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  *  *  *

「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押した俺が到着した保健室には、
タイマー制御に改造しておいた「人よけジャイロ」の効果が行き渡っていた。
取りあえず、阪中を撮影した先ほどの写真をベッドの上に置いて用意した湯を垂らし、
心地よい披露に満足してすやすや寝息を立てる阪中の寝顔を暫し眺める。

阪中の制服と下着は、体育の時間の間に朝比奈さん(大)が
エージェント・Aに命じられた外出として、
コインランドリーで乾燥まで終えて某コインロッカーにしまい込む手筈になっていたので、
「とりよせバッグ」で取り寄せ、「ゆめふうりん」を使って阪中に着替えさせ、
ジョンベラに残ったバッジを確認してチョーカーを外させる。

その後で、「メモリーディスク」で阪中の記憶を吸い出し、
「タイムコピー」でディスクのコピーを作る。
オリジナルのディスクは朝比奈さん(大)がかましたデタラメに合わせて、
一回目の英語の授業直後に気分が悪くなって保健室に到着してベッドに入って、
その後の記憶は消去、と言う内容に改竄してから本人の頭に戻しておく。
その後の俺はと言えば、ダミーを介して購入したマンションの一室に移動した。

  *  *  *

元々が高級マンションでたっぷりとしたスペースの上に、
それを埋めるものもさ程置いていないと言う事で、
「どこでもドア」の向こうは広々としたリビングだった。

そこで「チッポケット二次元カメラ」の写真に湯を垂らし、
そこから現れた大きな布切れに霧吹きを掛けて「ペタンコアイロン」の効力を解除する。
布切れはビニールシートに包まれた大きなプラスチックケースに変化し、それを解体すると、
その中からは「天才ヘルメット」と「技術手袋」で若干の改造を施した
二軒の「ミニハウス」が姿を現す。

二軒の「ミニハウス」、仮にA、Bと呼称すると、
「ミニハウス」Aが俺命令の妄想実現機械「編集くんはいぱぁ」の本体みたいなもので、
屋根の上にはメインとなるスパコンが大量の大容量外付けHDDをケーブル接続した状態で鎮座している。

「ミニハウス」自体が元々省エネ目的の道具とは言え、
それでも念のために家電用の電池とは別に、
「ミニハウス」Bの屋根には通常の関係機器と「天才ヘルメット」と「技術手袋」で製造した
巨大な手動発電機が設置されており、
スイッチを入れると大量の「つづきをヨロシク」が回転させている大量のハンドルと発電機が接続されて、
スパコン本体を初めとした関係機器に電力供給される事になっている。

「ミニハウス」Aの一階は強度最低限を残して壁も柱も家具も取っ払われて、
丸であの忌まわしい予備校の教室、どっちかって言うとパソコン教室の様に、
大量のデスクトップPCつきの机と椅子が設置されている。

このPC自体がデスクトップとしては最高レベルの代物だが、
そのデスクにはやはり最高レベルの技術者が着席して、
この、スパコンとケーブル直結したPCで俺の指示を実行する。
言わば、この技術者の皆さん達も引っくるめて「編集くんはいぱぁ」みたいなものだ。

やっぱり、どうしても、「能力カセット」やら何やら使っても
これを使ってやりたい事を具現化するにしても、
漫画の天才博士と違って分野の細分化ってのもある訳だし、
そうなると、どこまで融通が利くか分からない万能機械による情報伝達の齟齬は避けたい。

この技術者の皆さんに関しては、「うそつ機」で最高機密国家プロジェクトとしてご納得いただいた上で
「分身ハンマー」で分身を呼び出し、
本体の記憶は「メモリーディスク」ど操作して無かった事にして分身の方をここに連れて来て、
「編集くんはいぱぁ」の製造を手伝って貰い機械の特性を理解して貰ってから
「ペタンコアイロン」と「チッポケット二次元カメラ」で待機してもらっていた。
以前の説明と矛盾する部分があれば、その後改良したものと理解して欲しい。

俺は俺で、「ミニハウス」Bに移動してシンプルで無駄が無い、
と言う頭の悪い日本語の見本の様な感想のPC用デスクの椅子に着席。
SEの「能力カセット」を挿入してハイスペックデスクトップPCを起ち上げる。

