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秋森良樹編 第??話『女だけの島(2-1)』


 気がつくと、視界は白で埋まっていた。一寸先も見えないとはまさにこの事だろう。
 濃密な真水の匂いと、時間と共に湿って重くなる服を感じるまでも無く、濃霧の中に
いる事がわかる。
「……よし」
 俺はゆっくりと舌に向かって滑り降りた。本の中だけとはいえ、
特に何かを着けている感じも無く空中を移動できるってのも、いい。
 ほどなく見えてきた一艘の小船(ボート)に俺は着陸すると、櫂を脇にどけて
横になった。
 俺のこの世界での立場は『漂流者』。そして小船でこの濃霧をくぐらない限り
目指す『女護ヶ島』にはたどり着けない。

『『女護ヶ島』は一種の異世界で、『霧』という門をくぐり抜けられる運の良い漂流者だけが
たどり着ける楽園だ。そこに住むのは美しい女性ばかりで、いつも男が来るのを待っていて、
喜んで自分たちの体を差し出してくる。そろってH好きで、自由に中出ししてOK。
男が帰る時には島の宣伝をお願いされるが、なかなかたどり着く者はいない』

 ……これが俺が設定した『女護ヶ島』についての一部だ。これ以外にも俺にとって
非常に都合の良い設定を多数混ぜてあるが、それは追々説明しよう。
 俺は小船に備え付けの毛布をかぶると、目を閉じた。すでに霧の中にいるんだ、
後は波に揺られて島に着くのを待てば良い……。


 目がさめると、南国の日差しが俺を焼いていた。かんかんと照りつける陽光に
顔をしかめながら体を起こして回りを見る。霧はすっかり晴れていて、遠くに島影が見えた。
俺は櫂を下ろすと、その島に向かって漕ぎ進めた。
 20分ほどこぐと、森に覆われた島影がはっきり見えてきた。
「……マジか?」

 俺は予想外の島の大きさに目を見張る。自分で作っておいてなんだが、俺はもっと
こじんまりとした小さな島を思い浮かべていた。しかし、その緑に包まれた島はあまりに巨大だった。
上手い例が挙がらないが、すぐ目の前にあるように見える島にたどり着くには、まだ1時間は
漕ぎ続けなければならないだろう。それほどにその島は巨大だった。『本』で
島の大きさのような、細かい所まで言及してなかったせいだと思う。
 俺は船をスペアポケットにしまうと、石ころ帽子をかぶって島に近づき、適当な距離で
再び船に乗りなおした。こうしないと、見張りをしている女の子に気づかれないからだ。
 浜辺にはすでに数人の女の子が興味津々の風で待っていて、船が浅瀬に着くとすぐさま
ぱちゃぱちゃと水をはねて駆け寄ってきた。
「ご無事に着かれたんですね、お怪我とかはありませんか?」
 そういって女の子の一人が俺に手を差し出す。アジア系――いや、もっと言い切って
日本系の顔立ちの、ボブカットの美少女だ。年は俺と同じくらいだろうが、シャツを
持ち上げる胸のふくらみはクラスメートたちより一回りは大きいようだ。
「とりあえず怪我もしてないし病気にもなってない。それより、ここは噂の『女護ヶ島』か?」
 その手を借りて立つ。その少女はちょっとびっくりし、すぐに
はにかんだような笑みを見せた。
「はい、ここが『女護ヶ島』です。ようこそいらっしゃいましたっ!」
 そう言って少女は俺に口付ける。その柔らかな感触を楽しみながら、少女の腰を抱き寄せ、
舌を入れた。
「……んむ……」
 少女は慣れた様子で舌を絡ませる。俺は少女の舌や歯列、歯茎をねぶった。
「んんーっ!」

 すると途端に少女は体をビクビクと痙攣させて崩れ落ちる。事前に抱き寄せていなければ
そのまま水中に膝を落としていただろう。頬を上気させすがり付く、ノーブラの胸の感触が
なんとも心地よい。
「ちょ、ちょっと、アツミ……ひょっとして今のでイっちゃったの?」
「……うん……お姉様たちのキスの比じゃないの……とっても良すぎるの……」
 驚いた様子の浅黒い肌の少女に、アツミと呼ばれた少女が潤んだ瞳で答える。
俺は上手く設定が機能している事に微笑んだ。

『この物語では『女護ヶ島』から最後に男が去ってから、かなりの年月が経過している。
そのため彼女たちの欲求不満はレズだけでは処理しきれない段階に達しており、
その濃い思念は、新しく来る外来者=男が自由に使える『力』として過去に無いほどに
高まっている。
 この島に来ればほとんどの男が絶倫になるが、それはこの島の性質として女たちの
様々な欲望の思念を男が自由に使える『力』へと変換した物を、男たちが無意識の内に
使っているからだ。
 この物語の中ではその『力』は非常に強大な物になっており、消して尽きる事はない』

