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  *  *  *

ppp.ppp.ppp

目を覚ました俺は、そのまま着替えてから「能力カセット」のケースを手にする。
が、気が付いた時にはケースは引っ繰り返ってカセットが寝室の床にばらまかれていた。
カセットをかき集めながら、目的のカセットを手にする。

ゴキゴキと首を鳴らして、「ネムケスイトール」を頭に当てて睡魔を搾り取る。
そのままリビングに下りる。今日は休日両親は旅行妹はミヨキチと共に早々と動物園後お泊まり会。
「能力カセット」でホテル級のブレックファーストを堪能する。
日常生活にまで道具依存が入るのは好ましい事ではないな、いつか破滅するぞうん。

  *  *  *

「あ、キョンくん」
「朝比奈さん」

午前の肌寒さの中、俺が朝比奈さんと合流したのは、とある小さな児童公園脇の路上だった。

「これを」
「?」

俺にぎゅっと手を握られ、朝比奈さんは目をぱちくりさせている。
柔らかお手々さいこーです。くしゃっと潰れているメモの感触正直邪魔。

「このお願いに従うのは既定事項ですのでお願いします」
「分かりました」

「かたづけラッカー」で消した「うそつ機」を装着した俺の言葉に、
朝比奈さんはにこっと微笑んでくれた。
朝比奈さんを含むSOS団メンバー全員の現時刻における居場所は「予定メモ帳」に書き込んである。

「じゃ!」

一緒に登場するのは不自然だろうから、俺は右腕を掲げてダッと駆け出す。
ニコニコ笑ってお手々振り振り、可愛杉ですマイエンジェル

「遅い。罰金!」

偽装工作の回り道が徒になった様だな。しかし、こんな筈は…

「あー、長門、早いな」
「古泉君が…」
「?」
「いやー、涼宮さんが悪い夢を見た様で」

ハルヒが意気揚々と先頭を行く、喫茶店に入るまでの僅かな時間。
古泉がボソボソと言う。

「カンテツバイトで少々寝過ごしてしまいましてね、
仕方が無いのでタクシーを拾って信号待ちしている時に
歩道でハァハァとたたずんでいる長門さんと目が合ってしまいまして」

優雅な事だ。
まあ、「タイムテレビ」と「フリーサイズぬいぐるみカメラ」と
日○中○競○会と言う打ち出の小槌を手に入れた俺が言えた義理では無いが、
定期預金の死守程度に留めておかないとこれは本当にヤバイ。人間的な意味で。

  *  *  *

「朝比奈さん」
「キョンくん」

今、正に沈もうとする今日の陽が照らす朝比奈さんの笑顔。素晴らしい。
場所は今朝の公園、いつもの平和な不思議探索を終えた後。

「えーと、不思議探索が終わったらここで待っていて下さいって」
「ええ、そうですよ。まあ、座りましょう」

俺に促されるまま、朝比奈さんは実に素直にソファーに掛ける。

「どうぞ」
「ありがとうございます」

そして、缶ジュースを受け取る。
ジュースのプルタブは切られていない。
もちろん、今の俺ならそんな事などお構いなしに細工し放題だが、そのつもりはない。
但し、頭上には「かたづけラッカー」によって視覚出来ない傘が
「つづきをヨロシク」によって空中浮遊している。

「それで、既定事項と言うのは?」
「分かりません。ただ、既定事項は既定事項です。それで、最近のハルヒの事なんですけど…」

朝比奈さんは、既定事項だと言う事への疑いは微塵も見せない。
こくこくと喉を鳴らしてから、ちょっとした世間話に興じていた。
たまの情報交換が任務の上からも有意義だと言う事も経験済みの事。

「キョンくん…」

朝比奈さんが俺を見上げている。その声も瞳の潤みも、どこか熱っぽい。
俺は腕時計を見る。「あいあいパラソル」に狂い無しだ。

「さて、帰りますか」
「え?」

すくっと立ち上がった俺の言葉に、朝比奈さんは目を見開いて小さく驚きを示す。
俺はポケットの「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押し、
「かたづけラッカー」塗布済み「うそつ機」を口に装着する。

「だって、朝比奈さんは俺のフィアンセなんですから。
もうちゃんと朝比奈さんの未来の上司の方からも許可していただいて親公認で俺の家に同居してて、
それで、今夜はもう、みんな気を利かせてくれて二人っきりって事で」

そこまで言って、俺はポケットの「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押し、
口に装着した「かたづけラッカー」塗布済みの「うそつ機」を取り外す。

「ああ、やっぱり婚約解消したくなりましたか?」

ほんのちょっとだけぽかんとしていた朝比奈さんが、
栗色の髪の毛をバサバサ揺らしてブンブン首を横に振った。

  *  *  *

俺は今、猛烈に感動している。
自宅で朝比奈さんと二人きり。台所からは可愛らしい鼻歌が聞こえる。

「お待たせしましたー」

そして、エプロン姿の朝比奈さんが夕食を運んで来る。
お料理しやすい様にポニテですよポニテ!!!

