*  *  *

「ひっぐっ、うっ、ううっ、うっ…」

止め処ない涙を熱いシャワーに溶かし込み、夏江は憑かれた様な表情で全身をこすり続ける。
無論、準備万端な俺様は、最近お気に入りのmy愛奴が血まみれにならぬ様、
「自傷行為」と表示された「キンシひょうしき」をバスルームの隅に突き立ててある。

  *  *  *

「んーっ、んふっ、んふつ、んんっ、んーっんんーーーーーっっっ…」

テーブルの上に四つん這いになり、ぞろりと垂れた黒髪の向こうに見え隠れするのは、
隙間からヨダレを溢れさせながらじゅぽじゅぽと赤黒い男の肉塊を出入りさせている夏江の唇、膨らんだ頬。
別の男がそんな夏江の腰を抱え、後ろからガンガン突きまくる。

そんな男の動きに合わせ、夏江の腰も激しく前後し貪り尽くす。
びくびくっと痙攣が伝わり、唇の橋からとろりと一筋溢れさせながら、
胸を反らした夏江が恍惚とした表情でごくりと喉を鳴らす。

「はっ、は、はおおおおっ!!いいいっ!いいっ、いいっ、いくっ、いくいくいぐいいいっ…」

一際力強い抉り込みと共に、喉を反らした夏江がテーブルの上にぐったりと身を伏せ、
惚けた様に舌を垂らす。

「あっ、ああっ、あっ、いいっ、チ○ポいいっ、はああっ、チ○ポいいっ…」

ほとんど休む間もなく貪り続ける夏江は、
果ては、テーブルの上に仰向けに寝ころぶ男の上に乗って自ら手掴みで導き入れるや、
形良く膨らむ乳房をぶるぶる震わせながら黒髪を振り乱し譫言の様に繰り返し、その自らの言葉に陶酔する。
ぎしぎしと腰をくねらせ上下させより深く抉り込み、己が下の男にぷっくりと熱に満ちた真珠を擦り付け、
とにかく貪欲に満たそうとする夏江は、ニヤニヤ笑ってそれを取り巻く男たちの、
その光景に当てられ意地汚く反り返ったものを両手でガバッと掴み取り乱暴にしごき立てる。

「はっ、はああっ、はっ、はああっ、あああっ…ああーーーー…」

腰の下から突き抜ける快感を弾けんばかりに身を反らし深々と受け止めた夏江は、
艶ややかな黒髪欲情に染まる美しい顔に浴びせられた男の飛沫をどろりと垂らして陶然と瞳を潤ませる。

「この貞淑面が、随分違うものだなぁ」

そんな、たった今撮れたてDVDを大画面で観賞しながら、
ソファーに掛けた俺様はバスタオル一枚の姿で隣にはべる夏江の顎を掴む。
まだ二十歳を幾つか過ぎたばかり、可愛らしいぐらいの顔立ちで目を閉じ震えている女。

画面の中で男の怒張を前に潤んだ瞳をランランと輝かせ、絶叫を上げて貪り尽くし恍惚と快感に浸る牝の表情。
これが同一人物であると言うのは実に愉快な光景ではある。
本人が俺様の真隣で崩壊しそうな精神そのままにガタガタと震えているのだから尚の事。

「んー、随分違うものだなぁ、発情した獣そのものではないかね」
「私は、私はどうかしてたどうかしてたどうかしてた…」

下を向いた夏江は、ガタガタと震える声でぶつぶつ言い続けている。

「んー、いつもの事ではないか夏江の淫乱は」
「あくうっ!」

バスタオルをぺろんとまくられてぎゅっと乳首を摘み上げられた夏江の声に、
甘い響きが混ざっている事を聞き逃す俺様ではない。

「ピーチクもこんなにカチカチにしおって、こーゆーのがたまらんのだろー、んー?」
「いっ、ち、ちが…ああっ…」
「さー、いつも通り、夏江の淫乱若妻バディをよーく見せてもらおうかのー」

  *  *  *

夏江の頬からは止め処なく滴り続け、その美しいおみ足を震わせながらも、
一糸まとわぬ姿で手を動かす事すら許されず立ち尽くす。それだけでも実に味わい深い。

「見事見事、この少女には無い柔らかなラインがのぉ、
それが、最近はほれ、何かねっとりとした艶が、妖しく誘っておるわ。

ほうほう、何かなこれは?頬に真珠の涙をこぼしているその先から、
何やら太股に溢れ出しているのはどういう心情の現れなのですかな?

