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休暇十一日目の夜、図書館島裏のかべ紙秘密基地に戻った偽ネギは、
秘密基地内に設置した地球セットのかんさつ鏡を外してその中に入り、
人造地球内に偽ネギが造成した無人島の浜辺に立つ。
石ころぼうしを被った偽ネギは、
そこで本物のネギが撮影されたチッポケット二次元カメラの写真を取り出し、湯を浴びせる。
それから、瞬間固定カメラで撮影済みのネギをもう一度瞬間固定カメラで撮影すると、
ネギはきょろきょろと周囲を見回す。
メモリーディスクで記憶を操作され元々の日常の記憶しかないのだから当然と言えば当然だ。
杖も指輪も奪われてはいても元々サバイバル適応能力は高いネギである。
取りあえず事態を把握しようと動き回る内にまず水場を見付け、続いて小屋を発見する。
そこには動き易い服と靴、それに大麦と塩とマッチ、若干の調理器具も用意されている。
これだけあれば十分すぎる筈だ。
そこまでネギの行動を確認して島を離れた偽ネギは、
島の外部から、島で一日過ごしても島の外では一分しか時間が進まない様にきょうじきを設定する。
一時間待った偽ネギは、石ころぼうしを被って島に入り、
タンマウォッチを使ってネギの足首に階級ワッペンを貼った革のリングを装着すると、
タイムロックを解除して、温泉ロープで入浴する様に命じ、これは命令はしても本人が苦手らしいので
ネギをしっかり磨く様に世話やきロープに命じる。
それから、ネギの髪の毛を整え、服装を着替えさせてからネギを引き連れて地球セットを出た。

「あー、あー」
休暇十一日目の夕方、
滋○県雄○の誇る特殊浴場の中でもトップクラスの店に一人の男が姿を現していた。
その男は、時差調節ダイヤルつきどこでもドアで移動して
フリーサイズぬいぐるみカメラの着ぐるみを着た偽ネギだったが、
偽ネギがタイムテレビとタイムベルトを駆使して確保したモデルの正体が割れる事はあり得ない。
「こう言う者だが、○○さんに会わせていただけるかね?」
入口で名刺を見せ、トップの名前を出しての要求はあっさりと通り、応接間へと案内された。
「確かに宅配便で受け取りました」
店長は物腰柔らかに言うが、正直言って受け取った常軌を逸した金額と言い、
かなり怪しい、危険な話であれば対応の仕方もある。

「わたくし、内閣総理大臣特命秘密秘書官を務めるナガレザキ、と申します」
うそつ機を装着した偽ネギが口を開いた。
「そして、これは直筆の委任状です」
差し出された紙面には、内閣総理大臣、外務大臣、国家公安委員会お呼び県公安委員会の全委員、
警察庁長官、県警本部長、所轄警察署署長、県知事に市長、
ここのケツモチの遥か上を行く超巨大任侠系団体のトップの名前がずらりと並んでいた。
「国家の浮沈に関わる、少なくともこの店の浮沈は一秒で決せられる重大事と言う事で、
指名した娘を全員、ここに呼んでいただきたい」
うそつ機の効果テキメン、息を呑んだ店長はその指示に従った。
「分かりましたか?重大国家機密、漏らしたら…死刑です」
ソファーの上に裸足の足をちょこんと乗せて座り、
うそつ機を装着したままぐぅーっと顎を反らす様に言う着ぐるみ偽ネギ大嘘秘書官が
単にちょっと調べれば分かる名前を羅列しただけの文書を示しての言葉に、
何事かとぞろぞろ集まって来た美女達も凍り付く。
「実は現在我が国のとある重大資源大国の王子様が滞在しておりまして、
その国の仕来りにより、早々に女性を経験する事、要は筆下ろしを済ませる事が
王位継承に深く関わると言う事になっております。
先方としましても期限が近づきながら容易に我が国を離れられない事情があり、
我が国政府と致しましても、ここで深く親密な関係を築く事は大変な国益となる。
この機会に我が国の誇る職人芸の技能技術の粋をもってその重要儀式を執り行いたいと、
そう言う次第です」
「つまり、それは、この店で王子様を、と、言う事ですか?」
「その通りです」
店長の緊張した、しかし既に算盤が動き出した声に偽ネギが答える。
「かの国の王族は貴重な資源の保有者としてとてつもない個人資産を持っています。
チップと言っても並大抵の金額ではありません」
店長の背後で浮かぶ期待の色を見て取りながら、偽ネギは唇を嘗める。
「ただ、一つ問題がありまして」
「なんでしょう」
「実は、王子様は十歳、つい先日肉体的に可能であると言う事が辛うじて確認されたと言う年齢なのです」
その言葉に、部屋の空気が強張る。この仕事でそこまでの年齢と言うものは強烈な現実味を帯びるものだ。
「無論、全ての機関は黙殺すると言う根回しは済ませてあります。
しかし、それは表に出なければ、の話です。
この事が表に出れば国内は元より国際的なスキャンダルともなり得る。
そうなると、我が国政府は元より、面子を潰された桁外れの国際的大資産家を敵に回す事になる。
そして、ここまでお話しした以上、お断りいただくと言う選択肢は既に存在しない訳です。
その場合は、あなた方全員、この全員があなた方の一生に渡って敵に回ると言う事になりますので」
偽ネギが、落書き委任状の名前欄をとんとんと指で叩いて純粋に脅迫した。

