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  *  *  *

ベッドの縁にほへーっと座っていた国木田は、
目の前に仁王立ちされるまで反応しようとはしなかった。

「やっ、国木田くん」
「あ、中西先輩」
「ふふっ、やるもんだね国木田くんも。次は私の番だね」
「えっ、あ、あのっ」

その時には、
国木田の目の前には上級生の豊かな実りが丸ごと露わにされていた。
その事にようやく気付いた様に国木田が目を見張ると、
中西先輩はニッと笑って右手を国木田に向けて下に差し込む。

「あ、あっ」
「ふふっ、私はリーダーほど優しくないよ。
ほら、国木田、あんなに出したのにもうこんなになっちゃって」
「せ、先輩っ」
「何、国木田ってこういうのがいいの?こうやって迫られると興奮しちゃうんだ国木田って」

そりゃまあ、中西先輩ぐらいのいい女が、
肩に濡れタオル一本引っかけただけの真っ裸で引っ掴んで迫って来たら、
それはもう臨戦態勢でいきり立つ、それが生理現象であり礼儀ってモンだ。

「あっ、せ、先輩ダメッあ、あっ、あーっ!…」

悲鳴と共に背筋を反らした国木田の脱力と共に、
ちょっとの間きょとんとしていた中西先輩はにいっと猫の様な笑みを浮かべた。

「ふっふーんっ、国木田くーん。
あんだけ出しといてこの噴水に濃さってどんだけため込んでるのよ
ちゃんと抜いてる訳国木田くん?」

掌の上の白っぽい水たまりを舌先でぺろりとすくった中西先輩は、
濡れタオルで自分の手と腹や胸の後始末をしてから、
真っ赤な顔を伏せた国木田の足下にちょこんと座り込む。

「あ、あっ!」
「ふふっ、ほーら、キレイキレイしてあげましゅからねーっ」

後から確認した所では、唇で袋を軽く含む様にしてから
舌先でそこから根元をれろっとすくい上げ、そのままはむっと口に含む流れだったらしい。

「あ、あっ、先輩あっ…」

ベッドに座り直した国木田がのけ反りそうになった時、中西先輩はゆるゆると立ち上がる。
抜き出された時には唇からつーっと透明な糸を引き、その先では隆々と反り返っていた。

「うぶっ!」

ぺろっと唇を嘗めた中西先輩は、国木田の赤い頬を両手で挟むやぐいっと押し上げて、
ぢゅううっと吸い尽くす様に唇を吸い舌を貪る。

「はーい、国木田くん大好きなおっぱいでしゅよーっ」

そして、国木田の顔を自分の胸に押し付けて抱き締め、抱き締める腕に左右のねじりを入れてから、
左右交代に先輩の乳首を貪る国木田の頭を左腕で何度か抱き直す。

「せ、先輩っ、あ、あー…」
「どう?我慢出来ない国木田くん?」
「は、はい、中西先輩」
「そう、いい声でおねだりするじゃない。いいわ国木田望み通りにしてあげる」

熱く反り返ったブツを握り、既にそこから溢れ出た透明な粘液が照り返す程になっていた右手を放し、
ぺろりと唇を嘗めた中西先輩は国木田の前でその均整の取れた裸体を伸び上がらせる。

「あ、ああっ!!」
「んんっ、ふふっ、あ、あんっ」

  *  *  *

「ふふっ、なかなか良かったよ国木田くんっ」

国木田の真正面での上下運動を何度か繰り返し、
その度にギター担当にしてはなかなかの声を聞かせてくれた中西先輩も、
段々と切羽詰まって国木田をぎゅうっと抱き締めたまま反り返って絶叫した訳だが。

そんなこんなで自分の胸で窒息寸前の国木田を解放した先輩は、
ずりゅっと糸を引く様に熱くとろけきった結合を離脱させながら、
二本指で触れた自分の唇をちょんと国木田に当ててシャワーに向かう。
床に滴る痕跡はとにかく、ちょっとした気怠さを覗かせながらも、
シャワーに向かう中西先輩の形のいいヒップがぷりぷり揺れるのは見ていていいモンだ。

で、もっと身近からそんな中西先輩を目にしていながら、
ぼーっと眺めるだけと言う無感動な国木田ではあったが、
そんな国木田の下半身からは、
ベッドの縁から覆い被さる様に取り憑いた岡島先輩がぺちょぺちょ音を立てている。

「は、ああんっ!」

すくっと立ち上がった岡島先輩が、そんな先輩によって何度目であっても天に向けられた国木田の一部に跨り、
既に滴り落ちて太股を濡らすその源へと右手で引っ掴んで誘導し埋没させる。

