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  • 80万トンの物体を持ち上げる怪力。
  • 40メガトンの核爆発に耐える耐久力。このような耐久力を誇るのはスーパーマンの体表(および体を包む服)が強靭なフォースフィールドで覆われているからであり、それ故たいていのことでは傷つきも汚れもしない。ただし体から離れているマントはフィールドで覆われてはいないため簡単に破れてしまう。
  • 最高時速800万kmで飛行。地球の自転にさえ影響を及ぼし、時間を戻す事ができる(ただしこれは映画『スーパーマン』において死に瀕したロイスを救うための「愛の奇跡」であり、任意に時間逆行できるわけではないことに注意)。
  • 超高速の走行力。地球上を走る最高速度については不明だが、高校生時代に、録画された監視カメラをコマ送りしても人体としてはっきり認識できないなどの記録がある。アニメ版ではDCコミックを代表するスピードスター・フラッシュと並ぶ速度を見せている。
  • 超鋭敏な視覚(望遠・透視・赤外線・X線モード等 鉛のシールドだけは透視出来ない)と聴覚、常人による刃物や銃撃等の攻撃は全て見切れる驚異的な動体視力。
  • 眼から熱線(ヒートビジョン)を放射。威力の調節は元より、有効範囲や熱線の幅など自由自在。
  • 吐く息で物体を凍結させる(スーパーブレス)。空気を肺で圧縮することで液体窒素にすることにより実現。
  • 高速な頭脳、労働作業。高度な計算、数学的能力および事務処理能力、速読術。タイプライターだけでなくコンピューターのキーボード操作も早くパスワードを一瞬で探り当てることも可能。
  • 太陽エネルギーが力の源。
  • 人間と同じように酸素呼吸しているが、空気を肺で圧縮することで宇宙空間でも行動可能。
  • 弱点:崩壊したクリプトンを形成していた鉱物クリプトナイト。発する放射線がクリプトン人にとって致死的であるためであり、鉛製容器に密閉シールドされている場合は問題無い。クリプトナイトの放射線を浴びた状態ではスーパー・パワーがなくなり、普通の人間になってしまうため怪我もすれば死ぬ恐れもある。そして、さらに浴び続ければ約3時間で死にいたる。他に、赤い太陽(惑星クリプトンの存在していた太陽系の恒星。地球が存在している太陽系の恒星、即ち太陽は作品中では対比の意味も込めて「黄色い太陽」と呼称される事がある)や、魔法を苦手とする。強い正義感を持ち地球規模の災害を防ぎ木から下りられなくなった子猫も救うが、テレパス能力者では無いためだまされて利用されてしまうこともある。

wikipedia出典

「化け物だな・・・」
『あぁ間違いなく化け物だ』
トラのノートパソからスーパーマンの情報を見せてもらった時、素直に化け物という感想が出てきた
「まーしかし、だ」

部屋の隅で直立したまま全く動かない、スーツ姿の女性に歩み寄る

「こうすれば、『詰み』だよな」
『あぁ、何の味気も無いけど基本的にお前の勝ちだな』


女の名前はケニィ・クランク
米国カンザス州に住み、とある製薬会社勤務、身長178cm、金髪のショート、どことなく幼げな振る舞いが目立つ
悪く言えば貧乳、よく言えばスレンダーなモデル体型で、その子供のような言動と大人びた身体とのギャップに一部熱狂的ファンがいる模様
その女性こそが、前回亮を殺害するに至った謎の女スーパーマンとの事(トラ談)
探した方法がガールフレンドカタログで「スーパーマン」と検索だっただけに
そしてそれで本当に見つかった以上あながち嘘という訳では無いらしい


女の所在が分かればそこから先はラクだった
どこでもドアでカンザス州まで出張し、石ころ帽子で女の勤務先の製薬会社に忍び込み
そして標的を発見した後、後ろから首筋に階級ワッペンを貼り付け「動くな」と一言、実にあっけなく決着は付いた
スーパー手袋でまたどこでもドアを使ってこの間半壊した木の上の秘密基地にお持ち帰り
捕虜を部屋の隅に放置して、スーパーマンについて調べようというトラの提案を快諾、現在に至る
女は首筋に張り付いたおかしな感触の原因を探る為に首に手を伸ばした格好のまま微動だにしない、日本に来た事すら理解していない事だろう

