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朝・・・まだ薄暗い中・・・その『なにか』は人を探していた
ある漫画で、いじめられっこから地獄の修行を乗り越え、
達人の道を歩み始めるはずだった人を・・・



それから数刻した住宅街にて、ケンイチという少年の目が覚め始めた
「イテテ・・・空手部の先輩に殴られたあざがまだ消えてないや・・・ん・・・今何時・・・?」
いきなり聞き覚えの無い声がした
『あと15分で始業だよ~』
「え・・・ヤバ・・・ってウワァァア」
『ん、どうした?ヤバいんじゃないのか?』
「え・・・何これ・・・頭の中から声がする・・・?え・・え・・」
『あ~オレね・・・アレだよアレ、天の声』
あまりにも軽いノリである
「・・・び・・・病院・・・保険証・・・」
馴れた手つきでタンスを探り始める
『だぁ~いじょ~ぶ、保障する。お前は正常だよ』
信じれるわけが無い
『ひとついいことを教えてやろうと思ってなぁ』
「・・・?・・?・・?・・」
軽いパニックを起こし、正常とはとても言い難い
『まぁ聞け、今日はお前の人生が大きく変わる日だ、それも悪い方向になァ・・・
そして俺はお前を救ってやろうと舞い降りたって訳だ・・・まァいい、学校だろ?』
「・・・気のせい。  って学校はヤバい!!」
すでに始業時間は過ぎている
『そーそ、ガンバれよ~』
ゼェーーーッハァーーーーーッ
まずいよ30分の遅刻って・・・朝のHR完全終わってるよ・・・もうサボろうかなァ・・・」
『その方が賢明だぜ~、とりあえず逃げてみろって』
こいつ・・・なんなんだ・・・とりあえず今日は病院だな・・・
「まァ無駄なことなんて何一つ無いらしいし、遅刻したのだってきっと無駄じゃあないはずだ」
ガラララッ「遅れてすみませんでし・・・ヘブァッ」
戸を開けると同時に黒板消しが飛んできた
「無駄なことがあるかないかは分からんが、無い方がいいのは確かだ」
「すみませんでしたー、今日も廊下に立ってます。」
「いや・・・今日はグラウンド30週だ。丁度遅れた分だけな・・・」
と言いながらドアを閉める
『随分と嫌な教師だなー。でもオレの予想じゃお前3周持たずに潰れるぞ』
(だからお前はいったい何なんだよ・・・)
『気にしたら負けだって♪』
(心も読めるのか・・・てかコレ僕にしか聞こえてないんだよな・・・)
その時、すれちがった女の人がいきなり怒鳴りつけてきた
「オイ!お前先輩に挨拶も出来ないのか!?」
「え・・・あ・・・?えぇ・・・」
『さぁて不幸の始まりだァ~♪』
目の前で「いちゃもん」をつけてきた女の人はよくよく見ると小さいながらも異様な雰囲気がある
丁度自分を殴るときの空手部の先輩の目にそっくりだ
「わざわざ目の前を通りすぎて無視しようなんてなァ・・・本当に教育受けてるのかァ?」
「いや・・・あの・・・考えご・・・」
途中まででかかった言葉は尻すぼみになって消えていった
『ププ・・カッコ悪・・・』
「うるさい、少し黙れェ!!」
心の底から出した気持ちとは無意識に声にも出るらしい。それには普段には無い凄みがある
しかしそれによって事態が好転するかは時と場合による
「ほォ・・・本当にイキがいいねェ・・・」
(マジ!?マジ!?ちょ・・まて・・・お前なんか助けるんだろ!?アイツ追っ払ってくれェェェェ)
『・・・まぁいいけどねー・・・
じゃあちょっと手ェ叩いてみ』
(え・・え・・それだけ・・・!?ねェちょっとォ!!)
『いいから叩けって、ホラ!はぁやく!!』
ぱちぃん     
        一瞬・・・の静寂・・・
                      ドドォォォオオォオン       
そして轟く爆発音
「うぎゃあああああああ」「爆弾だァァァァア」「早く逃げろーーーー」
「目がああああ」「助けてくれえええええええ」
阿鼻叫喚の地獄絵図
『フム・・・俺作【悪意ある断罪】この爆発の光や音を聞いた生物は逃走本能を刺激され逃げ出す
まァグレネードのようなものだ』
(お・・・おま・・・おまえ・・・・・・コレどうしてくれるんだァァァァァアアア)
『ム・・・いや話してるのが原因だったようだから義理で助けてやっただけだ
これをどうにかしろというのもな~』
(助けに来たんじゃなかったのか・・・少しでも信じたのが間違いか・・・)
『大人しく退学にでもなれよ』
(・・・・・・え、俺の学歴ここで終わり?)