この変化に気付かんのかのー、気付かないのだろーなー。
この素晴らしい裸体を拝める男は己一人と確信してやまぬ幸せなボンクラ亭主はのー」
「うううっ…」
「ほら、早くせんか」

口を押さえて一声啜り泣くと言う命令違反を寛大にスルーした俺様の前で、
促されるままくなくなと床にくずおれる。

「どうじゃー、んー?
まだまだビンビンじゃろうて、夏江君のあんな淫らな姿を見せられたらのー、ほれっ」

聡明な夏江は俺様仕込みのテクニックを存分に発揮し、
俺様がガウンの間からそそり立たせているものにまずは唇を這わせ
ねっとりとちろちろと舌で撫でて刺激を加えていく。

「ほれほれ、よく見えるだろー、
昼間は元気な若奥さん、夜はベッドでこーゆーご奉仕しておるのかー、たまらんのー。

しかし、底無し淫乱の本人が喜んでよがり狂っているとは言え、
やはりなんじゃのー、金策のために嫁に、
それも新婚ほやほやの若妻に他の男のチ○ポをしゃぶらせる図と言うのは、
男にとってこれ以上の屈辱はあるまいのー。

ほっぺ膨らませていい絵じゃいい絵じゃいずれお見せして挨拶せんとのー」
「ううう…あああやああ…」
「ほらー、しっかり吸い込まんかー、大好きな大好きなチ○ポ様じゃろーてぇー」

片手に持ったデジカムのモニターを見せつけながらくぐもった声と共にさぼろうとする夏江を叱咤激励し、
匂い立つ黒髪を掴んで、借り物の肉体年齢の割には激しい俺様の怒張をがっぷり喉までくわえさせ
涙を溢れさせながら白黒する大きな目を愉快に眺める。

  *  *  *

「どうじゃー、んー?ほしーだろーが夏江の淫乱バディは欲しがっているのだろーがんー?」

唾液まみれの怒張が、震える尻をべちゃべちゃ叩く。
チャージに時間が掛かる、と言うか回数制限が厳しいのがなんだが、
あのうるうるキラーアイフ○ラにも屈せぬ鈍い老体と言うのも使いようである。

「は、はい…下さい…会長の、逞しいチ○ポ、
夏江の濡れ濡れ淫乱オマ○コにぶち込んで下さい…かはああっ」

くねくねと腰を振り立てての甘く切ない望みとあっては、
無論、他ならぬ夏江の事、力強い抉り込みでその望みを叶えて進ぜるのが情けと言うもの。
ただし、より深く淫らな楽しみを共有するからには、
「アワセール」で作った女性用強力媚薬軟膏の塊を最初に指に乗せ、ずぷっと送り込んでおく。
その早業の余韻覚めやらぬ内に、本番の凶器がずりゅっと熟れた果肉に呑み込まれる。

「どうじゃ、どうじゃ、んー?
まだまだイケてるじゃろーが、んー?」」

  *  *  *

後ろから抉り込まれながら止め処なくこみ上げる熱い感覚が、
夏江の心を絶望に塗り潰していく。

壁に着いた両手に力を込め、辛うじて体を支えながら、
求める様に蠢く自分の腰、止め処なく溢れて抑えきれない自分の叫び、
信じられない反応の一つ一つが、夏江の中の何かを壊していく。
いくら後悔しても足りないあの日、自分でも信じられない。

  *  *  *

「く、あああっ!…」

必死の抵抗虚しく、夏江は顎を反らして歓喜の声を絞り出す。
で、ある以上、俺様も堂々たる征服者として存分の返礼をせねばなるまい。
肉体スペックの割には酷使といえる逞しい腰つきで夏江の中に抉り込みながら、
壁に手を着いてぷるぷると震える白い乳房の先端をきゅっと摘み上げる。

「いいっ!ああ…」

苦悶の中の甘い響きを聞き逃す俺様ではない。
その瞬間、俺様をきゅっと包み込むこの感触も、実にいい。
実にいい獲物を得られたものだ。
俺様は思い返す。上首尾に狩り取ったあの日の事を。

