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キチくもん 鬼作と四次元ポケット ~第1話 オープニング~ 鬼作ファンさんさん 「・・・なんだこれは?」 鬼作は臭作が死んだことにより自分の時代が来たことを知り 寮の管理人を募集している杉本製薬の面接会場に向かっている途中だった。 もちろん鬼作の目的は単に仕事に就くためではない、獲物を探し 肉壺を手に入れ、鬼作の兄である遺作、臭作ら伊頭家の面々が成し遂げられなかった 美学を極めるという崇高な目的のためであった。 その肉壺をゲッチュ~するためあらゆることを見逃さない鋭い鬼作の目にポケットらしき物が目に入った。 鬼作は何故かそのポケットに見入った。 どこかで見たことがあるが思い出せない。 鬼作は思い出そうとすればするほど思い出せないことに段々とイライラし始めた。 ふと気がつくとかなり時間がたっていた。 「・・・とりあえずもらっとくか。」 鬼作は後で思い出すことにしてポケットらしき物を懐に入れ面接会場に向かうことにした。 鬼作はこの時点ではまだ気づいていなかった。 使いようによっては善にも悪にもなる最強の力を持つポケットを手に入れたことに・・・。 鬼作は面接会場のすぐ側にある映画の看板に見入った。 誰もが知っている駄目な少年を助けるべく未来からやってきた一見タヌキに見える猫型ロボットが 駄目な少年とその仲間達と共に活躍するアニメの最新映画の宣伝だが鬼作は別にそのアニメ映画に興味はない。 むしろ鬼畜モンである鬼作にとって相容れぬ存在だと思っていた程だ。 では何故鬼作は見入ったのか。 答は簡単、その猫型ロボットが付けているポケットがさっき鬼作が手に入れた物とそっくりだったからだ。 鬼作は驚愕の表情を浮かべながらとりあえずポピュラーな道具を取り出してみることにした。 懐に入れた&color(blue){四次元ポケット}を取り出し道具を取り出すべく手を入れた。 &color(blue){四次元ポケット}の中から出てきた物は鬼作が取り出そうとした道具に間違いなかった。 「ま、間違いねぇ&color(blue){『タケコプター』}だ・・・」 鬼作は&color(blue){『タケコプター』}を頭に付けて使ってみた。 鬼作は空を飛んでいた。 「間違いなくオレは空を飛んでやがるぜ・・・」 鬼作はほんの一瞬だが無邪気な子供時代に戻っていた。 鬼作はそれほどの衝撃を受けていたのだ。 地面に降りて&color(blue){『タケコプター』}を&color(blue){四次元ポケット}にしまうと鬼作は凶悪な笑みを浮かべた。 「こいつはすげぇもんを手に入れたぜ・・・鬼畜道の神様がオレに贈り物をしてくれたようだな・・・」 鬼作はさっそく&color(blue){四次元ポケット}から&color(blue){『タンマウォッチ』}を取り出し時間を止めると悠々と面接会場に向かった。 [[前に戻る>その他の作者の方々]]
キチくもん 鬼作と四次元ポケット ~第1話 オープニング~ 鬼作ファンさん 「・・・なんだこれは?」 鬼作は臭作が死んだことにより自分の時代が来たことを知り 寮の管理人を募集している杉本製薬の面接会場に向かっている途中だった。 もちろん鬼作の目的は単に仕事に就くためではない、獲物を探し 肉壺を手に入れ、鬼作の兄である遺作、臭作ら伊頭家の面々が成し遂げられなかった 美学を極めるという崇高な目的のためであった。 その肉壺をゲッチュ~するためあらゆることを見逃さない鋭い鬼作の目にポケットらしき物が目に入った。 鬼作は何故かそのポケットに見入った。 どこかで見たことがあるが思い出せない。 鬼作は思い出そうとすればするほど思い出せないことに段々とイライラし始めた。 ふと気がつくとかなり時間がたっていた。 「・・・とりあえずもらっとくか。」 鬼作は後で思い出すことにしてポケットらしき物を懐に入れ面接会場に向かうことにした。 鬼作はこの時点ではまだ気づいていなかった。 使いようによっては善にも悪にもなる最強の力を持つポケットを手に入れたことに・・・。 鬼作は面接会場のすぐ側にある映画の看板に見入った。 誰もが知っている駄目な少年を助けるべく未来からやってきた一見タヌキに見える猫型ロボットが 駄目な少年とその仲間達と共に活躍するアニメの最新映画の宣伝だが鬼作は別にそのアニメ映画に興味はない。 むしろ鬼畜モンである鬼作にとって相容れぬ存在だと思っていた程だ。 では何故鬼作は見入ったのか。 答は簡単、その猫型ロボットが付けているポケットがさっき鬼作が手に入れた物とそっくりだったからだ。 鬼作は驚愕の表情を浮かべながらとりあえずポピュラーな道具を取り出してみることにした。 懐に入れた&color(blue){四次元ポケット}を取り出し道具を取り出すべく手を入れた。 &color(blue){四次元ポケット}の中から出てきた物は鬼作が取り出そうとした道具に間違いなかった。 「ま、間違いねぇ&color(blue){『タケコプター』}だ・・・」 鬼作は&color(blue){『タケコプター』}を頭に付けて使ってみた。 鬼作は空を飛んでいた。 「間違いなくオレは空を飛んでやがるぜ・・・」 鬼作はほんの一瞬だが無邪気な子供時代に戻っていた。 鬼作はそれほどの衝撃を受けていたのだ。 地面に降りて&color(blue){『タケコプター』}を&color(blue){四次元ポケット}にしまうと鬼作は凶悪な笑みを浮かべた。 「こいつはすげぇもんを手に入れたぜ・・・鬼畜道の神様がオレに贈り物をしてくれたようだな・・・」 鬼作はさっそく&color(blue){四次元ポケット}から&color(blue){『タンマウォッチ』}を取り出し時間を止めると悠々と面接会場に向かった。 [[前に戻る>その他の作者の方々]]

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