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  *  *  *

毛利小五郎の肉体を手に入れ、ヘリウムガスを吸ってから黒覆面を装着した俺様は、
レモン色の鉢巻きを頭に巻き付ける。
これは、実行部隊に教えておいたトップとしての目印だ。
病院跡地に赴いた俺様は、「チッポケット二次元カメラ」の写真を用意して、
温水霧吹きを二度吹きして二台の車の圧縮を解除する。

耳障りなヘリウム声の俺様だが、「ほんやくコンニャク」の効果で実行部隊との意思疎通は良好だ。
だがしかし、彼らには「分身ハンマー」の一撃をもってここで退場してもらう。

次に、俺様が取り出した「チッポケット二次元カメラ」写真への温水霧吹き噴射で
「ペタンコアイロン」の呪縛から解放されたのは、まあ、クズ同然のクズとでも言うべきクズ。
もう少し詳細に言うならば、
遊びと実益を兼ねてスカウトの段階から女優の有効な合意抜きに輪姦撮影ビデオを撮影している連中であり、
ビデオの出来はそれなりのものだ。

こちらも、「分身ハンマー」と「うそつ機」と「ソノウソホント」のコンボで先ほどの隊員の面々と同様、
ここにいるのは「分身ハンマー」で現れた分身であり、
更に、「うそつ機」によって大金でこの仕事を引き受けるか
日本の最高権力者と敵対して全ての警察と暴力団を敵に回して
殺して下さいと懇願するかの選択肢を与えられてこの作業に当たっていた。

作業の前には、一人ずつちょっと離れた場所で
「入れかえロープ」ですぐ近くの大陸でとっくに死んでいる全くの別人と肉体を交換された上に、
これを作業のための整形手術で終了後はすぐに戻るものであると、その辺の事も
「うそつ機」で本人とその連れには納得済みの事だ。

であればこそ、まず、「ネムケスイトール」で就寝中に「ペタンコアイロン」で圧縮された
クズ共を蹴り起こし、予め教えておいた最高権力者の使いたる鉢巻き男に
土下座させる所から始めなければなるまい。

  *  *  *

「おう、お目覚めか色男?」

松崎雅彦は、朦朧とする意識の中で嘲笑混じりの声を聞いた。

「雅彦さんっ!?」
「お兄ちゃんっ!?」

悲鳴を聞き、雅彦は目を見開いて半身を起こした。

「俺達の相手が先だぜぇ」
「おおっ、なかなかいい乳してんじゃね?」
「いやあっ!!」
「貴和子、はるみっ!!」

既に半ば解体されて中の壁が素通しとなった病院跡、
その建物の中で壁際に設置されたパイプベッドの上で、代え難く大切な女性がそれも二人、
あからさまに怪しい覆面男達に弄ばれ涙を浮かべて叫んでいる。
ガバリと立ち上がった雅彦は、怒号を上げて突き進んでいた。
トランクス一枚に剥かれた自分の姿など考える暇も無かった。

  *  *  *

「ごふうっ!」
「ほらぁ、彼氏もちっと頑張れってぇ」

ベッドの上からは野次、嘲笑が飛ぶが、
客観的に見た場合、手加減しているとはいえ空手家の「能力カセット」を挿入した
鉢巻き男を相手に何度でも立ち上がり、助け出そうとする。
その雅彦の姿は男として決して恥ずべきものではなかった。

「もう終わりか、えーっ?」

耳障りなヘリウム声と共に、倒れ込んだ雅彦の腹にもう一撃革靴が突き刺さる。

「雅彦さんっ!」
「いやあっ!お兄ちゃんっ、お兄ちゃんが死んじゃうっ!!」
「貴和子、はる、み…」

それでも、土埃の積もる床に手をついて唇の端から血を垂らして雅彦は立ち上がろうとする。
鉢巻き男は目配せし、現在の配下である黒覆面のチンピラ二人が雅彦に駆け寄る。

「いやあっ!やめてっ、お願いやめてっ!!」
「せえっ!!」
「はるみっ!」

絶叫するはるみが、とうとうベッドの上でクズ共ナンバー2である黄覆面の男に張り飛ばされ、
既に二人のチンピラに両腕を掴まれ絶叫する雅彦を前に、
鉢巻き男がつかつかと移動する。

「こんな献身的なレディに乱暴はよくない」

鉢巻き男は、黄覆面を一撃した裏拳を白いハンケチで拭いながら、
耳障りなヘリウム声で言った。

「さあて妹ちゃん」

暴力に心が折れた所で、更にその暴力を暴力で圧する男の登場。
そんな男ににじり寄られ目を合わせられ、はるみはガクガクと震える事しか出来ない。
むしろ、隣の貴和子の方が鉢巻き男をぎゅっと睨んでいた。