 この設定がある限り、俺は精力絶倫&超テクニシャンのスーパーマンとして
ここに君臨できるわけだ。なにしろ、女の子たちの感度まで自由に調節が
出来るんだからな。
「……お前も、してみるか?」
 浅黒の少女を見る。黒さは日焼けなだろう、胸だけを隠す丈のピンクのタンクトップから
覗く肌は白い。金に近い茶色の髪を高い位置でポニーテールにまとめ、Gパンを
カットしたらしいホットパンツから伸びる足はスラリと魅力的だ。ちょっと童顔気味で、
切れ長な瞳と口元のほくろのミスマッチさが、逆に良い。
「う、うん……」

 腰が抜けたようになっているアツミを船に座らせ、かわりに少女を抱き寄せる。
アツミに比べればささやかなふくらみが胸に当たり、俺のモノを刺激する。
 俺は少女を軽くうつむかせる――こいつも、やっぱり俺より背が高い――とゆっくりと
唇を重ねた。
「ん……」
 重ねたまましばしその柔らかさを味わい、舌を差し入れる。少女はすぐに舌を絡めてくるが、
それをいなすと、口の中をねぶる事にする。
「ん、んん……」
 つるつるとした頬の内側をなめ、少ししたら反対側をなめる。
 少女の舌が求めてくるが、俺は許さずに口腔内をなめまわす。互いの体に挟まれた少女の腕が
背中に回されてきた。俺は左手で彼女の細い腰を抱えたまま、右手を彼女の後頭部に置く。
「んむ……ん、んん」
 自分の愛撫に答えようとしないのに焦れたか、少女はさらに力を入れて俺に唇を押し付けた。
薄目を開けて見た彼女の顔は、思い通り行かない事に眉をゆがめると同時に、意外な気持ち良さに
蕩け始めているという複雑な物だった。
 俺は頬裏への愛撫を止め、歯と歯茎の間に舌を這わせた。滑らかな粘膜と、それとはまた違った
すべりがある。
「んふぅ……ふう……」
 荒くなってきた鼻息が頬をくすぐる。俺の背中に回された腕にこもった力が増していく。
 俺は歯の一本一本を丁寧に、堅くした舌先で磨き上げるようにする。少女の息がさらに乱れ、
左手にかかる重さが次第に増していった。
 湧き上がる気持ち良さに力が入らないのだろう。けど、まだイかせてやらない。

 下側を磨き終わると、続けて上も同様にする。それが済むと裏側にも舌をさし入れてなめ上げた。
一つに触れるたびに彼女の体が小さく跳ね上がり、力が抜けて行くようだ。密着度があがるにつれ、
胸の先の突起が堅くなって行くのが分かる。このまま胸もいじってやろうかと思ったが、
少しいぢわるをしてみたくなり、歯列を磨き終わるとすぐに口を離した。
「イヤ……!」
 ほんの一センチにも満たない距離を歯がぶつかるほどの勢いで縮め、少女は深く舌を
さし入れてくる。今度は避けずに、俺から舌を絡めた。くちゅくちゅという音があたりに
響く。
「んふんーっ!」
 そして絶頂。少女はのけぞるように体を離すと、俺の肩に額を埋めるようにして
あえいだ。目はすっかり蕩けていて、すごく色っぽい。
 今回、彼女の絶頂以外には『力』を使っていない。その『力』も、最後のほんの後押し
程度。今だって、とがりきった乳首をひねり上げるだけで、彼女はイッただろう。
 これも毎日の『鍛錬』の賜物だと、彼女の口から流れるよだれを指で拭いながら思った。
「……はぁ……あんなに……ながく……」
 艶のある声に視線を向けると、船で休ませていたアツミが起きあがって、左の人差し指を
軽く噛みながら左手でさわさわと胸をまさぐりつつ、太ももをすり合わせている。
外見に釣り合わない色気を放つ瞳を見るまでも無く、すっかり欲情してた。
「アツミ?」
「はい……? え、あっ、キャッ!」
 俺の呼びかけにぼんやりとした返事を返すが、すぐに自分が何をしていたのか気づいたらしく、
両手を口の前であわせ、顔を真っ赤にしてうつむく。ちらちらと上目遣いで様子をうかがう仕草が
思わず押し倒したくなるくらい、とっても可愛い。

