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名無し917さん


キレイ好きなしずかちゃん。今夜もお風呂にはいって、ロリオタ垂涎のボディをお手入れ中。
しかしどこから入ってきたのか、羽音が聞こえないほど小さな虫が飛んできた。
「あら虫かしら、やーねえ。どっかいってくれないかしら」
しずかちゃんが手で振り払うと一度は逃げた虫。だがいっこうに開いた窓から出て行ってくれない。
まるでしずかちゃんを見守るかのように、一定の距離をおいて、飛び回っている。
いや「飛び回っている」というのは不適切であろう。
その「虫」は、静香ちゃんを中心にした円軌道を飛行しているのだ。
もはや説明の必要はあるまい。「スパイ衛星」である。

同時刻、のび太の部屋は異様な熱気に包まれていた。
「ハアハア、ねぇ見た?ドラえもん。しずかちゃんがスパイ衛星を振り払ったときの映像!
 しずちゃん、腋毛が生えているよォー、ハアハア。しずかちゃんの体って、もー大人なんだぁ・・・ハアハア」
そろそろお年頃ののび太に、入浴映像は少々刺激が強すぎたらしい。
「のび太君いい加減にしなよ。盗撮映像でハアハアなんて、みっともないよ。
 こんなことしてるぐらいなら、告白してしまえばいいじゃないか。」

しずかちゃんへの一方的な恋愛感情に同情して「スパイ衛星」を出したドラえもん。
だがのび太の興奮ぶりが、少々心配になってきた。
(何だか悪い予感がする。のび太君のことだからまた調子に乗ってとんでもないことに・・・
 ああ・・・スパイ衛星なんて出すんじゃなかった。)

「だいたいのび太君、エッチは見るモンじゃなくてヤルもんだよ。」
いちおう諭そうとするドラえもんだが、いつものようにのび太は,聞いちゃあいない。
否、それどころではない。
「ヤル」という言葉がのび太の童貞脳を刺激したようで、興奮がさらに進んでしまった。
「エッ、ドラえもん!しずかちゃんでもうエッチできるカラダだよね!!
 ボクしずかちゃんとエッチできるんだよね!!!」
今回はむしろとんだヤブヘビになってしまった。

「だから告ればイイじゃないか。男なら正攻法で「あたって砕けろ」だよ。」
「そんなの無理だよドラえも~ん、あのしずかちゃんがボクに振り向くわけないじゃないか~
絶対に嫌っていわれちゃうよ~。そーなったボクもー生きていけないよ~」
なかなか自分のダメさ加減がわかっているのび太。
そして自分のダメ人間ぶりを派手にアピールして、要求を貫徹するのが、のび太の常套戦術である。
「ヤリたいよ~、ヤリたいよ~、ドラえもんなんとかしてぇ~。」
もちまえの他力本願根性をむき出しにして、ワメき出すのび太。
こうなってしまえば、手の打ちようがない。

本来的にはのび太の自助努力を促すべきところだが、そうはいかない。
ドラえもんは常にのび太の要望にマッチしたアイテムをださなければならないのである。
さもなければドラえもんは、自分の存在価値を見失ってしまう。
何といってもドラえもんは、自立歩行型人工知能搭載四次元ポケットにすぎないのだから仕方がない。
どんなに理不尽であったとしても、のび太の強い要求に応じざるを得ないのである。
「要するにしずかちゃんにキミの正体がバレずに、しかも普通にエッチがしたいんだね。」
念を押すようにドラえもんは尋ねた。
「そぉ!!そぉなんだよ!!でも抵抗されたら、ボク負かされちゃうし、寝てるとこを襲うのはつまんないし・・・ドラえもん、何とかしてぇ!!」

(チッ、コレじゃぁ「催眠機」は使えねえな。無駄に色気づきやがって・・・)
出来る限り、リスクが少なく、しかも面倒くさくない選択を提示するドラえもん。
「でも突然エッチはどうかと思うよ。まずはしずかちゃんを近くで見守るのはどうかな。
 風呂はもちろん、トイレも一緒にはいってさ。」
「やだよ~。ドラえもん、わかってない。僕はエッチがしたいの!!!」
(クソッ、見てるだけなら「石ころ帽子」ですんだのに・・・!!!)

「エッチはともかく、とりあえずはスパンキングから始めたらどうかな?
痴漢プレイも面白いよ。ほら、物事には順番といものがあるから」
「そーじゃないッ!!ほんとうにドラえもんは分かっていないなー!!
ボクがしたいのはセックスなのっ!!」
(これじゃあ、「マジックおしり」もアウトだなぁ・・・)

「仕方が無いなあ、じゃあ・・・」
ドラえもんはしぶしぶとアイテムを取り出した。
つづく。