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「佐藤刑事…」
米花警察署の廊下で、現れた美和子と高木に蘭は眼差しを向ける。

「疲れてる所悪いんだけど、もう少し話、聞かせてくれるかしら」
「先輩三年生ですから最近はほとんど部活にも出て来てませんし、
でも、先輩が麻薬なんて嘘ですよね」
「とてもじゃないけど否認出来るような内容じゃないわね」

取り調べに当たっている刑事が声を荒げた。
「こんだけネタ上がって、素っ裸で走り回ってどうやってシラ切ろうってんだ、
喋ったら出た後でコークにありつけないって、分かってんだよそんな事。
色々あったみたいだけど、どうせヤクとはながーいお別れになるんだ。
やり直すんだったら早い方が…」

「ムシ」
その一言を、刑事たちは静かに見ていた。
「何これ?虫?虫がいる虫が何これ虫が這ってる何これ?
皮膚の中で虫がうじゃうじゃ虫が皮膚の中食い荒らして動いてるああああっ!!」
彼らにとっては日常の一コマを、刑事たちが手際よく取り押さえる。
「放してえええっ!!虫、虫がうじゃうじゃ頭の中脳味噌に虫が虫が脳味噌頭の中
脳味噌腐って虫が虫が虫がああああっっっっっ!!
こんなの嫌だこんな夢嫌だこれは夢だこれは夢だ覚めて覚めて覚めてこれも夢だこれも夢だ
こんな夢嫌だエッチ一杯するからエッチな事なんでもするからこんな夢嫌だこんな夢覚めて覚めて
こんなエッチ夢夢がこの夢早く覚めて脳味噌に虫が腐って出て来て
虫が虫が虫が虫が虫いいいぃぃぃぃぃぃぃぃっっっっつ!!!」

「それから、蘭さん。今取調を続けてるんだけど、あの事件の後、
塚本さんのその、異性関係が相当乱れてたみたいね」
刑事から見て、蘭の表情の変化は痛々しいと言うしか無かった。
「知ってるのね?」
「その…噂は…」
蘭が消え入る様な声で呟いた。
「蘭さん」
美和子が、刑事の、厳しい目と声を蘭に向けた。
「今、中高生の薬物汚染は待った無しの状況になってる。
そして、中高生の薬物とセックスは分かち難く結び付いてる。
気軽に、付き合いで、寂しさを分かち合って人から人へと地獄に引きずり込んで…
早く手を打たなきゃいけないの、手遅れになる前に。
少し遅れたら、それだけ、それだけ子供達が壊れていく、周りをどんどん巻き込んで、蘭さん」
蘭の喉が鳴る。水は用意されていない。
無論、悪夢の事など言う必要は無い、現実として自分が見た事全てを喋った蘭の拳は
膝の上でぎゅっと握られ、ぽたぽたと涙が滴っていた。
「…ありがとう…辛かったのね、大好きな先輩だったって…」
美和子に目で促され、高木がハンカチを渡した。

「蘭っ!」
「新一…」
帰宅した蘭は、夜になって掛かって来た新一からの電話に、涙ぐむのを自覚していた。
コナンは阿笠博士の所に泊まると言っていたが、
いつ弾けるか自分でも分からない感情をコナンには見せたくなかった。