当然、このPCも「ミニハウス」Aのスパコン本体や技術者PCと言った
一連の「ミニハウス」LANにケーブル接続されており、
「編集くんはいぱぁ」メインに直接入力する事も出来れば
技術者の皆さんと音声でもメールでもやり取りが出来る。言わばこれが司令塔、チーフ端末って事だ。

さて、「ミニハウス」Aの二階、その中でも割と広い一室には、
サブのコンピューターが一台用意されてその周辺はケーブルと機器でかなり異様な状態になっている。
いくらでも方法があるやり方で手に入れた現金にものを言わせて
「自動販売タイムマシン」で「架空人物たまご」を大量に注文購入した俺は、
本日ここまでの阪中の行動を刑事警備諜報の張り込みエキスパート総動員で徹底監視していた。

やり方は生身の張り込み定点観測一択。
「石ころぼうし」と「かくれマント」と「ドンブラ粉」と「フワフワオビ」と
「四次元若葉マーク」と「エラチューブ」と「テキオー灯」貸与の上という徹底した全方位潜伏監視だ。
そして、所定の期間の張り込みを終えて消滅する前に、
「メモリーディスク」でその記憶を抜き出しディスクをコピーしてから本人に記憶を返還し
心おきなく消滅してもらった。

そして今、そのコピーディスクは、「メモリーディスク」用のプレイヤー共々
「お前は只の映像記録用ノンコピーガードDVDとプレイヤーだ」と
「無生物さいみんメガフォン」で小一時間説得された上で、
「天才ヘルメット」と「技術手袋」と「無生物さいみんメガフォン」によって
サブコンピューターに接続されている。

と言う訳で、「メモリーディスク」が記録していた映像は、
サブコンピューターを経て「編集くんはいぱぁ」に接続された
外付けHDD一号機、二号機に映像ファイルとしてコピーされている。

二号機にコピーされた映像データファイルの中から阪中の映っている画像を幾つも選び出して、
そこから肉体的な部位ごとのサンプル画像を大量に採取する。
それによって、同一人物と判定して差し支えないレベルの誤差や変動値の範囲を
肉体的な部位ごとに設定していく。

第一号機の映像データを第三号機にコピーする。
第二号機で肉体部位ごとに範囲設定した映像データを第三号機の映像データと照合して、
三号機に保存されたデータから、まずは阪中の右目が映っている部分を四号機に切り取り移動する。
次に左目、右耳、左耳、と、結局の所がサンプリングした全ての部位について三号機のデータと照合し、
合致した部分を四号機にコピーする。

四号機に集まったデータを五号機、六号機にコピーして、
五号機のデータはファイルごとにスタートから五秒ごとに分割、終わりの端数は削除する。
六号機のデータはファイルごとにゴールから八秒ごとに分割、スタートに近い側の端数は削除する。

一号機の映像データを七号機にコピーする。
五号機に保存されて分割された映像データファイルの一つを音響解析して、
その中から二つの音が重複している部分を割り出して第七号機の映像ファイルと照合。

第七号機に保存された映像データの中から
重複部分と波形、長さ、音量差が同じ状態で重複している音が入っている部分を切り取って
第八号機にムーブ、移動する。
この作業を、第五、第六号機の全ての映像データファイルの全ての重複音に就いて実行し、
照合結果が一致したデータを第八号機に切り取り移動する。

更に、第八号機にコピーされた映像データファイルに収録された重複音に就いても念のため同じ作業を実行して、
第七号機に残った映像データから合致した部分があれば第八号機に移動。
この作業は該当する音がなくなるまで繰り返す。

第八号機に集まった映像データファイルを第九号機にコピーして、
第九号機にコピーされた映像データファイルに時刻表示を設定してグループ分けして、
いくつかのフォルダを作ってグループごとにフォルダに収納する。

グループ分けの方法だが、まず、第九号機に集まったファイルの中から一つ適当なものを選んで、
そのファイルのスタートを2020年6月1日きっかりスタートと仮に時刻設定する。
そして、映像ファイルに収録された音を基準に波形の重なる同じ音を「糊代」にして、
他のファイルが2020年6月1日きっかりスタート(仮)を基準に
何時何分何秒以下略の映像であるかを計算し時刻表示していく。
その結果、時刻表示が出来たファイルをフォルダAに収納する。

収納出来なかったファイルの中から一つのファイルを適当に選んで、
そのファイルのスタートを2050年8月1日きっかり正午と仮に時刻設定する。
後は同じ要領で時刻表示が出来たファイルをフォルダBに収納する。

