※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

  *  *  *

引き続き公民館の体育館内で「チッポケット二次元カメラ」の写真を二枚用意して、湯を垂らす。
そこに現れたのは、「瞬間固定カメラ」で静止状態となった「地球セット」が二セット。
どちらも大きなテーブルに乗っていた。

今回の用途に照らして問題なのは、地球規模だけあって時間の進行が滅茶苦茶に速いと言う事になる。
だから、「天才ヘルメット」と「技術手袋」で
「宇宙どけい」に制御する機械を取り付けてノーパソを接続して、
「宇宙どけい」としては極小単位の時間進行を可能にしておいた。

その「地球セット」で製造した人造地球の中に無人島を一つ造成したのだが、
人造地球だと思って、時には「かくれマント」を被って必要な道具を入れたズタ袋共々
「ビッグライト」で巨大化した透明巨人となって、随分と好き勝手もさせてもらった。
しかも、二つの「地球セット」の内の一つに無人島を造成して、もう一つの人造地球は物資調達用に使ってだ。

人手が必要ならば、元々は「四次元ポケット」の中でも品薄だった、
多分高級品なのだろう、
無形物型で従順で使いでのいい「変身ロボット」を「フエルミラー」で大量増員したり

「クイック」のドーピング効果に頼ったり、
まあ、色々と手間取って失敗も無かったとは言わないのでタイムパラドクス的に修正した事もあったが、
その辺の説明は割愛させてもらう。

物資調達用として用意した「地球セット」を「瞬間固定カメラ」で撮影して固定を解除してから、
「宇宙どけい」を都合のいい時間にセットして人造地球から様々な物資や生物を捕獲、調達する。
調達用の人造地球で捕獲、調達したものは、一旦は「チッポケット二次元カメラ」で撮影。

その写真の余白の角を切断し、「全体復元液」を本体と角の両方に塗って一枚の写真を二枚に増殖させる。
本体だった方の写真に湯を浴びせて撮影されていたものを元の場所に戻し、
角だった方の写真を調達品として持ち出しアルバムに収納する。

必要に応じて同じ方法の「全体復元液」や「タイムコピー」や「フエルミラー」で写真ごとコピーするが、
中でも、透明巨人となってそのサイズの「スッパリぼうちょう」で切り出した
花崗岩、玄武岩、流紋岩、安山岩の塊を一軒家ほどもある立方体に近い形にした大岩と、
文明発達を経て輸出用に用意されたミズナラの巨木の丸太は色々と使い道がある筈だ。

だから、「チッポケット二次元カメラ」で撮影した写真を「フエルミラー」で大量にコピーしておく。
この大岩は、「岩細工セット」と「らくらく道具」を使えばどうにでも加工できる。

現代で言えば日本の関西地方の某R山とその近郊、この辺からは特に色々と捕獲、調達した。
ここで調達された中には、精白度の低い大麦や玄米などの穀物も含まれる。
ここでの捕獲調達は、特別な事が無い限り平安時代に当たる時代に集中して行った。
調達用の人造地球の1800年には、清国とイタリアとアメリカから各種の野菜も調達した。

生け捕りにした生物は、「○×うらない」で妊娠や危険な病気を避け、
一度「ペタンコアイロン」で圧縮してから「チッポケット二次元カメラ」で撮影。
「フエルミラー」や「タイムコピー」は原則として使わずに
角から復元させた写真に温水の霧吹きを二度吹きして撮影された生き物を写真から呼び出す事にする。

物資の調達を終えた俺は、
そちら側の「地球セット」を再び「瞬間固定カメラ」と「チッポケット二次元カメラ」で撮影する。
何れ、地球規模に進行する「宇宙どけい」を使って惑星の最期を見届けてやろう。
その後で、造成用に用意したもう一つの「地球セット」の人造地球に「かんさつ鏡」で突入する。

  *  *  *

人造地球内の紀元前300年、
「強力岩とかし」と「マグマ探知機」で、
当時の航路から外れている緯度33度の海域に無人島を一つ作り出す。

「宇宙どけい」を紀元前250年に進めてその島に赴き、
「らくらく道具」や「岩細工セット」を携えた透明巨人となって、
海岸線と噴火ルートの周辺を残して地面に深い穴を掘り山肌を削り取る。