「わりぃ、遅くなって。
何とか情報収集してたんだけど、事件が事件だから目暮警部の口も硬くてさ。大変な事になったんだな」
「そうなの、新一…私も警察で事情を聞かれて…」
「警察?生活安全課か?」
「違う、組織犯罪対策部って言ってた」
「組対…5課が出て来たんだな…やっぱりか…」
「じゃあ、本当なの?そんな、数美先輩が麻薬って、そんなまさか…」
「状況は、悪い。悪過ぎる。俺が聞いた範囲だと、
トイレの中で中から鍵を掛けて抵抗する先輩を十何人の警察官が引きずり出して逮捕した。
状況が状況だから即座に尿検査が行われて、コカインの陽性反応が出た。
学校の女子トイレや先輩の自宅からも先輩が使った痕跡のあるコカインと吸引器具が押収されたしな」
「そんな…コカインって…」
「ああ、正真正銘麻薬だよ」
「…新一…でも…でも先輩が…先輩が麻薬、そんな…嘘よ…嘘よ新一嘘よ…」
「ああ…俺の知ってる数美先輩はそんな人じゃない、そう思いてーよ、俺も。
ああ、麻薬なんかに手を出す筈が無い、俺も、そう思いたかったよ」
「新一?じゃあ、新一は…」
「物証的には真っ黒、俺の聞いてる先輩の言動に関しても中毒症状と考えると、むしろそう考えた方が自然だ。
本庁の薬物捜査係が最初から本腰入れて動き出してる。
先輩、自分では分からない、知らない、これは夢だ、それしか喋らないんで取調は難航してるらしい。
簡単なんだ…簡単過ぎるんだよ今はな…
逃れたくなる様な深い傷があれば特にな、そこに入り込んで離れようとしねぇ。
そう言う時代でそう言う国なんだよ…
でも、駄目なんだ、これだけはやっちゃいけねーんだよ自分のためにも誰のためにも…」

「Even if you are facing a bitter aspect of life…
Drugs and murder are foul without excuse…
deserve a red card for a loser…」
阿笠邸で、哀は電話を切ったコナンの呟きを聞いていた。
“…ああ…そう思いたかったよ、あの時も、今回も…くそったれ…”
「間違いないの?」
「ああー、間違いねーよ」
哀の問いに、コナンが答える。
「本人は否認してるけど証拠は揃ってる、言い逃れ出来る状況じゃねー」
「環状線の事件に始まって、始まりも嘘、終わりも嘘。
それも、余りにも見え透いた簡単に分かる嘘で始まって終わったわね」
「ああ、どっちの時もまともな精神状態では無かったけどな」
「全ては壊れた精神が作り出した幻、便利な説明ね」

「先輩が錯乱状態にあった事も、コカインを所持して吸引していた事も、
余りにも明白な事実だ」
「明白な事実ほど当てにならないものはないとも言うけど?」
「不可能な物を除外していって残ったものが…たとえどんなに信じられなくても…それが真相なんだ」
コナンが下を向いてぶらぶらと歩き出す。
「先輩が素っ裸で走り回ってたって目撃者はうじゃうじゃいて全国放送までされた…」
「見たかった?」
「おい灰原っ!」
「ごめん」
つと目を反らしたコナンに哀も呟いた。
そんなコナンの脳裏には、あの時、毛利家で数美と出会った時の事が思い出され、頬が熱くなる。
あの時の裸を、男として素直に綺麗だと思った。
元の体であれば間違いなく、頭の中でだけでも蘭を裏切る許しを乞うてティッシュ箱を引き寄せただろう。
コナンの事を子供と信じ切って浮かべた無邪気な程の笑顔、サッパリと男っぽい気性の根は優しい先輩。
あの時にはもう数美は悲鳴を上げていた。そんな数美に、破滅するまで何の力にもなれなかった。
「辛うじてスーパーまで追跡した警察官が公然わいせつの現行犯で逮捕して、
その直後に行われた尿検査でもコカインの陽性反応が出た。
学校の鞄と自宅の机の引き出しの奥からは数回分のフリーベースのパケ、
学校の女子トイレからはフリーベースを吸引した手製の水パイプが押収されてる。
水パイプやパケから出た指紋も唾液の血液型も先輩のものと一致した。
これで誰かに無理やり吸わされたとか言うんだったらまだ説明のしようがあるけど、
物証は歴然なのに本人が知らぬ存ぜぬじゃあどうにもならねー。
これで先輩の犯行を否定するってなったら、オカルトでもない限り不可能しか存在しないんだよ」
「フリーベース、コカイン系のドラッグね。水パイプ等で吸引する、極めて即効性で消失も早い…
これからが本当に厳しい事になる…本当にそうだとしたら、死人を出さずに逮捕されたのが幸い、だけど…」
「ああ、そうだ。志保先生には釈迦に説法だろーがよ…」
元々、新一は探名探偵だけあって薬物に関する知識は人並み以上のものを持っている。
だが、コカインに関する知識はその中でも群を抜いて詳しく、
一分の隙もなく徹底的に調べ尽くされたものだった。
新一の言葉が一通りの説明を終えて結論へと踏み込んでいく。
「あの事件の時に念のため薬物検査もしてた筈だから、それ以後だとすると、
今回の事件も含めて数美先輩のおかしな言動は色々と符合する。
コカインがキマッたら物凄い気分爽快になってパワーが出て気持ちよくなって、
気分がハイになってハッピーになって性欲も昂進する」
「で、ハッピーに発情して仕込んだ結果が流産や生まれた子供の後遺症になるわねコカインの場合」