「じゃあ、そう言う事で、これは魔法使い進級のための重要な儀式で、
かつ、そうである事をお相手をしてくれるお姉様達には決して知られてはいけない事ですから。
いいですね、後はお姉様達にどーんとお任せしてのんびり楽しむくらいで行って来て下さい」


夜になり、最高級神戸牛ステーキセットを堪能した後改めて店を訪れ、
うそつ機を装着したナガレザキ姿の偽ネギが言い、ネギはこくんと頷いてその部屋に入った。
「あの、ネギです、よろしくお願いします」
その店の最高級ルームでフードを取り、ぺこりと頭を下げたネギに、
前代未聞の事態に緊張していたお姉様方の印象は悪くはなかった。
“可愛いじゃない”
“良かった、生意気なクソガキじゃなさそう”
「こちらこそ、よろしくお願いしますおうじ…お客様。
さあ、脱がせて差し上げますね」
“わっ、結構いいガタイ”
“スポーツマンの王子様なんだ”
“将来イケメンでスポーツマンで王子様ちょっとマジいいかも”
「さあ、ここに座って、緊張しなくていいのよ…硬くなるのはここだけで…もうこんな…」
確かに、偽ネギが前もって厳選しただけあって、
顔もスタイルもそして何より手触りも見事な美女が目の前でそこにそっと触れるのに、
記憶上は、やけに見た事だけはあると言う以外未経験に等しいネギはあっさりと限界に達した。
「あうっ!ああっ、ご、ごめんなさいっ!!」
「いいんですよ」
真っ赤になってぺこぺこ頭を下げるネギの前で、
それが顔やら胸やらからまだ垂れるに任せた泡姫様が優しい笑みを浮かべて言う。

「フヒヒヒヒ、やっぱ天然モノの純朴ぼーやにはかなわないってか…おおうっ!」
エアマットに仰向けに横たわり、とっくにぬいぐるみも何も脱ぎ捨てて
全裸になった自分の腹から胸から顔まで自分の粘液をまき散らしながら
馬鹿丸出しでのんびり仰向けにマットに寝そべっている偽ネギ。
その傍らには、こちらもまあまあ悪くない顔立ちの泡姫がそこそこ立派な胸も丸出しに
瞬間固定カメラで撮影されて突っ立っていた。
そんな偽ネギの頭に装着した感覚モニターからは、ネギの感覚送信アンテナから送られる、
下半身直撃の快感と共に、見てるだけでじゅくじゅく潤って来そうと顔に書いてある、
そんな美女達の微笑みもしっかり目に焼き付けられる。
偽ネギはぐっと笑みを呑み込み、釣り針が呑み込まれた事を確信した。
“…計 画 ど お…”
ほくそ笑んだ偽ネギは、石ころぼうしを被って部屋を出て
部屋の中で一分経過する間に部屋の外が一日経過する様にきょうじきで時間を調整してから
タンマウォッチを作動させて最高級ルームに入り、
ローションまみれのもみくちゃにされていたネギを担いで先ほど偽ネギのいた部屋に放り込む。
それから最高級ルームに入り、タイムロックを解除した。