「あ、あんっ、あ、ああんっ、あんっ!」

うん、先輩だけあって、岡島先輩の縦揺れもなかなかのものだ。
そうやって可愛い先輩が全裸でぶるんぶるん上下している光景と言うのは見ていて悪くない、
と言うか素晴らしい。
で、ベッドに昇った財前先輩はと言えば、
自分はベッドと平行になって、ベッドと垂直に倒れ込んでいる国木田の胸に吸い付き、
乳首を舌でくすぐりちゅううと吸い立てている。

「あ、あ、ああっ、あ…」

ほら、岡島先輩の瞳がとろんと虚ろになって、大胆だった体の揺れが小刻みになって来た。
で、岡島先輩が満足したら次に何が待っているか、今さら言うまでも無いだろう。
と言う訳で、
お前の胸にかじりつきそうになりながらランランと目を輝かせてる財前先輩の事もよろしく頼むな国木田。

「あ、あんっ!あっ、あっあ、あーっ!!」

ほら始まった。既に岡島先輩はよろよろとばかりにシャワーに向かい、
とっくに狙う本体に吸い付きむしゃぶりついて舐めしゃぶっていた財前先輩がにゅっと立ち上がり、
右手で引っ掴んで導き入れるや腰から全身に激しい踊りで正に貪っている。

どっちにしろ、見ている分にはなかなかに眼福だ。つー訳でもうちょい頼むわ。
それが終わったら
「ソノウソホント」でちゃんと一週間分程の補填はやっといてやるから。ま、礼には及ばんさ。

「はーっ、あっ、はーっ、あっ、はぁーっ、あっ…」

今正に貪り尽くしている財前先輩からちょっと視線をずらすと、
また、なんとも悩ましくもどかしい、
それでいて爆発寸前の熱さを感じさせる生唾ものの声がそちらから聞こえて来る訳だ。
その色気溢れる歌の主、榎本美夕紀先輩には、リーダー正ヴォーカルとしての敬意を表し、
我が優秀なる助手長門有希に張り付く様に寄り添ってもらった。

すぐ側からぐちゅぐちゅパンパンあんあんひぃひぃ聞こえ続けている間、
ぴちゃぴちゃと先輩の耳朶を舐める長門の繊細な指先手触りによって、
榎本先輩のそれでなくとも熱く火照り飢えきった女体には、
決して暴発しない限度で微妙なチューニングが徹底的に実行され続けていた。

その甲斐もあって、中西先輩先輩、岡島先輩に続き、財前先輩も満足の内にダウンしたその時、
榎本先輩の顔がこちらを向く度に潤んだ瞳と唇から溢れる一筋のヨダレ、突き出しそうな桃色の舌は
最早隠しきれないものだった。

「あふっ、あふうっ、あぶぶぶうっ!!」

俺が指を弾くと、それを合図に長門が先輩の髪の毛をかき分ける様にして囁く。
それを聞いた榎本先輩は丸裸ながら手の置き所を気にするでもなく、
今にも転がりそうな勢いで俺の元に駆け寄って来てそのまま跪き、
セミロングの髪の毛を白い背中に半ばぞろりと垂らしながら、
親愛なるバンドメンバー達が視聴覚をもって奮い立たせた俺の肉体の一部に文字通りむしゃぶりついていた。

榎本先輩の右足には、「かたづけラッカー」によって目には見えない
「少佐」の「階級ワッペン」つきサポーターが装着されている。
そして、「大将」である俺からは、別命あるまで長門の指示に従う様に言いつけられていた。

理性的にもおおよそプロデューサー・キョンの言う事を聞く関係である上に
その理性自体も今までの経緯によりかなりヤバくなっているが、
念には念をと言う事もあるし、「階級ワッペン」支配を疑問視する感覚も希薄な様だ。

と言う訳で、いつもは穏和でしっかり者の綺麗な先輩が、時折こっちを見上げながら真っ裸で
ほとんどイッちゃってる目で男のものにじゅるじゅるむしゃぶりついてる、って、
たまらん構図だ。短期間ならな。これが毎回とかって言ったらさすがにこれは、最高に怖い。

  *  *  *

「ひゃっ!」

火照った肌には丁度よさげにスプリンクラーの冷たい水で
すっきりツヤツヤ鼻歌交じりにシャワーを浴びていた中西先輩が、
間抜けな叫びで正に不意打ちを表現していた。

「って、つっ、何?国木田ぁ?」

ああ、あれって結構痛いんだってな。
背後から忍び寄った国木田に下からわしっと乳房を掴まれ、
ぎゅうぎゅう形を変えられながら中西先輩は顔を歪めて振り払う様な仕草で腕を振る。