その跡に、大岩から色々と形を変えた岩のブロックを埋め込んで行く。
ブロックを埋め込みながら組み立て、凹凸をはめ込む過程であえて一部に空洞を作り、
その空洞には十分に塩を抜いて「フエルミラー」で増殖させた白砂を埋めて将来の地下水脈の基礎を作る。

「天才ヘルメット」と「技術手袋」で作成した*土台つき貫通ゴム銃*を用意する。
これは、円筒状の銃身と一つの場所に設置出来る土台を組み合わせて、
銃身は前後上下を含む銃口の軌跡にして360度回転と角度の固定が可能。
銃身を貫く穴からゴムで弾かれた弾が発射される、要は、おもちゃみたいなものだ。普通に使えばな。

これを使う場合は、チート道具の「ソノウソホント」で、
ここから発射されたものは、
邪魔するものは豆腐に箸を刺す様に貫いて飛距離うんメートルまで真っ直ぐ飛んでいく、とコールしておく。

で、大岩を削ったゴルフボール状の球を弾丸にしたその*土台つき貫通ゴム銃*で、
地下水脈の基礎を避けながら島の地面に大量の穴を空けておく。

島から相当離れた場所の上空で「エレベータープレート」を発動させ、島の上空の透明地面に移動する。
透明地面に、真下に位置する島の地図を描いたと「オモイコミン」で思い込んで、
地図上の島の海岸線から内側に向けて何重にも取り囲む形で島の上空の大岩を置き、
その囲みの中を南京袋によって山積みに埋め尽くす。

南京袋には大岩から作った玉砂利を一杯に詰め込んでおいて、とある文字列の刻印を入れておく。
「エレベータープレート」の位置まで戻り、
実にチートな「ソノウソホント」を通じて、その文字列の刻印が入った南京袋は、
摂氏5000度の耐熱構造である、摂氏1500度の熱を発する発熱物質である、と、
まあいつもやっている通り誰にともなく説明する。

一時間ほど待って、その文字列の刻印の入った南京袋に今俺が装着している
「ソノウソホント」で与えられた耐熱機能と発熱機能とただ今をもって消滅する、と告げる。
告げるのとほぼ同時に、自分は「タケコプター」で浮遊しながら「エレベータープレート」のスイッチを切る。
以下、島の上空に大岩を並べる所から「エレベータープレート」のスイッチを切る所まで、
十日に一度、100回繰り返す。

  *  *  *

「宇宙どけい」で紀元前200年に移動して、
透明巨人となって「岩細工セット」や「らくらく道具」で箱庭感覚で基本的な島の造形を行う。
大岩の破片の粉末を詰め込んだ南京袋を大量に用意して、二重三重に島中を埋め尽くす状態で置いていく。

その上で、川や湖その他の水場を予定している場所を掘り返して、
大岩から削り出した漬物石で埋めておく。
残った南京袋の上一面に、調達用地球の江戸時代から確保した畳を大量に用意して敷き詰める。

その畳の上一つ一つに、
ミズナラと竹を原料に職人の「能力カセット」と最高級工具で作り上げた四斗樽を置いておく。
この樽は「材質変換機」で発泡スチロール化して
側面と底にそれぞれ二十箇所ずつの針穴を空けてから材質を元に戻しておく。

その後で、土の詰まった南京袋を島の方々の畳の上に放り出す。
この袋の土は調達用人造地球のR山やその近郊の荒れ地の土を掘り返して詰め込んだもので、
これに「フエルミラー」を使うのもかつての虫博士としては余りゾッとしないし
無生物化する「タイムコピー」はもっと無意味なので、
この袋を撮影した「チッポケット二次元カメラ」の写真は生け捕りにされた生物に準じて扱う。

同じ様に、島の何カ所かで「チッポケット二次元カメラ」の写真に湯を垂らし、
そこから出て来た木のシャベルを島に敷かれた畳の上に放置する。
このシャベルはミズナラの丸太から作って「材質変換機」で粘土化してからあちこちに千枚通しで穴を空け、
「材質変換機」で鋼鉄化した上で、R山近郊の村で牛糞を一すくいした状態で
「チッポケット二次元カメラ」で撮影したもので、こちらの写真も生け捕りに準じた扱いをされている。

