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ヨリドラ~魅惑の四次元遊戯~第一話 Emblem of Hierarchy ◆ranzotnMc.さん 次の日、正義は京香を放課後の誰もいない教室に呼び出した。 待ち合わせ時間より早く来ていた正義は、京香が教室に入ってくるのを確認すると恭しく頭を下げた。 「本日は、私などのために貴重な時間を割いていただき、誠に有難うございます。」 「ふふん、全くよ。あんたみたいな虫けらにも広い心で接してやる私に感謝することね。」 持ち上げられれば簡単に気を良くする、ある意味扱いやすい性格ではある。 「……で、何かしら?私に話って。どうしてもというのなら、聞いて差し上げても宜しくてよ。」 完全に正義を見下した、高圧的な様子で聞いてくる。 だが正義は不快なそぶりなど微塵も見せず、丁寧な口調で答えた。 「では僭越ながら申し上げますと……京香様に私の奴隷になって戴きたく存じます。」 ――――暫し、二人の間に沈黙が流れた。 先に口を開いたのは京香だった。 「……聞き間違いかしら?私に奴隷になって欲しいといったように聞こえたけれど。 奴隷にしてください、の間違いではなくて?」 「聞き間違いなどではございませんよ、京香様には私の奴隷になっていただきます ――――従順な性奴隷にね。」 それを聞いた京香は軽く鼻で笑った。 「……笑えない冗談ですわね。そう言うことでしたら残念ですけどお断りさせて頂くわ。 それと……明日からまともな学園生活が送れるとは思わないことね。」 そう言って扉の方に振り向き帰り始めたとき、正義に後ろから背中を軽く叩かれるのを感じた。 京香は鬱陶しそうに正義の手を振り払った。 「しつこい男ですわね。話が終わったならそろそろ帰らせてもらえないかしら?」 「そうはいきませんよ京香様。そうですね、まずは……私の前で四つんばいになって戴けますか?」 「ふざけるのもいいかげんに……えっ!?」 そこまで言ったとき、京香は思わず信じられないといった表情を見せた。 身体が自分の意思に反して正義の方に向き直り、何かの力に屈するかのように 膝と掌を教室の床についたのだ。 &color(blue){階級ワッペン}。 大将から二等兵まで17種類の階級を示すワッペンからなり、そのワッペンを貼られた者は 自分より上の階級のワッペンを持つ者の命令には逆らえない。なお、貼ったワッペンをはがせるのは 大将だけである。 「おや、どうしました京香様、お帰りになるのではなかったのですか?」 正義は小馬鹿にしたように聞いた。足元に跪いている京香の背中には二等兵のワッペンが貼られている。 「くっ……一体、私に何をしたの……!」 京香はどうにかして再び立ちあがろうともがくが、膝も掌もまるで床に貼りついたかのように動かない。 そんな京香を見下ろしながら、正義はさらに言葉を続けた。 「いい格好ですね京香様……じゃあ次は、フェラチオでもして戴きましょうか。」 四つん這いになった京香は、その言葉を聞いてキッと正義を睨み付ける。 「そんなことできるわけ……!」 だが、その台詞を言い終えないうちに、京香の両手は勝手に床から離れ 正義のズボンのチャックを下げ始めていた。 「そうそう、言うまでも無いとは思いますが、絶対に歯を立てたりしないで下さいよ。」 「こんなことをして、ただで済むと思っ……んーっ!」 言葉とは裏腹に、京香はズボンの中から正義のものを取り出すと、優しく口に頬張り始めた。 「何を言ってるんですか京香様、京香様が自分の意思でなさっているのでしょう? 嫌だったらさっさとお帰りになればいいじゃないですか。」 (違うわよ!これは身体が勝手に……) 涙を目に浮かべながら必死で否定しようとするが、正義のものを頬張っている口は なお一層激しい動きで淫らな刺激を与えつづける。 「なかなか上手じゃないですか……。本当はもう少し楽しみたいのですが、 私もそろそろ限界です。口の中に出しますのでこぼさずに全部飲んでくださいね。」 言うが早いか、京香の口の中に熱く迸る正義の精が放たれる。 命令された通りにそのすべてを飲み干した京香に対して、正義は言い放つ。 「さてと……今日の所はこれくらいにしておきましょう。 明日からもたっぷりと奉仕してもらいますよ……京香様に従順な奴隷になって戴くまでね。」 京香は、床に力無くへたり込み、肩で息をしながらうなだれることしかできなかった。 (第二話につづく) [[第二話へ進む>ヨリドラ~魅惑の四次元遊戯~第二話]] [[プロローグへ戻る>ヨリドラ~魅惑の四次元遊戯~プロローグ]] [[前に戻る>その他の作者の方々]]

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