「…な、何なの?」
「…いい…」
「…さすが、王子様…」
隙を見た偽ネギに媚薬を盛られ、それまでに偽ネギが鍛え抜いた技巧の数々を自然な流れで
メタメタに叩き込まれながらのリニアモーターカー級の○輪車大暴走の限りを体験した泡姫達が
一糸まとわずひくひくと痙攣する脇で、偽ネギは静かに座っていた。
「ね、ねえ、王子様ぁ…」
二十代半ばぐらいのお姉さん格の泡姫様が、辛うじて床に這って偽ネギに手を伸ばす。
「これ筆下ろし…こう言うの初めて、なんて絶対嘘でしょ、ね…
どんだけ経験したら…この女殺し…」
「いえ、皆さんのご教授が良かったから、こんなによくしてくれて。有り難うございました」
にっこり笑ってぺこりと頭を下げる偽ネギに相手もそこはプロの矜持で気合いで身を起こし礼を返す。
夢の時間が終わり、共に服を着て、
期待以上の封筒を渡された美女一同は飛び上がりそうになるのを必死に我慢する。
「今夜は本当にありがとうございました。素晴らしい時間を過ごさせていただきました、一生忘れません」
「光栄です、お客様。こちらこそ素晴らしい時間を過ごさせていただきました」
礼儀正しくぺこりと頭を下げる偽ネギに、鍛錬の賜物の上に実感として一同深々と頭を下げる。

修行の成果を改めて確認すると共に一度すっきりとした偽ネギは、
メモリーディスクで関係者の都合の悪い記憶を改変し、
石ころぼうしを被って高笑いを響かせながら歓楽街を後にした後、
チェックインした温泉街の旅館に入って一風呂浴びてゆっくりと就寝した。

休暇十二日目と休暇十三日目を温泉街の旅館をベースにそこで朝食を取り、温泉に浸かり、
近場の食堂で昼食を食べ、十二日目の夜は牡丹鍋を、
十三日目の夜は京都まで足を伸ばしてまる鍋を堪能した偽ネギは、
十四日目の朝食を食べてチェックアウト、図書館島裏の秘密基地に入った。
そこから一度休暇前日午後深夜の女子寮に移動し、戻って来た偽ネギの手元には四枚の写真が残されていた。
かべ紙秘密基地の一室に入った偽ネギは写真に湯を浴びせていく。
目の前に、就寝中に瞬間固定カメラで固められた明日菜、木乃香、刹那、のどかが姿を現す。
石ころぼうしを被った偽ネギは、瞬間固定カメラで全員を撮影し、
きょうじきで一人ずつ目覚めるまで肉体時間を進めていく。

「駄目よ、開かない」
ゴマロックを掛けられた入口で明日菜が言った。
「なんなんでしょうここは?」
軍事施設を思わせる殺風景な部屋の風景に、
目が覚めたら突如こんな所に移動し、
全員武器もアーティファクトも所持していない中でパジャマ姿の刹那も不安を隠せずに言う。
「これ、食べてええんかなぁ?」
無造作に置かれている、スーパーやコンビニで買ったらしいお握りや菓子パンや
缶詰やプラスチックのフォーク、ペットボトルのお茶を見て木乃香が言う。

