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黒ネギ某一日/第11話」(2009/09/04 (金) 17:56:57) の最新版変更点

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  *  *  * 「あー、さっぱりしたぁ♪」 “…そりゃー、あんだけ発情した後だもんなぁー…” グラウンドに設置された先程のシャワールームを出た生徒達が、 先程のスケスケシースルー着替え筒を被り、ほくほくと偽ネギから小梅と紙コップの番茶を受け取っていく。 余り急激な体温変化はあれなので、シャワーの「なんでもじゃ口」は36度に設定されていた。 「まー、その着替え筒を使ってもいーんですが、やっぱちょっと広い所がいーでしょー。 つー訳で、あそこで着替えて下さい。あーあー、あのぐるっと囲んでるビニールの筒ですね、 あれは非常に特殊な素材でして、今から一分経ったら、外から中の様子が見えなくなるんですねーはい。 そーです、外からは見えないんです、見える様な気がしても見えていませんのでお気になさらずに。 それでは順番で、他の人は待ってる間ここで寛いでいてくださーい」 「かたづけラッカー」噴射済み「うそつ機」を装着している 偽ネギが指し示したのはグラウンドの演説用お立ち台で、 「かたづけラッカー」を噴射した「つづきをヨロシク」が上空で金属のリングを支え、 そのリングからお立ち台に向けて透明ビニールの筒が垂れていた。 その、長さだけを見たら足首だけがはみ出すぐらいのサイズのビニール筒を潜り、 3‐Aの美少女達は二人ずつお立ち台に昇って、 偽ネギから受け取った「フエルミラー」の二重写しでコピーされた体操着に脚上げて腕上げて堂々と着替える。 着替え終わった生徒達はグラウンドの野球用ベンチに集められ、 そこで、まとめて「メカメーカー」製造噴霧器による「グッスリガス」をかがされた。 その間に、偽ネギは「メモリーディスク」で本当にヤバイ記憶を適当に改ざんし、 「きょうじき」で一度グラウンドの時間進行を正常化してから ベンチ内の時間進行をベンチ内で五秒が経過する間にベンチ外では一分が経過する様に調整する。 その一方で、生徒達が露出趣味を一旦忘れ、肉体状態が正常に戻る様に、 一応「タイムテレビ」で確認しながら「ソノウソホント」で一つ一つ、 残っている道具の効力の終了をコールしておく。   *  *  * 「おはよーございまーす。一生懸命体育でしたからねー、よくお休みでしたよー皆さーん」 まだ寝ぼけ眼の面々が、にこにこ笑って告げる偽ネギを見た。 「あー、あっちのベンチにいる皆さんも聞こえますねー。 では、そろそろ授業も終わりですので、ぼちぼち流れ解散で終わりって事にしまーす」 「きょうじき」で時間進行が正常化されたベンチに向けて、偽ネギが言う。 そして、体を伸ばし、ゴキゴキと鳴らしてからグラウンドに出る面々と入れ替わりに、 偽ネギはさり気なくベンチ入りした。 青空の下、ぴっちり真っ白Tシャツでの体育の授業。 しかも、流行のノーブラノーパン健康法絶賛実践中と言う事であるならば、 「あらかじめ日記」に書き込まれた一寸先の未来日記が天気雨である事は言うまでもない。 「きゃーわーひー」 “…計 画 ど お…” 無論、Tシャツべったり先っちょぼっちりぷるんぷるんがその目的の大半を占めているのは当然の事であるが、 一同がたぷんたぷんのぷるんぷるんさせながら(一部ぷるぷる一部それ以下の例外あり) グラウンドから姿を消すのを見計らい、 雨傘モードの「世話やきロープ」をポケットに入れた偽ネギは行動を開始する。 グラウンド内で十時間が経過してもそれ以外では一分しか経過しない様に「きょうじき」で グラウンド内の時間を設定した偽ネギは、 お立ち台の着替え道具を「チッポケット二次元カメラ」で撤去する。 