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短編 『少し変わった処女調教法』

 私は早く処女を捨てたかった。
 高校生、それも女子高ともなれば、男の話題の次にはSexの話が出てくる。
みんなであれこれ想像して話を進めていくのだけれど、経験者の言葉より重い物はない。
当然、その手の話は経験済みの子が中心になる。
 それが許せなかった。
 私はいつも中心でいなくてはならないわ。友達との雑談も、真面目な話し合いも、
授業も……いつも自分に視線が集まっていないと気に入らない。一時とはいえ、
自分が輪の中心から外様になるのは非常に悔しかった。
 当然の事ながらSexに興味はある。……けれど怖い。
 喪失については、本もクラスメートの話もてんでバラバラで参考にはならない。
共通するのは『出血がある』という事と『痛い』と言う事だけ。なにより、
男を受け入れると言う屈辱を体験しなくてはいけない。
 男なんて粗野で人の気持ちも知らなくて、ただでさえ下品な顔に下卑た笑みを浮かべて、
女を見て考える事はSexだけという最低の生き物だ。まったく、番(つがい)という
概念と法則を生み出した神がいるのなら、そいつを引っ張り出して声も出なくなるほどに
痛めつけてやりたい。
 そんなに男が嫌いなら、道具かなにかで喪失してしまえば良いとも考えたけれど、
それはあまりに空しいだけ。作り話で『その時』の事をごまかしても、経験者たちは
きっと一目で見抜くわ。その事が漏れ伝えられれば、私は一生を家から出ずに過ごすでしょう。
後ろ指をさされるなんて、私のプライドが許さないもの。

 輪の端に追いやられる事と、心までも汚らしい男を受け入れるか否かというストレスで
胃に穴が開きそうなほどもんもんとした日々を過ごしていた私に、ある日、
二つの奇跡がやって来た。
 一つは四次元ポケットの入手。道端に落ちていた何の変哲も無い袋が、
あの四次元ポケットだったのよ。もちろん、道具は知ってるもの知らないもの、山のように
入っていた。
 そしてもう一つは……地上に舞い降りた天使。
 休日に、人々がごったがえす街中をウインドウショッピングして歩いていた時だった。
 ウェディングドレスのショーウインドウからふと目を離した先に、彼はいた。
 歩くたび、風が吹くたびにサラリと流れる短い髪。眼差しは優しく慈愛にあふれ、
星を映し出したように煌き、濃くしっかりとした眉が一見美少女とも見まがう容貌の中で
男である事を強く主張している。ほっそりとした鼻筋に続くのはばら色の薄い唇。そこから覗く歯は
日差しを反射するほどに白い。襟は大きく開いており、あまり日焼けていない胸元と鎖骨が
中性的な色気を放っている。
 紅顔の美少年――彼を見たほとんどの人はそう形容するでしょう。
 気がつくと、私は彼から目が離せなくなっていた。ゆったりとした足取り、回りを囲む
友達らしき烏合の少年たちとのふざけ合い、くるくると変わって行く表情の全てが私を
魅了してやまなかった。

 彼の目が私を捉えたとき、私の思考は停止した。見つめられたと意識した途端に
口の中が乾き、足が震え、身動きが取れなくなる。心臓が爆発するのではないかと思えるほど
高鳴り、顔が熱くなって、耳に流れる血流の音が聞こえてくる。危機的状況にいつもはすぐに
あらゆる答えを導き出す学年主席の頭脳は、この時ばかりは灰色のたんぱく質の塊でしか
なくなっていた。
 どうしよう……相手は不潔な男なのに……。私はパニックに陥った。
 時間にすればほんの1秒にも満たない時間。これまでに経験した事の無い混乱の渦に
叩き込まれ、きっと間抜けな顔をしていた私に、彼は微笑んでくれた。
 それから後の事は良く覚えていない。真っ白になった意識が回復した時、私は家のベッドに
着替えもそこそこに横たわり、甘いうずきを訴える胸に手を当てて呼吸を整えていた。
 それから、私の頭の中は寝ても覚めても彼の事で埋め尽くされていた。学校でも一人で
ぼんやりと外を眺めている事が多くなり、その時は決まって彼の事を考えていた。その度に
胸の鼓動が速くなり、甘いと感じられる痛みが走った。
 それが『一目惚れ』であると言う事に気づくのに、時間はかからなかった。
 分かると同時に、不安がよぎった。彼と出会ったのは偶然のほんの一瞬。どこの誰かも知らないし、
彼も私の事など覚えていないだろう。もう一度出会う事なんて、不可能だ……。