 俺はポニテの少女を彼女の脇に下ろすと、そのりんごのような頬を撫でた。ピクン、と震えると
恐る恐る、といった風情で俺を見上げた。
「したい?」
「あ、あの……その……そうなんですけど……でもダメで……あのその……」
 俺の問いかけに一応の肯定を返しながらも、あっちこっちに視線をさまよわせて言葉を濁す。
 これは処女だ、と判断した。
 やってきた様々な男と交わるのが当たり前の『女護ヶ島』で処女というのも変かも知れないが、
現時点では最後に男が去ってからかなりの時間が経っている。よって、一人でも子供を産める
彼女たちの能力を考えれば、処女がいてもおかしくはない。
 ……さらに言えば、俺の本能が『誰かの使い古しで満足したくない』という叫びを放ったために
作った設定でもある。
「なら、後で……ほかのみんなからの歓迎が済んでからな」
 俺は努めて優しく言う。アツミは少し驚き、ホッとしたような残念そうな、複雑な顔になった。
 今浜辺にいる女は3人。彼女たちが見張りとして一番最初に島に近づく
俺を見つけ、さらに一緒に見張っていた誰かが他の女性たちを呼びに行ったのだろう。結果として
最初の歓迎にはこの三人だけとなったと考えられた。
 なら、他の子たちが来るまでは、暇をつぶした方が良さそうだ。
「とりあえず今は、もう一人の子からの歓迎を受けようかな?」
 俺は波打ち際で頬を上気させ、俺とアツミに熱い視線を送っている女性に視線を向ける。

 年は俺より少し上、女子大生くらいだろうか? 白いサマードレスにそれに負けないほど
白い肌を包み、つば広の麦わら帽から流れる腰まで伸びた金髪が潮風になぶられ、キラキラと
日差しに光輝いている。リボンのついた帽子を風にさらわれないように軽く押さえたたずむ彼女は
一枚の美人画を見ている気分にさせる。
 いかにも清純なお嬢様といった感じだが、淫らに欲情した表情と推定Fカップ以上の
豊かな胸が見事にそれを裏切っている。俺の手招きに、小走りに歩を進めるたびに、
ゆさゆさと目を楽しませてくれた。
「エリス、です。初めまして……あっ」
 俺の一歩前で足を止めたエリスを抱き寄せ、耳元でささやく。
「初めまして、俺は良樹。エリスは綺麗だな」
「良樹様……嬉しいです……んっ」
 そのまま背伸びして彼女の耳を甘噛みし、首筋に唇を這わせた。白いうなじに口付ける度に
甘やかなため息が漏れる。服の上からそっと乳房を押さえると、乳首が完全にしこっていた。
 しかし様付けか……容姿とあいまって、あのお嬢様を思い出すな。
「もうこんなにして……俺たちの事見て、興奮していたか?」
 顔立ちと表情のギャップを楽しみたくて、言葉を重ねた。エリスは何かに耐えるような赤い顔で
答える。
「は、はい……二人ともとても幸せそうで、気持ちよさそうな顔をしていましたから……ウン……
私も、同じようにしてもらえるかと思うと……はぁん、先っぽ、つまんじゃあンっ」
 乳首への刺激にのけぞるエリスの体に合わせ、今度は鎖骨に唇を付ける。エリスは絶頂に
達したかのようにびくりと体を震わせた。
「随分と感じやすいな」
 エリスのおとがいに手を添えて引き寄せる。すっかり潤んだ蒼い目と合い、漏れでた吐息が
鼻にかかる。

 彼女に対しても『力』は使っていない。それでこの反応と言う事は感度が良すぎるのか、
はたまた生来の淫乱か……。どちらにしろ、俺にとっては都合が良い。
「良樹様……キス、してもよろしいですか……?」
 エリスが荒くなった息を押さえるようにして言う。
「それが、この島の歓迎の仕方だっけ?」
「はい……島に来た殿方たちに、気持ち良くなっていただくために……ン」
 俺は全てを言わせずに唇をふさぐ。『島に来た殿方たち』という単語に、胸に黒い物が
渦巻いた。結構嫉妬深いな、俺も。
 俺は先ほどと同じようにエリスに舌をさし入れ、口内を舐りまわす。片手をエリスの
腰に回して固定するのも同様だが、もう片方は頭ではなくたっぷりとした量感の胸を
まさぐらせる。ドレスの前ボタンをはずして手を差し入れると、案の定ノーブラだった。
「ふぅん……」
 鼻にかかった吐息を感じつつ、キスをしながら肩紐を滑らせて上半身を裸にした。
しっとりとした素肌に触れ、背中をなで上げるとビクビクとエリスが震える。
このまま背後に回って胸を両手で揉み解そうかと思ったが、身長差で断念。代わりに
柔らかな双丘の堅いつぼみを摘んだり引っ張ったりして遊ぶ。その度に俺に答えてくれる
舌の動きが止まり、呼吸が乱れて行った。
「んっ……ふっ……はぁ……」
 エリスとは違うあえぎ声と、くちゅくちゅという水音が聞こえてきた。不思議に思って
そちらに目をやると、俺たちをオカズに2番目の女の子がオナニーを始めていた。
 タンクトップをめくり上げて胸を揉みしだき、ホットパンツを下着ごと膝までずり下げ
秘部をいじっている。日焼けした肌と焼けていない部分の白さのコントラストが目にまぶしい。

