部屋に戻った俺はこの後の予定を考えていた。吾はもう駄目だろう。抵抗しようとしても、刷り込まれた恐怖と快楽が逆らわせまい。
これ以上逆らったらどんな目に遭うか考えて股間を濡らしていたらそれはそれで…待て、これは俺の新たな嗜好か?
今日の行動は過激だったから、明日は学校を休ませて一日中ゆっくりたっぷりと弄んでやろうかとも思ったが……
…丁度、朝美から連絡が入り、吾は明日も学校へ行くと言ったと伝えてきた。
明日か…と俺は考えをめぐらせる。
明後日は休日、ということは、その気になれば明日は翌日まで彼女らをずーーーっと好きに出来るわけで…
俺はそこでひらめき、朝美をはじめとした女達を早めに帰し、明日に備えて英気を養った。

翌日、俺はあるものを作っていた。
「人間すごろく」…作中では銅鑼○門が「作った」と発言していたが、俺もそれに習い作り始めたのだ。
舞台は鏡の世界の町一つ。駒は……朝美だ。
笑いをこらえながら「一つぶ24時間」を飲み、体を眠くならないように、かつ疲れないようにすると、下校時間を過ぎた朝美を呼び出した。

「やあ、よく来てくれたな、朝美」
俺は落ち着いて床に座り、目の前の『人間すごろく』を見る。

そして俺は朝美の前に立ち、今回の趣向を説明する。
「これより、すごろく大会を開く! 二人だけだけど」

俺は説明するために言葉を続ける。
「これから趣向を説明する。聞いてないんだったらそれはお前のミスだから俺はまったく気にしない。」
「酷いですご主人様」
無視して俺は『人間すごろく』を取り出し、見せびらかす。
「これは俺の作ったすごろくだ。これより俺とお前の運命はこのすごろくが握っている。
 これより、俺達はこのすごろくの駒となる。とはいえ、俺と俺の所有物の関係だから大して変わらんだろう」
俺は朝美が聞いているか確認すると、改めてルールを説明する。
「ルールは簡単。俺がサイコロを振り、駒である俺とお前はゴールを目指す。しかしこのすごろくのマス目には命令が書かれている。そして駒である俺達は、止まったマスに書かれた命令を実行しなくてはならない。
 おっと、それともう一つ。マスに書かれた命令は一つじゃない。二人同じマスに並んだ時、発動する命令もあるからお忘れなく」
ちなみに最初の数マス以降は俺専用の命令と朝美専用の命令が別個に書かれている。
そしてやはり俺への命令はどうってことないものばかりで…一番厄介な命令が『振り出しに戻る』程度…朝美への命令は、無論あんなことやこんなことばかりである。
朝美は困ったようにも楽しそうにも見える顔をし、さらに早くプレイしたそうな顔をする。
俺はそんな彼女に向かい、大きく叫んだ。

「さあ、楽しい楽しいすごろく大会の始まりだ! 楽しいのは俺だけだろうけどな!!」
「ご主人様、そういうのは心の中でだけ言うものです」
「朝美うるさい」



はじまる前だったので性的な意味を含まないお仕置きを軽くした俺は、朝美共々鏡の世界へ移動する。
そう、俺は原作同様、この町ひとつをすごろくの舞台にしたのだ。
「それでははじめようか。まずは…俺からかな」
俺はサイコロをふり、ふたつの駒…青い三角錐形の駒とピンク色の三角錐形の駒…のうち、青い駒に手を伸ばした。
まず見本を見せてやるのもいいし、最初に俺から振って軽めの命令を見せて朝美を安心させて後から突き落とすのも面白いからな。

サイコロの数字は「4」だった。それに従い、コマを4つ進ませる。
「ん…?」
俺の体が動いた。
手が動き、勝手に服を脱ぎ始める。
マスに書いてあった命令は……「裸になる」だった。

考えてみれば自分も参加などせず、最初から朝美一人にすごろくをさせていればよかったんじゃあ…などと思うも、無論手遅れ。
俺の貧弱な肉体が完全に曝されると、後悔しながら朝美にサイコロを振らせた。

朝美の出した目は「6」だった。畜生、俺より大きい目を出しやがって。
そして朝美は、止まったマスの命令に従い服一枚脱ぎ…

「……あれ? ま、まさかこれだけですか?」

固まった。書かれていた命令は「服を一枚脱ぐ」だった。

「こういうのもあった方がいいからな…」
そう答えた俺の顔には、でかでかと「何でそのマスに止まったのが俺じゃないんだ」と書かれていたとか。

…その後も朝美がエロ水着に着替えたりスク水に着替えたり体操着に着替えたり俺が立小便をしたり海パンを履いたりいろいろあったが、長い戦いの末、遂に俺と朝美で命令が別個に書かれているいわば分岐マスゾーンへと差し掛かった。
そして、サイコロを振り…頼む!振り出しに戻るに止まるのはやめてくれー!(心の叫び)…駒を進めると、そこには「服を一枚脱ぐ」と書いてあった。
俺はほっとして、さっき身につけた海パンを脱ぐ…と、そこで命令の後に小さくこう書かれていたことに気がついた。
「…ただし全裸だった場合、及びこれで全裸になった場合、振り出しに戻る」