 悪い考えは、さらに加速する。あれだけの男の子だもの、彼女の一人くらいはとっくにいる。
彼はそのばら色の唇で、その女になんと囁くのだろう。あの繊細そうな指は、誰の腰に
回されるのだろう。あのなまめかしい胸に、どんな女を抱き寄せるのだろう。彼は、
いったいどんな女に占有されてしまうのだろう……そしてそれは、決して私ではない。
 その事に思い至って、目の前が真っ暗になる。おこりがかかったように震える体を必死に抱きしめ、
歯を食いしばって、背筋に氷が滑り落ちたような寒気と全身の血液がドロドロに溶けたマグマと
入れ替わったような熱さを同時に感じる途方もない嫉妬と、絶望に叫び出しそうな自分を押さえる。
 彼が他の女の物になるなんて事、私は絶対に許さない! きっと彼は私に出会い、
私の物になるために産まれて来たんだ。そうでなければ、私がこんな気持ちになるわけがない。
 私は欲しいものは必ず手に入れてきた。だから、私は彼を手に入れる。
 私には、それだけの力があるのだから。

 目の前に、彼が横たわっている。両手を鎖で縛り、頭上のパイプに括ってある。夏服の前は
完全にはだけられ、生地より白くなまめかしい肌が露出している。下半身を覆うものは何もなく、
全てが私の目の前にさらけ出されていた。
 彼を私のモノにすると決めた私の行動は迅速を極めた。本屋に飛び込んで『ひみつ道具』の
辞典とコミックス全巻を買い込むと、寝食を忘れて読み漁った。道具と使用例について一通り
把握し、それらを使って彼を私の物にするための計画を綿密に練った。

 『尋ね人ステッキ』で彼を探し、彼の学校と家を知る。次に『スパイ衛星』を彼に着けて
彼の行動パターンを観察し、1週間ほどかけて一人になる時間を見つけた。後は
『ネムケスイトール』で吸いとった眠気を彼にぶつけて、部屋を取っておいたホテルへ
引きずりこむだけだった。
「う……ん……」
 彼は色っぽい声を上げて身をよじり、ゆっくりと目を開けた。2、3度瞬きをし、キョトン、
とした顔になる。
「あれ……僕、タケシと分かれて家に帰る途中だったのに……?」
「……お目覚め?」
 その可愛らしい仕草に思わず抱きしめたくなるのを堪え、努めて平静に問い掛ける。
「わあっ! ……え、なにこれ!?」
 彼は突然かけられた私の声にびっくりして跳ね起きるが、両手がベッドのパイプに
縛られているためにすぐにベッドに沈みこんだ。彼は少しでも状況を把握しようとあちこちに目を
走らせ、真っ赤になる。
「僕……裸……なんで……」
「私が脱がせたからよ」
 私の言葉に、彼は怯えたように私を見る。いや、実際、目の端に涙を浮かべて怯えているみたい。
「ど、どうして……これ、はずしてよっ!」
 声変わりの前の、甲高い声で私に訴える。その声に私は背筋がゾクゾクするような快感を覚えた。
「イヤよ。はずしたら逃げるでしょ?」
 私は身をかがめ、彼の顔の形を確かめるように指先でなぞる。顎に到達し、首を下がり、
胸骨の上をすべり、ヘソのくぼみをいじる。私の手が新しい部分に触れるたびに、彼は体を
震えさせた。指はさらに下がり、黒い茂みに隠された小さな突起を弾いた。
「ひゃあっ!」
 彼は大きな声を上げ、これまで感じた事ない感覚に反応した。
「な、なに……今の」