  *  *  *

「宇宙どけい」を紀元前130年に進めて、漬物石で埋められた池を数カ所回る。
その池の周辺に、巨岩から切り出した四枚の石板を置く事をそれらの池で行う。
石板の下の地面は予め岩盤が露出するまで掘り返し、
露出した岩盤にも「岩細工セット」で若干綺麗な形の穴を空けておいて、
その掘り返した跡にぴったり合う様に石ブロックを埋め込んでおく。

石板は厚さ50センチ一辺が5メートルの正方形で、
中心に直径4メートルの円形の窪み、中心を一番深くして球の一部がぴったり入る形に窪みを削る。
窪みの縁から板の上底面の縁に向けて、
もっとも短い距離の場所の中から最も池に近い位置を選び幅、深さ5センチの溝を掘る。
上から見たらその溝から池に向けて一直線に、地面に拳がすっぽり入る溝を掘ってその溝を砂利で埋めておく。

窪みの中心から水圧の高い地下水脈まで、*土台付き貫通ゴム銃*を用意して、
池の底に幾つも穴を空けて水圧の高い地下水脈までその穴を貫く。
今回の銃弾は、大型カッターナイフの刃を長さ半分の長方形にして先端を半円にした形の砂岩を使う。

島の中に生えた木を「スーパー手ぶくろ」で片っ端から引っこ抜いて回る。
島の中に、調達用の人造地球で捕獲した牝の柴山羊と牝のロバを百頭ずつと牝のウサギを300羽放つ。
どれも昭和初期に、柴山羊は九州、ロバは中国大陸で葦毛に近いものを、
ウサギは日本国内で飼育用の白ウサギを確保したもので、
島に放つ前に一度、「ポップ地下室」内で手製の配合飼料で一日放し飼いにされている。

今回に限っては、それぞれ十枚程度の「チッポケット二次元カメラ」の写真を母体にして、
「全体復元液」でその写真自体を必要な量まで増殖させて撮影された動物を取り出した。
一度人造地球から脱出し、「宇宙どけい」を一日刻みで進めながら「かんさつ鏡」を覗いて、
島の中で餌に困り出す頃合を待つ。

そのタイミングが来たら、
まず、ほとんど無傷で残った草木を引き抜いて同じ人造地球内のR山周辺に放り出す。

調達用の人造地球で他の穀物と共に入手した大麦と、
同じくイタリアで手に入れた人参とセロリとキャベツと蕪と南瓜とトマトを用意する。
セロリ三株、キャベツと南瓜を三玉、蕪一本、トマト三個を丸ごとざく切りにして、
セロリ3/10株、キャベツと南瓜を3/10玉、蕪3/10本、トマト3/10個を
一つの皿に盛り付けたものを十皿用意する。

この皿は、調達用の人造地球の江戸時代で調達した和紙をなるべく頑丈に重ねて折り畳んで作ったもので、
一皿が出来るごとに、
人参1/2本と大麦25ccを盛りつけた上に手早く乗せて「チッポケット二次元カメラ」で撮影する。

その写真を「フエルミラー」でコピーして、
一日一回、千皿を島中に置いて回る事を以後200日間毎日行う。
その200日が経過したら、
餌に混ぜておいた「桃太郎印のキビダンゴ」の効力でウサギと山羊とロバを呼び集めて、
一度「ペタンコアイロン」で圧縮して「チッポケット二次元カメラ」で撮影する。

  *  *  *

紀元前130年にウサギと山羊とロバの回収を終えてから、周辺に石板を置いた行けから漬物石を取り除き、
元々、本来の池のサイズよりも大きな空間の、
その余分に削った側面と底の部分を大岩を砕いた粉末を詰めた俵で埋める。
池の底に前に使った*土台付き貫通ゴム銃*を何発も撃ち込み、水圧の高い地下水脈まで貫通させる。

池一杯分程度の容積にカットした水粘土を入れて「水もどしふりかけ」を振りかける。
丁度、ハイペリオンのハードカバーの表紙に
文庫本をあらゆる意味で直角に建てた形状の工作物をいくつか用意する。

ハイペリオンは石造りで言わば土台。文庫本は防弾ガラスに石の額縁を付けて、石の原料は大岩。
額縁と土台に凹凸を掘って接続した形になっている。
それを四つ用意してそれぞれA1、A2、B1、B2と名付け、
A1とA2、B1とB2の防弾ガラスの間に、
「スモールライト」で縮小した「スペースイーター」によって
ゴルフボール大の超空間トンネルを開通させておく。

