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(三人称モード)
「あーっ、あーっ、はあーっ、ああーっ…」
モニターの前で五人の覆面男に代わる代わる犯された数美の瞳には、
涙もヨダレも垂れ流しの自分の顔もおぞましい恐怖に直結する男の欲望の痕跡が溢れかえり
今まさに出入りし抉られ犯されている血まみれの接合部も、全てモニターから反射していた。
だが、それがどう認識されているかは本人にもよく分かっていなかった。
今その瞳に映っているものが顔見知りも大勢いる体育館の男子生徒達にも日本中世界中でも見られている、
それを正面から把握し認識して尚破壊されない精神の許容量はそうそう持ち合わせるものではない。
今はただされるがままに体液を溢れさせガクガクと身を揺らす事しか出来なかった。
そんな中でも、体の中からこみ上げる今までにない得体の知れない熱い感覚を覚えつつあった数美は、
じわじわとだが強い効果のある媚薬成分が含まれていると解説されてアワセールを照射されたクリームを、
石ころぼうしで存在感を消しタケコプターで浮遊しながら
たましいふきこみ銃で首謀者と目されている白覆面を支配する真の首謀者の手によって
その痛々しく抉られた女にさり気なく塗り込まれていた。
「見付けた見付けた」
最後の紫覆面が欲望を解き放った後、黄覆面が数美の制服から抜き取った生徒手帳がそちらに放られる。
まだ目の前に抱える数美と繋がったままの紫覆面が数美の顔の横で生徒手帳を開き、
数美の全体と既に生気を失った顔と男女の接合部と生徒手帳のアップが
目の前のテレビカメラを通して交互にモニターに大写しにされた。

既に爆弾の解除されたグラウンド側の非常口から、蘭が警察官からバケツに入った水とタオルを受け取る。
「あの…先輩…」
「ああ…自分で出来るから…私は大丈夫…」
モニターの近くで全裸のままぐったりとしていた数美が、自分に言い聞かせる様にしてそれを受け取る。
「ふむ、まだまだ元気いっぱいと言う事か」
そんな二人を見下ろしていた白覆面を、二人の全裸から手美少女が思わずキッと見上げる。
その事があるいはどんな結果をもたらすか、短慮を恐れたのも後の祭り。
操り手はどの道そのつもりだったのだが、とにかく白覆面はにやっと笑ってマイクパフォーマンスを始めた。

「最後の方は段々感じて来た帝丹高校三年×組空手部塚本数美
全国中継ロストバージン五人抜きショーでしたー!
後ろで見てたお前ら、お前らも全員今すぐ裸になれ。パンツ一枚だけは着用を許可する」
天井への威嚇射撃と共に、体育館の男子生徒達があたふたと服を脱ぎ始めた。
「引き続きー、そのエロエロバディでビンビンにさせたクラスメート限定で
特別サービスがあるそーでーすっ!」

「おい、塚本と…」
「毛利?空手部の…」
鎖付きの首輪を填められ、その鎖を蘭に引かれて犬の様に四つん這いに進む塚本数美の姿に、
それを目の当たりにしたクラスメイトの男子が息を呑み、生唾を飲む。
やむを得なかったとは言え、彼らには数美への虐待に直接加担した弱みがある。
「さ、先ほどは、数美のむさ苦しいマ○毛をむしっていただき、有り難うございました。
数美の、数美のいやらしい体で皆さんを誘惑しておっ立たせてしまってごめんなさい。
この度は、クラスの親睦のために数美が欲情させた後始末をしに参りました。
ロストバージンで五人抜きの腐れマ○コと下手くそ初心者フ○ラのお口でよろしければ、
どうぞこの塚本数美で抜いて下さいませ」
平伏した数美が先頭の男子生徒の腰に取り縋り、トランクスを下ろしてくわえ込むのに、
呆然としていた男子生徒はされるがままだった。
「あっ、塚本あっ…」
「おらっ!」
不意に、白覆面がぐいっと数美の髪の毛を引っ張り、
蘭はぬらぬらになった肉の塊から生々しく噴出するのを目の当たりにした。
「いいかー、出る時は出るって言うんだぞー、分かったなー」
白覆面が左手に22口径ベレッタを誇示して言う間に、
数美は目の前で下を向き始めたものを再びしゃぶり始める。
「数美の、数美のオマ○コ入れて、数美のオマ○コにビンビンのオチ○チン入れてぇ」
目の前でくねくねと尻を振りながらシナを作る数美の姿に、
男子生徒はとうに薄れていた現実感覚の揺らぎを感じていた。