 彼は首だけを起こして、その部分を確認する。彼の目が大きく見開かれ、口だけがパクパクと動く。
「な、なんで……」
 それだけを言って黙りこむ。やはり、男なら必ずある、見なれた物がなくなっていると言うのは
ショックが大きいみたい。愕然とする彼に私は微笑んだ。
「気にしなくても良いわ。それは私の物なのよ」
「お姉さんの……?」
「そう……そして、君のはここ……」
 制服のスカートをたくし上げると同時に、足を軽く広げる。太ももの間で固定されていたモノが
勢い良く跳ね上がった。
 それは、彼のペニス。20センチはあろうかと言うモノが、天を突くようにそっくり返る。
「……」
 彼はあまりの事に硬直してしまったみたい。
「ふふふ……すごいわね~、キミのオ○ン○ン。ものすごく大きくて熱くで堅いよ」
 片手で軽くそれを擦り上げる。鈍い快感がそこから全身に伝わってきた。
「ど、どうして……」
 彼は私の顔と彼のモノを見比べながら呟く。私は固くなっているペニスから手を離すと、
両手で彼の頭挟み込むようにしてのしかかり、キスが出来そうなほど近くに顔を寄せる。
「それは、なんでここにいるかって事? それとも、私とキミの性器が入れ替わっている事?」
「……両方……うわっ」
 彼は真っ赤な顔で私から視線をそらす。耳が上を向いたので、ちょっと息を吹きかけてあげた。
彼がもう一度私を見る。私はそのバラの花びらのような唇を奪った。
 唇を押し当てる、ただそれだけのキス。そして私のファーストキス。多分、彼にとっても。
スパイ衛星のおかげで、彼が一人身なのは分かっていた。自分の初めてをささげ、また彼の
初めてをもらった余韻にしばらく浸る。

 顔を離すと、彼は目を白黒させて私を見つめていた。私はずっと練習してきた極上の笑みを彼に
見せた。
「どうして入れ替わっているか、は教えてあげない。でも、どうしてここにいるのか、は
教えてあげる」
 まだぼー、と私を見ている彼に言う。
「それはね、キミを私のモノにするため」
「おねーさんの、ものにする?」
「そう。キミのコレで、私のモノに突き刺して、バージンを破ってね」
 時間にして二呼吸ほど。霧がかかったようにぼんやりとしていた彼の目に光が戻り、愛らしい顔を
引きつらせ、鎖をガチャガチャと鳴らして暴れ始めた。
「い、いやだよっ! そんなの絶対イヤだっ!!」
「わがまま言わないの。お姉さんとHしたくないの?」
「……だ、だって! 僕が入れられる方じゃないかっ! 痛いのはイヤだっ!!」
「あら、女の子なら誰でも通る道なのよ」
「僕は男……!?」
 うるさい口には蓋を。再び彼の唇を奪う。それだけで彼の動きが止まった。
「……むぐ……」
 そっと舌を差し入れる。歯を軽くこするとすぐに隙間が出来た。そこに割り入れて、力なく
下あごに張りついている彼の舌を絡め取る。
 ぴちゃぴちゃと舌がこすれ合う音がする。彼はすっかり脱力していて、私の為すがままだった。
「……んん……」
 彼のくぐもった呼気が私の口の中に進入する。私はそれを飲みこみ、お返しとばかりに
唾液を送り込んだ。ごくり、と彼の喉がなるのが分かった。
 唇を離すと二人の間に銀色の橋がかかり、切れたそれが彼の顎を汚した。
「あ……」
 彼が寂しそうな声を出し、直後に「しまった」という顔になる。そう……やっぱりしたいのね?
「くすくす……」

 私は笑みを浮かべたまま、顎にたれた橋の残骸を舐め取る。彼の顎はツルツルとしていて
しばらく舐めていたいような感覚に捕らわれる。
「ふぅ……」
 ちょっと名残惜しかったが、綺麗に舐め取って彼から離れる。彼が不思議そうな、そしてなにかを
期待するような視線を向ける。
「……見ててね」
 私は上着を脱ぎ、制服のリボンタイに手をかける。フックで留めるタイプなので、リボンを
解く必要ない。タイをはずし、ゆっくりと、見せ付けるようにブラウスのボタンをはずして行く。
彼の視線が、次第に露わになっていく胸元に注がれているのが分かる。
 ふふふ……ストリッパーってこんな気分なのかしら? 恥ずかしい、でも見てもらいたい。
今の私はキミだけの専属ストリッパーよ。
 全てのボタンをはずし、いったん前をかき合わせるように寄せてから、ことさらゆっくりと
ブラウスを脱ぐ。
「うわぁ……」
 彼が目を見開いてそこを凝視する。私の自慢の88センチのバストが、黒の総レース編みの
ハーフカップブラからこぼれそうになっている。これは今日、この日のために買ってきた物。
 彼に正面を向いて縦ロールにした髪を背中に送り、両腕で抱きかかえるように胸を寄せて
かがみこむ。彼は動けない体を必死に起こして私の谷間を覗きこんでいる。顔を真っ赤にして、
そこ以外がまるで見えないとでも言うみたいに……。
 なんか、すごく可愛い。
「……ねぇ、私の胸、綺麗?」
「は、はい……すっごく綺麗です……」
 答える間も、彼は胸から目を離さない。嬉しいな……。
「この中も、見たい?」
 コクコクコクコクコク。
 彼はすごい勢いで頷く。私は少し笑うと、背中のホックに手をかけた。
 肩紐のないブラは、ホックをはずしただけでハラリと落ちる。