島の中の池の一つと、同じ人造地球内のR山周辺で人里離れた沼の一つを選び、
その池の上空、通常の予定水面最高値の50センチ上空にA1を、
同じく沼の上空にB1を、トンネル面を下に向ける形で「つづきをヨロシク」で空中に固定する。
その後で、沼の中にA2を、池の中にB2を沈める。
これと同じ要領で、四つのセットをいくつか用意して、沼に沈める分はなるべく深さを変化させながら、
池と沼の上空にそれぞれ5つの工作物が浮遊し、その中にそれぞれ5つの工作物が沈んでいる状態にする。

これと同じ作業は島で池を造るたびに行い、対応する沼は池ごとに違う沼を選ぶ。
この工作物は、設置後600日後に撤去する事にしておく。

池と、漬物石で埋まったままの川の支流に繋がる水路を造り、
その大根四本が入るぐらいの水路は大岩から造った砂利で埋めておく。
カボチャを「フエルミラー」で大量に増やして南京袋に詰め込み
その南京袋を「フエルミラー」で大量に増やして山積みにする。

カボチャと南京袋と南京袋の山積みは、その度ごとに「チッポケット二次元カメラ」で撮影しておいて、
「全体復元液」でその写真を二枚に増やしてからその内の一方を使って次の作業を行う。

それぞれの池で、池の東岸と西岸の岸辺から少し離れた場所で、
「フエルミラー」でコピーされた「チッポケット二次元カメラ」の写真を置き、
カボチャの南京袋の山積みが撮影されたその写真に湯を垂らす。
そして、そこに現れた南京袋の山に、鳥撃ち用の鉄弾の散弾銃を何発か撃ち込む。

カボチャの南京袋を一袋だけ用意して山積みの近くに置き、
その袋にも至近距離から散弾を撃ち込んでからバケツでくんだ池の水をぶっかけておく。
上から見たら山積みとも繋がって、水路を除いて池をぐるりと取り囲む形で、
池の周囲にカボチャを詰めた南京袋を並べ、

その外側に一抱えもある稲藁をびっしり置いておく。
調達用の人造地球のR山周辺で捕獲した各種のショウジョウバエを、
一種類につき十匹ずつ、池の東側に放つ事を島の池全てで実行する。
島の中でシマミミズを集め、全ての池の西側で、
一袋だけ水浸しの南京袋の上に一箇所につき十匹ずつ集めたシマミミズを放り出す。

  *  *  *

紀元前130年に池での作業の後で、
島全体に、既に出来ている水面や水面となる予定地を除き、畳よりやや大きいムシロを敷く。
そのムシロにナンバーリングして、
偶数のムシロは海辺や水辺に集中させておいて、偶数のムシロの上に畳を乗せる。

その畳の上に、
畳に乗る長さにへし折って鉄製弾丸の散弾銃を何発か撃ち込んでおいたミズナラの丸太を転がし、
畳の四隅にはカボチャを置いておく。

奇数のムシロの上にはミズナラのタライを置く。
そのタライは一度「材質変換機」で発泡スチロールとなって
底と側面にそれぞれ三十箇所ずつ針穴を空けてから材質を元に戻した状態になっており、
その中に、大体その体積に作り直して砂を詰めた麻袋を詰め込む。
タライにはそれぞれAからBまでの何れかのアルファベットを刻印しておき、
どのアルファベットのタライが多いかについては大体同数としておく。

Aのタライは、島の最南西から順番に南西側に近い所に集中しておいていく。
Bのタライは、川沿いとして予定されている場所に近いタライに集中して置いていく。
残りのタライは、島中に順番に置いていく。

調達用人造地球のR山周辺で確保して、生け捕りの生物に準じる形で
「チッポケット二次元カメラ」写真を取り扱った各種の木の実を用意し、
タライの砂の中に一つずつ埋め込んでいく。

Aのタライの砂の中にブナの実を埋め込む。
Bのタライの砂の中に、オニグルミの実を埋め込む。
Cのタライの砂の中に、ミズナラの実を埋め込む。
Dのタライの砂の中に、山栗の実を埋め込む。
Eのタライの砂の中には、それ以外のドングリを含む木の実を一種類ずつ順番に埋め込んでいく。