今・・・帰路についている自分はいったいどんな顔をしてるのだろう・・・
いや・・・これを帰路というのも間違いか・・・ただうろついているだけだ・・・
『いや中々おもれーツラしてるよ、マジだって。スンゲー笑える』
反応するのも嫌になる・・・
あさこのおかしな声が聞こえなければ・・・自分はこんなことにならなくて済んだんだ・・・
『まぁまぁ、どの道普通じゃない人生だしさ~、一度最悪の体験とかしてみれば~?
それにメインディッシュはこれからだぜ~』
へ?まだなにか・・・まぁいいか
『今の道をまっすぐ進んでたら15歩目で拉致られるよ』
      • 聞きたくない・・・こんな声聞きたくない・・・
実際これからどうしらいいんだ・・・
「ムぐッォオ!!?ぐぎゃあ!!!」
『言わんこっちゃない、忠告無視もほどほどにね~』
自分は改造スタンガンにて気絶・・・ちょうど15歩目で拉致られた


パシャアァァァ・・・……
冷水をかけられて目が覚める・・・しかし体中が痛くて動けない・・・とてもだるい・・・
「オイこら起きろ!!」
目の前には今朝の女の人がいた
「え・・・とぉ・・・え・・・?」
いまいち状況がつかめない
どうやら自分は手足を縛られて地面に寝かされているらしい
今いる場所は・・・よくドラマとかで見るむき出しのエレベーターがある・・・
どうやら地下のようだが・・・相当だだっぴろいんだな・・・
「今朝はお世話になったねェ・・・アレは何なんだい?
なんにせよあんな危ないものを使って人を殺そうとするとはね・・・少しお仕置きが必要だよねぇ・・・」
      • そういうことになってるのか・・・被害者はむしろ俺・・・

女の人は喋りながらエレベーターへと歩いていく
「ここはね・・・うちの会社の土地でね・・・もう随分無人で通ってるし
近付くのも少ないし、陸の孤島ってやつだよ・・・今から何をするか分かる~?」
「・・・・・・・」
「キサラ様、まだ喋れないかと」
上の方にいる男の人が軽く正論を述べた
「まぁいいや、ただのゲームだよ、ちょっと解説しろ」
エレベーターで─キサラというらしい─キサラが上に上がっていく
「はい、ルールは非常に単純、この地下室で一ヶ月生き延びればあなたの勝ち
途中で一度でも許しを請えば負けです・・・
そしてここでは水は湧き水がありますが食べられるものはありません・・・鉄筋を食べれるなら別ですが
なにか芸をしてキサラ様より食べ物を分けていただくのです
以上です。また、キサラ様の機嫌を損ねたら確実に死んだと思ってください
ここではたとえ餓死しても地面に埋めれば数年は見つかりませんし」
『いいルールじゃねーか。俺も楽しむか』
「まぁそういうことだ、じゃあわたしちょっと寝てくるから、
わたしがおきても寝てたら餓死決定な」
『ここまで悪役に徹しきるとはな~
まぁ【勝ったら逃がす】とか何とかは言ってなかったし・・・』
(ここで死ぬしかないな・・・こりゃ・・・この悪魔のせいで・・・)
『ところでよ~ケ・ン・イ・チ~
面白い取引があるんだけど~ちょっとさ~乗ってみないか~
どうせ死ぬんだし・・・【悪魔】との取引ともいいかもよ~』