「おお……」
 感嘆の声を上げる彼。谷間、乳房、ピンク色の乳首と、視線が私の胸を激しく動き回る。それだけで
私の体が火照るのが分かった。
 彼に胸を視姦させたまま、スカートのホックをはずす。いつもならストンと落ちるスカートは、
怒張したペニスにひっかかった。動きに気づいた彼は、ソレを見て再び顔を引きつらせる。
 私はにっこりと笑いかけた。
「じゃあ、始めましょうか?」
「……い、いやだ~っ!!」
 また暴れ出す彼をキスで押さえる。
「む~む~む~む~」
 それでも、いやいやをするように暴れる彼。さすがに2回目では威力が落ちるみたい。私は
少しだけ考え、下半身へと手を伸ばした。
「ふぅっ!?」
 ビクンと彼の体が硬直し、動きが止まる。私の指先には女の子のペニス、クリトリスが
摘まれていた。
 この好機に、彼の口の中に再び舌を進入させる。同時にクリを摘んだ指も動かす。
 強く、弱く、弱く、弱く、弱く、強く……。クリトリスを剥き、リズムに乗って動かす。
私のモノだもの、どうすれば良いのかは私が一番よく知ってる。
「く……ふっふっふっふっ……んくぅ……」
 指を動かすたびに彼の鼻息が私をくすぐる。その間も、私は舌の動きを休めない。
 歯と歯茎を丹念に舐め、頬の裏をこする。唇を甘噛みする。口腔内をかきまわし、彼の舌をなぶる。
 五分としないうちに彼の体から力が抜けてゆき、指先が汗以外の液体で濡れはじめた。
 私は首筋、そして胸へと唇をはわせる。真っ白で女の子みたいにきめの細かい肌は、
舐めているだけでも気持ち良い。けれど女の子のように皮下脂肪がついているわけではなく、
無駄な肉のついていない皮膚の下には男の子らしい筋肉の質感がしっかりと自己主張をしていた。

 私は開いている手で彼の胸筋の質感を楽しみながら、ほんの小さなでっぱりでしかない乳首を
舐めた。
「う……はぁ……」
 彼の気持ちよさそうな声がする。私は彼に聞いてみた。
「男の子も……ここ、気持ちいいの?」
「う、うん……はじめて舐められたから、良く分からないけど、多分……うわぁ」
 その言葉に小さな乳首をチュッ、と吸いこむ。小さな乳首を歯で支えて、チロチロと舐めると
なんだかその部分が固くなって行くような感じがした。口を離すと、ペッタンコだった乳首が
ツンと天を向いてとがっていた。
「ふーん、男の人もこんな風になるんだね……」
 唾液に塗れて光るそれを指先ではじく。彼の体が震えた。
 私は体を、彼と互い違いになるようにずらす。乳房がちょうど彼の顔の真上に来た。
「ねぇ……私のも舐めてくれない?」
 返事を待たずに胸を彼の顔に押し付ける。同時にもう片方の彼の乳首への愛撫を始めた。
「んく……」
「はぁ……ん」
 二人からほぼ同じタイミングで声が漏れる。私は自分の乳首から走る快感に、彼の胸から
唇を離してしまった。
「あ……はん……んん……はぁ……」
 でも彼は私の乳首をくわえて愛撫を続けている。ただ舐めていたかと思えば乳輪をなぞるように
動き、時々優しく噛みつく。ちゅーっと音が立つほどに吸いつき、頭を動かして顔全体で私の
胸を刺激する。その度ごとに、私の口からは押さえきれない声が漏れ、頭が白く霞んでゆき、
下半身がびくびくと震えた。
「ああ、いいよぉ……もっとしてぇ……」