「開けた形跡はなさそうですが…」
「もうっ、食べよ食べよ」
実際空腹が頭に来ている事を実感していた明日菜が苛立った口調で言った。

丁度、満腹になった辺りで扉が一人でに開いた。
四人の少女が外に出ると、そこは又だだっ広い空間だった。
石ころぼうしを被っていた偽ネギがタンマウォッチのスイッチを押し、
四人の足首に階級ワッペンを貼った革リングを填めていく。
「ネギ!?」
タイムロックが解除され、石ころぼうしを脱いだ偽ネギを前に明日菜が叫んだ。
「ネギ、大丈夫だったっ!?」
明日菜の叫びに、偽ネギは心の中で何かとてつもなくイラッとしたものを覚えた。
「あー、こほん」
そんな明日菜を見る事なく、偽ネギは一つ咳払いをした。
「少し、黙ってていただきます」
しんと冷たいその声に、明日菜は、そして木乃香も他の面々もぞわっとするものを感じた。
“…貴様は…”
ぞわっとしたものを感じたのは偽ネギも同じだった。
一瞬、丸腰なのに居合の体勢をとった刹那。その戦闘モードの眼差しは、
大将ワッペンを着けていなければ確実に死んでいた事を意味している。
「刹那さん、あそこに入っていて下さい」
冷や汗を抑え込み、偽ネギが静かな声で指示する。
「他の皆さんも、空いているカプセルに入って下さい」
「はいっ、入らせていただきますっ!」

しんと静まった秘密基地の中央ホール。
腰の後ろで手を組み、並んでいる恐怖ストーカー製造器刷りこみたまごの群れを眺めた偽ネギは、
その一つにきょうじきを向け、たまごの時間が五倍速で進む様に調整する。
「………ネエエェェェェェェェギイイィィィィィィィィィッッッッッッッ!!!
ぴよぴよぴよぴよぴよ……………」
グキリッと言う幻聴を聞きながら、
それでも自分の胸板に押し付けられる歳の割りには豊かな胸の弾力を楽しんだりしていた偽ネギだが、
取りあえず目の前の明日菜の唇を奪い、
明日菜がえへらえへらえへらとくずおれるまでねっとりと口の中をかき回しダウンさせ、
きょうじきで静止同然の姿にして簡単に動けない様にしておく。
“…し、死ぬかと思った。やっぱこの道具ヤバイ…”
次にきょうじきを右手と左手に一つずつ持った偽ネギは、
左手のきょうじきで木乃香のたまごを促成孵化させると、
飛び出した瞬間に右手のきょうじきを向けて静止同然の姿にする。
「んじゃ、次…」
「ぴよぴよぴよぴよぴよぴよぴよぴよ!!」
“ひよこなの分かったから縮地なんて使ってんじゃねぇ鳥いいいいっっっ!!!”

せっかくだから刹那の普段は絶対見られない真っ赤なにこにこ顔とすべすべ頬ずりを
少しの間堪能した偽ネギは、念のため用意していた厚みぬきとりバリを逆手に握って刹那に突き立て、
きょうじきで刹那が一分の動きをする間にそれ以外で一日が過ぎる様に設定してからスポイトの水を垂らす。
最後の宮崎のどかはまあ予想の範囲内で両手のきょうじきで対応出来たので、
偽ネギはひとまずふーっと腕で汗を拭う。

相変わらずパジャマ姿のまま四者四様に彫像の様でいて微妙にそうではない四人の美少女を前に、
一息ついた偽ネギは、ちゃぶ台の上に拮抗できる量のクイックとスローを予めオブラードに包んで用意し、
クイックを飲み下してから四人の少女の時間設定を平常に戻し、次の瞬間にはスローを飲み下す。
「ぴよぴよぴよぴよぴよぴよぴよぴよぴよぴよぴよぴよぴよ!!!」
「…じゃかあぁしいいぃぃぃぃぃぃぃっっっっっ!!!」
偽ネギに山積みになって群がる美少女を元々のネギの超強力魔力ではね除け
ちゃぶ台を引っ繰り返した偽ネギは、そのまま四人をこってりシバキ倒してみっちりと立場を分からせる。
「気を付けえっ!前に進めえっ!!」