  *  *  *

「本当に、有り難うございました」

俺様が辿った、大した遠くもない過去、
「タイムベルト」を使っているのだから感覚的には本当に最近の事だしカレンダー的にもそう遠くない過去。
その時、別に歴史は動かなかったが、夏江は俺様の目の前でぺこりと頭を下げていた。

「融資もすんなりと通って、この様な事で会長に甘えてしまって…」

夏江は、申し訳なさそうに紅茶を傾ける。
札幌でもそこそこのホテルの喫茶室。そこそこ上等の紅茶である。

「何、先代、先々代からの付き合いだからね。
あの夏江君が立派なお嬢さんになって、いや、可愛い奥様か」
「嫌ですよ、会長」

はにかみを浮かべる夏江の前で、俺様も又、心の中でニヤッと笑みを浮かべる。
そして、「ウルトラストップウォッチ」で時間を停止し、
スポイトの中に用意しておいた、「アワセール」製強力媚薬成分茶をぽたぽたと夏江の紅茶にたらし込む。

  *  *  *

「どうしたのかな、夏江君?」
「い、いえ、何か…」

頬をぽーっと染め、くらりと頭を揺らす夏江を前に、俺様は懸命の意思力で頬の緩みを自制する。

「おおっ、大丈夫かね?」

立ち上がり、脚のもつれる夏江に肩を貸しながら、
「入れかえロープ」で手に入れた俺様の借り物の肉体は、その耳で夏江の熱い吐息を確かめる。

「ご、ごめんなさい会長」
「いやいや、いいんだよ。体調が悪いのならば、今日はここまでにしよう。
商談もうまくまとまった所だしね」
「…はい…」

俺様の真隣に見える額には、丁度いい空調の喫茶室にして既にうっすらと汗が浮かび始めていた。
油断無く周囲を伺った俺様は、
まずは衣服ポケットの「ウルトラストップウォッチ」で時間を停止してさっと準備をする。
時間停止解除とほぼ同時に、さっと死角に入れた手で、握られた「ネムケスイトール」を夏江に発射する。

「ふにゃらぁー…」

  *  *  *

ホテルの一室で、「グッスリまくら」で確実に熟睡した夏江は、
「シナリオライター」に導かれるままに自ら衣服を脱ぎ、生まれたままの姿となる。

既に身も心も少女の頃を脱し始めている、健康的に成熟した柔らかさを見せるその裸体は、
全体に日焼けを避けられぬ暮らし向きでありながら、
衣服に保護された所は本来の抜ける様な白をぽーっとピンク色に染め、うっすらと汗を滲ませている。
その、僅かな仕草の違い。その端々には、既に愛される事を識り始めた肉体の記憶が覗く。

先ずは前から後ろから乳から尻から、育ちの良さと健康的な庶民性が交錯する
優美なまでのラインをとっくりと眺めた俺様は、
そんな夏江の脳天に「かたづけラッカー」で視界から消した「キュービッドの矢」を突き立て、
「シナリオライター」で夏江がどさっとベッドに寝転がる様に仕向ける。

それから、「シナリオライター」で「いいとこ選択しボード」を使用させ、
体力レバーを固定のまま美貌レバーを上昇させる。
しかし、その美貌は、「モンタージュバケツ」によって、すぐに元通りの顔へと訂正されるので、
いまだ眠りこけている夏江に残ったのは一瞬だけ変更された美貌の代償だけ。

「そうじゃよ、わしじゃわ、愛しの…じゃよ…」

囁きながら、俺様はベッドの上の夏江に覆い被さり、手始めにその白い乳を貪る。

「はああっ…会長…あああっ…」

ベッドに広がる黒髪を乱し、夏江はそんな俺様の白髪頭をぎゅっと抱き締め、応じた。

「はくうううっ!ああっ、会長っ…」

俺様の指をもってかき回された女の秘処は、既に熱く潤み待ち構えていた。
である以上、応じねばなるまい。

  *  *  *

うっすらと目を開け、ぼーっと周囲を見回していた夏江が、
ハッと下を向き、その裸体にバッと寝具をかき上げて狼狽する様は、実に痛快な見せ物。

「こ、ここ、こここ…」

可憐な雌鳥を前に、ガウン姿で安楽椅子に掛ける俺様はふーっと葉巻をふかして堂々たる威厳を見せる。

「これは一体、どういう事ですかっ!?」

目尻に涙を浮かべながも、キッとこちらを見据える。
まあ、これで最後となるだろう貴重シーンは普段が可愛らしいぐらいで、
そして芯が強いだけに、なかなか魅せてくれる。