 私はさらに胸を押し付ける。彼の顔が私の胸で完全に埋まってしまったみたいだ。その分、
彼の動きが良く分かる。顔を前後左右に動かし、彼は私を気持ち良くしようと顔全体で胸を
こすりあげてくれる。でも、これだとちょっと物足りない。
「ん……それもいいけど、さきっぽも、吸って……」
 でも、彼はまださっきと同じ動きをやめない。イジワルしてるのかなぁ? 彼の動きが次第に緩慢に
なっていく。
 私はふと気づいて体を持ち上げた。
「ぷはぁ……っ!」
 途端に彼は大きく息をついてぐったりとなる。やっぱり、胸が口も鼻も押さえちゃってたんだ。
「ごめん……苦しかった?」
「うん……死ぬかと思った……」
「ごめんね。じゃ、お詫びにもっと気持ち良くしてあげる……」
 私はベッドの下の方に移動する。
 目の前にあるのは、彼のと交換した私の『女の子』。それなりに見なれているはずだけど、
こうしてじっくり見ると、自分の物だとは思えない。少し抵抗があったけれど、私はその部分に
口付けた。
「うわっ……!」
 いままでで一番激しい反応が返ってくる。彼の腰がビクンと跳ね、私に秘部が押し付けられる。
私はそのまま腰を抱え、皮を剥かれた真珠に吸いついた。
「うわぁ……」
 彼の気持ち良さげな声を聞きながら、それを舐めつづける。豆全体に唾液をまぶし、舌先を尖らせて
突つく。時折押しつぶす。一人でしていた時に、Hするならこうして欲しいと思っていた舐め方だ。
「くぅぅぅ……すげ……」
 一つ動くたびに彼は喜悦の声を上げて身悶える。不思議な気分……私自身すぐにでも
気持ち良くなりたいくらいものすごく興奮するのに、彼にももっと気持ち良くなって欲しくなる。
男の人が女の子を可愛がってる時も、こんな気持ちになるのかしら?

 口を離し、今度は自分のとがった乳首を突起に擦りつける。二つの突起がこすれ、歪み、
お互いを押しつぶし合う。乳首からジンジンというような熱さが流れてきて、頭の中に小さな火花が
散ったようになる。その度に頭に霞みがかかり、快楽を貪る事以外の事が考えられなくなって行く。
 私は再び口での愛撫に戻る。もうそこに口付ける事になんの抵抗もない。クリを舌先で
軽く刺激した後、淫裂に沿わせる。下の方まで行くと、彼の太ももが私の顔を押さえこんだ。
それも一瞬で、またすぐに足から力が抜けて自由に動けるようになった。
 亀裂を上下になぞり、舌を入れ、クリをしゃぶる。彼は快感に、先ほどからひっきりなしに
喘ぎ声を出していた。
 今度はクリトリスを重点的に攻めた。舐めるだけではなく、舌の当たっていない所を指でこすり、
時折噛み潰す。
「くぅ……うわぁぁぁぁっ!!」
 何度かそれを繰り返すと、彼は一際大きな声を上げて腰を跳ね上げ、急速に脱力した。声をかけても
彼は荒い息をつくだけで答えてくれない。私は彼がイッてしまった事に気づいた。
 彼は恍惚とした表情で息をついている。それはあどけなく、ひどく無防備で、私の母性本能を
直撃した。……胸がきゅん、と甘く締めつけられるのと同時に、屹立したモノが大きく反応したのには
驚いたけれど。
 改めてその場所を見る。立膝を大きく開いて、平泳ぎの姿勢のままあお向けに横たわっているから、
濡れたヴァギナはすっかり開かれていた。小陰唇のヒダは大陰唇にほとんど隠れてしまっているけれど、
わずかに見える部分は、獲物を誘うイソギンチャクの触手のようにヒクヒクとうごめいている。
私にはそれがひどく卑猥に見えた。

