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「何ー、寝不足ー?」
登校中、園子が蘭に言った。
「うん、ちょっとねー」
「駄目だよーやり過ぎはー」
「な、ななな、何?」
「あんたって只でさえ頑張り過ぎなんだからさー、勉強も程ほどにしとかないと」
「う、うん…」

「おいっ、何やってんだよっ!」
昼休み、グラウンドでサッカーに興じていた中道が、足下のボールを素通りさせた金沢に言う。
「あれ…」
「?…っておい、まさか、っ…?」
金沢が指差した方向には、校舎の屋上、柵を越えた所に女子生徒が呆然と立っていた。
よく見るとそれは塚本数美、今、このシチュエーションが帝丹高校一似合う生徒。
だが、次の展開は、別の意味で塚本数美に似合いすぎるシチュエーションだった。
「マ、マジ?」
屋上から数美のブレザーが、続いて、すとんと下ろされたスカートが地面へと落下する。
中道があんぐりと口を開けて見ている間に、
数美に摘まれたシャツブラウスが伸びた腕の先でぶらぶらと揺れ、ふわりと落下する。
「ちょっとー」
「な、生乳っておい」
「誰か先生呼べよ」
数美がぐいっと灰色のスポーツブラを脱ぎ捨て、レモン色のショーツに手を掛ける。
簡単に膝を曲げてショーツを抜き取り、
この観衆なら遠目にも十分発情する黒いものを丸出しにした数美は、
ショーツを地面に放り出すと、外側に広げた右手で右のつま先を摘んだ。
「おおお、遠すぎぃ」
「っておいっ、危ねって!」
にっこり笑った数美は、そのままひらりと背後の柵を跳び越え、
殺到する両手の指に近い数の教師をKOして校舎内へと消えて行った。

「?」
廊下から聞こえる只ならぬ悲鳴に、蘭も園子も教室からそちらを見る。
「見た?」
「見た」
その内、廊下から何人かの生徒が、興奮して、或いは狐に摘まれた様な顔をして教室に入って来た。
「どうしたの?」
園子がその中から田代と日高を捕まえる。
「どうしたの?」
「いや、どうしたって…」
聞かれた田代と日高がちらっと蘭の顔を見る。
「?」
「あれ、塚本先輩だろ?」
「だよな」
「素っ裸で廊下全力ダッシュって、とうとうイッちまった?」
「すっげぇ乳ぶるんぶるん…」
蘭が、ガタッと立ち上がった。

二階、某教室。
ガラリと扉が開き、そこに立っていた全裸の数美を中の生徒はきょとんと見ていた。
「わっ、わっわっ、わっ!?」
突進して来る数美に人波が割れ、数美がその真ん中を突っ切る。
「イヤホーーーーーーーーーーーーッッッ!!!」
「………」
窓をぶち破って着地した数美は、首だけを動かすギャラリーの中、
グラウンドを一目散に駆け抜けて行った。

「今日はこちらのお店を…」
カメラの前で掌で指し示しながら、気配に気付いて別の方向を見た永井亜矢子が硬直した。
「ケ――――――――――――――――――――ッッッ!!!」
「予定メモ帳」によって茫然自失の状態となったカメラの前では、
お昼のランチを紹介する前に数美の跳び蹴りに沈んだ亜矢子に代わり、
数美が真正面を向いて大きく真上に右脚を蹴り上げ、そのまま全裸ビールマン・スピンを展開する。
その電波を受け取り発信する「日売テレビ」の中継車も副調整室も、「予定メモ帳」の力で
一分間だけ全員呆然としていた。
「何をしてるううぅーーーーーーーーーーっっっ!!!」

スーパーの女子トイレの個室で洋式便器にどしんと重い尻を下ろし、
汗みずくの大きな胸を上下させながら荒い呼吸をする数美の姿を存分にこの目で堪能した俺様は、
「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押して時間を停止する。
着陸して「タケコプター」を一度外した俺様は、取りあえず屋上からここまで、
大概の場合は口をきく事すら許さず表情も細かくト書した上で警察官とテレビスタッフ十数人をKOし、
周囲が呆然と見守る中無人のトイレに駆け込む所までの状況を設定した「シナリオライター」を閉じる。
そして、数美の足首に一等兵の「階級ワッペン」を貼り付けた黒革の輪を填める。
無論、俺様の装着している大将ワッペンと対応しているワッペンをである。
トイレの入口には、念のため「貸し切りチップ」を貼り付けておく。
それから、「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押して時間停止を解除し、
「きょうじき」でこのトイレの一日とそれ以外の一分が同じになる様に設定する。
「あーあー、出て来なさい塚本数美君」
装着していた「石ころぼうし」と「かくれマント」を外した俺様の威厳に溢れた命令がトイレに響く。
個室のドアが開き、スーパーの女子トイレの真ん中に立つ数美の裸体はびっしょりと汗みずくで、
未だ荒れたままの呼吸と共にぶるぶると豊かな胸が上下していた。
「よお、数美」
「あ、あんた…」
混乱の中からも憎しみの籠もった眼差しを向けた数美は、
「シナリオライター」の着火と共に再び脚を大きく蹴り上げた。
「な、何これっ!?いやっ、見るな見るなあっ嫌っ嫌ああああっっっ!!!」
ビールマンスピンに始まり
指で大きく開いた腐れマ○コをこちらに向けてのフタコブ開脚マトリ○クス弾丸回避ポーズ
90度開いた脚をトイレの壁に着けての投げキッス、
壁に手を着き脚を広げたアメリカン職務質問スタイルでぱっかり剥き出し尻をクネクネ、
いくら叫んでも時間軸の狂ったトイレの外からは音にすら聞こえず、
体が勝手に動いて目の前の憎悪の根源に何一つ隠す事を許されず、
自分の体が率先して隅から隅までをさらけ出してしまう。
混乱と恐怖、絶望に満ちた絶叫と涙と共に見る恥知らずな見納めライブショーと言うのは実にいいものだ。