「コカインベイビー、向こうじゃ知られた言葉だからな。
しかもキメてる間はスーパーハッピーだけど時間が短い。
キレたらその反動で猛烈に気分が落ち込む。何もかもが嫌になる。
常に何かに監視されて追われている様な被害妄想、
体の中まで無数の虫に食い荒らされる様なコカイン・バグに取り憑かれて精神崩壊する。
それが怖いからこう言われている、死ぬまでやめられない薬だってな。
薬を手に入れるため、その金を手に入れるためならなんでもする様になる。
人を殺すのもどんなやり方で体を売るのも何の羞恥心も罪悪感もなくなるぐらいに。
ハイになったのか虫を追っ払うのか素っ裸で走り回って周り中全てが敵に見えて
只でさえあの数美先輩がフルパワーで警官隊ボコボコにぶちのめして
気が付いた時にはトイレでフリーズして震えてたってよ…」
「フリーベース…」
哀が顎を摘んで首を傾げる。
「それ、本当にフリーベースだったの?
単に加熱したコカイン加工物だからフリーベースって呼んでるとか…」
「それはねーよ、大体、それならわざわざフリーベースなんて呼ばねーし。
この日本でフリーベースをクラックって呼んでもその逆はねーだろ」
「そうよね。コカインを吸引するとすると大概は直接粉を吸うかクラックを炙るか、
フリーベースは効き目は強力だけど下手すると引火したりして加工過程がややこしいから
アメリカではより簡易で安価なクラックが爆発的に流行した。
日本でもそんなに事情は変わらない筈だと思うけど、
初心者の筈の塚本さんが随分マニアックなもの使ってたのね」
「なんだよな…」
椅子に座ったコナンが言う。
「最初に教えられたのがそれだったのか、あるいは…」
チラッと哀を見たコナンが、気弱な笑みを浮かべる。
「あるいは、あえて足のつき易い水パイプのフリーベースを使ったか、ってな。
だとしても、実際にそうやって残された証拠、その証拠を否定する材料は何にもない、何もだ。
それが指し示す先輩の現実を否定するのは、除外すべき不可能でしかねーんだよ…」

“…私…どうなっちゃうんだろう…何かの間違いの筈すぐに出られる筈…”
元々は元気な性格、しかも犯罪者としての自覚が全く無い、
そんな数美は留置所の中ではいじめられ、身を縮めて震えながら希望に縋るしか無かった。
そのまま、就寝時間を迎えるが眠りに就く事は出来ない。
思い出すのは、時になだめすかされながらも圧倒的な力で押さえ付けられる取り調べ、
しぶといヤク中を常時相手にし、証拠歴然の被疑者を目の前にしている刑事を相手に
数美の根性など何の役にも立たずにズタズタの精神状態になっている。
加えて、取り調べ以前からの心身の不調、あの陵辱の後ですら感じた事も無い不快感。
とにかく怖い、苦しい、助けて、バラバラに壊れそうな自分に、
数美の心は気が狂いそうな恐怖と不安に充ち満ちて僅かな隙すら与えられず、ずっと押し潰されたままだった。

「偵察衛星」で大体の間取りを確認した俺様は、
「どこでもドア」で米花警察署周辺に移動。「石ころぼうし」と「四次元若葉マーク」を装着して、
震え上がる程に刺激的であろう塚本数美との再会へと赴いた。
留置所で数美のいる房に入った俺様は、まず房の中の一日が房の外の一分になる様に「きょうじき」を使い、
そして、この房の中の数美の同居人は「グッスリまくら」で確実に熟睡させておく。
それから、「四次元若葉マーク」を剥がした俺様は、「ソノウソホント」で
「これをちょっとでも飲んだ牝は性的刺激を欲して体が火照って疼いてたまらなくなる強力媚薬である」
と解説されたウーロン茶を入れたスポイトを取り出し、
「きょうじき」で静止同然の姿にした数美の唇を湿してやってから
数美の時間を「きょうじき」で房の時間に合わせてやる。

「あおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっ!!!」
下着に手を突っ込み、既に潤ったそこに指を触れた瞬間、
数美は自分が町中を叩き起こしかねない遠吠えを響かせた事を自覚する。
頭の中に今までの悪夢、文字通りの悪夢から淫夢までが途方もない勢いで流れ込む。
「いいいぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっ!!!」
たまらずシャツをまくり上げ、ぎゅっと胸の膨らみを掴むと、
それだけで星が弾けそうな快感に目が眩み叫びが独りでに迸る。
「はひっ、はおっ、はおおっ、はおおぉぉおおぉぉーーーーーーーーーっっっっっ!!!」
こわーい同居人がどうとかなんとか、頭をよぎる度に身が竦みそうになるが、
数美の脳味噌はそれすらを燃料にしてひたすらと快感を燃やし続ける。
こんな、こんな指では駄目だ、もっと、もっと太い逞しい圧倒的な牡そのものではないと、
こんな時にそんな肉体の声を否定する一欠片の理性も持たない、
何だか知らないけど学校の屋上でストリップして真っ裸で学校の廊下からグラウンド、町の真ん中を走り抜け、
果てはテレビの全国放送の前で全裸を晒し大勢をボコボコにして挙げ句の果てに麻薬中毒だったらしい。
そんな自分に数美はほとほと愛想が尽きそうになる。
そんな考えも、何故かくるりと体がひっくり返っている事も
パンツとショーツが引き下ろされてぺろんとお尻が丸出しになっている事も
シャツがまくり上げられて布団に豊かな膨らみが押し付けられている事も
その後に全身を貫いた途方もないものに比べれば数美にとって何の価値もない事だった。
「あおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーっっっっっ!!!」

「良かったぜぇー数美ぃー」
涙とヨダレを布団に染み込ませながらぐしゃぐしゃの顔で荒い息を吐いていた数美は、
真っ白になるまでぶち抜かれた事でようやく多少の落ち着きを取り戻した所で聞こえた声に
ハッと振り返る。
目をぱちくりさせていた数美は、次の瞬間怪鳥の様な絶叫を響かせた。
「あっ、ああ、あっ、あああっ…」
ガクガク震える数美は、ようやく我が身のあられもない姿を必死で手で隠す。
そして、どろりと溢れ出す感触に思わず卒倒しそうになった。
「キキキキキ、どうだったー俺様の逞しいチ○ポはぁー、
いいに決まってるよなーあんなに腰振りまくってよがり狂って白目剥いてイキッ放しの
丸出し色基○外だったんだからよー、えぇー、感謝しろよー俺様の偉大なる遺伝子を
満タンにその淫乱腐れマ○コに注ぎ込んでやったんだからー」
「やっ、やややっ、いやっ、いやっいやっいやっ…」
「おいおい、数美の体は全然嫌がってなかったぜー、
あんな声出して腰もマ○コもヌルヌルクネクネ欲しがってー。
臭い飯の味はーどうだった数美ぃー、
こんな所にぶち込まれてまで盛り狂って男くわえ込んでよがり泣いてる発情豚には
ちゃーんとお仕置きが必要だなー数美ぃー」
「ひっ、ひひっ、あっ、やっ、な、ななな、何?何?」
俺様が「シナリオライター」を着火すると、数美の手は側に置かれた「いいとこ選択肢ボード」に伸びる。
「やっ、やっ、やだっ、こここ来ないで来ないでっ、
やっ、あああっ、あああああ、あああーーーーーーーーーっっ!!」
狭い房の中であっさりと俺様に捕獲され引っ繰り返された数美は、
むっちりと熟れた尻を何度でも張る我が黄金の右手の熱さに何度でも絶叫を響かせる。
「ふひゃあーっ、はーっ、はーっ、はぁぁーーーーーっっ!!」
そして、もう一度引っ繰り返された数美は、「いいとこ選択肢ボード」によって
何割かの体力と引き替えに手に入れた美貌をあざ笑うかのごとき我が魔の手を
次々とその艶やかな頬で受け止める。
「…許してぇ…許してぇ許してぇ…謝るから許してぇ、えぐっ、えぐっえぐっ、えぐっ…」
体も満足に動かず心はこの半日ほどで圧倒的な国家権力にへし折られ、
そんな塚本数美が子供の様に泣きじゃくる光景は実にエレクトを誘うものであるが、
謝って済ませる訳には当然いかない。
まずは、前髪をぐいっと掴み上げる。
「分かってるのか、おいっ、おらっ、分かってるのか、おいっ、おらっ…」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい、いいいーーーーーーーーーー…」

