちゅくちゅぬるぬると溢れ出す嫌らしい汁も、みんな、夢なのだから。...
  • あいつが来る/本編/第50話
      *  *  * 「なるほどなぁ」 宗返の前で、面会に応じた組関係者が口を開く。 相手はいわゆるケツモチであり、同時に裏ルートでのメインバンクに等しい存在だった。 「話は分かった。わしらも動く事になるがうちだけじゃ受け切れん。 オヤジに持っていく事になるな」 そう言った組幹部自身、大阪でも決して小さくない組を張っている立場であるが、 その一つ上の組を動かすと言う話だ。十分あり得ると宗返も思った。 「どっちにしろ、わしらが出て行くのは最後の最後や」 「取り敢えず、弁護士に内容証明書かせましたわ。 とにかく、主債務者が死亡した以上、保証人として話し合いに出て来て欲しいと」 「それでええ。今日び、代紋見せた先から豚箱直行やからな。 向こうの出方からしてそれくらいの事は平気でするやろ。 まとまったら又来ぃや。オヤジに出て貰う事になるが...
  • あいつが来る/本編/第37話
      *  *  * 本来、年齢的社会的にはエリートの部類に入るとは言っても、 社内的には下から数えた方が早い彼女にとっては雲の上の場所。 それが、代表取締役会長室。 その会長室の堂々たる執務机の縁に手を掛け、尻を突き出して大きく脚を開いている。 大きな喘ぎ声と共に、その脚の間からぬるりと白っぽい膣内分泌液をたっぷりまぶした パールローターが床に落下し小さくジーと駆動音を響かせる。 今時どこのエロ本が、と、その食べ頃女盛りに熟れた豊かな肉体には革の首輪以外何等身に着けず、 と言う姿の主任に残されたそんなほんの僅かな理性も、 会長の威厳ある一言を聞くだけで雲散霧消して改めてじわっ、と、 体の奥から溢れ出し瞳が熱く潤むのを自覚せざるを得ない。 「大事なお仕事中に、バイブオ○ニーに耽っていたと言うのかね君は?」 「は、はい」 「素知らぬ顔で我が社に...
  • あいつが来る/本編/第13話
    「あーあー、効率的なプール運営のため、この際空手部の訓練も合同で行う。 知っての通り顧問からの許可を得て貴様らも俺様の絶対的指揮監督下にいると言う事を忘れない様に」 かくして、現在このプールを使用、準備していた、 普段から合同体育をしている二つのクラスの男子全員と女子一名、男子空手部の上級生を整列させた俺様は、 おもむろに次の指示を発した。 「男女各いちれーっつっ、女子は男子の最後尾、回れー、右!」 我が忠実なるパッキン助手を先頭にした女子の列が 一列に並んだ男子生徒の最後尾について回れ右をした。 「そういーんっ、そのままジョギングじゅっしゅうーっ!」 プールサイドでは、俺様の指示に忠実に、先頭が左右正反対を向いた男女別のジョギングが同時に開始される。 ごくごく当たり前のジョギングの筈であり、実際、我が忠実なるパッキン助手率いる女子隊列は、 ほと...
  • あいつが来る/本編/第08話
    「石ころぼうし」を装着しての観察を続けていた俺様は、 格技場近くに併設されたシャワーで汗を流している数美に「メモリーディスク」を飛ばし、ここ数時間の記憶を抜き取る。 無人の格技場で「メモリーディスク」の中身を書き換えた俺様は、「タイムベルト」で少し過去に戻り、シャワールームに戻って記憶を抜き取られた直後の数美に記憶を書き換えた「メモリーディスク」を飛ばした。 やっぱり、空手で体を動かすのはいい。 美味しく夕食を終え入浴を済ませて布団を被った数美が思い返していた。 数美が覚えている所では、顧問からこの時間に鍵だけ開けておくと言われ、試してみたのだが、 久しぶりに一人で形稽古だけをしていても、一心不乱に体を動かしているだけで気が晴れる。 もちろん、それだけで全部どうにかなる訳ではないが、何かもやもやしたものが吹き飛ぶ様な清々しさを体に覚えながら、数美は満足して暗闇...
