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秋森良樹編 第三話『美人教師の秘密』(2)

「お……重い……」
「はっはっはっ、いい若いモンがこのくらいでネを上げてどうする」
 一抱えもあるダンボール箱を抱え、ふらつきながら歩く俺に、世界史担当の老教師は
からかうような笑いを投げかけてくる。
「いや、実際重いッスよ、これ……何キロあるんですか?」
 職員室を出て、教室一つ分の距離を歩いただけでもう両腕に軽い痺れが来ている。
この荷物、どう軽く見ても20Kgはくだらないだろう。
「さぁのう。借り受けた時には学校まで運んでもらうように頼んだから、わしは
持った事がないんじゃよ。ま、化石標本じゃし、その大きさなら30キロを下る事はあるまいて」
「……手押し車とか、なかったんですか?」
 お気楽に言う栗田先生に少しばかり殺意を抱く。憮然とする俺の言葉にも、栗田はカラカラと
笑って答えた。
「あったら使ってると思わんか?」
「……そうですね」
 結局、俺は教室に着くまでに足の遅い栗田先生に追い抜かれ、それに遅れる事1分ほどで
ようやく荷物を下ろす事ができた。誰も俺に投げかける『お疲れ様』という視線が心地よかった。
 痺れた腕をブンブンと振りながら席に戻る。それに合わせてクラス委員が『起立』の
号令をかけた。

 ピカーンッ!

 ガタガタと椅子を鳴らして全員が立ちあがる姿を見て、『ひらめきランプ』が点灯した。
『礼』がかかる前に制服のポケットに手を突っ込むと、『タンマウオッチ』で時間を止めた。

 男子の少ないこの学校では、高い確率で男子の前に女子が来る席順になる。そうなると……
分かるだろ? 『礼』がかかった時に俺の目の前には女子の尻が突き出される格好となる。
ただそれだけならどうと言う事はないが、中学と違ってミニスカの制服のため、少しかがめば
中身が見えそうに感じられるのだ。スカートと机の間に挟まれるようにチラリと見える太ももは
俺のリビドーをひどく刺激し、なんどめくったり触りたくなる衝動にかられたか……。
 ともかく、それは後のお楽しみに取っておくとして、今は直立不動(というには崩れた
立ち方をしているが)の女の子たちへの悪戯が先だ。
 俺はおもむろに手ごろな女子に近づくと、スカートをめくり上げる。正面にピンクのリボンの
着いた、純白のマンガに出てきそうなパンティが姿を現した。
 時間が止まっている間、めくったスカートは空中に固定される。俺はそれを確認すると
次々に女生徒たちのスカートをめくっていった。
 白、青、赤、ピンク、ストライプ、ワンポイント、プリント柄物……時には高級そうなレース下着や
超ハイレグ、Tバックなんかも出てくる。少し意外だったのは、誰一人として見せパンや
スパッツといった物でガードしている奴がいない事。学校内外問わず短パンやジャージなんかで
ガードされた女子高生の下半身をよく見ていただけに少々驚いた。まぁ、もしはいていたら速攻で
脱がすつもりだったから、手間が省けたともいえる。
 最後の一人のスカートをめくり、俺は教室の正面隅に立ってその光景を眺めた。
「……絶景だ……」
 俺は感嘆にうめく。

 40人中、女子28人。この角度からなら、その全員が当たり前のような顔をして
パンティをさらけ出している様子が丸見えだ。それはなんとも間抜けな光景で……そしてひどく
興奮する。
 俺はさらに思いついて、『取り寄せバッグ』でデジカメと記録用メモリを取り寄せる。
カタログを見て、前々から欲しいと思っていた最新モデルだ。もちろん形としては万引きに
なってしまうが後で戻して……いや、場所を指定せずに出したから、どこから取り寄せたかは
分からないんだった。
 俺はしばし取り寄せた品物を見つめ、「どうしようもないなら次から気をつければいい」と
自分を納得させる。
 マニュアルを見ながらメモリと充電済みのバッテリを組みこむと、電源を入れて試し撮りを行い
操作方法を確認する。
 俺は一番近くの女生徒に歩み寄ると、まずその退屈そうな顔を写真に収める。続いて
さらけ出されているパンティを正面から一枚、後ろから一枚。ついでに上着もたくし上げて
ブラ姿も一枚。他の女子たちにも同様に四枚ずつ写真を撮って行く。
 後は家に帰った後、PCでアルバムに編集すればいい。毎日撮影して、
『日変わり女生徒ランジェリーコレクション』とでも名付けてプリントアウトして保存するのも
悪くないな。オカズにしやすいし。
 最後に、女子全員の集合写真とる。全員と言っても、普通に並べたんじゃ後ろに立たせた女子の
体が写らないから一列のみで、5~6人ずつだけれど。
 机を動かして集合場所を確保すると、あられもない姿の女子たちをえっちらおっちら運んで並ばせ、
力なくダラリと下がっている両手を動かし、スカートと上着を自分でめくっているように見せかけた。
ついでに指先で目元と口元を引っ張って笑顔を作らせる。

 ……うーん、そそるなぁ、この光景。自分で作っておいてなんだが、まるでこの女子たちが
俺専用のハーレムの中で精一杯注意を引こうとしているように見える。あとはテレと羞恥で
頬が染まっていれば完璧なんだが、と思いつつシャッターを切る。
 最初の列を撮り終わり、さぁ次の列を作ろうと固まっている女生徒に手をかけた所で、ふと思う。
 ……折角なんだから、下着姿だけじゃもったいないよな?
 そう考えると俺はすぐに彼女たちから下着を取り去る。パンティは簡単に脱がせられるのだが、
ブラは肩紐の関係で上着を完全に脱がせる必要があって時間がかかった。
 こうなると女子は上半身裸となるのだけれど、再び上着を着せるのは面倒くさい。そこで、
もう一度一人一人顔と胸、股間と尻の四枚を撮ってから、一列目の全員をなるべくくっつけて
並ばせた。列の中で比較的胸の大きな二人を両脇に配置し、片手はそのままスカートの裾を持たせ、
もう片手で胸を強調するようにし、隣の女子に体を預けさせる。真中に配置している女子は両手で
スカートを持ち上げさせているが、同時に二の腕で乳房を挟み込んで谷間を強調するようにした。
 俺はウンウン、と頷きシャッターを切る。男を誘っているとしか思えない、なんともイヤらしい
集合写真の完成だ。
 写真の出来を確認してから、次の列と混じらないよう、脱がせた服を着せて行く。
下着も元に戻そうと思ったが、少しだけ悩んで戻さない事にした。コレは、俺が
何でも出来る力を手に入れた事を記念する、戦利品だからだ。

 2列目3列目も同じように並ばせ、集合→下着なし個人→上半身裸集合と順番に撮って行く。
3列目の時に特に胸の大きい子がいて、その子の胸に頬ずりして伝説の『パフパフ』とパイズリを
愉しみ、その子の笑顔にぶっかけたまま写真を撮り、その上白濁を口が開いたままの固まっている
女子たちに少しずつ掬って入れてやったのは余談だ。


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最終更新:2007年05月20日 06:23