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  *  *  *

「あれっ、有希は?」
「ああ、さっき会ったけど叔母さんが病気でどうだかって。鍵は俺が預かった」
「ふーん」
「お茶が入りましたー」

団長席で腕組みして応じたハルヒに、メイド姿の朝比奈さんがいそいそと接近する。
その間に、俺は「かたづけラッカー」で視界から消した「うそつ機」を、
小さく引いたマーカーを頼りにそっと自分の唇から外し同じ方法で消した四次元ポケットに移す。

「ありがとうみくるちゃん」

「キョンくん、古泉くんお茶ですぅ」
「ああ、どうも朝比奈さん」
「どうも」

週明け月曜、目と目で通じ合う、等と言う危険な誘惑をひとまず回避した俺は、
いつも通りにいつも通りの我がSOS団専属メイド朝比奈みくるマイエンジェルの神々しいお仕事を
視線の端に捉えつつ目が合う前に湯飲みに口を付ける。

「で、スキーどうだった?」
「そりゃあもう…」

にこにこ微笑んで歯の浮く様な賛辞を挟む古泉、素直に感嘆する朝比奈さんを傍らに眺めながら、
堂々そっくり返ってのスキーヤー伝説物語もこの甘露の肴には悪くない。

実際、ハルヒの事だ。この高校の緯度がもうちょい高ければ、
お前の一日入部伝説にスキー部でもクロカン部でもフィギュアスケート部でも加わっていた事だろうよ。
いや、さすがに標高の要素も加えないと無理か。
だから、実際そうなのだろうと言う事を素直に喋ってる分、
自慢話に無理が無いから嫌味と言うほど嫌味に聞こえないのか俺に妙な耐性が付いたのか。
そんな自慢話も一区切りした時、満足げなハルヒを眺めていた俺の胸に何か沸き上がるものがあった。

机の下で「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押した俺は、
両手に填めた「マジックハンド」を使って
左手に握った「ウルトラストップウォッチ」でコツンとハルヒを叩き、
間髪入れず右手で「キュービットの矢」をハルヒの脳天に突き刺すのと同時に、
「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを二連打する。

そうだ、この静寂が破れた時こそ、この部室はソドムな楽園としてパラダイスなのだ。
少なくとも見た目は美少女揃い踏みだ。+してベタ惚れ、そっから先、従順淫乱思いのまま、ムハ、ムハハハ…
うん、こうなったらあれだ、古泉にもちょっとはいい思いをさせてやろう。こいつも色々忙しいんだろうしな。

「なーにニヤケた顔で見てんのよエロキョン」
「んんっ!?」

ハッと意識を目の前に戻した俺は、団長席からこちらを見るハルヒのジト目に息を呑んでいた。

「まーた、みくるちゃんのおっぱいとかおっぱいとかおっぱいとか妄想してたんでしょやーらしーわねー」
「な、何を言うハルヒ、ああ、朝比奈さん違いますからね」

傍らに目を向けると、お盆を前に抱いて俺に向けたにこっとその微笑みは、引いていた。
多分俺の微笑みは引きつっていたのだろう。

「あー、ハルヒよ」
「何よエロキョン?」
「い、いや、何と言うか、何か変わった事は無いか?」
「はぁ?あんたがそれを聞く?不思議を探し出して私の前に引きずり出すのが団員たるあんたの使命でしょ?」

「い、いや、そういう事じゃなくてだな、そのなんと言うか心境の変化と言うか…」
「あー、そうね、セクハラ懲罰人事で雑用係から雑用係付雑用係辺りに変化させたい心境ね」
「あのなぁ…」

その調子でいけばだハルヒよ、
乳揉み常習犯に乳揉ませ美人局がくっついたらさぞややり甲斐のあるジョブチェンジが待ってるんだろうな。
しかしまずい、まずいぞ。仮にも相手は神様だ。
それはいいとしても、今ここでこれ以上下手を打つ事は…

「マジックハンド」を装着する。
「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押す。
「ウルトラストップウォッチ」でトンと触れる、「ワスレンボー」でトンと触れる、
「ウルトラストップウォッチ」の停止ボタンを連打。
これを全員分実行した時には、俺の全身はじっとりと汗ばんでいた。