  *  *  *

「宇宙どけい」で紀元前129年に移動して、
石板のある池の東側の岸辺に調達用の人造地球のR山周辺で捕獲した各種の蛙を
それぞれ20つがいずつ放つ事を行う。
石板のある池の西側の岸辺に調達用の人造地球のR山周辺で捕獲した
各種のカマキリとワカバグモとハナグモとヤブキリとウマオイをそれぞれ20つがいずつ放つ事を行う。
池の南側の岸辺に調達用の人造地球のR山周辺で捕獲したイシガメとクサガメを
それぞれ20つがいずつ放つ事を島の全ての池で行う。

  *  *  *

「宇宙どけい」を紀元前120年まで進めて、
タライとタライの間を岩を砕いた粉末を詰めた南京袋で埋める。

  *  *  *

紀元前30年まで「宇宙どけい」を進めて、ミズナラと竹で作った桶を用意する。
桶の内側は底が直径120センチ高さが150センチ。
断面の一辺が3センチ四方で高さが5メートルの角材が7本、
桶の内側の壁に貼り付く形で桶の底から垂直に接続されている。
その桶は、一度「材質変換機」で発泡スチロール化してから、
側面と底にそれぞれ30箇所ずつ針で穴を空け、材質を元に戻しておく。

その桶に砂を詰めてから「チッポケット二次元カメラ」と「フエルミラー」で大量に量産し、
島のあちこちに設置しておく。

桶にはAからDのアルファベットが刻印され、
どのアルファベットの樽が多いかについては大体同数として、場所的にも大体均等に分布させる。

AとBの樽の砂の中に、自然薯のムカゴを埋め込む。
Cの樽の砂の中に、ヤマブドウの実を埋め込む。
Dの樽の砂の中に、アケビの実を埋め込む。

これらは全て、R山の周辺で採取し、
生け捕りにした生物に準ずる扱いの「チッポケット二次元カメラ」写真として持ち込んだものだ。

  *  *  *

紀元前20年に「宇宙どけい」を進めて、先に石板を置いた池以外の川や湖、沼などを改めて掘り返す。
それらの水場の底に、前回使用した*土台付き貫通ゴム銃*で地下水脈に繋がる穴を幾つも貫通させる。
水場に近い崖の壁面から地下水脈に向けて、斜め上の角度で*土台付き貫通ゴム銃*を撃ち込んでおく。
その壁面の銃創の真下の地面から水場までは細い溝を掘って、その溝は小石で埋めておく。

かつて島の中の池とR山周辺の沼を繋いだ石と防弾ガラスの工作物を用意して、
その時と同じ要領で島の中とR山周辺の川やその上空の空間を何カ所かで接続させ、
工作物は600日後に撤去するものとする。

島を地図の上で東西南北の四つのエリアに分割する。
島の東エリアに、調達用の人造地球で昭和初期のアメリカで確保した白色レグホンの雌鶏を500羽放つ。
島の東エリアに、調達用の人造地球で昭和初期の日本で確保した牝の白ハツカネズミ、
いわゆるマウスを200匹放つ。
この雌鶏とマウスは、人造地球で確保した十枚程度の「チッポケット二次元カメラ」の写真を母体として
「全体復元液」でその写真をコピーして、必要な数だけ増殖させた。

島の東エリアに、調達用の人造地球のR山近郊で捕獲した
アオダイショウとシマヘビとジムグリとヒバカリをそれぞれ20つがいずつ放つ。

以前と大体同じ要領で、島の方々に俵の山積みを用意し、三ヶ月ごとに40回用意する。
量については適当に島の方々に積み上げておいた。

俵の中身は調達用の人造地球で入手した
大麦、魚肥、昆布、大豆、サツマイモ、カボチャ、大根、人参、キャベツ。
大豆と大根は穀物と一緒に手に入れたもので、サツマイモは野菜として清国で入手。
魚肥と昆布は江戸時代の後半に運搬用に俵詰めされたものをそのまま持ち出した。