しかし・・・女の名前は・・・
『ケニィ・クランク?えーと・・・クランクがファミリーネームで・・・』
クランク・ケニィ  クラーク・ケント
「偶然・・・だよな?」
『・・・・・・多分』


「んんー、むぅー・・・うー・・・」
今まで不動だったケニィの口から呻き声が漏れる
反射で亮の体がビクッと反応し、顔がケニィの方を振り向く

『ププッ、ビビってやんの、ダッセー』
「・・・・・・!!」
いっぺん本気で猫鍋にしてやろうかこのドラ猫・・・

まぁいい、このケニィは何か喋りたい事があるようだ、俺も聞きたい事がある
トラの話だと何故か理由は教えてくれなかったがこの女は本当にスーパーマンの能力を保持しているらしい
ではまず最初にやる事がある、この女が逆らう事の無いように

「いいか、ケニィ、これから先、『俺の不利益になると思う行動』は絶対にするな、分かったな」
こういう制約を設けてしまえば、完全に無力化してしまえる

「じゃ、この部屋から出ないなら動いていいぞ」

そう言われて初めてケニィの目がパッチリ開く
動くな、と命令した時にたまたま瞬きをしていた為、ここまで目を閉じていたのだ

さっきトラのパソコンで「目から熱線を出せる」というのを見た時心底ビビった
動けなくても目が開いていたなら俺を殺す事くらい出来たに違いない


「あ、あれ・・・?」
暫くポカーン・・・とこちらを見つめて、女は一言

 「・・・ っき、キャーーー、ゾンビーーーーー!!!!! 」

しまった、そう来たか
誰だって殺した相手が生き返ってりゃそりゃビビるよなぁ・・・

「コラ、し、静かにしろっ・・・」
「キャァァーーーーー嫌ァァァァーーーー」

ダメだコイツ、人の話を聞いてない、ていうか俺の声が悲鳴でかき消されて命令が届いてない・・・


ひとしきり叫んだ後、耳を押えてうずくまる俺は、状況が沈静化したのを見計らって立ち上がった

「いいか、もう大声は出すんじゃないぞ・・・」

その俺が、次に見たものは、恐ろしい速度で突っ込んでくる女だった
まともに突進を食らった俺は、そのまま仰向けに押し倒された

「ッッ!!!?」

な、何故だ・・・さっき俺の不利益になる事はするなって・・・
何故俺はまたケニィに暴行を受けているんだ・・・?まさか、ワッペンが壊れて・・・?

ぐっ、ヤバい、背骨がミリミリ言ってる、体中が悲鳴を上げてる・・・

背筋に寒気が走り、冷や汗が流れる、また前回のように殺されるのは死んでも嫌だ、いや本当に死んだ訳だが
命の危機を感じ、必死にズボンのポケットからドラポケットを取り出そうとする、ダメだ、この体勢だと女に手が押えられてポケットに手を伸ばせない

しかし俺は・・・視界にその女の姿が目に入った時、女に敵意が無い事を理解した

「うぐっ・・・えっぐ・・・生きてたんだね・・・よかった・・・よかったぁ・・・」

泣きながら生きてて良かったと口にするケニィ
よく分からんが少なくとも害意があって突っ込んできた訳じゃないのか・・・

「とりあえず、お前一旦座れ」
その言葉を聞いたケニィが、ワッペンの効力で体育座りになる・・・俺の真上で

「ぐあーっ、重い重い重ーいッ、ぐはっ、何か出るッッ!!」
内臓的な何かが出るゥーッ!!
「ご、ゴメンね、今どくから・・・ってあれ?動けな・・・何でぇ~?」
どこうとしているらしいが、ワッペンの効果で座ったまま動けないらしい
その無駄な努力でケニィの身体が揺すられ、その振動で下敷きになっている俺に直接被害が行く
「ゆ、揺するな、マジヤバ・・・で、出るって!!」

これ以上揺らすなァ~~~~!!