「ちょっ、やっ、なっ、あ、んんむっ!!」

どうも本人的には意外すぎる不意打ちに混乱しつつも中西先輩は抵抗の素振りを見せる。
だが、国木田はそれをするりと交わしながら先輩の耳朶をれろりと舐めて、貪る様に唇を奪った。

「んむっ、むっ、むんんんっ!!」

先輩の肩から顔を乗り出す様にしてひたすら貪る国木田のキスは、
確実に先輩の抵抗力をそぎ落としてやがる。目がいっちまってんだよ目が、
国木田の方はよく見えないが、先輩の方は何と言うかとろんと熱い淫らな乙女とでも言うかだな。
唇が離れて荒い息を吐いた先輩は、背中やらお尻やらに押し付けられている灼熱に気が付いたらしい。

「む、んむっ、むっ…」

国木田の手でぐいっと押さえ付けられた中西先輩は、
いつしか目の前でビンと反り返った肉の柱に唇を寄せ、
仁王立ちに全身を反り返らせた国木田の前に跪いたままじゅぽじゅぽと唇から根元を出し入れしていた。

「ん、んふっ、んっ…ふーっ、んー…」

しまいに、中西先輩はガシッと後頭部を掴まれ、
上目遣いで鼻から大きく息を吐いていた先輩は大きく目を見開いて、
一際激しい動きの後で静止させられる。
国木田の手から解放され、一度じゅぽんと唇を離してごくんと喉を鳴らした先輩は、
一旦力を失って下を向こうとしていたその場所に自ら唇を寄せた。
ぺろぺろと舌を這わせ、ギタリストとの縁には些か疑問の生ずる横笛演奏俗語なやり方の唇で刺激する。

「ひゃっ!?あ、ああっ!!」

そんな最中にがしっと腋の下を掴まれ、間抜けな悲鳴を上げた中西先輩は、
いつしかシャワーコーナーの床にうつぶせに転がされていた。

床に四つん這いの状態になった中西先輩に国木田は覆い被さる様に襲いかかり、
クールダウンには足りないらしい降り注ぐシャワーからの水音をびちゃびちゃ混ぜ込みながら、
先輩のお尻に体をぶつけてパンパンいい音を聞かせてくれる。

その奥では鮮やかなピンク色に咲いた、熱くとろとろに潤った所を国木田の男が縦横無尽にこね回し、
今や先輩はその度にひたすら腰を振ってよがり泣いて、と、そんな平凡な表現をそのまんま再現していた訳だ。

「あ、あっ、国木田、国木田くんあぁーっ!!」

ショートヘアーからまんまずぶ濡れの雨垂れを滴らせ、
反り返った顎の上で一杯に舌を突き出しながら、
水浸しの腕から白い背中から中西先輩の全身がぐーっと反り返り、べちゃっと落ち込む。
残念な事にあの綺麗なおっぱいは見えないので、肩の動きからだけでも息遣いの荒さは見て取れる。

ああ、榎本先輩の、既に目尻からとろとろ溢れ出してる潤んだ瞳は
俺に向けて「何が起きているの?」って囁いてるな。

その辺の所は気が向いたら後で記念ビデオでも上映するとしてだ、
右手ではおっぱいを掴む事なく撫で続けて、
敢えて左手で、溢れかえる自家製シロップの中で硬く尖った一点を、
その粘膜部に決して触れる事無く二本指で周辺皮を上下し続ける。

背後の狂乱に背を向けて、大切な事なんで二回言わせてもらった。
耳だけはそれが分かる状態でそんなプロデューサー大将命令に服従しながら
目の前でギンギンビンビンにいきり立った男をしゃぶり続ける。

そりゃあまぁ唇の端からはもう恥じらいもなくごぼごぼと溢れ返り
瞼の内側がいつ白く引っ繰り返ってもおかしくないって、大した不思議発見じゃないなこの状態も。
第一、目の前でENOZの麗しい先輩相手に国木田の大立ち回りで
俺の足下で実に献身的に全裸で跪く榎本先輩からしてそんなだから、
俺からしてもういい加減厳しい訳で。