この作業を、全ての映像ファイルがフォルダ収納出来る様になるまで繰り返す。
なぜこういう事になるのかと言えば、今まで見て来て分かる通り、
ここに集めた映像データファイルは全て阪中基準で、
阪中が映っている場面と同じ音が入っているデータが集められている。

であれば、本来同じ時系列の下にあっても良さそうなもの、と、言うより、
他の時系列など本来あり得ない筈なのだが、
本日の阪中さんは「きょうじき」の時間進行変調空間を出たり入ったりしている、と、そういう事だ。

第九号機にある映像データファイルを、フォルダごと第十号機にコピーする。
それぞれのフォルダの中で、収納された映像データファイルのデータの中から
時刻表示上最も過去となる瞬間の画像を取り出し、スタート画像と称する。
別のフォルダから、スタート画像と限りなく同じ瞬間の映像を探し出す。

フォルダAの時刻表示×年×月×日×時×分の映像が
フォルダBのスタート画像と限りなく同じ瞬間であり、
フォルダBの長さが15分間だとすると、
フォルダBのスタートは×年×月×日×時×分に変更して
フォルダB内の映像データの時刻表示もそれに合わせる。

フォルダAの映像データファイルの内、
×年×月×日×時×分より後の部分は一旦別のフォルダに移動して、
その別フォルダの映像データファイルのスタート時刻は×年×月×日×時×分プラス十五分とする。
そして、その別フォルダを含めた三つのフォルダの映像データはフォルダAに全て移動、集結させる。
このやり方で全ての時刻表示を再設定して統一時刻設定を完成させる。

統一時刻設定が完成した後で、
統一時刻設定つきでフォルダに収納されていた全ての映像データファイルを
第十一号機、第十二号機にコピーする。
第十二号機にコピーされた映像データファイルを再統合して、
あらゆる時刻、角度、距離から見える最大限正確、鮮明な映像が再生出来る映像ソフトを作り上げる。

このソフトは、普通に再生した場合は阪中の体に付けた三箇所と空中の一箇所の点を基準として
一定の角度で阪中を撮影された映像が標準映像として映し出されるだけだが、
映像データとして録画されていた範囲内の時刻と場所であれば、
指定された通りの条件から見た光景を見る事が出来る様に設定されている。

大雑把に再現されたアニメも同時作成して、そこから分かりやすく条件指定を出来る様にもしておく。
角度や距離だけが実際の撮影条件と合致しない場合であっても、同じ時刻と場所であれば画像解析、
特に同時刻の複数の映像データがあればそこからの複合によって再現された、
限りなく指定された場所、角度に近いと推定される映像を映し出す事が出来る様にプログラミングする。

第十二号機に完成した統合映像データを第十三号機、十四号機、十五号機にコピーする。
第十四号機では、真っ黒な背景の中に阪中の映像だけが映し出される形にする。
第十五号機は操作用のノーパソと接続されているのだが、
そこから所定の操作をすると、ケーブルで繋がれた近くの床から阪中の立体映像が映し出される。

第十五号機で再生されている映像内の阪中がそのまま立体映像として映し出される。
それだけでも十分凄いのだが、附属のビデオカメラのスイッチを入れて立体映像に向けると、
その立体映像とカメラの位置関係から、
同じ位置関係で映像データ内の阪中にカメラを向けた場合と同じ映像が撮影され、
カメラが録画状態であれば第十六号機に撮影された映像が転送される。

更に、附属の電子ペンで立体映像の阪中の体に三箇所空中に一箇所ポイントを付けて
コントロール用に接続したノーパソを操作した場合、
体の三点の間に広がる平面と空中の一箇所を基準として指定された同じ角度での撮影状態が開始され、
終了の操作をするまで継続される。

もう一度言う、第十四号機にアクセスすると、黒い画面の中に阪中の姿だけが浮かび上がっている。
どの時間どの角度どの距離どの視力で観察するかを設定すれば、
黒い背景でその時間の阪中の姿が最高画質音声込みで画面に映し出される。