トラは横で紅茶を飲みながら静観を決め込んでいる、助けろ


──事態収拾中・5分程度このままお待ちください──


ケニィは本当に嬉しそうに何度も確認してくる
「じゃ、じゃあじゃあ、死んでなかったんだよね!?」
「あぁ、その通りだよ・・・」
「よかったぁ~・・・」

本当に涙を流し、ホッとした様子、どうやら心の底から安堵している様子
この一週間、俺はリハビリの苦痛に耐えながらこの女に復讐する事だけを考えてきたのだが・・・
どうも調子が狂うな・・・というか本当に成人しているのかこの女、
スーツ姿と身長と体付きを見る限り社会人だが、それにしては言動が幼いというか、とても食い違ってるというか・・・

『あぁ、その女バカっぽいが頭は悪くないぞ、バカの振りした方が世渡りがラクってのを知ってるだけにタチが悪い』
へー・・・俺スッカリ騙されてたんだね、そんな騙されやすい俺は世渡りがヘタ・・・
『このヘタクソ』
黙れドラ猫
『まぁこの女はバカ半分ってトコだけどな』
どっちだよ・・・まぁいいや、やる事やってしまおう

「ところで、俺が何でケニィをさらってきたと思う?」
「え?えーと・・・キレーだったから?とか?」
「…………」
ねぇトラ、この子本気で言ってるのかな?
『・・・半分くらい』
…………
『でも残り半分は『また殺そうか・・・?』って考えてるぞ』
あの時泣きながら謝ってた言葉は全部嘘か
『女は笑いながらシャアシャアと嘘を吐ける生き物だからな』
…………
『あの時殺したのを本気で後悔して、今また殺そうか迷ってる、そのくらいアホって事だ』
怖すぎるぞソレ、・・・まぁいい、続けるとしよう


「あのさ・・・殺されたんだよ?俺
苦しかったよ、痛かったよ、モノスゴク辛かったよ」
段々ケニィの笑顔が消えていく
「だからゴメンって・・・いやでも、アレはそっちにも悪い所があったし・・・」

ボソボソと弁解するケニィの声をさえぎって続ける
「そんなのどうでもいいんじゃない?要するに俺はケニィに痛め付けられたんだ
やられたらやり返すのが自然の摂理ってやつじゃないの?」
ケニィはやっと状況を把握してきたようだ

「じゃあキミは・・・私を殺す・・・と?」
「いや殺しはしないよ」


ニッコリと、最上級の笑顔で続ける
「玩具にするだけだよ、服従させて、隷属させて、ただひたすら奉仕する人形にするんだ」

「ッッ!!!」
その言葉を聞いた瞬間、今まで座っていたケニィの姿がかき消える

「あぁ、ダメだよ、ホラ」
俺の目の前で拳を握り締めたケニィが今まさに殴ろうという姿勢で硬直している
先程の不利益になる事はしない、という制約で危害を加えることが出来ないのだ、ワッペンが壊れてなくて本当によかった

ていうか顔が怖い、さっきの溌剌とした笑顔はどこ行った

「キレると理性を失って暴れまわる・・・と、俺を殺した時のもソレか、ホラ座って」
「な、なん・・・でぇ・・・」
怒りが急速に冷え、顔中に「?」を浮かべ不思議そうな顔をしたままケニィの膝が床に付く

「キミは今、俺に危害を加える事も出来ないしこの部屋から出る事も出来ないんだ
そして俺が言った事には絶対服従・・・分かった?」
ケニィは暫く言葉を失っていたが、頭が追いついてきたのだろう
逃げを打つのは圧倒的に早かった

視認できない程の速度で俺の目の前から離脱し、次に窓を割る音が聞こえてきた

「あー、無駄だって、この部屋からは出れないんだよ」

窓から出ようとするケニィは、不思議な力に押し戻されるように、ガラスがあった位置より先に手を出せない
「ッッ・・・!!」
ありありと恐怖の浮かんだ、青ざめた顔でこちらを一度だけ見て、勢いを付けて窓枠に再度挑戦する、見えない壁に押し返されたようだが

無駄に足掻く努力を見物して楽しんでいたのだが、そこでトラが話しかけてくる
『オーイ亮』
ンだよ今いいトコなんだよ、後にして・・・
『ホントにいいのか?後で』
いや、やっぱ今聞く
コイツの助言を聞かなかった為に一度死にまでしたのだ、流石に二の轍は踏みたくない