「スーパー手ぶくろ」を装着して勝手におっ立てた柱を引っこ抜き その他の「水加工用ふりかけ」製造品も一緒に 強化プラスチックの巨大な板を敷いておいたグラウンド中央付近に集めた偽ネギは、 それにまとめて「水加工用ふりかけ」水もどし版をふりかけて行く。 取りあえずビニールシートや鉄骨は「チッポケット二次元カメラ」で撤去した偽ネギは、 柱のあった穴を取り囲む様に「スペースイーター」で穴を空けたプラスチック板を敷設する。 そのプラスチック板の穴に入った水は、 「位置固定スプレー」で空中に固定されたプラスチック板の空いた穴を通って、 その板の真下にあるグラウンド中央部へと落下しその周囲へと広がる。 偽ネギは、柱のあった穴の中に「フエルミラー」でコピーした 「チッポケット二次元カメラ」の写真を何枚も放り込んで保温水筒の湯を垂らして行く。 その写真に撮影されていたのはかなり大量のとろとろの泥を大きな木箱に詰めて 「カチンカチンライト」を浴びせ、「スッパリほうちょう」で木箱から切り出したもので、 「きょうじき」を使ってさっさと「カチンカチンライト」の効力を解除していく。 「位置固定スプレー」で大きな板を屋根にした下で、 泥の流れ込んだ穴には大きなスポットライトが幾つも浴びせられる。 ライトを支えるのとライトと接続した手動発電機のハンドル係は「つづきをヨロシク」が担当する。 グラウンド内で一分が経過する間に板の屋根の下では八時間が経過する様に「きょうじき」で設定されており、 頃合いを見て偽ネギは板の屋根の下の時間進行をグラウンド全体と合わせ、 屋根と照明器具を元通りに「チッポケット二次元カメラ」で撮影する。 改めて「スーパー手ぶくろ」を装着した偽ネギは、 穴から溢れ出た土をスコップで削り、ローラーを掛けて整地しておく。 そんなこんなも後片付けも終わらせた偽ネギは、 グラウンドの時間進行を「きょうじき」で平常進行に戻してから、 既に「天気決定表」により本格的な雨降りの時刻となっているグラウンドで 「石ころぼうし」を被って「しゅん間リターンメダル」を押す。 体育の前に更衣室無用の気楽さが何ボの女子校の事、 無人の3‐A教室に瞬間移動した偽ネギは、程なく、 雨と汗と髪の香りにむっと溢れ返る熱気をにこにこと出迎えていた。   *  *  * 「あーどーものどかさん」 「?はい」 かつて感涙にむせぶ者多々生じせしめた由緒正しき秘密道具である事など知った事ではない偽ネギにより、 「呼びつけブザー」によっていつの間にか廊下に現れていたのどかが、 それでも目の前の偽ネギを見て嬉しさを隠しきれない返答をする。 「えーあー次の授業は国語な訳ですが、本屋の称号をほしいままにしている のどかさんに相応しい素晴らしい授業を繰り広げる予定となっておりましてですね、 そーゆー訳で、のどかさんにもちょっとした準備をしていただきたいんですよ」 「はい、なんでしょう」 “ネギせんせーのお手伝いネギせんせーのお手伝い♪” “…にこっ、てかにこっ、てwwwww” 双方の思惑に生じている相違など知った事ではなく、 「かたづけラッカー」を吹き付けた「うそつ機」を装着している偽ネギは話を続ける。 「これは、新開発のマイクロマシン入り読書シンクロマシーンなんです。 この軟膏をたっぷりと表面にとぐろを巻いてから粘膜部に挿入しておく事によってですね、 内蔵されている超高性能マイクロマシーンが直接使用者の触覚神経から大脳へと その記憶データを伝達して深遠なる書物の世界と一体化出来ると言う大変な優れものなんです」 「そうなんですかー」 「そーなんです。まだ一応実験段階と言う事で他の皆さんには内緒なんですけど、 クイーンオブ本屋の栄冠に輝くのどかさんには、 是非次の授業でこの素晴らしいマシーンと共に参加していただきたい。そう言う事なんです。 よろしいですか?」 「は、はいっ」 ずいっと真剣な偽ネギに迫られ、のどかはぽっと頬を染めて返答していた。 