  • あいつが来る/本編/第45話
      *  *  * 「あっ、ああっ、いっ、ああっいいっあっ、ああっ、ああああっ!!」 叫びながら、程よき乳房もベッドに押し付け尻だけを掲げて、 女は激しく喘ぎ続ける。 そんな女の腰を抱え、男は激しく突く突く突く。 普段のスーツ姿であればやり手の実業家と言う雰囲気も板に付いているが、 こうして裸一貫となるとどこからどう見ても文字通り絵に描いた様にその筋の人間以外の何物でもない。 「あ、あぁーっ!」 薄闇の中、白いシーツに黒髪をぶんぶんと乱して悶えていたが、 そんな女の顎がぐいっとシーツから浮き上がり、ぱたんと沈み込んだ。 堪能した男、普落二定は、既に生まれたままの姿でベッドでとろけきっている女から 未だ硬度を失い切らぬ逸物をずりゅっと引き抜き、テーブルを引き寄せ戦後の一服をつける。 昨今厳しさを増すばかりだが、主であり王であるここでは関係...
  • あいつが来る/本編/第39話
      *  *  * 「あっ、ああっだめっああっうごか…ああっいっだっらめっ、はっ、あぁあ…」 データの状態を確認し、一度ヘッドホンを外す。良好良好。 思えばこの俺様が、痴漢とも呼ばれるらしいちょっとしたストレス解消法の結果として 順風満帆であった超エリート街道から一時離脱を余儀なくされた、 この理不尽さが事の始まりであった。 その結果として生じた暇がもたらしたのがこの謎のポケット。用途を解析する事は容易な事だった。 このポケットを使って、この俺様の顔に泥を塗ったにっくき愚民共。 まずは塚本数美をねっとりたっぷり可愛がって地獄の一丁目から先へ先へと陥れ、 現在鈴木一族への作戦進行中なのであるが、 既に用事が済んだ「逃げ三矢」も相応に力を入れただけに使い捨てと言うのは惜しい。 それに、その脅威と憎悪はもうしばらく、いや、歴史ある限り持続してもらわね...
  • あいつが来る/本編/第34話
      *  *  * 「ひっぐっ、うっ、ううっ、うっ…」 止め処ない涙を熱いシャワーに溶かし込み、夏江は憑かれた様な表情で全身をこすり続ける。 無論、準備万端な俺様は、最近お気に入りのmy愛奴が血まみれにならぬ様、 「自傷行為」と表示された「キンシひょうしき」をバスルームの隅に突き立ててある。   *  *  * 「んーっ、んふっ、んふつ、んんっ、んーっんんーーーーーっっっ…」 テーブルの上に四つん這いになり、ぞろりと垂れた黒髪の向こうに見え隠れするのは、 隙間からヨダレを溢れさせながらじゅぽじゅぽと赤黒い男の肉塊を出入りさせている夏江の唇、膨らんだ頬。 別の男がそんな夏江の腰を抱え、後ろからガンガン突きまくる。 そんな男の動きに合わせ、夏江の腰も激しく前後し貪り尽くす。 びくびくっと痙攣が伝わり、唇の橋からとろ...
  • あいつが来る/本編/第24話
    「不審車両が出たかっ!」 深夜、数時間前に設置された別の強盗殺人事件の捜査本部から 開発工事現場女性暴行監禁事件の現地所轄捜査本部に入った県警捜査一課長が、 天井近くを浮遊する「スパイセット」の目と耳に見守られながら、 捜査一課から派遣されて捜査本部を取り仕切る捜査主任官に詰め寄る様に言った。 「はい」 白いワンボックスカーに関する資料写真他各種の写真と地図が用意され、状況が説明される。 「ここでNシステムにヒットしました。まずは顔が問題です。 光線遮断サングラスにヒゲに長髪、その他のパーツも人造品の可能性があります。 少なくとも現時点においては人相の特定は不能です。 照会の結果でもナンバーと車種が一致していません、偽造ナンバーです」 「それが、マル害の監禁現場周辺を走行していた、そうなのね?」 警視庁杯戸警察署の捜査本部で、美...
  • あいつが来る/本編/第38話
      *  *  * 「ちょっと」 「ちょっとちょっと」 「………」 身を起こした鈴木綾子は、人に囲まれているのをぼんやりとした頭と視界に感じる。 率直に言って、ここはどこ、私は誰と言う状態。 シンプルな木造の部屋、ベッドの上である事は理解した。なんとなくどこにいるかは分かって来る。 周囲を見回すと、ハイカー姿の男女がそんな綾子を取り巻いている様だ。 スースーするものを感じた綾子は、そこで、ようやくバスタオル姿で他人に囲まれていると言う状況を その意味と共に理解した。辛うじてではあるが。 「えっ?あ?え?あのっ…」 「さあっ、起きて起きてっ!」 ハイカーの口調には、綾子が余り経験した事の無い荒っぽさがあった。 とは言え、綾子の状況はまだましだった。 リビングでは、壁際で尻を突き出した肌色の尺取り虫と課した裸女二人と テーブルの上下で...