十三号機であれば背景込みで同じ条件指定映像が視聴できるし、
十五号機に至ってはモデルとなる立体映像付きで直接それを撮影、指定して十六号機に送る事も可能だ。

やはり、全裸にいつもの眼鏡とネコミミをアクセントにした長門を
このチーフ端末機作業机の下に潜伏させてしゃぶらせていた俺の先見の明は確かなものだった。

そんな感じで、第十五号機に収録された、ここまでの阪中の行動を完全再現出来る映像ソフトの中から、
俺が自分好みに再度撮影し直した映像データを第十六号機に送った訳だが、
その第十六号機に集まった映像データファイルも第十七号機にコピーする。

第十七号機に集まった映像データファイルでは、
同じ時刻でもいくつかのパターンを撮影したものがあるので、
重複する部分はどちらを優先するかを選択すると共に同じ音を「糊代」に使って、
張り付けると共に優先されない方のデータは削除される様に設定して
第十七号機に集まった映像データファイルを時系列に沿って一本の映像データとして繋ぎ合わせる。

繋ぎ合わせて完成した映像データは第十八号機にもコピーしておく。
その第十八号機を一旦外して、新たな第十八号機その2を接続する。
そして、第十七号機から同じ様にデータをコピーをして、
今度はどちらを削除するかに就いて違った選択をした状態で繋ぎ合わせる。
そうやって、いくつもの第十八号機に違ったパターンで俺好みに繋ぎ合わせた映像データを保存する。

更に、暗黒の中に阪中だけが映し出される第十四号機の映像データも第十九号機と第二十号機にコピーして、
第十九号機では、スタート時に映し出された阪中の体の特定の三点と空中の一点を指定して、
その四点を基準とした特定の角度からの映像だけが暗黒の中に再生される様に設定し直す。

第二十号機では、第十八号機と時刻、距離、角度が一致する状態での阪中の映像が
暗黒の背景に映し出される様に設定する。
第十八号機は俺の好みの幅に合わせて何台も存在するので、
第二十号機もそれに合わせてその1、その2、その3以下略と何台も作って見た。

そして、第十八号機、第十九号機、第二十号機の映像データは、
「天才ヘルメット」と「技術手袋」と「無生物さいみんメガフォン」によって接続された
ブルーレイHDレコーダーや大容量USBメモリにコピーしておく。

ああ、そうだよ、現代最高品質ブルーレイHDレコーダーだよ、
第十八と第二十だけでも外付けHDDを何台でも用意したからな、
ハルヒの能力はやはり自覚させるべきではない、金でさえそうなんだとしみじみ思う。

  *  *  *

ここまで説明するだけでも結構大変な作業なのだが、
それを実行するとなると、
ハードソフト共にあらゆる意味でのハイスペックを取り揃えたと言っても想像を絶する訳だ。

それでも、使命感に燃えた分身エンジニアの皆さんが、
俺の妄想妄言リクエストに応じて力の限り頑張ってくれた。
その達成感を十分に味わった所で、
分身エンジニアの皆さんには「分身ハンマー」によってその使命を無事終了してもらおう。

それから、運び出せるものは運び出して、
「ガリバートンネル」を通って通常サイズに戻した後で
当面使わないものは「チッポケット二次元カメラ」に収納する。
後は、「ミニハウス」ごとプラスチックのカバーを被せビニールシートを被せて
「ペタンコアイロン」で圧縮して「チッポケット二次元カメラ」で撮影して片付け終了だ。

かくして戻って来た高級マンションのリビング。
ダミーを介して入手した防音十分の落ち着いた室内に絶妙な弾力沈み加減を誇る高級ソファーは、
ここまでの途方もなくあほらしい編集作業の結晶を堪能するには、
少なくとも俺の身には過ぎた数々の筈なのだが、だが、堪能させてもらおう。

「ミニハウス」から持って来た机をソファーの前に置いて、
更にその向こうの広々としたリビングの空いてる壁に「超巨大スクリーン立体テレビ」を掛けると、
テレビはテレビと言う事で、「天才ヘルメット」と「技術手袋」によって確実に接続可能にしておいた
ブルーレイディスクレコーダーと接続し、レコーダーのHDに保存した映像を観賞する。

阪中の独り暗黒マラソンに文字通りに独りよがりはカメラが半ば固定しているのでバリエーションに欠けるが、
そう思った時には「石ころぼうし」と「タケコプター」を装着して、好みのアングルを内側で模索すればいい。
今このリビングで付けっぱなしのテレビに実力行使をする様な無粋な真似は物理的にも不可能な事だ。