「あー、使い方は箱の中のメモに書いてありますので、 必ず、必ず次の授業はメモに書かれた通りのセッティングをしてから来て下さいね」 「はい、ネギせんせー」 ネギLoveと「うそつ機」と未だ脚に巻かれている「階級ワッペン」革リングの効力で、 のどかの返答からは一片の躊躇も見えなかった。   *  *  * 「それでは四時間目は国語の時間でーす。 研修授業と言う事で、相変わらず今日は僕が担当しますのでよろしく」 挨拶と共に、偽ネギは、「きょうじき」を発動させて 外部で一分たつ間にここでは一日が経過する様に教室内の時間を設定する。 「この時間は朗読会と言う事になりますので、これから回すテキストですね、 雑誌みたいな形をしていますが立派なテキストですので、 これを一ページずつ、心を込めて、なりきって、読んでいただきます。 これは、あくまで国語のテキストであり、文部科学省絶賛文化勲章国民栄誉賞ノ○ベル文学賞受賞の 権威ある偉大な名作文学作品ですので、非常に有意義な授業になる筈です。 その前にですね、まあ、朗読と言う事ですので、一緒に回すキャンディーを舐めておいて下さい」 「はーい♪」 「ん、結構おいしー♪」 3‐Aの教室に揃った美少女達が、手作り学校指定服の仕様であるネコミミをピクピクさせながら、 「アワセール」で軽い媚薬効果を与えておいたキャンディーを舐め終わる頃合いに、 偽ネギは次の指示を発する。 「それでは、ゆーなさんから始めてくださーい。 ああ、そうそう、この名作の朗読に関する正しい作法はですね、 あー、そうそう、机の上に立って、脚は少し開き気味、 そんな感じでとにかく心を込めてこの文章を表現して読むのが、 この大いなる名作を朗読するに当たっての正しい作法なんですねー。 はいはーい、ではー、始めてくださーい」 「かたづけラッカー」を噴射しておいた「うそつ機」を装着しての偽ネギの嘘八百がバラまかれる中、 早速最初の犠牲者明石裕奈が本日の学校指定セーラー服の超ミニスカから そのピチピチ健康的なおみ足をほとんど丸出しにしながらテキストを開く。 「んー、いいよ、あげる…」 「あー、はいはいはい、気持ちを込めて情念を込めてろーどくして下さいねー。 これほどすばらしー作品に対して失礼と言うものですからー。 その辺の表現力がそのあんましあれですとですね、何しろこれだけの国民的大文学ですからー、 単位の方もちょーっと厳しくなっちゃいますよー」 「うーん、分かるんだけどさー、やっぱこーゆーのは経験がねー」 「そうそう、美砂ならとにかくねー」 「何よー」 「あーあー、続けてくださーい」 苦笑いして言った裕奈に続いて脱線を始める面々の中で偽ネギが慌てて軌道修正を掛ける。 「んー、……君なら…あ…げ…る…」 「いー感じですいー感じですー♪」 「はーい…そのふくよかな胸を…ああんっ… …でも……君なら…あんっ、そこああんっ…はああっ、ああっ、あんっ!?」 白いセーラーブラウスの上から、ふっくらと膨らんだ辺りに何かさわさわと心地よい刺激を受け、 裕奈の声のキーが飛び跳ね始める。 「はにゃっ?はあんっ、あうんっ♪」 “…さわさわーさわさわー♪…” 偽ネギが手にはめた「マジックハンド」の遠隔両手は、 少しの間、セーラーブラウスの上からそれでも十分な実りを堪能していた。 だが、ふわふわとちょっと頼りないぐらいにゆったり目の作りでありながら、 セーラーブラウスにしてはお臍もその上も大胆にカットされ、 裕奈ぐらいのすくすく発育だと丸っこいものが半ばまで偽ネギから見えそうになっている。 で、ある以上、そんなふわふわで大胆な布地の下にするりと滑り込み、 すべすべでぷるぷるでツヤツヤのピチピチ健康的な手触りに及ぶのは当然の事。 「アワセール」によって「触るだけで女をアヘアヘイカせる超絶女殺しテクニシャン機能付き」 とコールされた「マジックハンド」で白いセーラーをこんもり盛り上げる膨らみをさわさわされている以上、 段々と頬の赤みが濃くなる裕奈の朗読が、段々と真に迫っていくのも当然の成り行きだった。 