「第11話 『陰の正体』」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

第11話 『陰の正体』」(2007/08/20 (月) 13:49:17) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

.------------------------------ 第11話 「陰の正体」 時間は少し…ほんの少しだけ、さかのぼる… ドボボボボ… バシャァッ… 陰は小笹の体にタオルを巻き、浴室へ足を踏み入れた。 浴槽にぬるめの湯が流し込まれる一方で、たらいに湯を汲み、小笹の体にかける。 陰「………」 タオルをたらいの湯につけ、絞り、小笹の体を拭いてやる。 ふと、脚のあたりを拭こうとしたところで、手の動きが止まる。 陰(そういえばさっき、糞便が小笹さんの足にも飛び散っていたはず…) タオルを秘部が見えるか見えないかの所までめくり上げ、また手の動きが止まる。 陰(決して変な事じゃない。目が覚めたときに気持ち悪いとかわいそうだから、拭くだけだ。)  (いや、決して彼女の(ピー)が見たいからではなく、そう、足を拭くだけだ。) 小笹の体に湯をかけながら、タオルで足に付いた便を拭き取る。 陰(ああ、そういえば便は当然 尻から出るわけで…)  (ということは、尻も拭かないといけないわけで…)  (でももう浴場に来た以上、トイレットペーパーを持ってくるわけにもいかないわけで…)  (小笹さんも意識を失ってる以上、彼女に「ふいて」などと言えるわけもなく…)  (これから(体を温めるために)風呂へ入ろうってんだから、尻だけじゃなく、なるべく肛門も拭いたほうがいいわけで…)  (肛門と言えば主は女性のそこばかりを狙って責める変態的趣味の持ち主のような気がするのは気のせいだろうか…)  (いや、多分間違ってないだろうな…だが、それを注意できないのが創造物の悲しい性か…) などと考えていると、小笹が寝言をつぶやく。 小笹「…やめて…嫌…もう…いやなの…やめて…」 途端に、先程の光景が頭をよぎる。 ブリッジさせられる小笹…肛門に突き刺した自分の指…指を刺している位置関係の都合上、 ブリッジしている彼女の秘部をまっすぐに見てしまった事…そしてつい目線を離せず、まじ まじと見つめ、よ~くの脳裏に刷り込んでしまったこと… つーっ… 陰「ぬわっ!? 今頃鼻血がっ!!」 慌てて上を向き、浴場の外に出て、ティッシュを探し、鼻へ突っ込む。 陰(ふぅ~…とりあえず、後で鼻血止めの薬でも探すか…そんな薬無くても、『グロウ一号 』に頼めば作ってもらえるかも知れない…) ビンビンになっているモノをタオルで隠し、再び浴場へ戻った。 なお、『グロウ一号』とは何者かは…後で教えます。 床に転がっている小笹へ、慌てて、でも転ばないように歩いて近づく。 とりあえずもう一度お湯をかけて暖めてやり、意を決し、彼女のタオルを捲り上げる!! まず、茂みに覆われた女体の秘境が目に入った。 陰「……ぶおっ!!」 慌てて目をそらし、しかしチラチラと見、慌てて太股に付いた汚れをふき取る。 次に、顔に負担がかからないように彼女の体をひっくりかえし、後ろから太股に付いた汚れ を拭き取り、尻の割れ目、そして肛門を軽く拭き取る。 小笹「……うっ…」(意識は戻ってない) 陰「(小声で)…あぁっすいませんすいませんすいません…」 ふきふきふき… しばらく後、何とか汚れを取り終わる。 ちょうどこのあたりの時間が前回、朝美が排便した時間である。 陰「…はぁ…はぁ…はぁ…何故か疲れてしまった…」 陰はぐったりとしながら拭き取ったタオルを(置いてあった四次元くずかごへ)捨てると、小 笹の体を優しく抱き上げ、バスタオルで巻き、浴槽に入っていった。 ……… 小笹「…う…ん…」 小さく、小笹が呻く。だが、まだ目は覚まさない。 陰「…そう…まだ、今は眠っていていい…せめて、主が帰るまでは…ゆっくり休むといい……」 そう呟くと、おそるおそる小笹の頭を撫で、 陰「ごめんなさい…僕には何もできませんでした…」 涙を流し、彼女の体を抱きしめた。 ……… 一方その頃… 俺は校門からデパートへ向い、朝美に高級下着を着させてやった。 左右が逆だが、こういう世界でこそフエルミラーが真価を発揮した。調子に乗って数着コピーした。 朝美には高級な下着よりも地味な安物のほうが似合う気がするが…高級品だろうが安物だろ うが、どうせすぐに汁まみれになって俺に没収されるのだから関係ない。 その後、スーパーへ行き、牛乳と酢と唐辛子とコーラとスプライトを大量に買った。 鏡の世界だから当然強奪同然だ。 スプライトを浣腸器に注ぎ込み、その中に酢を少しと砕いた唐辛子を混ぜる。 そして無論、朝美の中に流し込む。 「ほら朝美、お前の大好きな浣腸をしてやる。ひざを伸ばし、ケツをあげろ。」 朝美「はい…お願いします…」 朝美は言われたとおりにひざを立てる。俺は下着をずらし、浣腸器をアナルにあてがう。 つぷ… チュウウウウウ… 朝美「あ…はあがぁぁっ!?(ガクッ!) い、痛いですご主人さまぁ!!」 すべて注ぎ終わる前に、朝美はガクッとひざを折り、肛門が嘴口から離れる。 「こらっ!(パァン!) まだ終わっ(ブバァーーーーッ……)」 「まだ終わってないんだぞ」と言うより早く、叩かれた衝撃で朝美は早々に脱糞してしまっ た。よほど唐辛子と酢が効いたようだ。 とりあえず糞まみれになった下着を脱がせ、尻を拭いてやり、新しい下着をはかせ、 「コラ、早く起きろ!!(パァン!!)」 朝美の尻を叩き、無理矢理起こして再び浣腸器を突っ込む。 ずぶっ! 朝美「はあぁごしゅじんさま…お願いします…痛いんです…」 「お願い? 俺に何を願うんだ?」 朝美「ああ…お願いします…お願いします…」 恐らく、痛みから逃れるために無意識の内に言葉が出たのだろう。 だが、遠慮する必要はない。何かあっても、『タイムふろしき』ならば大抵のことは修正で きるし、死者蘇生とて出来る。…すごいなー、ほんとに。 「ほら、早くケツ上げろ。」 朝美「ああ…」 「抵抗するか? もうお前のケツ穴いじってやんないぞ?」 朝美「ああっ、ごめんなさい、お許しください!」 俺の言葉に反応して、即座に、ふらつきながら朝美はケツを高々と上げる。なんとなく、先 程のように人差し指を突っ込んでみる。 ずぶっ… 朝美「ああっ…」 朝美が気持ちよさそうな声を上げる。 ずっ… すぐに指を抜き、改めて浣腸を流し込む。 朝美「ああぁぁ…はがあぁーーーーーーっっ!!」 苦しみのあまり、朝美は頭を地面に押しつけ、何とかケツの位置を保っている。 チューーーーッ… やがて、浣腸器が空になる。 朝美「はひぃ…ひぃ…」 朝美は苦しそうに息を小刻みに吐き出す。 「さて、それとこれはさっき勝手に垂れ流した罰だ。」 新たにコーラと砕いた唐辛子と、先程の倍の量の酢を混ぜたものを浣腸器に用意した。 朝美「は…はひ……」 朝美はガタガタ震えながら、再び俺の方に尻を向ける。 ずぶ… チューーーーーッ… 朝美「ああ…あ…かっ…はっ…」 汗と涙と鼻水とよだれをたらしながらも、朝美はなんとかエセ浣腸液を飲みきった。 「………汚ェ顔だな。見るに耐えないから拭いてやるよ。ほら、顔を上げな。」 朝美「あ…も、申し訳ございません…ぐしっ……」 顔を蒸しタオルで丹念に拭いてやった。すると少し嬉しそうな顔をしたので、意地悪を追加 することにした。 グイッと鎖を引き、歩き出す。 「ほれ、行くぞ。ちゃんと膝を立てて、四つんばいになって着いて来いよ。尻栓はしないが、漏らしたらお仕置きだからな。」 朝美「あぁ…そんな…」 そういいつつも、朝美は命令を忠実にこなしつつ、腹をゴロゴロと鳴らし、肌を紅くさせ、 額に汗しながらふらふらとした足取りで俺についてくる。 そして俺達は、公園へ向った。 …………… 少しずつ、湯の温度を上げる。 小笹の顔には、血色が戻っている。 陰「よかった…」 だが、いつまでもこうしているわけには行かない。 ある程度 体が温まったことを確認すると、浴槽から出て、脱衣所に向おうとする。 ツルッ… 陰「うおっ!?」 ドテン! 陰は足を滑らせ…小笹を抱きしめたまま、湯船に長時間座り続けた のが原因だ…転んでしまった。 