  *  *  *

「ほい王手」
「んー、これは、参りましたねぇ」

大机を挟んで真向かいの古泉が、毎度の結果に両手を上げて爽やかにへりくだる。
その頃には、団長様もご満悦のスキー紀行を語り終えてカチカチとマウスをクリックしていた手を止め、
うーんと背伸びをしていた。正直に言おう。可愛いぞ。

「んー、じゃあ解散」
「あー、じゃあ雑用係として書類上げて鍵掛けとくわ」
「そう?じゃあお願いね」

三々五々私物を手に部室を後にする。
最後尾でひらひら手をふった朝比奈さんがにこっ、て。この忍ぶべき一瞬がたまらない。
ドアが閉まると同時に、俺は、
俺が立ち上がるのと忘れ物ハルヒの突入が同時発生する、と言う、
実際発生したら俺の存在どころか多分世界的問題に発展しかねない漫画的事態を回避すべく、
「マジックハンド」を使って施錠する。

「ん、んんっ」

机の下から覗く上目遣いだけでも十分に頭のとろけた俺は、
パイプ椅子に背中を預け、心身をぐっ引き締めていた力を抜いて一息つく。

ぺちょ、ぺちょと心地よいくすぐったさにまどろみつつ、
その後始末の終わりと共に俺は背後に椅子を引きつつ立ち上がる。

それと共に、「モーテン星」の効力が切れたショートボブの頭から白い背中が机の下からのっそり姿を現す。
机の下からそんな長門の小さなお尻が飾りごと表に現れ、
俺がちょっと下を見ると、桃色の舌が微かに覗いて唇を嘗めている様だった。
で、あれば、こういう質問で困らせたくなると言うもの。

「部室で直搾りしたチ○ポミルクは美味しかったか、長門?」

実に最低である。
ほら、俺の目の前で、頭にのっけた猫耳をぴょこんと揺らして顔を上げた長門さんは、
その磁器の様なほっぺたをぽーっと赤くして潤んだ目をおどおどと下方向で左右に動かしてる。

「チ○ポミルク…美味しかった…」
「部室でネコミミ全裸で部員の皆さんのいる真下でおしゃぶりご奉仕って、
いよいよもって変態道が板に付いて来たなー長門」
「そ、それは…キョンくんが…」

言いかける長門の頭を、俺の掌がぐしゃぐしゃ乱暴に撫でる。

「いいんだぞー長門ー、いつもは大人しい文学少女な長門が、
実はエロエロ変態妄想美少女ってのが萌えるんだからなー。あー、ほれほれ」
「………」

後退する俺の猫じゃらしに合わせて、長門はふるふるとトラキジの尾を震わせて
冷たそうな床をぺたん、ぺたんと前進する。
真面目なんだろう、なりきった長門が床に放り出された猫じゃらしを両手掴みしている間に、
俺はするりと背後に回る。もっと有意義なお楽しみのために。

「あんっ」
「んー、どうした長門?そうかー、ああ言うシチュがそんなに燃えたんだな、
むっつり露出狂変態道一直線の長門さんはー」
「…い…や…言わないで…ああっ…」

これ以上口に出す、なんて野暮はしねぇよ、どうせ「ソノウソホント」でくっつけた属性だし。
この黄金の指で最大限の粘着音を部室中に響かせるだけだ。
で、自称黄金の指の次はもちろん、

「あんっ!」

可愛らしいお尻を抱えて懐かしいフレーズ会心の一撃。

「あ、あん、あんっ、ああっ…」
「ふんっふんっふんっふんっ」

きゅうきゅうといい感じに締め付けながら十分に潤った肉の中へと乱暴なぐらいに抉り込む。
もう一つの穴から伸びているトラキジ模様の尻尾がこうなるとちょい邪魔だが、
この際それが目の前でぴょこぴょこ跳ねているのも風情と言うものだ。

「あ、ああんっ」
「ん、んーっ」

すっかりその気になったのか、右手を半ば掲げて伸び上がる様なしながら長門の裸体が震え、
それと共に、俺もそんな長門の中で十分に満足する。

でもって、俺が神聖なる長門さんのお体を汚した以上、
俺自身の手で蒸しタオルを取って後始末をしている間、
清め易い様に俺の手でお尻を高く掲げられ割にむっちりした腿をこじ開けられた長門は、
床に這ったまま顔を下に向けるばかり。