「いただきます!」

テーブルに差し向かえに座り、合掌して元気に唱和。
メニューはハンバーグ定食とでも言うべきものだが、うんまいっ!

  *  *  *

夜も更け、バラエティー番組やDVDやトランプにも飽きて、
風呂を上がった俺は、寝室のベッドに腰掛けていた。我ながらありとあらゆる意味でのカチンコチンだ。

「お待たせーしましたー」

湯上がりワイシャツ姿の朝比奈さん。心臓がせり出しそうとはまさにこの事。
朝比奈さんは、ちょこんと俺の隣に座る。
洗い髪のにほい洗い髪のにほい洗い髪のにほい俺モチツケ。
上目遣いの潤んだ瞳、洗い髪の香り、静かに近づく顔。
一瞬だけ背筋が後退してしまったが、ええい!
柔らか、過ぎる。唇も、お体ももちろん俺の胸板にパジャマ越しにむにゅっと。華奢で柔らかくて。

「ふつつか者ですがよろしくお願いします」
「こここ、こちらこそ」

ベッドの縁に腰掛けたままちょっと距離を取り、
簡易にちょこんと三つ指を突いた朝比奈さんに、他に言葉は見付からない。
ごくりと喉が鳴る。朝比奈さんの両肩に手を置き、ベッドにゆっくり横たえる。

くそっ、ボタンが外れねぇ、何故だ?なぜこんなに指が言う事を聞かない?
そんな俺のサボタージュハンドを包み込んだ柔らかな掌。
目の前で、朝比奈さんがにこっと微笑んでいる。一つ、一つボタンを外していく。

出たっ、大盛り!
これは、後から思い返した感想だ。
その瞬間の事を言えば、只ひたすらに感動していた、それだけだ。

「あん、っ」

その可愛らしい声を聞いた俺は、確実に調子に乗っていた。

「い、たい…」
「ごご、ごめんなさい朝比奈さんっ!」

素晴らしい柔らかさ、弾力に吸い込まれていた悪い指、掌を、俺は体ごとバネ仕掛けで離脱させた。

「敏感なの。優しくね、キョンくん」ニコッ
「はは、はいっ」

その笑顔は、お許しに他ならない。少なくともこの時の俺は他の解釈を考えようともしなかった。
僅かに気を付けようとしながらも我慢の仕様もなく、俺の掌は再び、白く豊かな小山へと吸い込まれる。
この柔らかさこの弾力、見た目通りの見事な豊満さでありながら、
僅かな緩みも見せずに柔らかいのに指を押し返す様な弾力。
神聖視していた女神の実態に幻滅、等と言う出来事はここには一片も存在しなかった。
自分の耳で自分の荒い息、唾を飲み込む喉の音を聞いている。

「朝比奈さんっ!」
「あんっ」

むしゃぶりついた俺に、
朝比奈さんは可愛らしいうめき声と、ベッドの上で僅かに跳ねた背筋の動きで応じていた。
ピッと尖った、それでも桃色がかった莓の様な乳首は白い膨らみに絶妙のアクセント。
その、豊かな膨らみの中では可憐な程の蕾を見ては、他の選択は思い付かなかった。

用途そのままにちゅうちゅうと吸い立てる本能的な行動。
その合間に、思い出した様に舌でぺろりとその硬く尖った感触を確かめると、
朝比奈さんはくすぐったそうにむずかって俺を刺激してくれる。

そう。この至宝を前に、この手に入れた今、
俺の雄の部分。身も心もここまで保っているのが不思議な程だ。
だから、残る一枚。
俺は知っている。お泊まりと決まった時、夕食の買い物と称して断固として俺を追い払った朝比奈さんが、
その僅かな時間に知力と体力の限りを尽くして自宅から選考し持ち出した、
そんな気合い漲るショーツショーツを下ろす。そのつもりで手を伸ばした俺だったが、

「んあっ!」

半裸の朝比奈さんの体がベッドの上でぴくんと跳ね、
朝比奈さんは眉根を寄せて瞼から涙をにじませて喘いでいた。
その時、俺の手元は狂いを見せて、僅かな湿った布地を感じながらぐにっと底の方を掴んでいた。
これは…

「あっ…はうん!あっ…」

優しく、優しく、その辺を探ってやると、布の向こうからツンと尖った感触が指に触れる。
そして、指の内側で布地の湿度が見る見る上昇していく。
仮にも朝比奈さんとのベッドイン。事に及んで非礼にならない程度の知識は仕入れ済みだ。

「んっ、んふっ、んんんっ…」

ちょうど最近の寒気の中に裸で放り出された様に、
朝比奈さんは一瞬だけベッドの上に身を縮め、ガクガクッとその身を震わせた。

「…恥ずかしいですぅ…」

ちょっと垂れ目から僅かに涙を光らせて横を向く朝比奈さん。
その真っ赤なほっぺを見ながら、ここは素直が一番。

「可愛いです、朝比奈さん」
「キョンくん」

改めて、唇を重ねる。滑らかで柔らかなその下から俺の胸板に息吹と温もりが伝わって来る。
俺の掌は、教科書通りお尻の方からつるりと引き剥いていた。

「朝比奈さん」

上目遣いに見ながら、朝比奈さんは俺の呼びかけに小さく頷く。
柔らかな腿肉に俺の手が割り込む。と、言う事は、関節が僅かにでも緩んだと言う事だ。

「んんんっ!」

ぬるぬると分泌している辺りをセオリー通り指でつーっとまさぐると、
朝比奈さんは懸命に声をかみ殺しながら背筋を反らす。これもセオリー通りと言えばその通りだが、感激だ。