いくら全裸体に汗ダラダラ吐息はぁはぁで、
上の唇からも下の唇からもとろとろ垂れ流しでお目目うるうる全身をピンク色に火照らせた
はしたないお嬢様のむしゃぶりつきたくなる様な有様だと言っても、
流石に約一時間マラソン完走全てを見届ける忍耐こそなかったが、それでもさすがは他でもない俺の厳選映像。

俺自身が特別編集してレコーダーにコピーした自家製編集動画は紅茶を傾けながらの観賞に相応しい。
これが朝比奈茶であれば正に天国だっただろうが、
お嬢様のあられも無さ過ぎる絶叫の数々を耳にしながらその麗しき痴態の数々がもたらす肉体的興奮を、
机の下のネコミミ全裸文学少女の口に委ねる辺りでよしとしておこう。

で、その机の上に置かれたパソコンのモニターを斜め前から正面へと移動して、
「編集くんはいぱぁ」から取り外した第十三号機HDDを接続する。

普通にスパコン使用の「編集くんはいぱぁ」との比較は論外だが、
このサイズのPCとしては最高限度のハイスペックを誇っているのがこのPCである。
だから、第十三号機に保存されている映像データとプログラムを組み合わせれば、
阪中に関しては特定の時刻、距離、角度で見た場合の映像を再現する事、
更に、体の一点を基準として特定の距離、角度で見た場合の再現映像を延々と流し続ける事も可能になる。

つー訳で、ピンポイントでその部分だけを延々映し続け、
その形状色彩湿度の変化を観察し続ける等とアホな事を思い付いたりもしたもんだ。

ああ、アホな事さ。金も権力も思いのままって事になった時にな、
そんな時に映像を編集しようなんて思い立った時、
それならどこまで出来るかあの七面倒くさい作業を、って事になった時、
まあこんなアホな事になったって事さ。

なんなら今度は最強画質スーパー音響全方位AVを撮影してやってもいいぞ。
宇宙人にも肉薄するスーパー編集マンの実力見せてやるって、その前に男優の実力だな。
だから文化祭での上映は論外だ。あいにくそんな自信が無いんでな。考えただけで萎えるな、確実に。

それ以上に、誰がそんな勿体ない。ああ、今でも誰が忘れるか、
ここだけの話、今だけ言っておくが、それは俺だけのものだ。
他人、それも野郎に見せるなんざムカが走るなんてモンじゃない。
あの淫靡にして可愛い過ぎ…世迷い言だ忘れてくれ。
こうやってソファーに隣り合って座ってだ、ああ、真っ赤なほっぺでぷーって膨れながら目は釘付けって奴か。
エロキョンアホキョンなんぞと罵られながらその唇を…黙秘権を行使する。

  *  *  *

両手で机の縁を掴んでくりっと硬めのお尻を突き出して
俺の腹がぶつかる度にそこからパンパンといい音を響かせながら、
その度にじゅぷじゅぷと柔らかく潤んだ内部をかき回されていた長門が
辛うじて先に片づけられたキーボードやカップへの被害を回避して甲高い悲鳴と共に机に突っ伏し、
それと共に俺が心地よくそんな長門の中に注ぎ込んだ所でそろそろ本題に入ろう。

長門のお口による俺の下半身清掃が終わり、長門の手による俺の下半身の着付けが済むのを待って、
俺が好みで編集した中でも最もヘビーに強烈なドエロ傑作選と化した
映像データの入ったUSBメモリを別に用意したノーパソに接続した俺は、
「メモリーディスク」で抜きとっておいた阪中の記憶ディスクを「タイムコピー」でコピーしたものを、
プレイヤーにセットして再生して耳を澄ませて一時停止をかける。

続いて、USBメモリの映像を再生して、「メモリーディスク」と同じ時点で一時停止する。
ノーパソと「メモリーディスク」をケーブルで繋いでから、

「これで、パソコンと「メモリーディスク」はケーブルで無事接続されました。
パソコンで動画データが再生されたら、
その画像と音声は「メモリーディスク」搭載のディスクに上書きされます。
それ以外の機能はそのままに、視覚と聴覚のデータだけが上書きされます」

と、「無生物さいみんメガフォン」で小一時間呼びかける。
そもそも「メモリーディスク」のプレイヤーに必要なコネクターは存在せず、
仕方がないので別のパソコンだったゴミから「スッパリほうちょう」で切り取ったものを
ビニールテープで貼り付けると言う安直きわまりない方法を採用していた。