  • あいつが来る/本編/第40話
      *  *  * 「酒は、入ってたんらったか?」 広高デカ長が確認する。 「はい。マル害(被害者)を含む大学生グループは、 海水浴の後に宿泊先のホテルに近い居酒屋で酒盛りをしてえます。 只、周辺供述ですとカップルの女性はやや過ごしていましたが、 後の二人は歩行に何等支障は無し。 先にカップルが店を出て、その後を兄の忘れ物を見付けた妹が追って事件に巻き込まれた様れすが、 大人三人をまとめて拉致出来る、そんな飲み方では無かった様れす」 江船刑事が手帖をめくって説明する。 「その、マル害には?」 「マル害は静岡県警の管理下にあって接触は出来ませんれした。 仮に接触出来たとしても聴取は恐らく無理」 「あんたらでもか?」 広高デカ長の問いに、江船刑事が頷く。 所轄で性犯罪指定を受けた女性警察官を当面の相方として静岡に出張し、 その...
  • あいつが来る/本編/第26話
    まだ薄暗い内に目覚ましに起こされ、天井を見て、寝室を見回して、それは夢ではなかった事を実感する。 「お早う、蘭」 「お早う、お母さん…」 リビングで、バスローブ姿で朝の牛乳を傾ける英理の姿に、 蘭はじわりと瞼から溢れそうになるのを懸命に堪える。堪える。 だが、ダイニングに辿り着いた時には、既に座り込んで顔を覆っていた。 夢ではない、この先の長い長い時間の始まりの予感に。 そんな蘭に覆い被さる英理を前に、コナンは立ち尽くす事しか出来なかった。 もしかしたら、これは失策だったのかも知れない。 マンションの中では迂闊に抜け出して電話をする事は出来ない。阿笠邸も遠すぎる。 しかも、外には、かつてテレビ局で助手をしてしまった事もあるため、 コナンにマイクを向けようとする輩がいる。 工藤新一としては色々世話になった事もあるが、この時ばか...
  • あいつが来る/本編/第33話
    ―作品説明― 俺は高校生探偵工藤新一、幼なじみで同級生の毛利蘭と 早送り>>早送り>> 空手部の塚本数美先輩が東都環状線の車内で集団レイプされると言う事件が発生した。 先輩は、蘭や佐藤刑事と共に先輩が捕まえた痴漢のエリート官僚が首謀者だと証言したが、 その男には事件当時完璧なアリバイがあった。 事件後、学校に通い始めた先輩が空手部や同級生、 誰彼構わず誘ってセックスしているという噂が流れ出し、その現場は蘭にも目撃されてしまう。 そして、学校から全裸で飛び出し暴れ回った先輩は、 逮捕後コカインの吸引が判明、更に、先輩と他の男子生徒の乱交画像が AVやインターネットの形で大量に流出したため、先輩の退学と共に空手部にまで処分が及んでしまう。 同じ時期、新潟を皮切りに、現場に覚醒剤の遺留品を残しながら関東各県で凶悪な連続レイプ事...
  • あいつが来る/本編/第36話
      *  *  * まだ、信じられないと言う顔つきで目を見張っている三百代言を前にして、 応接セットに掛けた俺様はテーブルに二台のICレコーダーを置く。 「大事な話ですからな、録音の上、メモリカードの一枚はそちらで保管いただきたい」 「分かりました」 弁護士が落ち着きを取り戻した風に返答し、話は始まった。 時間は十分にある。相談料としては規定よりはるかに過分な貸切料を支払っている。 「緊急にして極秘の資金調達でして、是非とも先生の力をお借りしたい、これこの通り」 「い、いや、頭を上げて下さいよ会長」 大まかな説明の上で遂行された俺様の我ながら臭い猿芝居に、 応接セットのテーブルを挟んだこの事務所の所長である弁護士が慌てた様子を見せる。 大筋の話がまとまった所で、向こうにもよくよく確認させた書類に俺様直々に署名を入れ、印鑑を押す。 「ソノ...