「チクショーーーーーーーーー!!」
俺は号泣しながら振り出しに戻った。
「あ、あの…ご主人様…?」
朝美は呆気に取られているが、とりあえずサイコロを振らせて朝美を動かした。
朝美は「1」を出し、一歩前に進む。
そして朝美が止まったマスにはこう書かれていた。
「見せ付けるように腰を突き出し、オナニーする。ただし、他のプレイヤーが何度サイコロを振っても終わるまで動けない。」

「そ、そんっ…あっ…」
命令内容に驚く朝美。だが、体はすぐに膝を折り曲げ、腰を突き出し指が股間へと移動する。
「あっ…! そ、そんなっ…い、いつもより気持ちい…ぁんっ!」
前のマスの命令で体操着に着替えた朝美の指が、ブルマーの中に入り湿った音を鳴らしだす。
空いたほうの手は上着の中に入り込み、胸をもみ氏抱く。その力はいつも強い。
断続的に快楽の声を上げながら、朝美の自慰は胸と秘所を汗と愛液で濡らし、後穴を両手で弄り回し、主のその姿を視界に納めるときまで続いた。

「あぁ…や、やっと…」
疲れた声を上げた朝美は、ふらふらとサイコロを振る。
「2」と小さい数字を出してしまった朝美は、やはりふらふらと前進した。
そして止まったマスの命令に従い、犬のエロコスプレをして電柱にマーキングしていた。

やはり終わるまで動けない朝美を追い越すべく俺は前進し、幸運にも「3歩進む、ただし止まった先での命令には従わなくても良い」等のマスに止まって突き進んだ。

「ハァ…ハァ…」
俺の一歩後のマス目でマーキングしていた朝美は荒い息をつきながら戻ってくるとサイコロを振る。
俺を追い越した朝美が止まったマスに書いてあった命令は。「サイコロを振り、その目に応じて主の脳内で設定された女を呼び出しまぐわる」だった。
「……はっ…で、でも、これぐらいなら…」
朝美は何度もエロい目にあっている(主に俺のせいで)。
だからこれぐらい大したことはないだろうと高をくくっているのだろうが…それは俺が許さない。
少なくとも横槍を入れて朝美をヒーヒー言わせてやる。
「えいっ」
声とともに振られたサイコロの目は「3」。俺は「どこでもドア」を取り出すと、設定先の女を迎えに行った。

「……えっと…それで、どうすればいいのかな…」
そこに呼ばれたのは吾だった。これまで好き勝手に俺に責められていたためどうすればいいのかわからないらしく、ジト汗を浮かべ朝美と俺を交互に見る。
「ああ、とりあえず脱いでくれ。話はそれからだ」
俺に促されるまま、服を脱ぎ生まれたままの姿になる吾。
やはり恥ずかしいのか顔を赤らめ胸と秘所を手で隠すが、俺が目で合図すると渋々、両手を腰の後ろに回した。
「よし、次はこれだ」
俺は次に『タイムコピー』を取り出し、朝美の寮の管理人…あの加藤とか言う男…の持ち物だった媚薬をコピーする。
「吾…こっちに来い」
俺は吾を手招きすると、横目で朝美が俺の動きを見ていることを確認しながら、口移しで媚薬を2粒飲ませた。
「んっ…んうっ…ごくっ…」
吾が媚薬を飲んだことを確認すると、『マッドウォッチ』で少し時間を進め、体に媚薬の効果が浸透するのを待つ。
「はぁっ…ぁっ…」
やがて吾の顔に赤みが差し、秘所から液が滴り始める。そろそろいいだろう。
「これで仕上げだ」
そう言うと『アベコンベ』を取り出し、吾の淫核をそれで突っついた。
「ひぃやぁぁぁぁぁぁっ!!? な、何っ? ボッ、ボクに何…を…?!?」
みるみるうちに吾の淫核は大きくなり、青筋の立った、どこかの魔王様を彷彿とさせる御立派なイチモツへと変貌を遂げた。
「ふむ…体格が立派だからここまで御立派になったのかな…? まあいいや」
俺はぶつぶつと呟くと、朝美を指差し、言った。
「好きに襲え」


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最終更新:2010年07月25日 20:31