無論、俺様の眼鏡を通してのみ見える、頭の間抜けな矢羽根はとうに撤去済みだ。
そして、「ワスレンボー」で脳天に一撃プレゼント、「いいとこ選択しボード」も設定デフォルト、
「モンタージュバケツ」で改めて元通りの顔を移植済み。

「これはこれは夏江君、随分ではないですかな。あれほど迄に熱烈にお誘い下さって」
「さ、さそ、誘った?え?」
「まあよかろう」

戸惑う夏江の前で、そう言った俺様は部屋のテレビを付けた。

「あ、ああっ、会長、どうか、どうか会長のチ○ポを、
会長のチ○ポを夏江に、夏江の中にあああっ…」

ベッドの上で目が点になっている夏江を余所に、
画面の中では、壁に手を着いた素っ裸の夏江がくねくねと尻を振り、
背後から腰を抱えられての一撃に歓喜の声を上げる。

「ああっ、会長、会長のああっ」
「どうだ?どうだ夏江君どうだ…いいか、わしのがいいのか?」
「は、はい、いいです、ずっと、会長の、会長のチ○ポが、会長の逞しいチ○ポああっいいですあああっ!」

固定されたカメラが撮影した、快感に弾け切った夏江の表情。
何より、妨げるものなく誰憚る事なく喚き立てる夏江の、全てを打ち砕く甘い叫び。

「う、ううう、嘘嘘嘘…」

ガクガク震えながらぶつぶつ呟き続ける夏江を余所に、
画面の中では一度ずるずると壁に着いた手を下に滑らせくずおれた夏江が、
夏江自身のマ○汁と放出した残りで汚れたものをうっとりとした表情で口に含み、
くちゅくちゅと舐め清めて元気づけている。

「あああ…おいふい…会長のチ○ポおいふいはああ…」

画面の中で譫言の様に呟きながら舐めしゃぶるその表情は、
まさしく淫らな仕草にして、そのまつげを伏せた陶酔はどこか聖なる清らかさ。

「すまぬのぉ、これもどんな地雷が待ち構えているか知れぬセレブの危機管理と言う奴での、
こういう時はいつでもどこでも録画出来る様にしておるのだよ。
最悪山の神の逆鱗に触れる事があっても、冤罪レイプだけは避けねばならぬ身の上であるからしてのぉ」

「そ、そんな、そんな私そんな…」

真っ青な顔で言い募る夏江の迫真の表情も虚しく、テレビ画面は、
ベッドに寝そべる俺様の上でよく熟れた柔らかな乳房をぷるんぷるんと揺らし、
一見してそれと分かる喘ぎ声を響かせながら腰を上下にあるいはまろやかにくねらせて
ひたすら下から突き上げる男を貪る夏江の余りに魅力的な姿を映し出し続ける。

「…い…や…いやああああああああっっっっっ!!!」

うむ、念のため「きょうじき」で一戦交えた後の部屋の時間調整を
外の一分=中の一日に合わせておいてやはり正解であった。

「まあ、最初から見せて差し上げてもいいのだが、
これほどの美人にああまで情熱的に迫られてはの、
わしも年甲斐も社会的地位も道徳もついぞ消し飛んでしまうと言うもの。

うむ、あの小さな頃から可愛らしい夏江君がまた随分と、
淫らに不道徳に魅力的に美しく成長したものよのぉ」
「いやっ、いやあっ、いやあああああああっっっっっっ!!!」

聞いちゃいない。ベッドの上には、ひたすら頭を抱え絶叫する丸裸の夏江がいるだけ。

「とは言え、わしも仮にも…」

ようやく怯えた瞳をこちらに向け始めた夏江に、俺様はこの借り物の肉体に付随する属性を告げる。

「…である者、やってしまった事のケジメはつけねばなるまいの。
うむ、これから謝罪に出向こうではないか」

「え、え?え?…」

「そうじゃ、やはり男のケジメと言うものはきちんとしなければいかん。
これから、直ちに君の家に赴き、証拠の全てを明らかにして、
他の男が決して触れる事の許さない君の様な素晴らしい奥方の淫らに美しい肉体を貪り尽くし
甚だしい過ちに及んでしまったと、これこの通りその全てを赤裸々なものとして謝罪せねばなるまい。