気は心と言う奴だろうか、それでもなんでも阪中のディスクBに無事上書きされたのを確認して、
俺は次の作業に取りかかる。
同じ手法で、今度は「メモリーディスク」と「ドリームプレイヤー」をケーブルで接続して、
「ドリームプレイヤー」には「ドリームプレイヤー」仕様の空のテープを挿入する。
そして、「無生物さいみんメガフォン」で諄々と言い聞かせる。

「これで、「メモリーディスク」と「ドリームプレイヤー」はケーブルで無事接続されました。
「メモリーディスク」が再生されたら、再生されている「メモリーディスク」のデータは、
そのまま「ドリームプレイヤー」に挿入されているテープにテープが許す範囲の精度で上書きされます」

無事、「ドリームプレイヤー」のテープにダビングが終わった所で、
「タイムベルト」で過去に遡り「どこでもドア」で保健室へと移動する。
俺が保健室からマンションに移動した直後の時間で、
多分心地よい疲労に沈みきっているだろうが、
ベッドで寝息を立てる阪中に念のため「グッスリまくら」を抱かせてから、
先ほどダビングしたカセットを通常の「ドリームプレイヤー」に挿入し、
熟睡中の阪中に枕として進展する。

  *  *  *

「…んー…んー…んー…あー…あー…ああー…なのねー…なのねー…なのねー…」

ベッドの中でもぞもぞとむずかっていた阪中の目がぱちりと開き、
俺が「ウルトラストップウォッチ」で枕を通常のものに取り替えた直後に
ガバリと跳ね上がる様に身を起こした。

「よう」
「キ、キョン君、なのね?」

ベッドサイドを見た阪中が、かああっと頬を染めて下を向いた。
ポニーテールには明らかに向かない髪型だがこのほつれ毛と言うのもなかなか悩ましい。

「え、えーと…」
「ああ、ほら、英語の時間の後に具合が悪いから保健室行ったって、
昼休みだからちょっと顔出してみたんだけどな」
「あ、ああ、そうなのね」

基本、記憶通りなのだから、今の所「うそつ機」を使う必要は無い。

「ん?よく寝てたみたいだけどなんか変な夢でも見たか?」
「ああ、えーと、なんでもないのなのね」

真っ赤な顔できょろきょろしていた阪中に声を掛けながら、
俺としては尻をつねると言うベタな忍耐鍛錬方を試みざるを得ない。

「ああ、うん、そう、そうなのね夢なのね…んむっ!!」

ベッドの上で俺の唇に唇を塞がれ目を白黒させていた阪中は、
俺の腕の動きに合わせる様に俺をぎゅーっと抱き締めてとろんととろけた目つきを見せる。

「随分気持ち良さそうに寝てたからな、俺にも教えて欲しいなそんな夢の事」
「あ、あっ、駄目、駄目なのねあんっ!」
「本当に随分と気持ちよさそうな夢を見てたらしいな」

スカートの中に突っ込まれた俺の指が阪中の目の前でお約束の透明な糸を引き、
阪中の顔が見る見る赤く染まる。

「やっ!はっ、あんんっ」
「その気持ちいい夢の中じゃあ、どんな風にしてたんだ阪中は?」

セーラー服の上も下もその下の下着もずらしての俺のねちっこい指の動きに息を荒げていた阪中は、
俺の下でもぞもぞと動き出したかと思うとその場にうつぶせになっていた。

「キ、キョン、くん、キョンくんの…」
「んー、聞こえんなー」
「キョンくんの、キョンくんのおち○ちん、キョンくんの逞しいおち○ちんを、
どうか佳実の濡れ濡れのおま○こにぶち込んで下さいませなのね…」

ベッドの上に四つん這いになった阪中が、スカートをめくり上げてぷりんと柔らかな桃尻も露わに、
くねっ、くねっとぎこちない腰の動きと唇の動きでお誘い、いくっきゃないでしょう。
ほら、むっちりとした肉の間からピンク色に覗く柔らかに濡れそぼった媚肉にずちゅっと埋まり、
ぷるぷるの尻肉を俺の体が打つ度にパンパンぐちゅぐちゅあんあんといい音がお馴染みの三重奏だ。
だが、ここはひとまず、最大級の忍耐力をもって堪える。
どっぷり濡れそぼった中から一度引き抜いた俺は、改めて阪中をベッドに転がす。