後頭部を片手でかばいつつも、一瞬で小笹が自分の上にくるような体勢にし、倒れる。 陰「いつつつ…そういえばこういう風に死ぬ人は結構いるって話だっけ…危なかったぁ~…」 …むにゅ! 陰「!!?」 顔を上げると、なんと小笹の胸に顔をうずめてしまった。倒れた時に位置がずれてしまったらしい。 陰「はわわわ……そ、そうだ小笹さんに怪我は?」 陰は慌てて立ち上がり、傷がついていそうな場所…小笹の顔や肘を見る。 陰「ふう…無傷、か。よかった………!!」 倒れた時にタオルが外れたらしい。小笹の胸が完全に露出していた。 そう、世に言うポロリ、である。 現在、彼女の胸が眼前にある。 ……ゴクリ… 思わず、唾を飲み込む。次の瞬間、 チュパッ… その乳首に吸い付いた。 チュパッ…チュパッ…チュッ… 噛むでもなく、痕をつける目的があるでもなく、ただ、右と左を交互に、一心不乱に 吸い続ける。ピアッシングされている金具が邪魔だが、気にせず吸い続ける。 チュパッ…チュパッ…チュッ…チューッ… 陰「ハァ…ハァ…」 何か、懐かしいような気分になる。 そんなわけが、ないのに。 小笹「うう…ん…」 !! 小笹の声を聞き、我に返ると慌てて頭を左右に振る。 ブルブルブルブル… 何を考えてるんだ、僕は! あの感覚は何だったのであろうか。 懐かしいような感覚は。 ……… その頃、俺は公園に着いていた。 えーと、お目当てのものは…と。…あった。 朝美「ああーーもう我慢できない!! お願いしますご主人様、そこの植え込みでいいです からこの雌豚にうんこをさせてくださいーーー!!」 …まったく…これからさせてやろうと思っていたのに… あ、そうだ。改造した『やかんレコーダー』とビデオカメラとかを用意して…と。 「なにが、したいって?もっと大きな声で言ってごらん。」 朝美「はい!!どうかこの雌豚にうんこをさせてください!!」 「誰が、何をしたいって?」 朝美「どうかこの雌豚の朝美にうんこをさせてくださいーっ!!」 「もっと詳しく言ってみな!!」 朝美「どうかこのご主人様の雌豚の朝美に動物のようにうんちさせてくださいぃーーっ!!」 「あぁ? 尻奴隷で変態で雌豚の朝美はどこで何をしたいんだ?」 朝美「ああっご主人様の尻奴隷で変態雌豚の朝美は犬のようにそこの植え込みでうんこを ぶちまけたいんですぅーーーっ!!」 「ふーん…」 俺は今までの光景をすべてカメラに撮り、会話をすべて改造ヤカンレコーダーで録音して朝 美の声だけを取り出した。 朝美「お願いですご主人様、朝美にうんこさせてくださいーーーっ!!」 チッ、撮り逃しちまったじゃねぇか。それほど重要な台詞でも無ぇが、なんか損した気分だ。 「もう一度言え!!」 朝美「お願いですご主人様、朝美にうんこさせてくださいぃーーーっ!!」 「よし、だがそこでは駄目だ。こっちに来い。」 朝美「したいっ! うんちがしたいんです!! お願いします、狂いそうなんですぅぅ!!」 「…お前が狂いそうなのは一週間もクリをむき出しにして感じっぱなしだったのと長いこと ケツをいじってもらえなかったからだろ。クソしただけでイクんじゃねぇのか?」 言いながら、俺は歩き出した。公園の水道の近くにある、砂場へと。 ……… 彼に母は存在しない。死んだのではない。始めから存在しないのだ。 それゆえ、生まれてこのかた女性の乳房に口をつけたことなど、ない。 哺乳瓶を使ったこともない。 彼の記憶は液体の中から始まる。 薬物投与によって栄養を与えられ、普通の食事は体が作られた後に食べるようになった。 彼に与えられた薬物の名は通常、耳にするようなものではなかったし、その種類も豊富だっ た。彼が覚えている薬剤名は、今となっては『アットグングン』と『成長促進剤』ぐらいの ものだ。 「『時間貯金箱』に貯めた時間を下ろす」と、主が言っていたことを覚えている。 意味はよくわからなかったが、どうやら自分を成長させるために行った行動だったらしい。 主の目的は研究であった。 どうやら自分の…いや、正確には自分のオリジナルの…体液には特定の女性達が持つ『超能 力』を増幅させる効果があるらしい。その女性達を襲うための、おびき出す『エサ』として 、体液が必要だった。