あるいは決闘を申し込まれたとすれば、それは堂々と受けて立とうではないか」

「え?あ?い、あ…や…いやあああああああっっっっっっ!!!
いやっ、いやいやっ、いやあああっ、いやっ、いやあっそんないやああぁ…
どうかしてた…私どうかしてた私どうかしてた…」
「ふむ、この事は今ここであった事は告げて欲しくないと?」

夏江はベッドを転げ落ち、立ち上がった俺様の足下に縋り付き見上げる。
その潤んだ瞳は、俺様の問いに対して熱い期待の輝きを隠し得ぬ。素直ないい娘である。

  *  *  *

「はっ、はああっ、あっ、あああっ…」
「んー、どうだ?これがいいんだろうが、ええっ、
こうやってこうやってだ、荒々しく、あんなヤワな若造など物足りないんだろうが夏江君の淫乱にはのぉー」
「そ、そんな、そんなああっ、はあああっ」

丸裸のまま、床に四つん這いに這いつくばる夏江に覆い被さり、ひたすらに抉り込む。
そうしながら、既にパンパンになるまで熱い血が流れ込んだ乳房をぎゅっと掴んでやると、
夏江はそれだけで顎を反らし、垂らした黒髪をぶんぶん振り乱してホテルの客室に甲高い悲鳴を響かせる。

「ウルトラストップウォッチ」を使い、
既にぬるぬるに濡れ光ったまま弾けんばかりに充血している夏江の最も敏感な粘膜の粒に
「アワセール」製強力媚薬軟膏をこってり塗り込んだ事も駄目押しとなっているのだろう。

自分の分泌物によって余りにもぬるぬるの淫乱バディは、
本人がその事に気付く事を妨げるに十分な程に溢れ返り濡れそぼっている様ではあるが。

「ほら、どうだ?ほら、夏江君が余りにも淫らに誘いおるから、
わしもほらっ、夏江君の淫乱を前にしては、
この様にたぎる事など過ぎ去りし青春の日々以来何十年と…

どうだ?わしのがいいか?わしのがいいのかあっ。
あんな亭主のフニャチ○よりもわしのがいいのかあっこうしてこうしてほらあっ!」

「はああっ、はい、はいっ、会長のっ、会長のがいいですっ、
会長の、会長の逞しいチ○ポの方がずっとずっといいですあああああ…」

その先には破滅しか無い、縛り付ける呪いの言葉。実にいい響きであった。

  *  *  *

実にいい思い出であった。
堕ちた天使の羽を鷲掴みにぶら下げた俺様はと言えば、
当然意識明瞭な状態で、主の意向を力の限り新たな愛奴の中に幾度となく叩き込む。
まだ奥底に残っていた媚薬成分と相乗した、やむ事無きよがり無きと言う絶望を何度も何度も口に出して、
その柔らかな心に幾重にも刻み込み焼き付けて鎖を縛り付けていった。
そして今、マンションのソファーに掛けた俺様の前で、
夏江は乳を揺らし黒髪を振り乱して上下に揺れながら喘ぎ、貪っている。

「うらっ、まだまだ、まだまだあんな若造どもには引けを取らんぞおらっ!
どうじゃ、これがいいんだろ、これがいいんだろんー!?」
「は、はああっ!はいっ、いいっ!!
会長の、会長のチ○ポ会長のチ○ポがああっはあああっ…」

夏江はいつもの通り、煮えたぎる肉欲に促されるまま、
今自分が耐え難い程に欲しくて欲しくてたまらないものを絶叫する。
で、ある以上、本人には後ほど、十分な正気と冷静なる理性を取り戻すのを待って、
この光景音声全てを記録したビデオをもって自分の言動である事を十分ご確認いただくとして、
まずは、今の俺様の健全なる肉体が欲する最優先課題に取り組む。

「はっ、はああっ、あっ、あああっ…」
「んー、どうだ?これがいいんだろうが、ええっ、
こうやってこうやってだ、荒々しく、あんな風に荒々しく乱暴にされるのがいいんだろう。
あんなヤワな若造亭主など物足りないんだろうが夏江君の淫乱にはのぉー」
「そ、そんな、そんなああっ、はあああっ…」
は、あ、はおっ、はああああっ…」