 そう言えば、こうしてじっくり見るのは初めてね。お風呂で洗ったりする時には見るけれど、
ここまで凝視する事はない。
 もう一度彼の顔を見ようとして視線を上げ……私は動きを止めた。
 快感にもてあそばれ、無防備で、脱力しきった天使のようなあどけない顔。ただ袖を通しただけで
全開になっているシャツから見える体は淡いピンクに火照り、子供から大人へと変化する途中の、
余分な脂肪のまったくついていない中性的な肢体が私を魅惑する。男のモノがなくなっている分、
未成熟な女の子と言ってしまっても良いかもしれない。小さな乳首もツン、と立っているしね。
そして、両腕を拘束している鎖がアクセントとして、奇妙な興奮を覚えさせる。
 その色香に魅了されていた私は、急速に欲望が沸きあがってくるのを自覚した。痛いほど張り詰めた
下半身はひくっひくっと痙攣するように震えて、行き場のない感情を訴えかけてくる。自分自身でも
もてあます感情の波……これが、『我慢できない』って事なのね。
 私はそれの根元を持って、彼の秘孔に押し当てる。ぬちゅ、という粘膜質の滑りが
錨のような先っぽを包んだ。
「うん……? ……!?」
 彼は違和感を感じたのか、ぼんやりとした目でこちらを向く。そして自分がどんな状態にあるのか
気づいて暴れだした。
「や、やだよっ! やめてくれよっ!!」
 腰を引き、太ももで私がそれ以上進まないように締めつける。それが予想以上に強力で、
どんなに可愛くても彼が男の子だと教えてくれる。
 でも、ここで私はあきらめるわけには行かない。私は、彼を私だけの物にするんだ。
そのためには――彼が私の従属物である事を理解させるためには――犯してしまうのがいい。

 それもただ犯すのではなく、男女の立場を逆転させて。女は貫かれた瞬間からその男の物として
自分を規定してしまうから。男は女を自分の物と思ってしまうから。
 犯す者と犯される者とでは、力関係は犯す者の方が上だ。そして、力の弱い者は強い者に
無意識に従おうとしてしまうから。
 そのために、私は『人体取替え機』で互いの性器を交換したんだから。
 ……それに、やっぱり痛いのはイヤだし。
「やめて……うわぁっ!」
 私は暴れる彼の雛尖を強く摘む。それだけで彼の動きは止まってしまう。
 その隙に私はすばやくモノを当て、腰を押し進めた。
「ぐぅぅ……い、痛い……」
 彼の悲鳴。熱い滑りの中でブチブチのなにかを引き千切る感覚。これが、処女膜を破く
感覚なんだろう。
「……も、もう抜いてよぉ……」
 涙混じりの彼の声に、やっぱり交換しておいて良かったと思う。私は彼の嘆願を無視して腰を
進ませる。
 ……いや、どっちかと言うと、彼の言葉を聞いている余裕がなかったと言った方が正しい。
 温かなゼリー状の真綿で包まれ、その中を進む感じ。言葉で言うと簡単だけれど、ペニスから
送りこまれてくる膣(なか)の感覚は、そのまま我を忘れ、滅茶苦茶に動き回りたくなるほど
すごい物だった。
 優しいはずの男の子が、その時になると獣みたいに暴走するって聞いた事があったけど……
その気持ち、今ならすっごく良く分かる。
 ペニスが3分の2ほど飲みこまれたところで、先っぽが何かに突き当たった。もう、ここで
いっぱいらしい。
「……ねぇ……奥まで入ったよ……」


 体を彼の上に倒し、胸を擦り付けるようにして彼にささやく。痛みのせいか、
彼は声も出せない様子ではぁはぁと息を着いていた。つくづく、自分が味あわなくて
良かったと思った。
 彼が泣いているのに気づいて、その痕に沿って涙を舐め取った。彼がびっくりしたように
私を見た。私は微笑んで彼に口付けると、腰を引き始めた。
「うわぁ……!」
「くう……」
 同時に声が漏れる。
 引き抜く時には、入れる時と違った感覚がある。入れる時はスルスルと飲みこまれる感じなのに、
抜く時は茸の傘のように張ったエラが中で引っかかって、それがまたとない快感を生み出すのだ。
その分、彼は痛みを味わってるんでしょうけど……。
 ほとんどを引きぬいたソレを見る。トロリとした愛液にまみれたそれに、赤い物が付着していた。
今更ながら、私は処女を失った……この場合奪った?事を実感する。
 ただ、私にはその余韻に浸っている余裕はなかった。先っぽが飲みこまれたままの怒張が、
その余裕を奪っていたのだ。
 私は再び彼の中に侵入した。
「うわぁ……ま、またぁ……!」
 悲鳴が上がる。その切羽詰った叫びも、私には天上の調べのように聞こえた。
 奥まで入れ、抜けるほどに引きぬく。その度に腰に力が入らなくなるほどの快感が私を襲う。
 私の頭の中にあったのは、ただ一心に腰を動かして快楽を貪る事だけ。それ以外は
なにも考えられなくなっていた。
 ペースもなにも考えず、ただただ全力で突き込む。おかげで、終着は早く訪れた。
 ペニス全体が痺れたかと思うと、根元から熱い物が尿道を通って飛び出す感覚。いままで感じた事の
ないような快感。
「ああああぁぁぁぁぁぁ……!」