塚本数美の絶叫破廉恥ポーズも大方見尽くした所で、俺様は数美を連れて「どこでもドア」で移動する。
移動先はとある廃工場だが、
工場内の剥き出しにされた地面には「ポップ地下室」の出入り口が用意されている。
地下室では、「クローン培養基」で塚本数美の髪の毛から作られた肉奴隷塚本数美一号が、
上等兵のワッペンを貼った革輪を足首に巻いただけのほぼ全裸の姿でけだるそうにうずくまっている。
その地下室で俺様が用意した「シナリオライター」に着火すると、
同じ遺伝子を持った二匹の牝は、共に違った理由でくたびれた心身に鞭打って
設置された「人体とりかえ機」のカプセルに仲良く一人ずつ入って行く。
俺様の操作で両腕だけを交換されて出て来た塚本数美と肉奴隷塚本数美一号は、
相変わらず「シナリオライター」に操られるままに「入れかえロープ」を握って
お互いの意識を相手の肉体に送り込み肉体を交換する。
そう言う訳で肉奴隷塚本数美一号の肉体に入り込んだ塚本数美、この際精神を基準にこれを塚本数美と呼ぶが、
その塚本数美は、引き続き「シナリオライター」の命じるままに用意された水パイプを吸引する。
「きょうじき」によって時間軸が狂っているこの地下室では、これ以前には肉奴隷塚本数美一号が、
「あらかじめ日記」に記された通り毎日規則正しくこの水パイプを吸引し
自分の体を傷つけない範囲の行動を取りそれなりに規則正しい生活をそれなりに長らく送っている。
直前によく磨かれた水パイプを吸引し、体を傷つけない様に「シナリオライター」に拘束された範囲で
はしゃぎ回り落ち込むほぼ全裸の塚本数美を一時間程眺めていた俺様は、
二人の塚本数美を「瞬間固定カメラ」と「チッポケット二次元カメラ」で撮影し、
頭の中は肉奴隷一号ではない方の塚本数美の写真を手に地下室を後にする。

「タイムベルト」で塚本数美がスーパーのトイレに駆け込む少し前の時間の廃工場に移動した俺様は、
一応「偵察衛星」で確認してから、「どこでもドア」でそのスーパー近くの公園のトイレへと移動する。
そこで「ウルトラストップウォッチ」を使用し、「石ころぼうし」と「かくれマント」を装着した俺様は
そのスーパーに移動して「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押してタイムロックを解除する。
直前に時報で合わせた腕時計でタイミングを計った俺様は、女子トイレに入り
トイレからほぼ全裸の塚本数美が「どこでもドア」で連れ出される様を改めて観察する。
「どこでもドア」が消えた所で、「石ころぼうし」を脱いだ俺様は、
ついさっき「ポップ地下室」で撮影した塚本数美の写真に湯を垂らし、
現れた塚本数美を「瞬間固定カメラ」で撮影して、ついさっきまで塚本数美がいた洋式便器に座らせる。
「そのままいいって言うまで頭の後ろで手を組んで座っている様に」
だるそうな体を引きずり、数美は「階級ワッペン」による命令に従う。
その数美から完全に死角の位置に入った俺様は、
数美のいる個室のドアに「通りぬけフープ」を貼り付け、
「メモリーディスク」を飛ばして数美の頭から学校の屋上以降の記憶を消去。
数美がきょとんとしている間に、「きょうじき」でこのトイレの時間設定を通常モードに戻してから
「ウルトラストップウオッチ」のスイッチを押す。
「階級ワッペン」を貼り付けた革輪を数美の体から外した俺様は、
個室のドアに中から鍵を掛けてから「四次元若葉マーク」を装着して個室を脱出する。
個室を出てマークを剥がし、静かにスーパーから退場した後で、
俺様は「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押しタイムロックを解除する。

数美は、酷く憂鬱だった。
確かに、最近憂鬱になって当然の経験はしているのだが、それにしても気分が滅入ってどうにもならない。
「おい、開けろっ!!」
“…て、言うか、何で私裸!?ここどこっ!?”
どこかで聞こえていたと思った怒号が実は目の前の声だと気付き、
ようやく真っ裸でどことも分からぬトイレの便座に座っている自分の異常な立場を認識した数美だったが、
だからと言って、動き出そうと言う気力が全くと言っていい程沸かなかった。
とにかく、只只気分が落ち込んで何もしたくない。指一本動かしたくない。
気が滅入ってそこら中に虫が這ってるみたいで気持ち悪い事この上無い。
“…あ…裸見られてる…歩きたくないんだけどなぁ…
虫がすっごい気持ち悪いし、痛い、痛いって乱暴にお巡りさんまた今度は随分嫌な夢だなぁ…”
「確保確保確保確保確保おおぉぉぉーーーーーーーーーーーっっっ!!!」