「いいっ、ああっ、いいよだから来て、来て来てはあっ、 はああっ、いいっ、ああっ、いいっ、いいの、いいのおおはああああっっっ……… …嬉しい…」 「はーい、オッケーでーす」 偽ネギが言った時には、裕奈はだぶっとした布地の中でたっぷんと胸を揺らして下を向き、 はあはあと熱い息を吐いていた。 呼吸と共にふるふると質感を示している豊かな胸は、半ばシースルーの白布に包まれ、 緩んだ布地を乗っけてほとんど桃色に見える先端をぽつんと尖らせている。 「いやー、ゆーなさんやれば出来るじゃないですかー、皆さんもこーんな感じでお願いしますよー♪」 隣に来て言う偽ネギの言葉に、顔を下に向けていた裕奈がニッと真っ赤な頬の笑みを向け、 偽ネギは思わずゴクリと喉を鳴らす。 既に、むっちりパンパンに丸見えの太股には一筋二筋と何か透明なものがとろりと伝っていた。 “…やっぱ、かなわんわ、これ…” 痛感した偽ネギは、「ウルトラストップウォッチ」を取り出していた。   *  *  * 「あーあー、皆さんは気が付かなかったかも知れませんが、 村上夏美さんは急遽話せば長いながーい事情でちょっと別の所に行ってもらっていますので、 そーゆー訳で、さくさくねっとりこってりあつーい情念を込めて朗読続けてくださーい」 「はーい♪」 外見的にはお子ちゃまチビの偽ネギが隠れそうな教卓の後ろに立った偽ネギが言い、 朗読が再開される。 「…ふふっ、きれーに撮れてるでしょー、 これで君は僕の下僕だね。大丈夫、もっともっと、綺麗な所を全て、撮ってあげるよ、そう… ああっ、すごいっ、やっぱこーゆーのあああっ…」 「ああっ、なんという事でしょう。いや、しかし…ですが…その様な退廃的しかし肉体的… もっと深く、そうですもっと熱く、その奥深い…いいいいっああっそうですああっ!」 「…はーい、こちらも脱いでくださーい… ああっ、こんななってもうて…痛そうやなぁ、こちらのお世話も… …気持ちいーですかぁ…一杯出しましたねー、たまってたんやねずっと… 清潔な白衣の前を開き、その形のいい胸を… うちにも、うちにもその、うちにもぶっといお注射をああっ熱い熱いお注射お薬うちの中に一杯ぃ…」 「…恥ずかしい…でも…なんか段々気持ちよくなって…ああっ…段々私の中で熱くあっ、ああぁ…」 “…うんうん、段々気持ちよく気持ちよーくなるです、 そんな風に読むだけじゃたまらなくなるんですねーはい…” うんうん頷き、その予想通りに読み上げる声が段々熱く、 普段からはとても考えられない艶めかしく切羽詰まったものになるのを聞きながら、 偽ネギの視線は、既にユデダコの様に頬を染め、 テキストを目で追いながらぷるぷる震えている一人の美少女に向けられる。 “…ムププ…バカだwモノホンのバカだwwwww…” 「んんっ!むちゅっ、ちゅるっ、ちゅぷっ… すっごい濃かったねぇー、ふふっ、又大きくしてあげる。 ああーっ、いい感じぃ…入ってるぅ、おっきいのが○○○○入ってるぅ…」 “…いい感じっスよ、さっすがミサリン色っぺぇ…” 机の上で一人腰を振りながらよがり喘ぐ美砂の熱演を注視しながらニッと笑みを浮かべた偽ネギが 後ろ手にリモコンを操作すると、のどかの肩がひくっと跳ねる。 しかし、偽ネギの鋭い目は瞬時にその手加減を読み取り、決して到達はさせない。 クラスメイトの熱く激しい朗読を聞きながら、「アワセール」によって 強力媚薬と化した軟膏をこってり乗せたアダルトグッズであるパールローターを アダルトグッズとしての通常の使用箇所に挿入して絶妙な振動を受けているのである。 授業中でありクラスメイトの朗読である以上静聴しなければならないと言う 本屋としての矜持を保ちながら、何度もごくりと動く喉、ぷっくりと膨らんだ小鼻から漏れ続ける熱い息が 偽ネギのツボにハマリまくり何度も「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押させる。 “ビバ本屋腹イテ腹イテ腹イテエエエェェェェェェwwwww” 「…そう…いいのよ…」 「ん?」 爆笑から一時的に立ち直って時間停止を解除した偽ネギが、ふと机に立つ人影に視線を向ける。 「…ほら、もっと触っていいのよ…ここにこう…見たいんでしょう…」 「………」 「いいのよ、大丈夫。ほら、また大っきくしてあげる。だからもう一回ね、 ああっ、そう、そこ、そこをそうやってね、ああんっいいっ…」 「………」 「そうよぉそうっ、はああっ、いいっ、いいわあっいいっ、あんっ、はあああんんんんんっっっ… はあぁー…すごく、良かったよ…」 机の上で、ふーっと息を吐いた明日菜がテキストを目の前から下ろすのを見守っていた偽ネギが、 遠くにかみ殺す様な声を聞いて慌ててリモコンの出力を下げる。 その視線の先で、のどかが荒い息を吐いて机に突っ伏した。   *  *  * 「…そう、そこぉああっ、ええっ、いいええっああっへのこうちオソソにええわあっ…」 「ほら、もうこんなに…パンパンだ…ウホッ…アー…や、ら、な…」 「…ああっ、いけませんお嬢様…その様なはしたないああっ…」 “…っかしいなぁ、変なの混じってたか?ま、いっか、パルだし…” 伝統ある欧州某国方面の名称の黒い文庫本を中心に「雑誌づくりセット」で作り上げた テキストの製造過程を思い返しながら偽ネギは首を傾げるが、 その間にも、清純な乙女たちの唇から溢れるからこそ余りに退廃的で刺激的極まる朗読は続けられていく。 「…あらあら…うふふ…いいのよ、いっぱいちゅうちゅうして…はああんっ… どう?…大きくて柔らかい…さあ、熱いの挟んであげる…」 「…きゃるるぅぅーんっ…はにゃあぁーん…いいぃいいにゃいいよおっいいのおぉ…」   *  *  * 「あー、それではー、ご本の事なら彼女にお任せ ザベストオブ本屋宮崎のどか大先生に登壇の上魂の朗読をご披露いただきまーっすっ」 右腕をパーッと開く偽ネギの馬鹿乗り紹介と共にクラスメイトもわっと沸き、 偽ネギからローターの小康を許されて机に昇ったのどかが 汗みずくの真っ赤な顔のまま四方にぺこぺこ頭を下げ、こほんと小さく咳をしてテキストに目を落とす。 「オオーッ!チ○○チ○○チ○○チ○○チ○○オオォォォーーーーーーーッッッッッ!!!」 「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押した偽ネギは、 ドンドンと床を叩いて悶絶してから気を取り直して「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押した。   *  *  * 「…本当はエロエロな私は、毎晩、自分の指で… 大胆に、裸になって、おっぱいさわさわ、○○○○○をくりくり… ああっ、あの人、あの人の逞しい腕に抱かれて、逞しい○○○でこんなエッチな○○○○を ぶち抜かれるのを想像するだけで私、イッちゃいそう… そう、ああっ、段々○○○○からぬるぬるがこんなエッチな指に… ああっ、こんなぷっくり硬くなって、触る度にびくびくしちゃうぅ… はあぁ…ああっ…あんっ、ああっ…私ぃ私あなたでこんなエッチな…ああ、想像するだけで… ああ…ああんっ、あんっ、ああっ指がもう止まらな…こんなぬるぬるピクピク… あっ、ああっ、はああぁぁーーーーー………」 “…すげぇ…これは…本物だ…” それは、聞き入りながらビクッと肩を震わせた偽ネギだけの感想ではなかった。 いつしか、クラス全員、しんと静まり返りぽっと頬を染めて静かに聞き入る。 その中には、素で響くものを心に持つ乙女の姿もあった。 前髪の間から潤んだ瞳を覗かせ、ふーっと熱い吐息を漏らして一息ついたのどかが、 やたら細かい字で記された続きの朗読を開始する。 「…ついにその時はやって来たのです… …ああっ、そこ、ああそこっ、そこそのおマメ、ああっ、 おっぱいむにゅむにゅおマメぺろぺろはあああんんんっ…」 「ウルトラストップウォッチ」のスイッチを押した偽ネギは、 ドンドンと床を叩いて悶絶してから気を取り直してつかつかとのどかの側に近づいてから 「ウルトラストップウォッチ」を押し、同時に、のどかの机周辺以外が静止同然に見える様に 「きょうじき」を発動させた。 