そもそもなんで準備よく蒸しタオルなんてモンが部室にあるのかと言えば、
「チッポケット二次元カメラ」で撮影して机の下に貼り付けておいた。
で、あのカメラの写真は湯に触れるとぬるま湯でもなんでも実体化する。まあ、そういう事だ。

さすがに、ちょいと机の下に視線を移す、お茶くみの角度が微妙にずれたり消しゴムを落とした時点で
色んな意味で終わったなと実感できるシチュである以上、前もって「ヒミツゲンシュ犬」を使ってはおいた。

ああ、スリルを味わうために空スペース1の実弾ロシアンルーレットやら
100キロオーバーのラストシグナルチキンレースやらに興ずる趣味は無いからな。
調子に乗ってあれを消化不良爆発させる程アホでもないし、仮にそうなったとしても、
盗撮か長門さんがお喋りにならない限り事後にバレる事はないだろう、と思っておく。

「おーし、ピカピカ綺麗なピンク色になったぞ長門ー、次は長門の番だな」

屈んで目の前でこってりと目の当たりにしてから改めて間抜けな姿で仁王立ちした俺の前に、
あくまで従順な長門はぺたぺた這い寄ってくちゅくちゅと跪いてのお掃除フ○ラ。
俺が握らせた乾いたハンケチで仕上げをした所で、俺はようやく自分の下着とズボンに手を掛ける。

「ふふっ、随分とお利口さんなにゃんこだな、なあ、長門」
「…にゃん…」
「全く、うちのシャミとは大違いだ」

いや、下着とズボンを上げてファスナーにベルトまで甲斐甲斐しくお世話するのと
人語を自在とするのとどちらがお利口かと言う検証は、ここでは置いておこう。

「それじゃあ長門」
「うう…」

小さく呻いた長門がとったポーズは、いわゆるチンチンと言う奴だ。
控え目な美乳はもちろん、長門の場合、お臍の下にちんまりかげっているだけだから、
クレバスからピンク色に覗くのもほぼ丸見えになるのが実にエロチックなポーズな訳で、
コスへの合致を二の次に出来るだけの魅力は十分にあり溢れている。

「長門」

優しい声音が何とも白々しい。
ほら、斜め下を向いていた長門のうるうるお目目がおどおどとこっちに向き直してるし。

「ほれ、お口直しのガム」
「♪」

俺の指から直接唇の中に入れてやると、長門はもごもごし始めた。
そんな長門の頭を、俺の掌はもう一度くしゅくしゅと撫でていた。
長門の両腋の下に手を突っ込みつつ俺が立ち上がると、
長門は俺に抱き付き頬をスリスリとすりつける。

そうしながら、俺は猫耳の間に手を伸ばす。
確かに、視覚的には「かたづけラッカー」で消されている手応えがある。で、この状況。
っかしーな、あの矢だけ故障してたって事か?

  *  *  *

「は、ふ、はんっ…」

図書館の書庫で、俺は挿入しながら朝比奈さんの乳房を貪っていた。
我ながら身も蓋も無い表現だが、多少経験値を上げたからと言って、
文学的な官能表現までそうそう身につくものではない。

「あらかじめ日記」を使い、長門に朝比奈さんと言う両手に花のくじ引きを成功させた俺は、
長門の要望に異論無しの形でいつもの図書館に入場していた。

「集中力増強シャボンヘルメット」と言うのは端からは目立たないものらしい。
まして、長門が実際興味を持った本に没頭してしまっても、
そもそも外見上普段の長門との違いが皆無に等しい以上不審に思う者も無い。

その間に、俺は既に秘密道具ラブラブモード絶賛発動中の朝比奈さんの手を引いて、
目を付けていた書庫の一角に誘い込んだ。

「ああっ、らめえっ、こんな所でぇ」

ほんの少し前、善良なドジッ子セクシー未来人の方は、
本棚に挟まれた通路の突き当たりの壁に背中を押し付けられ、唇を貪られながらこんな事を囁いていた。

「ひゃああんっ」

そして、ちょっと可愛らしい冬物衣類一式の前を開けられまくり上げられ、
ピンク色のブラのホックを外されてたわわな果実をかぶりつきにされながら、
スカートの中に手を入れられると、朝比奈さんの体も声もひくっ、と、小さく跳ねた。