  • あいつが来る/本編/第18話
    「待って、先輩、あ、あれっ?」 「相手ストッパー」で拘束された蘭が、何とか追いすがろうとベッドの上でもがいている間に、 AV女優塚本数美は新一の首を抱き、二人は何かアダルトな笑みを交わしていた。 「凄かったでしょー工藤ー、あんたの幼なじみはー、あんたが触る前にあーやって女にされて あんな風によがり狂ってイキまくっちゃうんだよー」 「あ、あっ、先輩、新一、ああっ…」 蘭が見付かる筈の無い言葉を探す間に、AV女優塚本数美の右手は静かに下へと伸びていた。 「おっ、いいモン持ってんじゃない。 だよねー、大事な幼なじみのあーんな凄いの見せられて聞かされてだもん、 ビンビンどうにかなっちゃうよねー」 「あっ、せ、先輩あっ…」 途端に、蘭の目の前で新一が情けない声を上げ、呻いた。 「毛利ー、あんた色っぽ過ぎるから工藤イッちゃったよー」 ぺろりと唇を嘗め...
  • あいつが来る/本編/第35話
      *  *  * 「ナァーッハッハッハーッ!」 「ヨーコちゅわぁーんっ♪」 「くぉらっ、現場をうろちょろするんじゃねえっ!!」 「カァーッ、だから…」 「ガキはすっこんでろっ!」 「わっかりましたぞ警部殿おっ!」 「この名探偵毛利小五郎が」 「はひゃらぁー」 「困りますなぁ…」 「…弱くなったんだよ…」 「…死なせやしねぇ…」 「…蘭…蘭…らぁんっ!…」 カーテンから薄日が差しベッドを切り裂く。 雀のさえずりをBGMに、ガバッと跳ね起きた蘭が荒い息を吐く。 見開かれた目から、つーっと一筋頬から顎に伝い落ちる。 「お父さん…もう…会えないの…?」 同じマンションフラットの別の部屋で、布団から身を起こしたコナンが左手でグッと自分の頭を掴む。 「くそっ!」 その右の拳が、ボスッと布団に埋まった。   *  *  ...
  • あいつが来る/本編/第51話
      *  *  * 一大摘発劇の夜、横溝重悟警部は縄のれんをくぐっていた。 小上がりで、白鳥が小さく手を上げるのが見える。 横溝がそちらに出向くと、白鳥の向かい側には先客がいた。 年の頃なら三十過ぎ、知的にして勝ち気な雰囲気。堅めのいい女。 「こちらは?」 その美女と向かい合う形で座り、横溝が尋ねる。 「九条です」 九条玲子が緩めた掌の中から、白いバッジが見えた。 横溝が、グラスを手にする。 九条が、すっとビールの小瓶を差し出した。 「ああ、すいませんね」 「色々、探りを入れていたみたいですね」 「言っておきますが、尻尾を掴まれたのは横溝さんですよ」 横溝のグラスにビールを注ぎながら九条が言い、白鳥が付け加えた。 「まずは」 九条が音頭を取り、横溝が苦笑を浮かべて三人がグラスを掲げた。 「鈴木建設...
  • あいつが来る/本編/第49話
      *  *  * 「ガサ入れ?」 早朝の某警察署の廊下で、 佐藤美和子はすれ違った女性刑事に小さく声を掛けた。 「動画サイトに投稿したマル被が早速に引っ掛かりました。 これから引っ張ります」 「そう」 短い会話だった。 東都放送のプロデューサー以下が現在も留置所にいる猥褻映像放映事件。 それだけでも「終わっている」上に、既にその録画映像は各種動画サイトに投稿されており、 警視庁からも有名サイト運営には要請を出しているが、 一度そうなったものを以後完全予防するのは不可能と言うのが現実。 今美和子が淡々とすれ違ったハイテク捜査官達に出来るのは精々が鼬ごっこ。 しかも、サイトによっては投稿者が圧倒的ハイテンションなコメントにより ネ申 待遇を受けており、 運営や警察が警戒強化してもゲリラ投下されるので、 映像のみならずコメント投稿者の...
  • あいつが来る/本編/第46話
      *  *  * 夕方、一見どこにでもいそうな少女が車の中に手際よく拉致されて運び込まれた 廃工場のだだっ広い作業場には、背丈などから同年配の少女らしい面々が何人も床に転がされていた。 顔に袋を被せられ後ろ手に二本の親指をコードを縛るタイラップで拘束された少女は主に二種類。 その未成熟さにおいてどう見ても高校生と間違えられる事はないAグループ四人と、 それよりはお姉さんらしいBグループ三人。 このグループ名は、読者向けに勝手につけたものなので、作中人物は承知していない。 顔の袋が剥がされ、少女達が荒い呼吸と共に周囲を見回すと、 周辺はチンピラ風の若い男達にぐるりと囲まれ、一同はぶるりと震えていた。 「悪かったねー、いつもの金払いのいいイケメンのおにーちゃんじゃなくて」 チンピラのボスらしい、この中では一番本職ぽい中年男が言う。 一見する...
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