彩子を中心とする三人の全裸少女が、モニターの前に立っていた。
「んっ、んんっ、ん…」
「あっ、んっ…」
モニターの前に立ちながら、三人の左手は胸の膨らみを柔らかく掴み、
右手はとうに大人の姿を見せる下腹のかげりの下をもぞもぞとまさぐっている。
そんな三人を、黄覆面が上から下から舐める様にデジカムを向けていた。

「んっ、んっんっ、んっ…」
「んんっ」
「あっ、あっ俺っ…」
一列に並んだ数美のクラスメイト達が、先頭から順番に、トランクスを足下に引っかけて数美の口にねじ込み、
その中で放出した後も数美に丁重に舌で清められ刺激されてバックからパンパン音を立てて攻め込んでいた。

そんな中で、数美と共にその剥き出しの全身に突き刺さる視線を痛いほど感じている蘭は、
もちろんこれがお互いにとって強制されたものである事を知っている。
何しろ、すぐ側で白覆面が日売テレビのテレビカメラを持っていて、
見たくもないがそれがモニターに映っている全国放送で生中継されている。
数美はもちろん、男の方だって絶対に見せたくもないものをさっきから丸ごと中継されている、
これから将来大変なダメージになると言うのは理解できる。
それでも、あそこにまだ赤い筋が残り、刻一刻と妊娠の恐怖が増大している数美を目の前に、
同じクラスの男子生徒達がどこか幸せそうな顔で、中には終わった後満足げな嘆息や苦笑を交わす、
そんな姿すら目についてしまう蘭は苛立つ自分を自覚する。
「くくく、クラスメイトに片っ端から熱い濃い臭いザーメンぶっかけられて
開通したばっかの偽パ○パンガキのビンビンのでズコズコされて、随分気分出して来たんじゃねーか数美ぃ?」
とにかく、夢中でそうするしかない数美に白覆面が笑いかけた。
「うっ、で、出るっ」
「んっ俺、俺も出る…」
今、相手にしていた二人のクラスメイトが数美に欲望を解き放ち、
数美はじゅぽんと口からぬらりとした肉棒を吐き出し、迸るものを正面から浴びながら
より危険な下半身でクラスメイトの欲望を放たれるままに呑み込む。
「さっきからおしゃぶりしながら可愛い声出しやがって、
ズブズブやってる腰も男覚えて随分色っぽくなって来たぜー。
それにやっぱりこれだ」
「ひっ!」
「このぬるぬる、ザーメンだけじゃねーみたいだぜー。
ほら、ちょっとかき回すとくちゅくちゅいい音立ててトロトロ溢れてよー」
そのしっかりとしたお尻を後ろから撮られ、指でとろりと溢れている所をかき回されながら、
数美はぷるぷると首を横に振る事しか出来ない。
ここで下手な事をするとクラスメイトが一人ずつ殺される。自分のして来た事も無駄になる。
それより何より、それは、数美自身が今一番戸惑っている事だった。
“…嘘…嘘よ、数美先輩そんなそんな事こんな事されてるのに…”
それがどう言う事であるか、思い続け待ち続け、
その果てに時に女として成熟しつつある肉体を持て余して眠れぬ夜すら訪れる事もある結果として
知らない訳ではなかった蘭にとって、たった一人の少年への淡い想いを自分で燃え上がらせ
自分の牝の痕跡を独りで手にする虚しさすら罪悪感を覚える様な事なのに、
それはまだ受け容れられない現実だった。
「さぁさぁ、後つかえてるぞー、愛しのクラスメイト全員お口とマ○コで大サービスいっちゃうんだろー」

「おい…」
「蜷川と…」
三年生の別のクラスでも、クラスメイトの全裸少女が三人も黄覆面に連行され、
やっとやっと胸と下腹を手で隠して現れた事に、そこにいる男子生徒達の間に、
恐れとともに既に先行している事態から来る僅かな期待が皆無だったと言えば嘘と言えた。
そもそも男とは無縁だった訳でもなく、パンツ一丁の見知った男子生徒の群れから
既に染みの広がっている者すらいるその期待をしっかりと目に見えて見せられながら、
デジカムを手にした黄覆面の左手に背中をドンと押された蜷川彩子は覚悟を決めて床に横たわる。

「ね、ねえーん、こんなエロエロなの見せつけられてでみんなビンビンこーふんしてるんでしょー?
彩子ももう濡れ濡れなのー、
だから…だからー、彩子のオマ○コにもぉ、クラスのみんなのビンビンのオチ○チン
ズコバコしてぇー」
冷たい床に仰向けになって大きく脚を開き、
更にV字の指でサーモンピンクの扉を痛いぐらいに押し広げている彩子の両サイドからも
引きつった甘い声が聞こえる。
「おーし、眼鏡っ娘三割増しーっ」
左手にデジカムを持ち替えた黄覆面の右手に22口径ベレッタが握られ、くぐもった銃声が二つ響く。
彩子は、決して両サイドを見てはならないと心の中で何度も何度も繰り返した。

「…うっ…」
ステージ前には、集められた全裸少女の生き残りが寄り集まっていた。
その少女達が、すぐにそれと分かる異臭に身をすくめる。
そこまで這わされた数美と数美の連行をさせられた蘭が許されてそこにぺたんと座り、
ふらふらと現れた彩子も座り込む。
「あ…」
被害者同士である筈の全裸少女の塊からも不快を示す視線を感じ、彩子がおずおずと引き下がる。
そんな彩子を前に、蘭も掛ける言葉が出て来ない。
数美は、それでも何とか僅かでも闘志らしきものが見える。
何をされたのか想像が付く彩子の虚ろな瞳が蘭には気に掛かった。
「それでは、生中継は一休みで東都放送行ってみましょーかー!」
白覆面の言葉と共に、左側の大型モニターに東都放送の報道特別番組が映し出される。
「…まことに遺憾ながら…人命尊重の見地より…」
苦々しいキャスターのコメントが終わり、画面が切り替わった。
「ね、ねえーん、こんなエロエロなの見せつけられてでみんなビンビンこーふんしてるんでしょー?
彩子ももう濡れ濡れなのー、
だから…だからー、彩子のオマ○コにもぉ、クラスのみんなのビンビンのオチ○チン
ズコバコしてぇー」
モニターに、冷たい床に仰向けになって大きく脚を開き、
更にV字の指でサーモンピンクの扉を痛いぐらいに押し広げている彩子の姿が
「3年…組蜷川彩子」のテロップ付きで映し出された。
所々編集を挟んで、最初男子生徒にのし掛かられているだけだった彩子に、
その彩子の体に欲望を果たそうとする男子生徒がどんどん増えていく。
「録画データ東都放送に渡して、時間通り全国放送しなければ二桁の死者が出るって通告してやったって訳よ」
黄覆面が言った。
「んっ、んくっ、んっ、おいふい、チ○ポおいふい、
……君のチ○ポおいふいんんっ、んっ……君の熱いミルクぅ……君の、……君のビンビンのチ○ポ
もっとズコバコぉもっとぉもっとかけて熱いの掛けて彩子に彩子に……君の……君の
ドロドロのザーメンもっと掛けてもっとおぉ…」
モニターの中で、床に押し倒され、上からのし掛かられ貫かれながら口にもねじ込まれた彩子が
両手にも手づかみにしてしごき立てている。

握られたその先端から次々と迸る液体が、もう高校も三年、
十分に大人の女を示す彩子の裸体を埋めんばかりの黄色っぽい雨となって粘っこく降り注ぎ、
彩子の上と下の口の前では黒く茂った男の根本がびくびくと震え、
隙間からどろりと溢れ出すのがアップで映し出される。
溢れ出すアップ、彩子の顔のアップが
見る見る汚されていく全身の裸体と共に何度も切り替えられ映し出される。
「ああーんっ、チ○ポちょーだいチ○ポチ○ポチ○ポおっ…」
「やっ…あ…やっ、や…あ…やああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーっっっ!!!」
「蜷川さんっ!」
「蜷川っ!蜷川蜷川…」
「…チ○ポチ○ポチ○ポお…」
蘭が彩子に這い寄り、数美は、ぶつぶつ呟き続ける彩子をぎゅっと抱き締めた。
「おーおー、栗の花くせー汁女同士仲のよろしいこって。
じゃあ、もっと仲良しのトコ見せてもらおーか。そろそろ彩子の芸術映像も終わるしなー」

「…あっ…駄目塚本さん汚い…」
彩子の頬をぺろりと舐めた数美に彩子が言うが、数美は構わず舐め続けた。
そんな数美の眉間に、彩子も舌を這わせる。
そんな彩子に、数美が静かな笑みを見せた。
右のモニターの日売テレビ映像に、
黙ってぺろぺろと互いの汚れを舐め合う全裸の二人の少女の姿が静かに流れる。
“…邪魔だな…”
数美が彩子の眼鏡を外し、傍らの蘭に渡す。
ぺろぺろと彩子の顔を舐めた数美と彩子が見つめ合った。
「おおっ」
白覆面の下卑た声にも構わず、二人は静かに唇を重ねていた。
「ああっ、はああっ…」
「んんっ…」
抱き締め合った二人の少女が互いの胸で胸の膨らみを潰し、
モニターに互いに押し合いこすれ合う、ぬらぬらと濡れ光る互いの乳房が大きく映し出され二人からも、
そして体育館の多くの生徒からも熱い吐息が漏れる。
「…お願い…塚本さん全部、全部綺麗にして全部…」
「うん、蜷川も…彩子も私のあいつらのみんなお願い…」
マイクが向けられ、ぴちゃぴちゃと一層淫靡な音が体育館に響き渡る。
「69かよ、随分高度な百合技決めてんじゃねーか」
白覆面の言う事など耳も化さない風情で、数美が上、彩子が下になって互いの温もりを重ね合い、
互いの、一番大切なところを汚したものを少しでも舐め取り、すすり取る。
気休めでも、その事が少しでも不安を減らすと言う事を知っている、傍らの蘭にもそれが痛い程に伝わった。
「ああっ!数美さんっ!!」
「ごめっ、ここ舐めちゃあうっ!ちょっ、彩子あんっ!!」
「はああっ、数美さんまたっああっ」

もう、二人は二人の世界に入っていた。これが終われば世界中の全てが敵と言っても過言ではない二人が、
只でさえ真の首謀者に隙を見て塗り込まれた媚薬に増幅される未経験な肉体の震え、
そこに逃げ込むのも仕方のない事だった。

体育館に近いグラウンドの集団水飲み場で、文字通り首輪で首に縄を付けられた丸裸の数美と彩子が
並んで蛇口の付いている壁に手を着いている。
その傍らで、蘭が短いホースを蛇口に繋ぎ、タオルで二人の裸体をゴシゴシと磨く。
蘭の腰には太い鉄のベルトが填められ、
トラックの一台二台簡単に吹っ飛ぶプラスチック爆弾が仕掛けられていると通告されている。
その爆弾を爆発させる方法は、ベルトを無理に外す、携帯電話やリモコンによる遠隔操作、
犯人が送っている短距離電波が届かなくなる、タイムリミットが犯人から日売テレビの生中継で通告され、
加えて、このベルトにセットしてある制御装置が停止した場合、
体育館自体に仕掛けられている大量のプラスチック爆弾が爆発する事も通告されていた。
「あっ、ごめんなさい」
蘭の言葉に、冷たさに身をすくめた彩子が首を横に振る。
「…ごめん、毛利…」
「ごめんなさい毛利さん…」
呟く二人に蘭は小さく首を横に振る。
髪の毛には絡み付いて水洗いでは取れないし染み付いた悪臭も落ちそうにないのだが、
それでも、目の前の滑らかな素肌にやらないよりはマシだと僅かばかりでも気が晴れる。

その間、体育館は食事の時間だった。
偽装名義で東京各地の業者に前金で頼まれていたお握りや菓子パン、
ペットボトル飲料を運び込む様に体育館内の日売テレビスタッフの携帯で指示が出され、
それが実行されて食料が人質と犯人に配られていた。
それだけでも、異常に資金潤沢で無意味なテロとも言えないテロへの捜査当局の考えは
混迷を深める事となるのだが。
「ああ、そうだ」
ステージ前方で寄り集まっている全裸少女に白覆面が言った。
「これはクラスマッチだ。負け組には全員分の鉛玉が賞品だ」
少女たちが身をすくめている所に、
黒髪を水でベタベタに乱し四つん這いになった二人の全裸少女の縄を引いて蘭が戻って来る。
「ご苦労」
白覆面が鍵でベルトを外し、三人を座らせて集まっている全裸少女にも食料を配る。
蘭が、先陣を切ってがぶっとお握りを口にする。
「食べないと、もたないよ。絶対に…」
数美と彩子がガツガツと食事を始めた。ここまでやっておいて体力不足なんかで終われないと言う気迫だった。
「そうだそうだ、食べておかないと頑張れないからなー」
意味ありげな言葉と共に、白覆面がにやっと笑みを浮かべた。

「!?」
「銃声!?」
その、尋常ではない銃声は警視庁の指揮本部にも聞こえた。
「目暮警部!」
「どうした千葉?」
指揮本部の一角で目暮が振り返る。
「Aチームが敵の手に落ちましたっ!」
「何っ!?」
捜査一課目暮班のみならず全ての反応がぐわっと津波の様に千葉を襲った。
「ええ、Aチームって…」
高木が震える声で言う。
「それで、状況は?」
冷製に尋ねる白鳥の語尾には確かな震えがあった。
「機材設置中のAチーム、潜伏していた赤い覆面の男と遭遇、
SITの応援に配置されていた佐藤主任が犯人に拉致され、他のメンバーは、全員、殉職…」
「総員、準備っ!」
「白鳥君っ!」
「うおぉおーーーーーーっっっ!!!」
白鳥の号令に、どう見てもその筋にしか見えない面相の大群から発せられた怒号は
迫力ある目暮の制止すらもかき消すものだった。
「大丈夫です目暮警部、我々の命に代えて美和子さん…人質には指一本触れさせませんっ」
落ち着いて、しかし押し込む様に白鳥が言う。
「白鳥警部」
そんな白鳥の前に高木が立つ。
「高木君、君も…」
「やめましょう、白鳥警部。今はまだ…」
「高木君っ、君は…今ならまだ…」
「…佐藤さんなら…佐藤さんなら、大丈夫です」

体育館では、赤覆面に捕らえられた作業着姿の美和子がドンと全裸少女達の前に突き出されていた。
完全な不意打ちだった。偵察機材の設置中どこからともなくあっという間にAKMを装備した赤覆面が現れ、
一緒にいた捜査一課特殊班のチームはことごとく銃撃されて行動不能になり、
美和子は銃を突きつけられて連行された。
この犯人グループの性質上、死ぬより辛い仕打ちが待っているかも知れない。
だが、それでも無駄死にする事は出来ない。
とにかく、警察官として今自分が出来る事をやるしかない。
目の前の無惨な光景からしてはらわたが煮えくり返っているが、今犯人を挑発しても何の得にもならない。
事件は必ず解決する、それまで犠牲を最小限に食い止める。美和子の優先順位は決まっていた。


「特別ゲスト、勇敢にもこの魔窟への侵入を試み間抜けにも失敗、捕獲された
警視庁刑事部捜査一課佐藤美和子警部補の登場である」
奪われた警察手帳のアップの後でテレビカメラを向けられ、
美和子はそう腹をくくっていてもついつい睨み付けてしまう。
「このまま警視まで上り詰めて頂くには余りに惜しい美形にして勇者。
かと言って、我ら勇敢な女刑事殿とこのままご一緒する度胸は下劣な犯罪者としては持ち合わせてもいない。
従って、我らへの無抵抗降伏の証しとしてここでこの者達と同じ姿になってもらう。
さもなくば、あの時計で四十分を過ぎた時点から一分につき一人ずつ人質を撃ち殺す。
返答はいかに?」
「分かったわ」
自分に告げる白覆面を睨み付けながら美和子が答えた。
「佐藤刑事!」
次の瞬間美和子の体が吹っ飛び、蘭が悲鳴を上げる。
「捕獲された奴隷として言葉遣いからしつける必要がありそうだな」
美和子を裏拳で殴り飛ばした右手に握られた22口径ベレッタが体育館中央に向く。
「わ、分かりました…」
唇の端から血を流しながら美和子が呻いた。
ここで捕まった時から、こうなる事は頭の中では理解していた。
気丈である様に自分に言い聞かせながら、美和子はカメラの前で作業着を脱ぐ。
白で揃えた上下の下着を脱ぎ、促されるままに頭の後ろで手を組み、足を開く。
カメラに目を合わせず、下を向いたまま脚を震わせていた。
顔を上げたらカメラを睨み付けてしまいそうだ。そうしないと心が保たない。
だが、今は挑発してはならない、自分よりも人質の生命に直結している。
刑事、と言うより最早女として大人として、余りにも限られた条件の中での最善、それを求めるしかなかった。
先ほどから晒され続けている少女達より一回り熟れた柔らかさが鍛えた肉体に支えられている、
さらけ出されたその全て、懸命に葛藤し震えている顔も、真の首謀者は肉眼の間近にも
ねっとりと撮影するモニターからも十分に堪能してから白い覆面の操り人形を動かす。
「そうだ、その熟れた大人の魅力でだ、これから登場するぼーやに女ってものを手取り足取り腰とり
まったりねっとり教えてやるんだからな」
白覆面がにやりと笑い、それに合わせる様に赤覆面がステージ側の壁にある用具室に入る。
そして、一人の少年を引きずり出してきた。
「ついこないだまでさぼりまくっとして、久しぶりに学校に顔出したと思ったら
我々の準備作業に出くわした挙げ句これだからな、このガキの不運も半端じゃねーっての」
ぱくぱくと口を動かす蘭の前で、白覆面が言いながらにやっと笑みを浮かべた。