  *  *  *

紀元前18年に「宇宙どけい」を進める。

調達用の人造地球のR山周辺で捕獲した
アカネズミ、ヒメネズミ、カヤネズミ、ハタネズミ、スミスネズミを5つがいずつ島の北エリアに放つ。
同じく、R山近郊で捕獲したリス、キジ、ヤマドリ、ムクドリ、ヒヨドリ、シジュウカラ、野ウサギを
20つがいずつ南エリアに放つ。

一辺100センチ厚さ30センチのミズナラの木の板を島の方々に大量に置く。
その板の中心には穴を空けておいて、
大体すっぽり入る形の、ミズナラの角材で作った長さ5メートルの杭をその穴に突き刺す。
杭には各面に横棒がはめ込まれており、横棒から下が80センチとなる。
杭の、板から上に露出した部分には、
入口の大きさを色々変えた複数の鳥の巣箱をはめ込み式で接続しておく。

  *  *  *

紀元前16年に「宇宙どけい」を進める。
南エリアに、狐と狼を十つがいずつ放つ。
北のエリアに、猪と鹿を十つがい放つ。
西のエリアに、イタチとテンを30つがいずつ放つ。
これは、何れも調達用の人造地球のR山周辺で捕獲したものだ。

以前島に放ち、その後一度「チッポケット二次元カメラ」に収納されたウサギと山羊とロバを島の方々に放つ。
島の方々に、以前放ったものと同じ入手方法の白色レグホンの雌鶏と牝マウス、
調達用の人造地球で野菜と一緒にイタリアで確保した食用の白鳩の牝をそれぞれ500羽ずつ島の方々に放つ。

野菜と一緒に調達用人造地球の清国で確保した
牝の北京家鴨と牝の白色シナガチョウをそれぞれ300羽ずつ、島の西エリアに放つ。

この雌鶏からガチョウまでは、調達用の人造地球から持ち出した「チッポケット二次元カメラ」の
それぞれ十枚程度の写真を母体に、「全体復元液」で写真自体を必要な量だけ増殖させ、
母体となった写真に写っている鳥やネズミは「全体復元液」による増殖前に一度写真から呼び出されて、
手製の配合飼料で「ポップ地下室」の中で一日飼育されている。

調達用の人造地球のR山を中心に探し回って確保した、
犬鷲、熊鷹、大鷹、フクロウをそれぞれ12つがいずつ島に放つ。

  *  *  *

「宇宙どけい」を西暦50年に進めて、
「スペースイーター」の超空間トンネルで貫通させた二枚の防弾ガラスをいくつも用意して、
一方を島、もう一方を同じ人造地球内のR山やその周辺の人里離れた場所に方々に設置しておく。
超空間トンネルのサイズも、「スモールライト」や「ビッグライト」を「スペースイーター」に使用して
色々なサイズのものを用意しておく。

  *  *  *

「宇宙どけい」を西暦80年に進めて、防弾ガラスを撤去する。
調達用の人造地球のR山周辺で捕獲した月の輪熊を15つがい、島の方々に放つ。
調達用の人造地球のR山周辺で捕獲したニホンカモシカを20つがい、島の火山の上の方に放つ。
調達用の人造地球で、平安時代の中国大陸で捕獲したコジュケイを30つがい島に放つ。
その他、調達用の人造地球で捕獲した生物をいくつか、計画している通りに島に放つ。
以前と同じ要領で、島の方々に俵の山積みを用意する。適当な量で三ヶ月ごとに12回用意する。

  *  *  *

「宇宙どけい」を動かして西暦150年の世界に移動して、
「岩細工セット」や「らくらく道具」を持った透明巨人として
力業でいくつか都合良く島を改変させてもらう。
それから、大岩を小屋ほどの大きさに切り出したものをいくつか用意して「岩細工セット」で加工する。
どれも、思い付くままランダムにボコボコと穴を空けておいて、
それらの岩を合計百体近く複製して、島の周囲の海に沈める。
それから、島周辺の海域に「フエルミラー」で大量にコピーした昆布の俵を300個ほど投棄した。

  *  *  *

そして西暦300年、島の中に若干の居住環境を整えさせてもらった。
同時進行で、ほとんど同じ作りの島をもう一つ造成し、
この二つの島をそれぞれA島、B島と名付ける。
ただし、B島には、猪の代わりに、
調達用の人造地球の昭和初期に鹿児島で生け捕りにしたバークシャー系の豚を放しておいた。