ここで、俺様は敢えて夏江をぎゅっと抱き留め、
ぱっかりと開いた口からはぁはぁと呼吸する間抜け面を暫し黙って拝む。

「は、あ、あっ…」

くるりと体の向きを180度ひっくり返れた夏江の前には、
他の連中が帰った後も影の様に待機していた女主任によって、
キャスターつきの大きな姿見が運び込まれていた。

「あ、ああっ、あ…」
「ほれほれ、ぶっすり刺さっておるのー、
夏江君のオマ○コにぐっさり突き刺さって今正にドクドクと男の証を迸らせようとしているのか
一体誰のチ○ポかのー奥様。
それでいて、亭主をほっぽって
どこぞのご老体のチ○ポをくわえ込んだ若奥様のオマ○コはどーなってるのかのー、
これはまた、随分と濡れ濡れぐちゅぐちゅにくわえ込んだもんじゃのー、
ほれっ、動くぞほれっ!」
「…あ…あああ…ああ…」

自分の瞳に映し出される、鏡に映し出されている物理的生物学的真実を前に、
夏江の大きな目は張り裂けそうに見開かれながらその中身はきゅっと縮まり、
口はぱくぱく頬はわなわなと震える。
やはり、その全てが丸わかりの鏡と言うのは、便利なものである。

「おおー、見えるぞー、夏江の中にわしのがぐちゅぐちゅ突っ込まれて、
透明の液体が白っぽくなってどろどろ溢れ返りながら悔い締めているではないかー」
「…あ…あああああ…うああああ…うあああ…やああ…やああああいあああ…
た…ああ…たけ…さ…あああ…い…ああ…ごめ…ああっ…
あっ、ああっ、あおおっ、あおおおっいっ、いいっ、いいっいくああっああああああっ!!!」

ピン、と、背筋を反らし一声叫んだ夏江は、
意思を離れてびくびくと注ぎ込み搾り取る下半身とは別に、ばさっと黒髪を下ろしてがっくり頭を垂れる。

そんな脳天の黒髪を掴み、ぐいっと持ち上げて見ると、
鏡の映し出されるその大きな瞳の輝きは残らず絶望の闇に呑み込まれ、
涙と一筋のヨダレだけが勝手に頬を濡らし伝い落ちる。
実に素晴らしい壊れ具合だ。

それでも、「疲れているから」と一晩だけ拒めば、
間抜けにしてフヌケの亭主はこのド淫乱不貞妻に優しい眠りを与えるらしい。
後はいつも通り貞淑な働き者のよき妻、初々しく甲斐甲斐しく可愛らしい新妻。

夜が更けると、その若々しい回復力で充血吸引痕など一晩で消えてくれました玉の肌を恥ずかし気に晒す。
それが己だけに許された特権であると信じて疑わないバカコキュ若旦那は、
最近とみに艶めいているねっとりとした妻の輝きを
内心可愛い妻を染め上げた自分の色だと信じて疑っていないらしい。

まあ、そうやって「自家用衛星」やら「タイムテレビ」やらでアフターケアも忘れない俺様であるが、
全く間抜けと言うか女は強いと言うものか。
しかし、そんな興味深い獲物の事を俺様に教えてくれたあの女にこれだけは感謝せねばなるまい。

そう、本来の獲物であり標的である、
たかだか空手をかじってたかだか両親が多少の有識者だと言うだけの女子高生ごときが
俺様に拳を向けると言う事の意味を厳重再教育せねばならぬあの牝ガキ。

身の程を知らしめてやるため、細心の注意を怠らぬ俺様による家捜しが、
こうして見事に美味なる獲物の在処を教えてくれたのだから。
無論、である以上、享楽に耽るだけで終わらせるつもりは毛頭無い。

俺様の神にも届こうと言う頭脳の限りを尽くした奥深くそして壮大なる深謀遠慮、
精密に入念にそして大胆に練り上げた、複雑怪奇百鬼夜行な我が知略、戦略、謀略、奸計。
その一端を飾るに相応しい我が清らかにして淫らな麗しき愛奴。

誰も知らぬ家捜しの中、状差しより見出した一葉の絵葉書。
それが俺様の前に指し示したこの素晴らしき美味なる獲物。
手に入れたからには使いこなししゃぶり尽くししゃぶらせるからにはとことんまでに、
これこそが正しい使い方と言うもの。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2009年09月29日 02:57