 誰かの叫びが聞こえる。彼の声かと思ったけれど、それは私の声だった。未知の快楽に、私は
絶叫していたのだ。
 初の射精感を感じてから10秒は経っているだろう。彼に突き刺さったままの熱い強張りは、
いまだびくびくと震えて精液を膣へと流しこんでいる。震えが走るたびに、私は断続的な山のある
快感を覚えていた。
 授業では一回の射精に4mlも出ればいいって習ったのに、これはそれ以上出てるわよ。
溜まってたのかな? 彼の上に倒れこみ、忘我の中で私はそんな事を考えていた。
 永遠に続くかと思っていた射精が止まり、私も快楽の縄から開放される。ぼんやりとした頭で、
私は彼の唇を求めた。
 しゃくりを上げる彼の吐息を掬い取るようにして唇を合わせる。そのまま舌を入れて彼の物を
絡め取った。ただただ、彼への愛おしさが私の中にあふれていた。
 涙を流しつづける彼を抱きしめ、口腔を貪っていた私は、彼と交換したモノが、
いまだに元気いっぱいな事に気がついた。それが分かると、私は再び彼を求める気持ちが
強くなって来る。
「……また、するの……?」
 体を離した私に、彼は怯えた目で問い掛けてくる。私は答える代わりに、微笑みとキスを贈った……。

「はぁっはぁっはぁっ……」
「うあっ、ああっ、くぁぁっ!」
 私と彼、二人のあえぎが重なる。肉と肉とを打ち付け合う音と淫液の発する匂いが部屋中にあふれ、
二人の思考を溶かして行く。
 あれから何度彼の中に出したのだろう? 私は10回を越えたところで数えるのをやめてしまった。
 それほどの回数をこなしても、彼のペニスは一向になえる事がなかったの。多分、
彼は絶倫と呼ばれる人なのだろう。おかげで、私は何度も彼に想いを注ぐ事が出来た。
 私はもう『処女を捨てる』とか『彼を私の物にする』とか、そんな事は完全に頭の中から
消えていた。ただ、私は彼を求めてたいという想いだけが私を支配していた。
 今は彼をひっくり返し、獣たちの交尾のように後ろから攻めたてている。前も後ろも、
両方の穴が丸見えになる体位だ。突き込むたびに膣からは精液があふれ生臭い匂いが鼻をつき、
彼の口からは悲鳴とも快感の喘ぎともつかない悲鳴があがる。時々は後ろの穴にも指を入れ、
薄い肉壁の向こうのペニスを刺激する。これは彼にもかなりの快感をもたらしているようだ。
 私たちを照らし出す日差しは赤く、闇が迫るように暗い。彼を運びこんだのは昼過ぎだった。
随分と長い時間、彼を攻めていたみたい。
 勢い良く動く体に合わせて、私の胸も大きくゆれる。いつもなら痛いはずのそれも、私はなぜか
快感と受け取っていた。片手で揺れる乳房を掴み、揉みしだき、乳首を口に持ってきてしゃぶり、
噛む。その感覚はダイレクトに脳に伝わり、絶頂までの時間を縮めていく。
「お、お姉さんっ! 僕、僕もうぅっ!!」
「いいよっ! 私も、もうダメっ!!」
 彼の切実な叫びに、私も蕩けた叫びで答える。彼も私も、もう限界に来ていた。膣と肛門が急激に
ペニスと指を締めつける。私は留めていた物を解き放った。
「ああっ……!」
「うおぉぉぉぉ……!」
 絶頂を迎え、同時にベッドに倒れこむ。膣壁の痙攣を起こしたような搾り取るみたいな動きと、
彼の背中にこすれる乳首の感触が心地よかった。
 すぐ傍に彼の快感に感じ疲れた顔がある。抱き寄せて、全体についばむようなキスをする。彼も
答えてキスを返してくれた。
 そうしている間、ゆっくりと私は意識が暗い所に落ちて行くのを感じていた。疲れた体が、
眠りを欲しているみたい。私は彼をそっと抱き寄せた。
「……キミは、私のものよ……」
 意識が消えかかる。私の口がなにかを言っているみたいだけど、私はなにを言っているのか
分からなくなっていた。
「キミは私の物……私だけの天使……」
「……」
 彼が意外そうな顔をする。私の眠りかけの顔って、そんなに意外そうな顔になってるのかしら?
目が覚めたら問い詰めよう。
「……僕は、お姉さんの物……?」
 彼がなにかを言っているみたい。さっきの言い訳なら、後にしてね……眠いのよ……。