  *  *  *

「ほら、始まるぜ」

複数の男に持ち上げられる様に、雅彦は四本脚の椅子に座らされ、
革ベルトで椅子の脚と脛を固定されて背もたれの向こうで後ろ手錠を掛けられる。
出血の続く雅彦の口はハンカチが詰め込まれた上にタオルで縛られ、
床に置かれたラジカセが、気怠い曲を掛け始めた。

「うらあっ!」

既に腫れ上がった雅彦の顔面に、黒覆面のチンピラ達を仕切る茶覆面の裏拳が炸裂した。
そんな雅彦の正面壁際に置かれたベッドの上で座り込んでいたはるみがぎくしゃくと立ち上がり、
壁を背にしてジャケットのボタンに手を掛ける。
はるみの顔が斜め下を向いたまま、ジャケットが、キュロットがベッドの上に落ちる。
外したブラを落としたはるみは、腕で胸を隠してそのまま蹲りそうだ。

「ほらぁ妹ちゃん、ちゃんと腰振って色っぽく脱いでよー」

はるみの斜め後ろに立った鉢巻き男が耳障りなヘリウム声を響かせ、
茶覆面が軍用ナイフの峰で雅彦の顎を持ち上げた。

「いいねいいねー」
「もっとくねくねしてよー」
「おおっ、ヘアー見えるよヘアー」

下を向いたはるみが、申し訳程度にくなくなと腰を動かしながらショーツに手を掛け、下げていく。
卑猥な野次の数々はそんなはるみの心に容赦なく突き刺さるが、
乱れた前髪の間からチラッと前を見て、腫れ上がった勇姿を焼き付けたはるみは、
意を決した様にバッとショーツを引き下げ、ペタンと座り込んだ。
突き刺さる視線にはるみの目は見開かれ、もう少しで過呼吸を起こす所だった。
何故か噴き出しそうだった大笑いを、はるみは辛うじて押しとどめる。

「…あふ…は…見てぇ…
お兄ちゃん、はるみのおま○こ、はるみのおま○こ見てぇお兄ちゃん…」

健康的な脚を緩いM字に開いたはるみが、そこに逆V字に指を当ててぐいっと開く。
そうしながら、棒読みながら意外なぐらいにしっかりした声で、言葉を絞り出す。
その表情は、見ようによっては薄笑いを浮かべている様にも見えた

「ほらぁ、見てやれよお兄ちゃん、
妹ちゃんすっかり大人に成長してるじゃねーの」
「でもまー、まだまだ綺麗なモンだぜー、
ほら中もピンク色、ヤリマ○って感じじゃねーな良かったなお兄ちゃん」

雅彦の背後に用意されたサーチライトがはるみの下半身を明るく照らし出し、
からかいの言葉が二人、三人を抉り続ける。
そして、鉢巻き男がパチンと指を鳴らした。

「やっ…あ…くっ、あぁっ…」

逆V字型に秘処を押し広げていたはるみの指が、間隔を狭めてその間を上下し始める。
そうしながら、ぷるんと突き出した乳房を撫でていたはるみの左手も、
段々とその膨らみを掴む様に動き出す。

「えっ?…あ、あっ…やっ、くっ、ああっあくうっ…」

周辺から少しずつ中心に迫る、そのセオリーに従いながら指を動かし、
何とか複雑怪奇な利害関係を少しでもマシな形で切り抜けて命令を済ませようとしたはるみだったが、
意外な展開に心中では戸惑いを覚え始める。

やっている事自体は、命令に従った事であり無理やりにでも仕方がないと思い込もうとする。
だが、指の動き一つ一つに、その若い肉体の内から突き上げる熱いものが、
自分の知っている、想定しているものよりも一段も二段も上回って
全身を通り抜け脳味噌を突き上げようとする。

こんな下劣な男たち、そして、兄とその婚約者の前で、
そんな自分自身と闘わなければならないと言うのははるみの想像をかなり外れていた。
だが、だからと言って止める事は出来ないしするつもりもない。

それは、今止める事即ちこれ以上の暴力は危険過ぎると言う一番最初の理由の他に、
まだ、それを断固として認めたくない一片の余裕はあるとは言え、
はるみ自身の肉体がやめる事を拒もうとしている、それは否定できなくなりつつあった。