「あおおおおっ!!」

だから、さらりと髪の毛をかき分けた俺の囁きを聞いて、
榎本先輩はガバリとばかりに立ち上がり、
何秒か後には十分過ぎる程に熱く潤ったそこに俺の灼熱唾液まみれをずぶりと深々と沈み込ませた。
俺の目の前で十分に膨らんだ胸がぶるんぶるんと上下して、先輩の後ろでは綺麗なセミロングがばさばさと。
白い喉を反らしての魂の叫び。その全部が一つに結び付いて俺の下半身に直接感覚として。

「あっ、あ、あーっ!!!」

だからして、俺としても早々にそんな激しくも可愛らしいリーダーをぎゅうっと抱き締め、
その弾力を感じながら激しい放出感に、先輩の中を存分に汚す甘えに身を委ねる、これが唯一俺に出来た事だ。

そんな俺達とはやや対照的に、
ふーっと一息ついて悠々と中西先輩から直接的接触を外した国木田は、
堂々仁王立ちになって岡島先輩財前先輩を迎えていた。

ちょこちょこと国木田について来たシャワーコーナーの一角でいつしかぺたんと座り込み、
むっちりとした腿の間に差し込んだ自分の手を動かす事しか出来なかった二人の先輩は、
うっとりとした眼差しでさっきからロックオンしていた国木田の前に跪き、
何より熱い眼差しを向けていた所に上半身を伸ばして唇を寄せ、
とろけきった瞳を向けながら競う様に舌で舐め回している。

その頃には、のろのろと床にくずおれていた榎本先輩も、
虚ろな目を俺に向けながら俺の下半身に残した情交の痕跡に舌を這わせ、
そして、あわよくば再戦への野望を刺激する。

「んっ、んぶぶっ!!」

その内、岡島先輩が国木田の掌で後頭部を掴まれ、目を白黒させながら唇からぐぷぐぷと出し入れする。
岡島先輩がぷはっと吐き出すと、待ちかねたとばかりに財前先輩がむしゃぶりつきくわえ込む。

「あっ、ああっ!!国木田くんああっ凄い国木田くんのぉはああっ!!」
「あっ、あんっ、私にもぉああっ来るぅ国木田くんの逞しいのぉずんずん
はああっ国木田くんいっちゃうらめぇいっちゃうのぉっ!!」

どっちかって言うと可愛らしい感じでかつ上級生として十分な成熟を誇る先輩二人が
五月雨スプリンクラーのシャワーコーナーに真っ裸で四つん這いになっている訳だが、
そんななんともそそる哀れっぽいだが本人達は嬉しそうなお二人の先輩に対し、
国木田はまあ、ご期待に添っているんだろうな。怒濤のラッシュラッシュラッシュ。

どう医学的に考えても絶対痛い筈なのだが、
ああ、後で知った事として言えば手形消すのに一手間かかったしな。
先輩らしく十分に柔らかく膨らんで下向きにぷるぷるしてる膨らみを
交代交代デタラメな勢いでぎゅうぎゅう掴まれても抵抗も欠片も無し。

二人揃って突き出した可愛くも柔らかなお尻を
そんな雨垂れにも負けぬ勢いでパンパン鳴らしながら背後に堂々君臨した野郎に交代交代ぶち込まれて、
全身雨垂れ滴らせながらびくびくがくがく打ち震えてひたすらあんあんヒィヒィよがり泣くばかりだ。

そんな可愛い先輩達を眺めながら榎本先輩の背後に立った俺は、
既に散り散りバラバラの先輩のセミロングをわしゃっと一撫でする。

「………、………、………」

うん、長門の真似ですか先輩?先輩のあの綺麗な声で堂々と教えていただきたいものですね。
ほら、指で探ってもすっかり透明な糸を引いて肉体は素直にお願いしてるじゃないですか。
お尻だってもじもじくねくねぷりぷり、止まらないんでしょう榎本先輩。

「も、もお、おおおっ!きっ、キョンPの、キョンPのぉ、
キョンPのぉたくましいおち○ぽをみゆきの、おお、おま○こに、
いっぱいいっぱいぶちこんでぇぇぇぇぇ!!!ズコバコズッコンバッコンッフ○ックファ○ク○ァック
シャウトシャウトシャウトォォォォーオォォォォーーーーーイェェーーーェェェェェッ!!」

手始めに、先輩のセミロングの後ろ髪をぐいと握って、口にくわえたリボンで後頭部で一つに束ねる。

「はああっ!!」

パン、と音を立ててずりゅっと抉り込まれたその時点で、
既に榎本先輩は束ねられた黒髪をぴょこんと揺らし、ガクンと顎を上下させて大きく目を見開く。

「はああっ!ああっ、あおおっ!!
あっ、ああっキョンPのっああっキョンPのぉ入ってるああっ来てるあああっ!!…」

たっぷりと濡れ濡れながらきゅうきゅうといい感じに締め付けてこちらに直接的な刺激を与えながら、
ひたすら熱情の赴くままの榎本先輩のヴォーカルシャウトも素晴らしいが、