「うっ、うううっ、うっ…」
「おおーし、イクぞイクぞイクぞー、出すぞ出すぞ出すぞー数美の中に出すぞー」
数美が布団の上でぐったりとしている理由は、
涙もヨダレも垂れ流しに人相も危うい程に腫れ上がった顔と
ついでにぼちぼちアンモニア臭を放ち始めた布団の染みを前に余計な説明も要らない事であるが、
その説明不要な状況を手ずから作り上げた俺様はと言えば、
そんな数美の逞しくも、まあ形のいい両脚を小脇に抱え、ぷるぷると揺れるに任せる乳を眺めながら、
ぐいぐいとまだ若くしっかりとした女の締め付けを俺様の最も相応しい所で堪能していた。
「ふぅーっ、又出してやったぜ数美ぃー、
安心しろよー数美ぃー、これから毎晩、
帝丹高校公衆便所飢えた発情豚一号塚本数美の淫乱マ○コを慰める中出汁本番係を仰せつかってやるからよー、
これで中出汁命中なんつったら看守クビだなケケケケケ」
「ああ、や、や、やっ…」
だからと言って怪奇現象を起こすつもりは全く無い俺様は、
「シナリオライター」で数美に「いいとこ選択肢ボード」を使わせてデフォルトを掛け、
「タイムふろしき」で布団と数美、その衣服から傷や汚れと言った痕跡を抹消する。
それから、「石ころぼうし」を被ると、「メモリーディスク」を使ってトマト顔ダ○チワイフと化した
数美への中出汁本番の後の素晴らしい宣告までを残してその後の記憶を数美の頭から抹消し、
「きょうじき」で時間の設定を元に戻す。
「…や…あ…やあああーーーーーーーーーーーっっっっっ!!
あいつが来るあいつが来るあいつが来るあいつが来る
あいつが来るうううぅぅぅぅぅーーーーーーーーーっっっっ!!!」
きょとんとしていた数美が目を見開くのと共に、俺様は「四次元若葉マーク」を装着し
夜の留置所を後にした。

朝、米花警察署組織犯罪対策課には、
合同捜査に当たる本庁組織犯罪対策部組織犯罪対策5課薬物捜査係と
生活安全部少年事件課の捜査員も姿を現し、米花警察署警務課留置管理担当の報告に目を通していた。
「又、派手にテンパッたな」
「まあ、ヤク中入れてりゃいつもの事ですがね、
実際駆け付けた時には同房者からもうシメられてるわ他の連中も騒ぎ出すわ、
たまらん騒ぎでしたわ」
「取り調べもあの様だからな。どうも意図的な嘘とも思えん節がある。
演技かどうかはもうちょっと先だが、こりゃ初犯で医療少年院ってトコだな」
もっとも、今時珍しくもない女子高校生中毒者、
それも、まあ大体こうなった背景の見当も付く、ついこないだまでのいい子ちゃん一人締め上げても
出て来るものはたかが知れている、そんな事は彼(女)達が一番よく分かっているが、
それでも決め付けるのは早い、見た目では分からないと言う事も一番よく分かっている。
「挙げた以上は、枝葉だけでもキッチリ枯らしてやらねーとな。
全部吐かせりゃあ、そんだけあっちの世界も遠くなる。嫌でもな」