「や、あっ、み、みな、い、あ…」

はるみの肩が鉢巻き男の持つ指揮棒でピシッと叩かれ、
指揮棒の指す先で茶覆面がナイフの柄底を雅彦の腹に打ち込み雅彦の髪の毛を掴み顔を上げさせる。

「みっ、み、見てえっ!お兄ちゃんああっはるみのはるみのオナ○ー見てえっ
ああっ、あはっ、あははっ、あっ、あははっあっあっあっああぁーーーーーっっっ!!…」

はるみの両膝が両肩辺りまでぎゅうっと持ち上がり全身が縮こまり、
弾みのある胸を見せつける様に白い喉を反らしながら、はるみは一声激しく声を上げ、そのまま脱力した。

「おーっ、イッたっ」
「みんなの前でイッちゃったぜはるみちゃん」

黒覆面達の野次が飛ぶ中、放心するはるみに向けて鉢巻き男は着実に距離を縮める。

「キキキ、おーおー、ぐちょ濡れだぜこれ」

鉢巻き男はだらんとしていたはるみの右腕を取り、
その手にサーチライトを当てさせてから、
一筋のヨダレが溢れたままのはるみの口にはるみの右手中指人差し指を突っ込む。

「マ○汁ぐちゅぐちゅ大洪水で見事なイキッぷりだったねー妹ちゃん。
妹ちゃんがあんまり色っぽくよがり泣いて盛大にイッちゃってるモンだからさー、
お兄ちゃんもパンパンにテント張っちゃって大変だぜほらー」

ようやく口から指を引き抜かれ、
下を向いてふるふると首を横に振るはるみに、
鉢巻き男は先ほどまで録画状態だったデジカムの一つを用意して、
デジカムとはるみの耳をイヤホン接続してから
収録されたはるみのクライマックスシーンを十回ほど再生して見せる。

  *  *  *

うつろな表情で一旦ベッドから引きずり下ろされたはるみに代わり、
ベッドの隅に座らされていた貴和子が中心に連れられる。
細かい指示も無かったのか、立ち上がった貴和子は深呼吸をするとむしろキッと前を見て、
バッ、バッとばかりに衣服を脱いでいった。

流石に、脱ぎ終わった後自主的に手をどけると言う事はしなかったが、
それでもその度胸の良さと見事なプロポーションはほんの少しの時間、
鬼畜共を圧するぐらいのパワーを持っていた。

「ひへへっ、柔らかいおっぱいしてんなぁ」
「い、や…あっ…」

鉢巻き男の目配せで、黒覆面が二人がかりで貴和子の両腕を床と平行に開き、
三人目の黒覆面が羽交い締めにしたのを待ってから一人目と二人目がぐにゅぐにゅと揉みしだく。

「なっ、や、あっ…」

今まで、痴漢に遭った事もある。強気の目を崩さない様に、
そう気を張っていた貴和子だったが、何か別の衝動がそんな貴和子に戸惑いをもたらす。

「…う…あ、あっ…」

柔らかな膨らみを不作法に掴み、その指で頂きの蕾も弄ぶ。
雅彦のものでない以上、それはおぞましい、意外に考えられない。
そうであった筈でそれ以外に考えられなかった筈が、
自分自身の肉体がその絶対のルールを裏切ろうとしている。

はるみ同様、意識消失中にスポイトで媚薬を口に含まされたと言う事を知らない以上、
それは戸惑うには十分な異常事態だった。

その媚薬は、今は鉢巻き男であるここの主犯格が、
香港で怪しい店を回って手に入れた媚薬の材料。
それを適当にミキシングして煮出して作ったものだが、
じわじわと時間をかけながら男無しではいられない疼きと何割増しかの性感を与え、
時間が来たら副作用もなく消失する、
と言う効能は、製造前に製造過程と共に「あらかじめ日記」に明記されていた。

「うへぇへ、綺麗なおま○こ丸見えぇ、
毎晩彼氏のずっぽしずっぽしくわえ込んでるのぉ?」

黒覆面達によって脚も開かされ、
黄覆面がその下に蹲って手で押し開く様にしながら覗き込んでいた。

「それは私の観音さんだ」

その後頭部に革靴の底を叩き込まれ、黄覆面がベッドに顔を埋める。
鉢巻き男は、目の前で自分の土踏まずに後頭部を接合させている黄覆面をさっさとベッドから撤去し、
その黄覆面が埋まっていた辺りにアルマイトの洗面器を置いてから、
一旦移動した床からのっそりとベッドの上に移動する。

ベッドの上に立つ鉢巻き男を前にして、
全裸のまま立たされて両腕両脚を力ずくで広げられていると言う屈辱的な姿の貴和子は、
それでも鉢巻き男を見る眼差しから生気を失っていない。
そんな貴和子だったが、
指をバキバキと鳴らしてニヤッと笑みを浮かべた鉢巻き男を前に、
今までとは更に違った恐怖の悪寒を覚えていた。