新人作家さん


「提督。アメリカ第七艦隊壊滅です。」
部下は扉越しに俺に報告した。そして、俺は部下に命令した
「了解した。直ちに上陸作戦に移れ」
「了解」
部下はこう言うとまったく無駄のない動きで司令室に戻った。
部下といってもロボットだ。
この要塞には、俺以外の人間はこの戦争で
捕虜にした一部の女と数人の信頼できる仲間しかいない。
人間の数を全員合わせても25人にも満たないだろう。
ここは太平洋上(ハワイ北1500km)の超巨大要塞だ。
「フッ」
俺は笑った。
3ヶ月前までは、普通のフリーターだった俺が
世界の超大国を侵略できるまでの武力を得るなんて。
―――あのポケットのおかげだ。