「あーあー、のどかさん、ここからいよいよクライマックスです。 読み終わるまでですね…」   *  *  * 「あー、多少変な格好に見えるかも知れませんが、 これぞ本屋流由緒ある朗読スタイルですので、 それ以上の意味はありませんのでその辺は気にしないで下さいねー」 既にのどかの机の周辺も教室の他の場所と同じ時間進行となっている3‐Aの教室で、 「うそつ機」を装着した偽ネギが言うが、 皆も偽ネギも、そんな些細な事にこだわっていられる状況ではなかった。 「はあぁ…私……今あの人に抱かれて… ああっ…その、硬いのが私の中にああっ、動いてああっ、ああ…いい…嬉しい… 急転直下、いつしか、突如襲った悲劇により、薄幸の美少女は飢え切った獣みたいなビンビンの三十人の… 何回も何回も全身を犯され恥ずかしい写真もビデオもいっぱいいっぱい撮られ、ああっ、私はもう… 何回も何回も、ああっ、いっぱいいっぱい、私、イッちゃいました。 ひへへへ、おとなしーフリしてこう言うのが大好きなんだろ。 ほら、言ってみろほらっ。 ああっ、○○○好き、○○○大好きぃ ああっ、こんな…なのに私のこの淫乱な体はあぁ… むちゅっ、ちゅるっ、ちゅるるっ、むんんんっ…おいふい、○○○おいふい… ぷはあぁ…美味しい、あっついチ○○ミルクドロドロ一杯お口にごっくん濃いのぉ… ああぁ逞しい○○○ぉ、ぶっとい逞しいビキビキ○○○を、○○○○に、 ……の濡れ濡れびしょびしょに濡れそぼった淫乱○○○○にズッコンバッコンぶち込んで下さいませぇっ。 はあっ、はああっ、ああっ、入ってる、熱い、おっきぃ○○○が……の○○○○、 ……の淫乱○○○○に入ってるうぅ… ああっ、いいっ、いいですっ、○○○いい、逞しい○○○がズブズブいいすっごくいいっ!! 又、又イク又いくいくいくううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ おおおおおっ、いいっ、ズンズン○○○いいっ、 ○○○○に濡れ濡れ○○○○におっきいのがいっぱいぃいぃいーーーーーーーーー。 チ○○チ○○チ○○がいっぱあぃ、一杯何回もズコズコぶち込んでぇ、 チ○○チ○○チ○○チ○○チ○○オオォォォーーーーーーーッッッッッ!!! あっ、はああっ、ああっイクッああっいくっいくうううああいぐいぐいぐうはああああっっっっっ!!!!! はああぁぁはほおぉおぉーーーーーーーーーー………」 机の縁から床へとバタバタと音を立てて滴り、 偽ネギに言われるまま、左手でテキストを持ちながら右手はスカートの中に入れ、 溢れた蜜を十分馴染ませた指で一点集中すりすりクリクリしていたのどかは ガクッと首を前に垂れ、バサッとテキストを持った左手を垂らしてくたっと机の上に座り込んだ。 「あー、さすがザクイーンオブ本屋ちゃんちょっち入り込みすぎてトランスいっちゃったみたいですねー」 出力を最高値に上げたリモコンを静止まで下げた偽ネギがスタスタとのどかに近づき、 のどかの真っ赤な柔らかほっぺをぺちぺちして言った。 「うわぁー、おんぶですぅ」 「ネギ君、いいなぁ」 そして、ひょいとのどかをおんぶすると、 さり気なく「きょうじき」で一度教室内の時間進行を元に戻してから、 他の場所で一日が経過してものどかの机の周囲では一分しか経過しない様に机の時間を調整する。 「あーあー、取りあえず自習です。のどかさん以外の皆さんは着席して、 ぼそぼそとそのテキストを読んでいて下さい。 それじゃー僕ちょっと保健室行って来ますんで」 「はーい♪」 ---- [[次話へ進む>黒ネギ某一日/第12話]] [[小説保管庫へ戻る>小説保管庫]]

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