「ぷはあっ、はあんっ」

ぷくっと尖った所を探り当てると、見事に我慢出来なかったらしい。
それで又調子に乗ったモンだから、朝比奈さんの裸体はしまいにベッドの上でうねうね踊り出したり。

「キョン、くぅん」

はい、たまりません。
だから、いきます。いきーますっ、イザ、あのマイエンジェル朝比奈さんのナイスバディに…
体の肝心なごく一部以外はガチンゴチンになった俺は、
気が付いた時には朝比奈さんにきゅっと抱き締められていた。

「えへへ…」

真っ赤な頬で可憐な笑顔。俺も朝比奈さんの背中に腕を回し、
小柄で、それでいてボリュームたっぷりの俺の知ってる朝比奈さんを直にこの腕に感じる。
そうしている内に、朝比奈さんの白いお腹にくっついていた俺の一部が、
ついさっきまでそうだった様にむくむくと中身を充実し始めた。
朝比奈さんがにこっと笑って頷いた。

「ん、んっ!…」

こ、これは…
言語化できない情報伝達に齟齬がってのがよく分かるぜ。
この感動を妨げる様な過去の記憶は、「メモリーディスク」を使って俺自身の手で消去している。

記憶の一部を吸い出し、「タイムコピー」で記憶ディスクをコピーして
オリジナルディスクの記憶を一端元に戻し、
そして、コピーディスクから記憶の一部を消去してから同じ部分の記憶をオリジナルディスクに吸い出し、
コピーディスクの記憶を埋め込む。こんな感じで。

そんな俺に許された表現は、温かな朝比奈さんの中に満足しながら心行くまで射精した。
この瞬間を文字にせよと言われたらこれが限界だ。高みを目指せばきりがない。
この満ち足りた全てを思い付くままに書きつづっていったら、しまいにプリントアウト用の無人島以下略

ようやく、朝比奈さんの顔を見る余裕が出来た。
にこっと天使の微笑みを浮かべた目尻には、一粒の雫が光っていた。
それは、つまり、なんだ。
恐る恐る下の方に目を向けると、むっちりと白い太股には、
俺が存分に発射して溢れ出したものに混じって僅かに赤い筋が流れている。

「え、あー、朝比奈さん」
「嬉しい」キュッ

俺が何かを言う前に、優しい手つきで抱き締められていた。
朝比奈さんの柔らかさ、体温が、改めて俺の全身に伝わる。
それは、たった今思いを遂げた場所も例外ではない。
ばつが悪い思いでチラッと朝比奈さんの顔を見ると、
ちょっと下を向いていた朝比奈さんは優しい笑顔を作ってくれた。本当は恥ずかしかったんだろうな。

後の事は、文学的でも官能的でも無い。
只々朝比奈さんの優しさに甘え、貪り尽くした。
柔らかな女体にむしゃぶりつき、いきり立ったモノを欲しがるままに朝比奈さんの中に突っ込んでは放出する。
それだけの事だ。ああ、もちろん最低限の心配りはしたつもりではあったが、
それが実際、その時にどれだけ頭の片隅に残っていたか自信は無い。

そんな俺に、朝比奈さんはあくまで優しく応えてくれた。
後で思うに、俺の無茶振りが過ぎた時には上手に交わしてくれた様にも思う。
それでいて、俺が直接味わった朝比奈さんの女性の部分はジューシーに潤っていた。
かみ殺された声は、時折甘く伸びてその度に朝比奈さんは恥ずかしそうに俯いて。

華奢でありながら柔らかな質感がたまらない朝比奈さんの体は、
俺の腕の中で確かに、時折だが恐れだけではない痙攣を見せていた。
特に、俺が朝比奈さんと一つになった時に。うぬぼれだと言いたければそれでもいい。
とにかく俺は、そんな朝比奈さんを力の限り、枯れ果てるまで、愛した。

  *  *  *

「…お水…」

何時頃だったろう、俺は、ぽつりと呟く可愛らしい声を聞いた。
ちょっと視線を横に向けると、栗色の長い髪は僅かに毛羽立ち、
ちょっと気怠そうな仕草がたまらなく色っぽい。朝比奈さんのパーフェクトなオールヌードが、
ふらりとベッドの外で立ち上がっていた。

生唾もののおっぱいもお尻も惜しげもなく披露しながら、うん、見えた、あっちも栗色なのか。
朝比奈さんは足下に気を取られていた。何かを拾ったらしい。
拾ったのは、カセットの様だった。

「…レディース?…」