 俺たちに向けられた熱視線に心地よい物を感じながら、もう一人を見る。アツミも俺たちを
食い入るように見つめていたが、両手は組まれて下腹の前に置かれ、太ももを小さく
すり合わせているだけだった。
 俺はエリスの胸への愛撫を一時中断する。エリスは口付けたまま不満そうに目を開けたが、
無視してチャックを引きおろす。少しだけ苦労して片手で天に向かってそっくり返った一物を
取り出して船に腰掛けている二人に見せ付ける。
 ごくり、と生唾を飲む音が聞こえた。
 俺は視線を小麦色の肌の少女に送ると、再びエリスの愛撫を開始する。
「うぅん♪」
 エリスは嬉しそうな声を上げると俺に抱きつくように腕を回してきた。
 俺が視線を送った少女は呆けたような顔で俺と一物を見比べると、頬を染めて俺の足元に
ひざまづいた。そのまま俺のモノをじっと見つめると、おずおずとそれに両手を添え、
濡れた先端に口付ける。ぴくん、と俺のモノが反応した。
 少女はそれをじっ、と見つめ、今度はちゅっちゅっと竿全体にキスの雨を降らせだした。袋にも
手を伸ばし、やわやわとマッサージする。
 俺はその気持ち良さに身を任せながら、いっそうエリスの愛撫に熱をこめる。手の中で
ぐにぐにと形を変える乳房を堪能しつつ、執拗に口の中をねぶりまわした。
「~~~」
 ついにエリスが達する。くぐもったうめきを口腔内で感じながらも、俺は愛撫の手を休めない。
エリスのぐったりとした体を抱きしめながら、さらに舌を深くまでもぐりこませようとし、
胸をまさぐっていた手を休めて谷間からヘソにかけてを人差し指でなぞる。
「ふはっ……んん」
 息継ぎのように吐き出される吐息にも濃い官能が現われていた。
「うぐ……」

 俺は腰を這い登る快感にうめく。ペニスに軽く触れるだけの愛撫から、口にくわえ込む
フェラチオへと移ったのだ。亀頭が温かく包まれ、ぬるぬるとした舌がビロードのような質感で
敏感な部分をこすり上げていく。それだけではなく頭を大きく動かして根元から先端までを
すばやく往復させてくれた。
 俺の口撃が止まったのが不満なのか、エリスは自分から舌を絡め出した。俺もふたたび
それに没頭する。
 見れば、アツミも完全に頬を上気させ、左手の小指をくわえながら、太ももを
すり合わせるだけでは足りないとでも言うようにミニスカートの上からアソコをこすっている。
その動作は控えめで、手もわずかに動いているに過ぎないが、それが逆に燃えた。
 エリスの体が再び震えだし、絶頂が近い事を知らせる。俺はピンクの頂を親指で弾くと、
それだけでエリスは2度目の絶頂を迎えた。しかし、俺は愛撫を止めずに『力』を使って
さらなる高みへと導こうとする。
 気がつくと、浜辺が騒がしい。正気を失いかけて俺を求める事しか出来なくなったエリスごしに
視線を向けると、幾人もの女性が浜に集まってきていた。背後の森からまだちらほらと海岸に
駆け寄ってくる所を見ると、まだまだ集まってくるらしい。
 ……そういえば、ここって何人の女がいるんだ? 設定してなかったよな。
 そんな事を考えながら、エリスをもてあそぶ。体までピンクに染まり、汗で光る肢体が
なまめかしい。
 結局、『お出迎え』が全員集まったのは、エリスが八回目の絶頂で失神するのと、名前を
聞き忘れたポニテ娘が、この島に来て最初の射精を受けて達するのと、ほぼ同時だった。

 俺は、恍惚としてしゃがみ込み膝を波に洗わせている少女に口で後始末をさせ、海岸に
向き直った。そこにはだいたい100人程度だろうか、南国の気候に合わせた、様々な服装の
美女たちがきらきらと目を輝かせてこちらを見ていた。
「よう」
 俺は片手を上げて彼女たちに挨拶する。それに女性たちは艶の乗った満面の笑みで答えた。
「ようこそ、『女護ヶ島』へっ!!」