偽ネギを先頭とする一団の行進が入ったかべ紙秘密基地の一室は、
言わばかなり幅広い対応が出来るラブホテルの一室の様に改造されていた。
「気を付けえっ!」
横一列に並んだ美少女四人は、びしっとそれに従う。
「それじゃあ、ここで裸になってもらいましょうか?」
「な、何?」
戸惑いながらも、階級ワッペンの強制力で少女達はパジャマを脱いでいく。
「全部脱いで下さい、脱いだら手を頭の後ろで組むんですよ」
一応敬語を使っても、偽ネギの口調にはいつもと違う冷たさがあった。
そんな偽ネギを前に、人工促成純粋培養された熱烈ラブの相手に何一つ隠さず生まれたままの姿を見せている、
ぽーっと赤くならざるを得ないシチュエーションだった。
偽ネギは、椅子に掛け、足を組んでとっくりとそんな四人の裸体を眺める。
冷ややかな表情を作る強烈な意思力を働かせながら。

「ふぅーん」
「な、何よ、ネギ?」
手を後ろに組み、近づいてじろじろと明日菜の裸体を眺める偽ネギに明日菜が震える声で言う。
そんな明日菜を余所に、明日菜の真ん前にしゃがみ込み、
普段は決して剥き出しにじろじろ見られる事などあり得ないコンプレックスの場所を前に
ふっと笑みを浮かべて明日菜の前を離れた愛し過ぎる男性「ネギ」の挙動は
人工製造恋する乙女神楽坂明日菜を不安のどん底に突き落とすに十分だった。
そんな偽ネギが、今度はつかつかと刹那に近づいた。
「アスナさんは知ってましたけど、刹那さんもホントにお子ちゃまオマ○コだったんですねー。
背も胸もちっちゃいんじゃ本当にヤル気も起きないお子ちゃま体型って奴ですねー、
別にお子ちゃま趣味ないですし」
真っ赤だった刹那の顔色が見る見る青くなって行く。
そして、偽ネギは木乃香に近づく。

「いいですねーこのかお嬢様。
お嬢様もぺちゃぱいだけどまだ中○生ですからねー。お上品な白いお餅にきれーな撫子ー♪
何て言っても生まれ育ちが違いますよー、なんかいー匂いもする感じですしー♪
何と言うか卑しいものとは無縁な高貴なオーラみたいな輝きですねー♪
「や、ややわーネギ君」
強力な洗脳により、どうしても満更でもない口調になってしまう。
今言われている言葉がこの集団の中でどう言う意味を持つか、頭に理解が達しても。
そんな木乃香を余所に、じろっと視線を向けた偽ネギは、
その先で下を向いてぷるぷる震えているのどかにつかつかと近づく。
「宮崎のどか、お前はあのベッドに座れ」
聞いた事も無い「ネギ」の口調に戸惑いを覚えながらも、
のどかは言われた通りキングサイズのベッドに座る。
「お前らは俺の後ろに立ってろ」
じろりと他の美少女をねめ回して言うと、偽ネギはつかつかとベッドサイドに立つ。
別人の様な「ネギ」をのどかは怖い、と思ったが、
一方で、只でさえの恋心に異常な洗脳が加わっている相手にベッドに促され、
溢れるばかりの期待が渦巻いているのが実際だった。
「おーし、脚を開け」
「え?」
「聞こえねぇのかグズ、ぱっかり脚を開いてそこに座れって言ってんだよ」
「は、はい」
「ネギ」像を真正面から裏切る様な罵声と命令を浴びながらも、強制力と強制愛情で
のどかはその恥ずかしいポーズを取る。
「ほら、手は背中で組む…なんだー?見てみろよこいつ、
もうなんかぱっかり開いて透明の液体がトロトロ溢れてんぞおい、ベッドっつって何想像してんだこいつ?」
偽ネギが言い、後ろの面々も偽ネギに会わせて愛想笑いする。
のどかは十分自覚しているので、かああっと赤くなって顔を伏せるが、
偽ネギに脳天の黒髪を痛いぐらいに掴まれ顔を上げられた。
「なー、いっつも大人しくて本が恋人ってなー、
そーゆーネクラに限ってエロエロ想像力逞しかったりするんだよなー」
頭をグラグラ揺すりながらの愛する男性の余りの言葉に、のどかの目に涙がにじんで来る。
「じゃあ、ここでそのままオナッて見せろよいつもみたいに」
「え?」
これは、一発変換するにはのどかの理解力のキャパを超えていた。
「どーせ毎晩あん時の事とか思い出して一人でくちゅくちゅはぁはぁしてんだろ?
オカズ本人のネギ様が見ててやるっつってんだよ、お友達も一緒によー、
だからとっととやれよネクラブス」
“…いや、全然可愛いし…”
前髪を掴み上げ、潤む瞳に嘲笑を浴びせた偽ネギはそのまま唇を歪めてつかつかと下がる。
「はーい、はくしゅー」
パチパチと拍手が響く。本当ならわんわん泣き出したい、だが、それは出来なかった。
その代わり、部屋にか細く甘い泣き声が響き始める。