自分はその体液を作るための『道具』として育てられた。 だが、主の部下としての役割もあったので、いくつかの道具を貸してくれることもあった。 気まぐれな造物主だ、とは思っていても口にはしなかった。 …自分は、どこかの誰かのクローンだった。 自分を作った装置の名は、『クローン培養機』といった。 自分のオリジナルの名は、八房陽といった。 ゆえに自分は、裏房陰と名づけられた。 陰は脱衣所へ行き、小笹に服を着させる。当然、厚手の服だ。 それから自分も服を着て、厚手の上着を着用する。 そして、彼女を背負い、毛布で自分達をくるみ、かべ紙ハウスを出る。(これらの服や毛布 は鏡の世界のデパートからただで買ってきたものである) そして、入りこみ鏡(ミラー)をくぐり、鏡の世界から抜け出す。 行き先は…アジトの、『教育係』のもと。 ……… ん…? 陰の映像が途切れた…? 俺の眼鏡はのぞき系の道具と融合させている。 その眼鏡に映像が入ってこないということは…通信の届かない場所へ行った? しまったな…『映像があること』自体は目の端で捕らえていたが、内容はよく見てなかった からな……しかし、一体どこへ… 道具の通信が届かない場所…この道具は世界のどこでも覗けるはずだから… 異世界? ああ、元の世界に帰ったのか。 しかし俺の命令を無視して勝手に帰るとは…さて、どうしようかな… などと考えつつ、俺は『らくらくシャベル』で砂場に穴を掘る。 「ほら朝美、お前のために穴を掘ってやったぞ。そこのカメラに顔を向けて、穴の中に出し なさい。」 朝美「はいぃぃ!!」 ブバーーーーーッ… 朝美「ひいいぃいいいい!! イっちゃうぅぅぅ!! ああぁぁぁぁっ!!」 「うわコイツ、ホントにクソでイキやがった。」 朝美「ああぁぁご主人さまぁぁぁ! 早く、はやくお尻にくださいぃぃぃ!!」 「よーし、次はお前をひっくり返してケツに蛇口突っ込んで腸内がきれいになるまで注いで やるからなー。」 朝美「ああ! そんなあぁ!!」 ……… ずっと、自分は道具なのだと思っていた。 もしかすると彼女を落としたら、あるいは飽きるまで能力者たちを堕としたら、自分の利用価値はなくなるだろう。 自分はその後、主に『始末』される運命にあるのだろう。 そのことに、まったく疑問を抱かなかった。そのように躾けられてきた。 だが、今は。 彼女が悲鳴を上げると、苦しくて、気が狂いそうになった。 彼女が涙を流すと、悲しくなり、見ているだけの自分が悔しくなった。 彼女のことを思うと、胸が締め付けられるようだった。 だが、主は言った。 「…だが、こいつにいらん哀れみをかけ、逃がしたりしたら…貴様を拷問にかけてから殺す。」(第七話より抜粋) その言葉を思い出すと、とても苦しかった。 小笹は自分の初めて会った能力者だった。もしかしたら、主は自分の知らないところで既に 能力者を襲っているかもしれない。 だが、見知らぬ少女が襲われることには何も感じないのに、彼女だけは守りたくなった。 陰「…なあ、グロウ一号。これは、恋というものなのだろうか?」 彼はコンピューターに語りかけた。 グロウ一号。彼を育てるために作られた機械。グロウ一号によって彼は成長させられ、主に 対する忠誠心を生まれたときから刷り込まれた。 グロウ一号「……貴方の意思は主に対する造反の意思アリと判断できます。よって、武力で排除、後に主に報告します。」 グロウ一号があまりに安直な結論を出す。 陰「普通、逆だろうが!!」 影が叫んだ直後、グロウ一号から触手のようにコードが伸びる。 陰は慌てず、主から借りていた『ニンニン修行セット』の巻物を使い、いかにも強そうな 『鬼』に変身すると、爪を立て、すばやい動きで触手を裂き、グロウ一号のメイン回路を貫いた。 ドカァーーーーーン!! そのまま、コンピューターは爆発し… 小笹「何っ!? なんですの!?」 小笹が、目を覚ました。 [[次話に進む>第12話 『何の脈絡もなく新キャラ登場』]] [[戻る>鱸さん]] [[小説保管庫に戻る>小説保管庫]]

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: