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すげーよ……本当にすげーよ……!
 俺は興奮のあまりに空中で三回転を決める。ああ、空を飛ぶってこんなに
気持ち良いんだ……っ! こらえようとしても笑いがこみ上げてくるぜ。
 俺は『秋森良樹』。近くの高校の1年だ。
 今日は車にドロはねられるわ、財布は落とすわ、バカップルどもの惚気を延々聞かされるわ、
あげくの果てに先生に捕まって俺にはなんの関係もない生徒会の仕事を遅くまで手伝わされるわ、
もーさんざんな一日だったが、最後の最後でこんな事があるなんて思わなかった。
 俺はポケットから四次元ポケットを取り出してニンマリ笑う。
 ドラえもんの道具ってのは、子供のときには誰でも使いたいって夢見るよな? その夢が
今、俺の手の中にある……あーもうっ、どんな事に使ってやろうかな。
 使うとしたらやっぱエロエロな使い方だが、やっぱ『もしもボックス』でハーレムか?
いやいやそんなありきたりな物はつまんねー。Hな事に使うんなら、
それには使えそうにない物を使うってのが面白いだろうな。
 ……うーん、すぐには思いつかねー。どうせインターネットで調べれば、そういう
妄想のタネがいくらか流れてるだろう。それを参考にしてみるか。
 そんな事を考えながら飛んでいると、人通りのない路地に、一人の女性が歩いているのを
見つけた。格好からすると水商売の女らしい。すこし酔っている様だ。
 ……うう、せっかくいいカモがいるってのに、なにも思いついてはいないなんて……。レイプして
『悪魔のパスポート』で許してもらって、『わすれろ草』で本格的に忘れてもらうってはあるけど、
そういうのって好きじゃないしなぁ……。

 ……ピカンっ!

 そのとき、俺の頭で電球がきらめいたっ! ……そうだよな、こういう使い方だって
『この道具』にはあるよな。

 俺はポケットから一本のタクトを取り出して振りかぶった!
「その女の服、オナマシンになってその女をイかせろっ!」
 その途端、女はビクッとなってうろたえ出した。
「やっ! なにっ! どうしたのよっ! ふ、服が勝手に……アンっ!」
 女は身もだえしてその場にしゃがみこんだ。少し離れていて分かりづらいが、女の服は
女の身悶え以外にザワザワと動いている。
 俺は予想通りの結果にガッツポーズを決めた。
 俺が使ったのは『無生物指揮棒』。机とか椅子とか、無生物を自由に操るタクトだ。
一般的な使い方は楽器だけ集めて、この道具で操って一人オーケストラをするってのもあるが、
ちょっと使い方を変えれば、ハイ、この通り。服が一瞬にして全身刺激のオナマシンに
早変わりでゴザイ。
 しかし、この女の乱れ方はそそられる。あえぎ声もAV女優の演技等ではなく、本気で感じている
生の声だ。遠めに見ているだけだっていうのに、それだけで、俺のモノははちきれそうに
たぎっている。
「あ……や……ダメ……ダメ……もうダメェーっ!!」
 どうやら全身を刺激するのはかなり強いらしい。女は多分、なにが起きたのか分からないうちに
イかされてしまった。女はその場に壁を背にしてへたり込んでいる。失神しているようだ。
 メチャクチャ敏感なんだなぁ~と思いつつ、俺は少し離れた曲がり角の影に着陸すると、
『石ころ帽子』をかぶって女に近づいた。女がイった時の声は以外に大きく、回りの家の電気が
チラホラとつきだした。さすがにヤるような事は出来ない。……残念だけど。

 俺はすばやく女の大きく開いた足元にかがみこむと、そのボディコンミニスカートの奥に手を
伸ばした。その際太ももに触れ、一瞬その暖かさと柔らかさにびっくりして、生唾を飲み込んだ。
 そう言えば俺、Hなんてした事ないんだよなぁ……。そんな事を思う。
 しかし覚悟を決めて俺は女のパンティーに手をかけた。タクトの効果のためか、下着は秘部に
真空パックのように張りついており、その割れ目の形がはっきりと分かった。
 呼吸が荒くなる。俺は端に手をかけてゆっくりと脱がしていく。つつつっ、と俺の動きに合わせて
パンティーと女の……お、おま……アソコとの間に粘液質の橋がかかり、汗とも小便の匂いとも違う、
曰く女の匂いが漂ってきた。そして暗がりの中、俺の目には、その薄い茂みに隠された淫裂さえも
うっすらとながら見る事が出来た。
「くあっ……!?」
 その瞬間、俺は爆発していた。ビクビクと俺の肉棒が震え、青臭い匂いが股間から立ち上る。
見ているだけの、触りもしない絶頂……それなのに、俺は自分でしていた時以上の腰の砕けるような
快感を感じてその場にへたり込んだ。
 ……なんとなく、俺は罪悪感を覚えた。
 だがそれもつかの間、誰かがやってくる足音が聞こえ来ると、俺は慌ててパンティーを
もぎ取るように脱がしてその場から逃げ出した。『石ころ帽子』の効果で見えなくなっている事は
わかっていても、俺は反射的にそうしていた。
 しばらく走って、俺は暗がりに入り込んだ。どう走ったのかなんて分からない。分かっているのは
ゼーゼーとひどく息が上がっている事と、自分の耳に聞こえるほど心臓が大きく
脈打っている事だけだった。

 息が落ち着いてから、俺はずっと手に握り続けていた物を見る。両手に持って顔の前に持ってきた。
 商売女はもっと色のついた、エロい物を履いているとずっと思っていたが、このパンティーは
白のレース物。清純な感じだが、レースの使い方が細やかで細工も非常に大人を感じさせる代物
だった。
 俺はゆっくりとそれを顔に近づけ、匂いをかいだ。
「これが……女の匂いなんだ」
 つぶやいて、俺はズルズルとその場にしゃがみこむ。顔に押し当てたパンティーはそのままだった。
「……ひょっとして、これって思ってた以上にとんでもない事ができるんじゃねーの?」
 俺はポケットの中の白いポケットを探りながら、ぼんやりとそんな事をつぶやいていた。