「でも、こういうシチュで燃えるんですよね朝比奈さんも」
「やだぁ」

スカートの中から右手を抜いて、朝比奈さんの目の前でその指の間に糸を引かせるのを見て、
朝比奈さんは真っ赤になった頬をぷるぷると動かす。うん、俺って最低。
ここまではさすがにヤバかったから、「ウルトラストップウォッチ」で時間を止めて
文字通り二人だけの世界を構築しての乱行だった。
静寂に包まれていても、さ程不思議なシチュではない。

「でも、そんな可愛い声でも、あんまり聞こえるとヤバイですよね」
「ん、んんっ…」

喫茶店にいる間に、朝比奈さんのドリンクにはちょっとした媚薬を混ぜさせてもらった。
催淫効果のあるとされる数十種類の生薬を適当にブレンドしてミキサーに掛けただけのものだが、
その結果、たまたま俺の思い描いた効き目十分で一時的で無害な効能の媚薬が出来上がった事が
「あらかじめ日記」に記載されている。

そして、さり気なく「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押すのだが、
「無生物さいみんメガフォン」で「人よけジャイロ」仕様であると力の限り力説した
この図書館の案内図の一部に「人よけジャイロ」を乗せたものは、この図書館の天井裏で稼動している。
だから、例え何が聞こえても踏み込む事は不可能の筈。

俺はもちろん、朝比奈さんの服にも「ウルトラストップウォッチ」を使って
「人よけジャイロ」の無効化バッジをさり気なく装着しておいたのは言うまでもない。

「ら、らめぇ、あ、んんっ」

厚い冬物の向こうから、ぽろりと、しかし豊満にこぼれた白い乳房
その先端でてらてら輝きながらピッと尖った桃色の可憐な乳首。
そして、スカートの中からでも聞こえて来そうな、俺の指にかき回された熱い潤い。
膨大な図書館の書庫なのだから、たまたま人が来ない事もあるだろうぐらいにしか思っていないのだろう。
そんな朝比奈さんの、真っ赤なほっぺを膨らませお目目うるうるで肉欲と羞恥を闘わせている。
このお姿こそ、この書庫で堪能出来る至高の一時。

「ら、らめ、ああっ」
「いいんですか」
「ああっ、でもっ」
「いや、もしかしたら人が」
「ひゃあぁ」
「聞こえるかも」

云々と言った、実にイカサマスメルに満ちた言葉のやり取りの数々とこの手この口の狼藉の数々の果てに、

「だ、さい…」
「は?」

決して、悪口ではないが、朝比奈さんの仰る事である以上きちんと聞き返す。

「キョンくんの、キョンくんのおち○ちん、みくるのおま○こに、入れて、下さい」

実にテンプレ、だがそれがいい。何せ素晴らしいアニメ声を震わせて
お目目うるうる全身ぷるぷるで仰っているのはmyエンジェル朝比奈みくるさんなのですから。

「いいんですか、朝比奈さん」

身も心も緩み切りそうな誘惑に完全と闘い、俺はあらん限りの真剣な声で囁き返す。

「ここは市立図書館ですよ。そろそろ誰かが来てこの辺のにある本を探しに来てもおかしくないですよ。
そんな所で朝比奈さんが仰る通り俺のち○ぽを朝比奈さんのおま○こに挿入してギシアンギシアンしてたら、
良くて退学普通に逮捕だと思いますが。
麗しき朝比奈さんにご奉仕出来るのなら俺としてはその一生涯の監獄生活でも十分値打ちがありますが、
朝比奈さんといたしましては…」
「は、ああんっ!」

呆れる程に滑らかな弁舌と俺の黄金の指の動きが完全にミスマッチである以上、
否、当然、それが相乗効果となる様に計画通りである以上、
朝比奈さんは必死に声をかみ殺しながら白い喉を見せる。

「あんっ、いじ、わる…もう、我慢ん…お願いキョンくんはんっ!…」

朝比奈さんの前に立った俺は、指を抜き、実に軽い朝比奈さんの体を一度持ち上げる様にする。
待ち焦がれたものを満たされ、長い栗色の髪をバサッと揺らして目を閉じ顎を反らした表情は、
可愛らしくそれでいて女として大人びて、綺麗過ぎます朝比奈さん。

「う、嘘…ああっ…」

気が付いた時には、朝比奈さんは俺にとっては実に体力勝負なAVシチュ、
つまり駅弁状態の自分に気付き、目を真ん丸くしていた。

「え、そんな、あむんっ…」

そして、改めてズン、と突かれ、慌てて口をつぐみその甘い響きを頬の中に閉じ込める。
そうやって突き上げられる度に、こぼれ出た乳房がぷるん、ぷるんと揺れ動き、
宙に浮いた体と共に長い髪の毛がバサッ、バサッと飛び跳ねる。

そうやって肉体は躍動しながらも、種を知らない朝比奈さんは、
図書館の本棚と本棚の間で、
おっぱい丸出し男と連結しながらわっしょいわっしょい持ち上げら浅ましい程に燃え上がっている自分の姿。
我に返る度に新たな突き上げに感じる度に我に返る度に、その繰り返しに、
目尻から涙を溢れさせて懸命に堪えなければならない。それは余りにも魅力的な表情に他ならない。

「キョン、く、んんん…」

限界を迎え、華奢で柔らかな朝比奈さんをぎゅっと抱き締めた俺の腕の中で、
朝比奈さんも又全身を震わせて極まった声を俺の耳に届かせる。

「恥ずかしい、キョンく…」

そして、朝比奈さんが伏せた顔を指で上げる様に促し、唇を奪う。

  *  *  *

「何へばってんのよ?計画性に欠けるから毎回罰金で時間ギリギリに駆け込みなんてやってんでしょ」

ああ、計画性に難があったってのは否定しねぇよ。
まさかあそこまで体力消耗、特に腰、それで朝比奈さんがあんなに喜んでくれるなんてな。
そういう訳で、隠しきれない疲労困憊と共に、俺は終了後の喫茶店でハルヒのジト目を浴びていた。

だが、こっから先は一応計画通り、の筈だぜハルヒ。
まずは、「かたづけラッカー」で視覚消去して軽くマーカーを入れた「キュービッドの矢」を、
「マジックハンド」でハルヒの脳天にぶっ刺す。

今度は大丈夫な筈だ。つい最近、さっきとおんなじ要領で「人よけジャイロ」を稼動させた教室で、
今のハルヒとおんなじもの、長門さん風に言えばおんなじ個体の矢を脳天におっ立てた同級生が、
「キョンくん大好きなのね」とあり得ないメロメロトロトロ状態に陥ったのを
俺は確かに俺自身の五感をフル活用して確認している。そこから今に至るまで故障していない限り。

お手洗いから戻って来た先輩の姿に、古泉は確かに驚愕していた。
もったいないな古泉、せっかくいつものニヤケ仮面が剥がれてんだ。
男子たるもの、ここは驚くよりも鼻の下だ、失礼だろうが。

「急いで来たから暑くなっちゃった。お待たせ、キョンくん♪」

俺の隣に座った朝比奈さんのお姿は、チアリーダー以外の何物でもなかった。
ミニスカからは太股ピチピチ丸見え、
臍だしと言うか胸下出しと言うのが最も的確なタンクトップはジャストフィットでピッと張り付いている。
いや、特に先っぽがピッと。そして、髪型はと言えば。

「お待たせしました」
「あ、来たよ。はい、キョンくん♪」

ウエイトレスから手渡しされた飲物を、朝比奈さんはサッと俺に回す。
うん、汗ばんだ谷間が最早丸見えなカッティング、
男子たるもの当然そちらに目が向くのは余りに当然。
だがしかし、長い髪の毛が一つに束ねられた事で、その向こうからお目見えしている汗ばんだうなじこそが、
俺にとって究極にして至高の…

「解散っ!」

ハルヒは音を立てて立ち上がり、ズカズカと出口に向かった。
ワンコールすら許さぬ素早さで携帯電話を取り出す古泉の滑らかな動き、様になってるぞ色男。