「じれってーなぁーおい、いつまでそんなあんよもぞもぞやってんだよ?」
「ご、ごめんなさい、直接、触るの痛いんです…」
「ふーん、そう」
偽ネギは、そんなのどかにきょうじきを向けて静止同然の姿にすると、
無生物さいみんメガフォンで作った強力媚薬を他の面々から見えない角度から
のどかの口にスポイトで一滴落としきょうじきの効果を解除する。
「…ああっ、ね、ネギせんせー、体が、体が熱いですぅ…」
「それはですねー」
にこおっと偽ネギが笑って顔を近づける。
「てめーが露出狂の変態だから
真っ裸晒して公開オ○ニーの真似事するだけでビンビン感じて困っちゃうんだよ。
カマトトぶってテメーのドスケベ本性分かったかこの淫売ネクラブス」
「…ううっ…」
「で、こーやって素っ裸でオマタおっ広げて罵倒されるのがたまらなく感じちゃう
マゾっ娘なんだろエロ本屋ちゃんは。
露出狂に淫乱にドMって救う様の無い変態だなーおいっ」
「ううう…ひゃうっ!」
偽ネギに手を取られ、自分の指で、触れた事も無い様な所を撫でられのどかは悲鳴を上げた。
「今の感じでよー、ぬるぬるのマン汁でつるつるおマメ触ってやったら
そんなもぞもぞお上品なのなんかじゃ全然我慢出来なくなるよなーおいっ!
だからもっぺんやってみーおいっ!!」
「うっ、う…あっ、ああっ、はうっ、あああああっ!!!」
「ほーら、すーぐ味覚えてやんの変態エロ本屋。
どーせなんだからそのまま指突っ込んで気持ちいートコ探してみよーっ!」
偽ネギがニヤニヤ笑って言う前で、ぐちゅぐちゅかき回す音と共に
その澄んだ声が段々太く、甲高くなっていった。
「あっ、ここ?…はううっ!こっ、ここ…あああっ!!
…あっ、ああっ、あああああーーーーーーーーーっっっ!!!」

乱れた前髪の間から覗く潤んだ瞳からは涙が一筋横に流れ、
確かに今までこっそりしてたのが真似事に思える様な脳天に突き抜ける様な強烈な感覚の果てに
前のめりにばふっとベッドに倒れ込み、涙とヨダレを溢れさせているのどかの横顔を
偽ネギが覗き込んでいた。
「ふーん、のどかさんってそう言う女の人だったんですねー」
偽ネギの冷ややかな声にのどかがギクッとした。
「上級の性教育のテキストなんかだと健康な人でも一人でこっそりする事あるみたいですけど、
僕達の前でもあんな事してあんな声出してこんな風になっちゃう人なんですねのどかさんって」
「やっ、や…
いっ、やっ…やあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!」