 よく晴れたある日、私は彼の通学路で待ち伏せる。もう少しすれば、下校中の彼がここを通るのだ。
「あら、こんにちは」
 偶然を装って、有象無象の連中の中にいる彼に声をかける。
「あ、こ……こんにちは」
 彼は複雑な表情で私に返してくれる。その中にあるのが、テレと嫌悪だけでないのを私は見て取った。
 私の事でからかわれ出す彼を、適当な理由をつけて連れ出す。後ろの方でやんややんやと
はやし立てているが、別に私には関係ない。……彼に累が及ぶようなら、考えもあるけれど。
 手を取られた彼は、特に嫌がる様子も見せずに私に着いてくる。ちらりと覗き見ると、
1歩ごとに期待のような物が膨れ上がってきているように見えた。
「お姉さん……どこに、いくの?」
「良い所よ」
 わずかに不安をにじませた声に、私は出来るだけ優しく答える。
 彼と会うのは、今日で2度目。あの日から3日ほど経っている。本当なら毎日でも
会いたかったのだけれど、少し、彼と安心して愛し合うための準備に手間取ったのだ。
 私たちが来たのは、区画整理の失敗で出来た、ビルのはざまにポツン、とある空き地。
日もほとんど差さず、入り口はあっても別の場所に抜ける道がないために、誰もこない場所だ。
その中央に正方形の蓋と、開くための取っ手がある。『ポップ地下室』の入り口だ。
 カバーを開き、彼を先にタラップを使わせる。続いて私。
 足をかけてすぐに、スカートの中に視線を感じた。ここで感じられる視線なんて、彼しかいない。
 いいわよ、じっくり見て……。今日は下ろしたてのシルクのショーツ、スカートもいつもより
短くして、あなたに見られるために穿いてきたんだから。
 足元を確かめるようにゆっくりと降りる。彼も私の速さに合わせている。けれど、タラップは
そんなに長くは続かない。すぐに彼も私も降りきってしまった。
「顔が赤いけど、どうしたの?」
「い、いえ! なんでもないですっ!」
 ちょっとだけ、からかってあげた。
 明かりをつけると、そこはベッドルームになっていた。もちろん、ここは私と彼の専用の場所。
他にシャワーやキッチンなんかもばっちりそろってる。この準備のために、私は彼と会うのを
我慢していたの。
 驚いている彼の唇を奪う。もちろん、ふかーいディープキス。彼から力が抜けるまで舌をからめて、
二人でベッドへ転がりこんだ。
「キミのコレ……すごく元気なのよ」
 スカートを押し上げるふくらみを彼に握らせる。それだけでソレはびくん、と震えた。
「キミと会わなかった間ね……勃ちっぱなしですごかったのよ? なんどオナニーしても
静まらなくて、いつクラスの女子にバレるか、気が気じゃなかったの……」
 言いながら彼の服を脱がして行く。シャツの下にはなにも着けていなくて、すぐに色っぽい肌が
出てきた。
「だから、責任を取ってもらうわ。私を心配させた罰と、電話一本かけてこなかった罰に……」
「そ……」
 なにかを言いかける彼の唇を再びふさぐ。下を触らせていた手を胸に引き上げ、
ボタンをはずさせる。
 私は彼の口の中を舐りまわし、彼のベルトに手をかけながら、今日はどんな事をしようかと
考えを巡らせていた……。