「あ、あんっ!」

既にずれていた衣服を思い切りずらして、
たっぷりと膨らんでぷるんと天井を向いた乳房にむしゃぶりつきながら、
スカートを力一杯まくり上げてその中目がけて渾身の腰振りを突撃させる。

「あんっ!あ、あんっ、キョン、くんあっなのねああっ…」
「ああ、これだよ阪中」
「?」

「あのおっとり可愛らしい阪中お嬢様がお目目うるうる真っ赤な顔であんあんしてるってさ、
それをザ・庶民の俺がやらせてるの目の当たりにしながらズコズコ下克上な肉体的征服に勤しんでるって、
いや、燃えるぜ萌えるっ」

「や、やああんっ!」
「だーめ、阪中の恥ずかしい可愛い顔、うんっと俺に見せてくれよ」
「…う…うんなのね…あんっ」

ガシッと両腕を両手で掴まれた阪中が、小さくこくんと頷いて次の瞬間にはのけ反って叫んでいた。
ああ、俺の一撃が下半身に力強く抉り込まれたからな。おかげさんで、俺もボチボチやばい。
つー訳で、柔らかに芳しい阪中バディをぎゅーっと抱き締めながら、
俺のそこも柔らかに潤った女性の肉体にぎゅーっと締められて心行くまでその欲望を放出したって事だ。
一際甲高い阪中の甘美な歌声、幸せそのもののお顔とセットでな。

  *  *  *

阪中に「グッスリまくら」を抱かせた俺は、
「瞬間固定カメラ」で固めて「チッポケット二次元カメラ」に用意しておいた
蒸しタオルで体の汚れの始末を付けてから、
「タイムコピー」で確保しておいた衣服に着替える様に「ゆめふうりん」を使って阪中に指示を出す。

その間に、ベッドの上の寝具は全て取り替えておく。
正確に言うと、今ある寝具は全て引っぺがして「チッポケット二次元カメラ」で収納し、
事前に「タイムコピー」で確保しておいたコピーと交換しておく。

空きベッドの上で恥じらいながらも体は「階級ワッペン」に逆らえない
長門のセーラー服ストリップショーが一通り終わった所で、
事前に見せられた振り付け通りオ○ニーショーを終えてくったりしている長門の裸体に
セーラー服と下着を引っかけて「チッポケット二次元カメラ」で撮影する。
同じく、その下で辛うじて匂い立つまでは行っていない
こちらで余分に用意して敷いておいた予備の敷き布団も「チッポケット二次元カメラ」で撮影する。

そして、この保健室に戻って来てから作動させておいた
「きょうじき」の時間進行変化、ここでの一日が外での一分進行を通常進行に戻してから、
「スペースイーター」の超空間トンネルの開通しているプラスチック板に接続した
ポータブル換気扇を「吸音機」と一緒に作動させる。

この「ポータブル換気扇」は「天才ヘルメット」と「技術手袋」で製作した手動発電機とセットで
こちらに吹き込む側とこちらから吸い出す側の両方を用意しておいた。
十分に清掃して「人よけジャイロ」を設定しておいた
二箇所の空き店舗と接続された換気扇を止めて回収する。

後は、又「きょうじき」で時間進行を変化させてから、
「グッスリまくら」の時間切れ寸前までのんびりと待って、
ミニノートに表示したインターネット時報に合わせて俺と阪中の時計を合わせ直す。
それが終わった辺りで、ベッドの中の阪中がうーんと呻いてもぞもぞと動き出した。

「おう、目ぇさましたか?」
「えーと…キョン、くん?なのね…」

阪中は、飛び上がる様に跳ね起きて両手で真っ赤な頬を挟んだ。

「あー、どうした阪中?お前は英語の時間の後に具合が悪くなって、
それから今、昼休みのたった今までずっとここで熟睡してた訳だが」

ここまで言って、俺は「かたづけラッカー」塗布を済ませた「うそつ機」を自分の口から外す。

これが、小心者の平凡キャラが同級生に為し得る限界って奴さ。
毎日クラスで顔を合わせる可愛子ちゃんの大群で教室ハーレム運営する程図太く出来てないんでな。
もちろん、長門にもちゃんと「メモリーディスク」は用意してある。

「何か、いい夢でも見てたのか?」