「ケニィ!!眠れ!!一時間くらい寝てろ!!」

その言葉を聞いたケニィは、その場で膝から崩れ落ち不自然な体勢で眠りに付いた
「あっぶな・・・」

トラの話だと、窓にアタックし続ける振りをしながら、この秘密基地自体を壊してしまえば外に出れると考えていたらしい
窓が壊れたんだから壁だって壊れるだろう、壁が全部無くなってしまえば部屋の外に出るなという制限が続くかどうかも怪しい

ていうかトラ、お前、誰が考えてる事でも全部分かるのか?
『ん?あぁ、大体』
プライパシーって言葉知ってるか?
『いくら法律を破った所で俺を捕まえる法は存在しない』
プライパシー侵害の塊みたいなヤツだな、俺の頭の中は見るんじゃないぞ
『褒め言葉と受け取っておこう、あとお前の頭の中見てるからこそ今の考えるだけという会話が成立してるのだが?』
俺のプライパシーはどうなる
『その辺りは保障の範囲外となっております、ていうか24時間一緒に生活してるんだから秘密も何も無いだろうが』
      • Shine
『いつだって太陽のごとく輝いてるぜ、これ以上輝けなんて無理に決まってるじゃないか』
ゴメン、意味不明




部屋の隅っこからかん高い悲鳴が上がる
どうやら目を覚ましたようだ

腰から下は脱がされ、パンツ一つ無い素っ裸に革靴、上半身は来た時と同じスーツ姿

「よう、気分はどうだ?」
驚きと恐怖に彩られたケニィが顔を上げ、こちらを見る
今となっては絶滅した大和撫子という生き物ならば自殺モノの辱めを受けている筈だがその顔から恥じらいの成分は読み取れない

先程と同じで一切拘束はしていないのだが、恐怖にまみれたケニィはこちらを見るだけで微動だにしない


「ハハ、ビックリしたかい?面白いだろ?」
「な・・・な・・・」
かすれた声を出しているが、マトモな言語になっていない
それはそうだ、自分の長年連れ添った体の一部が消えていればそりゃ驚くだろう

「人を殺したり暴れたり、そんな腕があるから暴れたくなるんだよな?」

ケニィのスーツは、手を通す所が切り取られてノースリーブとなり、そこから突き出した腕は
両方とも二の腕の真ん中辺りで途切れ、その先が消えて無くなっていた
断面には血管など見当たらず、灰色でコーティングされている

「あ・・・あ・・・」

ケニィはまだ言葉にならないようで、両方の腕を交互に見ながら動かしていた
肩から突き出た棒切れが動いているようで少し異様な光景でもあったが
悲鳴を上げたりパニックになったりせずに呆然としているようだ


こうなったのには理由がある

トラが「無いよりはあった方がいいだろう」という理由でどこからか揃えてきたドラえもんを読んでいる時ふと気になった
「人間切断機はお腹以外も切れるのか?」という実に深い命題を解く為の尊い犠牲になってもらったのだ
応えはYesだった、それと台座無しで電ノコだけでも普通に切れる事も分かった
それと一緒についていた機械を取り付けなければ別々に行動する事は出来ないらしい、その辺りはトラに教えてもらった


「さーてケニィ、どうだろう、ここに君の腕があるんだけど」
俺は椅子に座ったまま下に手を伸ばし、さっき切り取って床に置きっぱなしだったケニィの腕を掴んでかかげる
微妙に腕単体というのは怖い
「ほら、左腕も」
足で蹴られたケニィの腕は、フローリングをつつー、っと滑ってケニィの近くで止まる
      • ノーコンだけに、狙ったようにケニィの目の前で止まる、とは行かなかったが

ケニィは口をパクパク開けて、呆然とした表情でソレを見つめる
恐らく腕が無くなったという事実を裏打ちする物が出てきて頭の中が真っ白になったものと推測される

「どうしようかな?この腕、燃えるゴミに出しちゃおうか、それとも・・・」

次の言葉を口にした時、呆けた表情でただ腕を見つめていたケニィの目に生気が戻ってきた

「どうだろう?ケニィの態度次第では、この腕をもう一度くっつけてあげてもいいんだけど・・・?」