その周囲を見渡せば、既に国木田怒濤の連打連打連打によって撃沈させられていた諸先輩達も
ぽーっとピンク色に上気した裸体をきゅうっと縮めながら、
その中心に突っ込んだ手を止める事は出来ないらしい。
それを眺めながらぐちゅぐちゅパンパン力の限りの突入。実にいい。

「キョンPっあおおっあおおおっ!あんっあぐっあおおおっキョンPのおおっ
はおっああんあああああっ!あー…あっ、あーっ、あ、あー、ああっあーっあああーーーーー…」

俺の掌が、失礼ながら朝比奈さん程ではないにしても
上級生らしく柔らかく成熟して十分な揉みごこちのおっぱいを堪能していなければ、
額を打っていたかも知れないな榎本先輩。

ちょっと覗くと舌が垂れてそこから床に滴り落ちている。ほとんど瞳が引っ繰り返った瞼の縁からもだ。
普段はしっかりして見える榎本先輩からは想像も付かない。それが実にいい。
精根尽き果てるまで熱く激しく力の限り歌い終えた我がリーダーの姿を醜いなんぞと言う奴は、
兼任雑用係の名に懸けて許さん。

「はぁ…ぁぁ…めん…らさぁぃ…みや…さぁん…」

で、クライマックスがやたらと反響して聞こえると思ったら、
ENOZのお仲間に元補欠ギタリストまで、火照った肌には冷たい床が気持ち良さそうだ。
ずるりと引っこ抜き、榎本先輩がくなくなと床に丸くなるのはそのままにしておく。

たまには先輩に甘える事なく、タオルの一本も用意しようか、
って思ったら蹴っ飛ばしたのが500ミリリットルのペットボトル、ちょっと油断したか危ないな。
ミネラルウォーターだが、ああ、油断だな。「ホンワカキャップ」を外し忘れたらしい危ない危ない。
一応逆さにして振ってみたが、水滴も落ちて来やしない。

  *  *  *

実際、総員ほとんど意識朦朧って事で、
「グッスリまくら」でしっかりとどめをさしてから、「シナリオライター」でシャワーコーナーに誘導する。
天井からの温水スプリンクラーのただ中にENOZの先輩達と国木田を大の字に立たせて、
「世話やきロープ」で一応一通り汚れを洗い流してから着替えさせて一休みさせる。

ただし、国木田に関しては、その前にちょっとした別行動を取ってもらう。
「自動販売タイムマシン」で購入して体育館内の一角に張り付けておいた
「かべ紙スポーツジム」(オリジナル設定)から、
精神的には分身である所の国木田を「階級ワッペン」の効力をもって呼び出す。

「分身ハンマー」で事前に国木田を分身させた後、
まずはその分身と本体の精神を「入れかえロープ」で入れかえ、
精神基準で言えば本体の国木田はここで撮影の手伝い、
分身の国木田は「うそつ機」で言いくるめられて分身目的のためと思い込んで
このスポーツジムでいい汗を流していたと言う訳だ。

で、精神的には分身の国木田にもジムのシャワーで汗を流してTシャツハーフパンツの楽な姿になってもらい、
そのまま「入れかえロープ」で睡眠中のもう一人の国木田と魂の交換を実行する。
後は、肉体、精神共に本体となった国木田はこの体育館で一休み、
分身の方は「自動販売タイムマシン」で用意しておいた「かべ紙焼肉屋」(オリジナル設定)で
所定の時間まで食事をしつつ待機、と、「階級ワッペン」と「うそつ機」によって納得かつ服従させた。

その後で、俺も半日ばかりの汗と汚れを洗い流す。
と、言って、俺がしていたのはシャワーコーナーの真ん中で大の字に立っていた事ぐらいだ。
例えメイド服がなくても、長門の甲斐甲斐しく献身的な事に何一つ変わりはなかったとだけ言っておこう。

ああ、長門と言えば、マンションの長門の部屋が色々と中継基地状態なっている訳で、
そっちは先になんとかする必要がある。
「人よけジャイロ」で無人化した廃店舗をいくつか確保して、
そこに分散して移動させた。どっちにしろ「スペースイーター」やなんかで
亜空間直結状態だから別に地球上のどこに中継点をおいても地理的には構わない訳だ。